「さって、今週末は何食べたい?」という答えがエッグ・タルトだったんだけど、帰宅して気がついたのは丑の日だということで、鰻にしたわけだ。鰻はスーパーの蒲焼きにしたのしか手に入らないわけで、こいつはたいてい固くなっちゃっている。ただ電子レンジで温めるよりちと工夫した方がいい。表面のたれを洗い落とし、ほうじ茶(烏龍茶でもいい)で炊いて、水気を切り、アルミ箔に乗せて日本酒を振ってオーブントースターでいいから数分焼くのね。これを温かいご飯の上に乗せて、別途のタレをかければ、うな重・うな丼になるわけだ。しっぽのほうは細いのでそのまま丼に乗せない。これは別途使うのだ。
しっぽ部分を使って鰻巻きというわけだ。

溶き卵(3ケ)にだし60 mlと醤油と砂糖をそれぞれ小さじ1くらいを混ぜる。よくまぜないと、写真のように白身が分離しちゃう。鰻のしっぽ部分を卵焼き器の幅にあわせて切って、縦半分に切って四角になるように並べればいい。あとは普通の厚焼き玉子のように焼けばいい。最初、うまく巻けずグチャクチャになっても構わずどんどん巻いていけば、最後はそれなりの形になるよ。
BPOの裁定があるようだ
放送倫理・番組向上機構(BPO: Broadcasting Ethics & Program Improvement Organization)に小保方氏側がNHKが2014年7月27日に『NHKスペシャル』で放送した特集「調査報告 STAP細胞 不正の深層」について人権侵害があったと訴え、その審議の結果がそろそろ出るらしいので、「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会(木星こと上田が主催するブログ)」や「理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問」などのいわゆる小保方擁護グループのブログが賑わっている。
STAP細胞はその科学的根拠がすでに失われて久しいわけで、小保方氏擁護派としては、論文が捏造であったということを覆すことができないので、擁護を続けるための攻撃の矛先を、若山氏(小保方氏が嘘をついていないとすると若山氏しかいないから、あるいは「あの日」の若山氏に対する記述を頭から信じているから)あるいは、初め褒め称え、後にけなしたマスコミに持っていくしかないのだ。
NHKの番組についてBPOが人権侵害があった等の判定を仮に下しても、STAP細胞論文を捏造したという事実にはなんの変化もないわけで、ES細胞を使ったのは、桂委員会はその立場上、直接証拠がないから誰だと明言しなかったのだが、擁護派以外の人は(ひょっとしたら擁護派の一部の人でも)誰だかわかっているわけだ。
多分BPOはNHKの行為についてなんらかの否定的コメントをするだろう。擁護派は大喜びで大騒ぎするだろう。しかし、だからといってSTAP細胞が肯定されるわけではないし、小保方氏の博士号が回復するわけではない。仮に小保方氏の人権が回復されたとしても、小保方氏の研究者としての命は終わったに等しく、擁護派の方々はどうしてほしいのだろうか?まさか本当に小保方氏にSTAP細胞を作って欲しいのだろうか?有効数字もわかっていない、モル濃度計算もできない、そして自分自身でも再現できないプロトコルを発表する人に、仮に資金と場所を提供したら作れると思っているんだろうか?
擁護に走ったのでいまさら止められないとしても、いい加減なご都合発言をしたり(武田邦彦)、デマをとばしたり(上田、大宅なんちゃら、湯之上隆)するのは止めてもらいたいですな。まともな研究者はSTAP細胞のことなどすでに歯牙にもかけていないわけですが、こういうインチキどもがうるさいので、最近は「「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会」というブログが頑張っていますね。こいうブログを建てざるを得ないと現役の研究者にに思わせることが、日本の研究者の足をひっぱっていることになるんだよな。
Mailman と Gmail の相性
Mailman(メーリングリスト)経由でメールを送付するとき、送信者のメールアドレスがそのメーリングリストに登録されている必要がある。メンバー以外がメーリスでめちゃくちゃなメールを配信してくれては困るからだ。 このとき、送信者のメールアドレスがGmail だと、メーリングリストから送信者へメールが送付されたとき、送信者の送信簿に同じメールがあるわけで、Gmailはそのようなメールを破棄してしまう。つまり、送信者にはメーリス経由で送信されたかが確認できないわけだ《下記の追記》。
次に判明したのは、メーリングリストを使った配信の最初の1,2通はいいのだが、すぐメーリスからのメールは迷惑メールフォルダに収まっちゃうのだ。Gmailはともかく同一内容が多数の宛先に送付去れる場合、迷惑メールと判定してしまうようだ。これを防ぐ方法は、メーリングリストを動かしているサーバのDNS設定に加筆する必要がある。 Mailman Gmail 迷惑メール で検索すると このコードわからん というブログがヒットし、多分、ここに書いてあることを実施すれば解決する。問題はただちにできないことがあるのだ。
というわけで、例によって姑息な手段を利用者にお願いすることにした。利用者レベルでフィルタで「迷惑メールではない」と設定してもらうのだ。利用者に徹底するかどうかわからないけど、すぐにできる他の方法がない。

