年越し蕎麦

年越し蕎麦て、関西にあるんだろうか?香川なんてうどんでは?
という疑問はさておき、例年、面倒だし、いつも夕食時はアルコールで沈没なので作っていなかったのだが、折角、ヌードルメーカで研究した結果があるので、5%グルテン蕎麦を作ったのだ。江戸前はざる蕎麦なんだろうけど、こだわってないので暖かい天ぷら蕎麦なのだ。

それでは、皆様良いお年を。
ま、あと何時間か後の年明けでも、アルコール漬けなんだけどね。

リクエスト

女子会と称して、拙宅へ押しかけてくるのは、皆様それなりのお歳を召したかたばかりなので、リクエストに肉系の料理があることはない。あっさりしたのがいいと言いつつ、実際には肉だって提供すると召し上がっちゃうし、それなりの量も召し上がっちゃうのだ。
しかし、正月に来る方には若者がいるので、そのリクエストは、なんとローストビーフ、ビーフシチュー、ケーキなのだ。ローストビーフはお持ち帰り分も作れというのだ。
先日のクリスマスイブの女子会ではケーキを外注したのだが、正直言って、女子会の皆様も持て余す量だった。人数分のショートケーキだったのだが、大きくて、食べきれなかったわけだ。また、クリスマスだったからかえらく値段が高い。
というわけで、安上がりにするために、明日のお客のリクエストにはチーズケーキとして、今さっき作った。

まだ、カットしていないから、絵柄としてはなんてことはない、ホットケーキみたいだ。
クリームチーズ250 g、生クリーム200 ml、グラニュー糖60g、薄力粉30 g、卵2ケ、レモンジュース10 ml、ブランデー10 ml を順番なんか関係なく混ぜて(あ、小麦粉だけは篩って入れること)、180度のオーブンで40分。 おしまい。まだ食べられないから出来は不明だ。
[ 追記 ] 2017.1.2

が出来上がりです。普通ですね。

出勤しちゃいけない

さって、年末年始の休暇に突入したわけですが、なんと、管理者の勤務する大学では29日〜4日は大学に来てはいけないといわれました。怠け者の管理者にとっては、当然と思うところですが、会社ではなく大学なんだからと研究者・教員の仮面を急遽かぶることにして、大学に来て研究や講義・実習の準備してもいいじゃん と思ったりするところです。
年末の冬休みになって御用納めの28日までの数日は大学に来ないから有給届けを提出たら、学部長に笑われたのは数年前でしたな。
それ以来、管理者の性向から当然のごとく行動は安易な方にどんどん流れていくわけで、年末年始の休暇は、カレンダー以上の長さに設定するわけですな。
それでも、貧乏人根性は変わらないので、誰も来ない大学に出勤して仕事をするのですが、個別暖房を誰も使わないもんで、建物が冷え切っちゃって、お燗した酒の消費量が増えるわけです。
なんでこんなことを書くかというと、今日29日から年明けの4日まで、毎晩は勿論、朝も酒びたりになるつらい日々になるからで、今日はその第1日の夜で、酒びたりだからですな。
それでは、皆様、良いお年を!
我が肝臓も頑張れ!

カモネギ

「鴨が葱を背負って来る」というわけで、やってきた合鴨をミンチにして卵白とすりおろし生姜と片栗粉を混ぜて練って、団子にして、九条ねぎを背負って来なければいけないのに、ないので、スーパーで緑の多いネギを手に入れて、鍋にしました。

カモが見えないなこれじゃ。
昆布と鰹節のだしで豆腐、椎茸、白滝とともに炊き、ポン酢、七味唐辛子でどうぞ。
なんて書いているけど、実は女子会にこき使われて;

蛸とアボカドとミニトマトのサラダ+牡蠣のベーコン巻き+アスパラガスと大黒しめじとたけのこのXOジャン炒めの3点前菜
スズキの香草蒸し
クリームチーズのスモークサーモン巻+めんたい パイ包み焼き+生クリームベースのソース

