メールの伝搬時間

メールが届くまでの時間を測定してみた。WebのGmail を使って4つのアドレスに同時に送信してみた。
mail-lb0-f174.google.com が 38:31 に受け取り送信した。
こっちの医学のサーバは 38:37  6秒 google→こっちの大学のフィルタ→医学のサーバ
あっちの大学のサーバは 39:06   35秒 google→kddi→ irmx08.secure→あっちの大学のサーバ
このサーバは 38:35 −2秒 google→医学のサーバ→このサーバ
自宅のサーバは 38:47 10秒 google→自宅サーバ→自宅サーバ
おかしいな、このサーバmikeの時刻合わせをチェックすると1秒以内の誤差なのにマイナスになっている。どっちにしろ、こっちの大学のサーバは遅い。途中で irmx08.secure.ne.jpとかいうところで30秒かけて何か処理しているようだ。フィルタがあるんだな。自宅のサーバはサーバ内で10秒もかかっている。サーバがとろいからだ。使っているのが管理人と家族だけだからな。遅くてもかまわない。

こっちとあっちの学生のレポート

学生のレポートは互いにというか、誰かのをコピーするのがどこの大学でも多い。
コピペを検出/抽出するソフトがある。このソフトを使うためには電子化したファイルが必要だ。こっちの(このサーバのある)大学で、某先生が毎年チェックしている。年に1回だけだ。それを完全にわすれちゃっていて、レポートを投稿するメアドを削除してしまった。あわてて再び作成したわけで、サーバを変えたからパスワードも変更して連絡したのだ。メールの送受信が問題ないかのテストも行ったわけだ。
アカウントを作成した直後から学生がメールを送信してきた。ぎりぎり間に合った訳だ。で添付されているレポート(結果と考察の部分だけ)を読んでしまった。
あまりにも、あっちの学生と違うので、あらためて愕然として、頸をうなだれるだけだ。
こっちの学生だって、教科書のコピペなんだけど、教科書の記述を読み、自分で文章を組み立てている。あっちの学生も同じだけど、教科書の文章を丸々コピーするのだ。つまり理解して書いているのではないのだ。
折角、教科書を読んでいるんだから理解して、わからなければ教員に聞いて、記述すれば頭に入るのに。それが目的のレポートなのに。
どうやったら、考えてレポートを書いてくれるようになるだろうか。来年度の目標だな。今年度は、ようやく最後のほうになって、形だけはなんとかなったのだが。

OSX10.8サーバーその27 SMTP

Mの更新(Mountain Lion OSX10.8サーバ) その27-SMTP
SMTPサーバとしての設定
以前のOSXサーバでは、SMTPサーバとして利用の制限が、例えばip address で行うとかができたと思うが、今度のは設定するところがない。
Server.app のメールで認証のところしかない。自動とはなんだろ?すでにメールサーバとして動いているので設定を現状から変えたくない。
とりあえず、RBL.JPで第三者の中継チェックを行うとno relays accepted.となるのでいいんだろ。

全く同一の問題を出してみた

生理学実習は実習なので、実験に参加しレポートを提出することが重視される。しかし、前にも書いたようにレポートは金太郎飴だ。つまり誰かが測定し計算したのをコピペしている者が多いわけだ。データを測定し計算するのは多くても1/4の学生で残りは結果をコピペしていると推定している。実験結果は実習の班内では同一なので、結果自体をコピペするのはかまわないと思っているが、その測定と計算ができないのは困る。
というわけで、実習にも試験を課すことにしたのだ。同僚のN君のアイデアだ。測定と計算ができるか?結果を説明できるか?という記述式の問題だ。
前期(春学期)の試験で唖然とすることが多かったので、後期(秋学期)に全く同一の計算問題を1問出してみた。彼らはきちんと出来なかった問題を復習しているのだろうか?
問題は、「25 mm/s で記録された心電図のR-R間隔が20 mmだった。心拍数を求めよ」というものだ。20 mm が何秒かを計算し、間隔(周期)から頻度を求める計算だ。頻度はさらに毎分当たりに変換する必要がある。医学系なので単位は毎分とか圧力が mmHgで示されるとか、必ずしも物理で使われるCGS単位系が使われるわけではないからだ。前期に出来ない者が多かったので、実習の説明時に周期と頻度は逆数関係にあること、計算方法を解説したのだ。
両方の試験を受けた103名の学生の結果だ。
前期(春学期)の結果だ。