なんか、管理者として情けないのだが、こういう学生のメーリスの構築なんて大学当局がすべきなんだけどね。いっくら口頭でネットの委員会でわめいても動かないんだよね。事務経由でも言ったんだけど。特定科目履修者のメーリスはあるようなんだけど、そんなの使う先生はいないんだよね。講義担当者でない教員が、事務連絡(国試対策の不定期講習があるとか)のとき必要なんだけどね。
稟議書を書くことになるんだよな。面倒だな。
[ 追記 ] 別にメーリングリストだからではない。自分自身(勿論Gmailで)にメールを送信すると届かない。
ポケモンGO
話題になっているし、ただだし、暇だし、インストールは数回クリックして、選択余地がさほどない外観と、名前を決めればいいので簡単だし… 土曜日インストールしたら、その場にいた、ポケのつかないモンが外に出て行って一匹捕まえてきた。
月曜日、こっちの大学で起動したら、大学の入り口とか図書館、バス停に何か(まだ名前を把握していない)があって、ボールをゲットできて、ポケモンもそこそこいた。
火曜日(本日)今朝、あっちの大学に出勤して、玄関でアプリを立ち上げたら何もない。なんてこった、やっぱし地方の中小私立大学なんて相手にされていないわけだ 。学生もスマホを持ってウロウロしていないからいいことだ。

遠くの駅とか国道近くにもないな。
男やもめ激励会
STAP細胞株
STAP細胞株の一覧を
1)理研 桂委員会の報告書 p3
2)片瀬久美子ブログ warbler’s diary
3)Natureの STAP cells are derived from ES cells
当然ながら1)と3)はほとんど同じ。一部OCRだからミスがあるかも。
年譜は以前の在米ポスドクさんを基礎にして加筆したものです。
20160721Chronological_Table_Obokata-3.xlsx
[wpdm_file id=7]
細胞株の議論は推測ばかりでもはやついていけない。上田こと木星が手に入れたサンプルリストのラベルだってどこまで信用していいのか、O嬢はノートもないし、記憶だけじゃな。
60点未満は不合格
大学の規則では60点未満は不合格ということになる。かつての大学では、そんな規則は有名無実で、教員が勝手に合否の線を決めていた。いまでは、モンスター・ペアレントが恐ろしいので、ともかくはっきりデータを数値で示すことができないとまずい。すなわち、大学の規則に則っておかないとまずいということになっている。もっとも大学での成績・合否判定は裁判にはならないらしいけど、それでも親とのトラブルは、時間もエネルギーも使うし精神的な負荷が大きいから避けることになる。
というわけで、試験終了後、例えば15点下駄をはかせるとかいうことにすると、どうやって15点と決めた?A君を合格させるために決めたんだろ?うちの子が合格させるためになんで20点の下駄にしないのだ?なんてクレームがくるのがいやだから、一発で決めたいのね。
60点が合格ラインなので、平均点が60点だと半分不合格になるから、大体75点位にするわけだ。