上記の鍋+おじや
赤白ワイン
クリスマスイブで大混雑のケーキ屋で買ってきたケーキ
コーヒー
というコース料理を、なんの因果か作らせられたのです。

ちと考える問題を出したら

普通の大学は講義は90分単位でおこなわれる。うちの学生は90分もたない。今年の学生は30分位経過すると半分は寝ている。1限目の講義で、昼休み直後の講義ではないので、お腹が一杯になったからではない。例年、こんなに寝る学生はいなかった。今年だけだ。来年もかも。
実習レポートの考察部分のみメールに添付して提出しなさいとしている。レポートのコピペを判定するソフトを使うために電子ファイルが必要だからだ。その締め切りは講義前日の21時だ。以前は24時だったので、真夜中にメールをしてきたわけで、これでは翌日の1限目が眠くなるだろうからと21時にしたのだ。それでもよく寝ている。締め切りが24時のときより寝ている学生が多い。
講義終了時に小テストを実施している。その講義のポイントとなる10問を4肢選択のマークシートで答えるのだ。ついでに講義のアンケートも実施する。今回の講義は興味をもてたか?次回の講義は楽しみか?などだ。そのうちの一つに、成績に関係しないから正直に答えてちょうだい。講義中寝た?の答えが下図だ。

ま、そうだろな。講義中の観察結果とほぼ一致している。管理者のようなジジイの講義は内容はともかくつまらないのだ。全く同じ内容を若い教員が行うと、こんなに多くの寝る学生はでてこない。
講義はパワポで実施するわけで、板書より情報量が多くできるからで、パワポのスライドと同じ図を配布資料にしないとまずいわけだ。配布資料には文書を少なくし、図の余白などに講義中書き込んでもらいたいわけだ。そのため、ゆっくり、繰り返し喋るわけね。
今回はホルモンの講義で、甲状腺ホルモンの作用については、配布資料には、代謝活動を高める、その結果体温上昇が生じると書いておいた。で、小テストで、国試でよく出される問題を改変して;

甲状腺ホルモンは
1.体温を上げる
2.代謝活動を抑える
3.酸素消費量を上げる
4.1と3

どれでしょ?
4が正解なわけなのだが、正解率は12%。資料には選択肢1の記載があるから、寝ていた学生でも資料を見ながら答えていいので、1を選択した学生(55%)が多いのはうなずけるけど、2を選択した論外の学生も28%もいるのね。3はあえて講義では説明しなかったのだが、代謝活動を高めるということから推測してほしかったのだ。うちの学生はこんなもんなのだから、あえて解説しなかった項目を選択した正解者が12%もいたことを喜ぶべきなのだ。
推察できること・派生することまで講義で述べると、情報量が多すぎてだめだし、教えたって憶えていないのに、触れないと国試に出るのに教えなかったと言われるし… どうしたもんだろ。
4年生は、1年生のときに配布された資料を見ているというから、教科書代わりにいいとおもっているんだろね。入学時の「勉強の仕方」という大学にはあるまじき講義があって、その際、配布されたプリントは見開きノートの左側のページに貼り付け、右側のページは空白でもいい、講義での解説、自分で調べたこと、疑問点等を書くのだ と教えた。講義は国試の過去問もある程度考慮して行っているので、もし、この方法を実行していれば4年次の国試対策のときに、教科書となって便利になるはずなのだが。

またテーマを更新してしまった

黄昏のボケ老人だから、ついブログのテーマの更新が提示されると、ほかのプラグインも更新があるから、ついでにやっちゃうんだよね。
現在のテーマはTwenty Fourteen なんだけど
Blogのフォントを変える と
Blogのフォントを変えるーその2 と
タイトルが全て大文字になっている を
やらないといけない。
今回はWordpressを4.7j にupしたときにやっちまったことでした。

黄昏のボケ老人

あるブログで、そのブログの管理人殿を侮辱する発言「役に立たない老人は早くこの世から退場した方が世のためになる」があったので、思わずコメントしてしまったのだ。
ブログ主の記事に対して、このクレーマーは「貴方の根拠を示した意見を書いてみたらいかがですか?」というわけね。クレーマーの意見と異なるだけで、根拠はちゃんと書いてあるじゃんと思ったわけだ。ブログ主さんのお歳を知らないけど「老人は退場しろ」という意見は聞き捨てならないわけだ。
ブログ主さんも反論の記事を掲載し、管理人もそのクレームを付けた奴に、根拠となるURLとかを示しつつ、コメントしたら、管理人のことを「面倒なジジィ」「ボケ老人扱いされる」「黄昏のボケ老人になる」「何にも説得力の無い頓珍漢なことを書く」「ボケカス老人」というわけだ。
さらにブログ主さんと管理人を「貴方達シジィ殿は無責任だから」「無責任世代の頑固な爺さん達は、とっとと舞台から降ろ」というのだ。
どうやら管理人のようなジジイ共が高度成長時代を作りその反動で現在の低成長があると、自分の働きの悪いことを棚に上げて、人のせいにしている方のようだ。
さて、こういう人間はどういう状況にある方なんだろ?
単純に思うことは、現実社会で人間関係でストレスがたまり、現実社会でストレスを解消できない方なんだろうということだ。決して面と向かって発言することがない世界=ネットだと信じて、言いたいことをさらに尾ひれをつけて過激に発言し、ストレスを解消していると錯覚しているんでしょうね。ネットで悪口雑言を喚いても、決して現実社会での解決にならないのは明らかなのに、解決方法を持たない哀れな方なんでしょうね。
現実世界では、こういう方の評価は、腰が低いおとなしい方とかになるんでしょうね。管理人のような「いいたいことを言う奴」という悪い評価にはならないんでしょうな。
やっぱり、現実世界で、冗談でもいいから「馬鹿野郎」とか発言できないと鬱積するだけなんだろうな。

カフェインの連れション効果

ご承知のように、カフェインには覚醒作用があるのと同時に利尿作用がある。
カフェインの中枢神経作用を調べる実習を行った。クレペリン・テストを実施するとカフェインの作用がわかるという結果がある。否定的な結果もある。
「二重盲目試験とは」を説明して、被験者である学生側も教員側もだれがカフェイン入りコーヒーを飲んでいるのかがわからない、半分の学生はカフェイン入り、残り半分はデカフェのコーヒーという設定なのだ。
クレペリンテストは集計が面倒だから、PCでテトリスを実施させ、そのスコアで比較させたのだ。算数の足し算を延々とやらせると不評だからな。TVゲームだったらいいだろといこともある。以前の結果では、初期値が低い(あまりやったことがない)学生で比較するとカフェインを摂取するとスコアの増加速度が大きいという結果だったが、今年はどうなるだろ?
その結果は別にして、利尿効果も、コーヒーを飲んでからトイレに行ったかどうかを報告させることで調べた。
管理者の経験では確かにコーヒーを飲むとトイレが近くなる。しかし、155名で78名がカフェイン入りコーヒー、77名がカフェイン無しコーヒーを飲んだ結果、トイレに行ったのがカフェイン有りで19名、無しで21名と利尿効果が確認できなかった。
かなりしつこく、連れション禁止といったのだが、うまく結果がでないな。

死ぬまで働け

有識者会議とかいうジジイ、ババァの意見表明で(ヨッパでこの記事を書いているから根拠を示すのが面倒でできないけど)半分くらいのメンバーが、憲法上の問題がある、摂政なんて制度を定義していない……、「天皇は死ぬまで働け」だそうな。
あなたが、75歳の後期高齢者になったとき、まだ働けと言われたらどうする?そりゃ、聖路加の日野原先生のように100歳を超えても活動できる方もいるから、一概にはいえないけど、普通は、はい、ご苦労さまでしたね、だよね。現在の制度ができたとき、天皇には人権がないことになってしまったのだが、だからといって、もう働くのは困難だよという表明に対して、「いや、憲法や法律上こうなっているから、死ぬまで働け」とは言いたくないよね。
有識者て、それぞれの、憲法学とか天皇制度の歴史とかの専門家だから、それぞれの立場でわめいているんだろうけど、なんで相手の立場を汲みして意見が言えないんだろうかね?相手の立場に立って発言すると自分の立場がなくなっちゃうというつまらないプライドとかがあるんだろうな。
憲法学上、日本史上、こうあるべきだけど、「ごくろさま、もうお仕事は皇太子にゆずりましょうね。」といえばいいのさ。あとの、これは一代限りとか、なんでもいいよ。次のときにまた変更すればいいんだから。学問的な議論とは別では?と思うのですね。
女性天皇であっていいじゃん。男女平等なんだろ。
もはや、現在のシステムでは天皇は政治的権力がないんだからいいじゃんというのが正直な感想ですね。管理人はいいかげんですからな。
「俺が最大の権力者だ」と街頭演説でわめいたのは、安倍晋三だ。