平均点が50点くらいにするとベル型あるいは正規分布に近くなるのだが、平均点が高いと、当然、高得点側が詰まり、低得点のが尾を引くようになってくる。
平均点が高くなるように設定しても60点未満が96名中16名もいた。まだ前期の試験で通年の授業だから後期に頑張ればいいのだ。そして再試験という救済処置もあるのだ。しかし、この調子だと今年も再試験は10名を超えそうだな。再試験50名なんて科目もあるんだけど、そうなると学生が悪いというより、教え方が悪い、試験問題が悪い、要求レベルが高すぎるなんて言われちゃうので、そんなことはしたくない。5肢選択100問のマークシートで答える問題だぜ。猿でも20点とれるわけで、20点台がいるというのはどういうことかな?こいうのを引っ張り上げるんだけど、つらいな。無理だよね。少子化の私大ではしょうがないか。
平均点を高くする問題だと、上が詰まっちゃうから、平均点は50点でも、この平均点が70点とするように補正したほうがいいかも。つまり0点は0点、100点は100点とし、平均点50点以下と以上についてそれぞれの2つの補正直線を作って補正するのだ。それでも上は詰まるから同じことか。
60点未満の学生で心配なのは女子学生なんだよね。一般的に言って、こういう筆記試験は女の子が得意だからね。男にはまじめに勉強していない奴がいるからね。女の子は一生懸命やってこの結果だと….勉強の方法が間違いなのか… だからといって個別対応なんかできないしね。
熱中症対策の飲料
9名しか部員がいない野球部で、公式試合中、一人が熱中症で倒れちゃうと9対0で没収試合となり負けになっちゃうらしい。で、そのような試合が毎年甲子園夏の予選で結構あるらしい。
熱中症になるような場合は、発汗が多く、水分と塩分が汗として体外に出てしまうので、塩分を含んだ水を摂取すべきだというのが一般的な解説だ。
しかし、これは違うと思う。飲んだ水分は胃では吸収されず、小腸に送り込まれてから吸収される。ここでの吸収は共役輸送タンパク SGLT(sodium-dependent glucose transporter)が重要なのだ。ナトリウムイオンとグルコースの両方が消化管内(体外になる)にあると、小腸上皮細胞膜に発現しているこのトランスポーターが細胞内にナトリウムイオンとグルコースを取り込むわけだ。細胞内に取り込まれたナトリウムイオンはナトリウム―カリウムーポンプで細胞外に、グルコースはGLUT(glucose transporter)ファミリーのGLUT2という別のトランスポータで細胞外へ送りだされる。この細胞外とは組織側・血管側なのだ。その結果、組織側にナトリウムとグルコースが蓄積し浸透圧が高くなり、この浸透圧で水が消化管内から組織側へ移動するのだ。
水とナトリウムが汗となって喪失するから、水とナトリウムを飲料とするという説明が間違いというわけではないだろうが、ナトリウムとグルコースを含む水溶液を飲むと、水とナトリウムの補給になるという説明のほうが正しいのではないだろうか。
スポーツドリンクには必ず糖分を含んでいるからいいのだ。
熱中症対策のページは一杯あるけど、こういう説明のあるページはないな。

の漫画が正しいと思うところです。
quiche
池田 信夫ー癌治癒の確率
いやー池田信夫て、思いついたことを勝手に言う、いわゆる評論家だけど「鳥越俊太郎氏は知事の座より命を大事に 」というアゴラ 7月15日(金)の記事で;
ステージ4というのは末期癌で、大腸癌の場合は5年生存率は15%、手術しても17.9%とされている。鳥越氏が手術したのは11年前だというから、この17.9%の中に入っているわけだが、他に3ヶ所も転移しており、5年生存率は肺癌が11.6%、肝臓癌が19.9%である。この積をとると、鳥越氏の生存率は0.3%という奇蹟的な数字だ。
と書いた。でその結論は;
「安保法の廃止」など彼のいいたいことはわかるが、都知事になっても何の役にも立たない。酷暑の中の選挙運動だけでも、末期癌患者には大きな負担だ。それより選挙を辞退し、残り少ない命を大事にしたほうがいい。日ごろは「命を大事に」という左翼の人々が、こういう人命軽視の選挙運動をやるのは信じがたい。
というわけだ。癌の5年生存率は確率じゃないのね。大腸癌から肺や肝臓に転移したかもわからないのね。これまでの成績なわけで、今後どうなるかわからないわけで、サイコロの確率のように掛け算するなよな。
完治した癌患者というのはいるわけで、鳥越氏が完治しているかどうかしらないけれど、これじゃ癌患者あるいはあった者は立候補するなと言っているに等しいじゃん。「癌と戦っている、頑張って欲しい」ならわかるけど。これじゃ糖尿病患者は立候補するなと言っているに等しく、もしそのような発言があったらボロクソに叩かれるだろうが。最悪な評論家だな。
[ 追記 ] 選挙が終わってから以下は公開
立会演説も時間が短いらしい。どうやら体力がないのかな?どうも池田氏の体力に対する指摘は正しいかも。でもこれまでの成果である生存率を掛けあわせて確率として取り扱うのは誤りだ。もう一人の女性候補者に病み上がりとなじられているけど、その助成候補者も子宮癌手術をしていたらしい。女性問題が取りざたされているな。選挙にでると、女性問題や金の問題で突っ込まれる。どこまでホントかわからない。