ガンガンに抑制された反射

前庭動眼反射という反射がある。前庭器官の1つの三半規管は頭の回転(正確には回転加速度)を検知している。
我々人間は、五感のうち視覚情報に最も依存している。網膜に来る光情報が意識して生活しているときに最も重要なのだ。網膜の解像度は均一ではなく特定の部分、中心窩と呼ばれる部分が最も高い。ここの解像度が、検眼のときの視力になる。ちょっと外れた網膜での視力は1/10とかになってしまう。しかし我々は全視野が同じような解像度で見えているように認識している。それは、目がキョロキョロ動き、外界にある物体の位置関係を頭の中で再構築しているからである。実は中心窩を外れた部分へ到達した光の情報はぼやけてるわけだが、目玉がキョロキョロ動き視野周辺の物体を認識して頭の中で再構築しているから、視野の周辺の物体に視線を向けなくても(過去に向けていたことがあったから)その物体が何であるかが認識できているのだ。
ということは、注目すべき物体は常に網膜の中心窩に結像している必要がある。ところが、頭はしょっちゅう動くわけで、頭が動くと注目すべき物体の像はすぐ中心窩からずれてしまうわけだ。これでは、困るので、頭が動いたら、それとは反対方向に素早く眼球を動かすことによって注目すべき物体の像が中心窩から動かないようにしている。これが前庭動眼反射だ。眼球は頭蓋に比べ小さく軽いのですばやく動かすことができるのだ。
頭が右に回転すると、頭の骨に埋没している三半規管が同じ回転となり、その回転を三半規管が検知し、この情報で眼球の回転を行う外眼筋を反射性に収縮・弛緩させて眼球を左に同じ角度だけ回転させるわけだ。脳幹に中枢があり、反射で無意識に常に行われているわけだ。
最近は誰でもスマホを持っており、スマホには動画撮影機能があるから、視聴者情報とかいって、素人さんの撮影したスマホ動画がTVニュースに頻繁に出てくる。事件現場にニュース撮影スタッフが居ることはめったにないからな。そのような動画は、手で持ったスマホがぐらつくので、画面がグラグラ揺れて不快である。しかし肉眼で見ているときはグラグラ揺れることはない。前庭動眼反射のおかげだ。カメラにはそんな機能がないからな。せいぜいほんの少しの動きをキャンセルすることができる手ブレ防止機能だけだ。だからプロのカメラマンはカメラを動かす必要があるときはものすごくゆっくりと動かすのだ。画面が揺れると何故か不快な感情になるんだよね。
この前庭動眼反射は、他の反射同様、上位中枢からの影響を受け、抑制されたり、より正確に動作したりすることになる。その例がこれだ。

EOGで(頭蓋内の)眼球の回転を検出するわけだ。図の縦軸は+(上方向)が眼球が右回転、ー(下方向)が左に回転したことを示している。
横軸は時間である。被験者は自分で首を水平に左右20度程度、この図の左端より前から右端まで、繰り返して振っている(頭を左右に回転させている)。このとき、ストローのような軽い真っ直ぐな棒を口に加える。ストローの先端には「まち針」が立っており、この「まち針の頭」注視しているのだ。つまり頭の左右の繰り返し回転と注視すべき標的は全く同じ回転を繰り返しているのだ。
頭が回転するが、まち針の頭も同じ回転をしているので、まち針の頭を注視するためには眼球は(頭蓋内で)回転してはいけない。しかし、前庭動眼反射は状況に関係なく頭が回転したら眼球は反対方向に回転するように動作しているのだ。つまり、まち針の頭を注視するという上位中枢からの命令とは、この前庭動眼反射が生じないように抑制することなのだ。
これが見事に示された例が上の図だ。実習のある班のデータだ。左半分は開眼してまち針の頭を注視している状況だ。眼球は大まかにはほとんどうごいていない。しかし、細かくギザギサに動いている。このこまかなギザギサは斜め上に上がって急に下がるあるいは逆の形の三角形の二辺の形である。この急に変化した部分でそれぞれの三角形の二辺を切り取り隣り合わせに貼り合わせると赤矢印で示したような波になる。つまり眼球は前庭動眼反射でちょっと回転するがすぐもどに戻されていることがわかる。
全ての例でこのようなギザギザが連続して出るわけではない。中にはほとんど見えない例もあるが、時々、この三角形が見えたりしている。
ここで目を閉じたのが右半分で、もはや注視する標的がないので前庭動眼反射がもろに出現し、頭の左右の回転とは逆の回転が発生している。
と、昨日の、レポート提出締め切りの直後の講義で説明したのだが、理解してくれたかな?
振り子を見ていると、眼球運動はスムーズなサイン波になるが、目をとじるとサイン波にならない という結果もあったよね。
これらの実習から、反射は容易に上位中枢からの影響を受けているということが理解できたかな?
上位中枢が脳梗塞等で障害されたとき、反射がよく出るという現象を、これから上の学年で習うんだよ。
[ 追記 ] 2017.1.13
耳鼻科の先生に聞いたら、これほどはっきりした小さな眼振があるのは、ひょっとしたら何らかの異常があるかもということでした。しかし、もはや、この被験者は誰だったかわからないわけです。探してみますけど。]]>