20130201exam-result-1

後期(秋学期)の結果だ。
20130201exam-result-2
計算だけはできた者というのは正しい数式が書いてあって計算ミスとか最終的な単位が書いてないという学生だ。計算は簡単だから計算ミスは少なく、ほとんどが単位がない/正しくないという答えだ。全くできなかった者とは計算式も立てることができない学生だ。大学生にもなって40%近くが全くできないというのは驚きだが、2年目なので慣れてしまった。当初は。どうやって高校を卒業できたのか/大学に入学できたのかとおったまげたのだが。
さて、この結果の考察だ。
前期の結果から約1/4の学生が自分で計算してレポートを書いたという推定はどうやら正しそうだ。後期、答えに単位がないという学生が減り、正解者が増えたということは、前期の試験の正解(公開している)を見て、改善されたということだ。単位がないから減点されたと理解した学生がいるということだ。まだ成長する余白があるのだ。
問題は約40%の全くできなかった学生だ。後期になってもなんら変わらないというか何故か後期のほうが5%も増えてしまった。つまり前期に出来た学生の中には真に理解して計算したわけではない学生が混ざっていたということだ。
しかも、なんの反省もない。試験結果は得点だけが問題であって、解けなかった問題を再度解いてみるという考えが全くないのだ。
もっと細かく解析してみると;
2回とも完璧にできたのはたった18%。つまり完全に理解してその理解を保持できた学生の割合だ。
2回目の試験で、完璧にできた者、答えに単位がないが式や計算がなんとかできたという者を合わせると、つまり、なんとか答えられそうな学生は55%だ。その割合は1回目が60%だったので減っていることになる。
1回目完全にできたのに、2回目はできなくなってしまったという学生が8%、1回目なんとか式をたて計算できたが単位を付けなかった。それなのに2回目には全くできなくなってしまった学生が10%。1回目の結果を反省することがなかったので2回目も全くできなかった学生が27%もいる。この27%の学生は仮に進級できたとしても、再度解いてみるという意識がないので、一生この問題を解く事ができないのではないだろうか。
泣けるぜ。 [Clint Eastwood風 ]
[追記] 翌年度にも同じ事をした。

生理学講義実習のアンケート

生理学の講義も実習も終了したので。全学生(106名)からアンケート調査を行った。回収率100%だ。そのうちの実習に関してだ。
76%の学生がレポートを作成するのが大変だったと答え、
67%の学生がレポートの書き方がわかったと答え、
59%の学生がレポートを書けるようになったと答えた。
これって、結構良い数字だと思わない?なんせ、最初はレポートの書き方は全くわかっていなかったのだから。
学生自身がレポートを書けるようになったと思っているということと、まともなレポートが提出されているということとは違うけどね。
実習がうるさくて困ったか?という問には、なんとたった17%しか騒がしいと思ってなく、37%がうるさくなかったと答えた。なんてことだ。あんなに騒がしいのに。自分が音というか声を立てているときはうるさくないんだ。これじゃ、もっと静かにしろといっても無駄なわけだ。
講義に関しては、
64%の学生がわかりやすかったと答え(わかりにくいが13%)たが、
47%が情報量が多く(16%がそうは思わない)、53%がノートを取る暇がない(20%がそんなことはない)と答えた。
配布資料は58%の学生が良い(16%が悪い)と評価し(講義のスライドも59%の学生が適切だ(20%が不適切)との評価だった。
2/3近くの学生が講義がわかり易いと答えたのはかなり良い成績だと、自己評価している。
もう少し情報量を減らし、講義のスピードを下げる必要があるようだ。これでもかなり情報量をへらしたつもりなんだけどね。せっかちだから、どんどん先に行っちゃうんだよね。間を置いて話すのは不安なんだよね。落語では評価の良いのは話に間がある落語家なんだよね。意識して間を置いているのか、年寄りだから早くできないのかわからないけど。もっとも立川談志のようなのもいるけどね。管理者も年寄り相応にスピードを落とすか。
プリウスを買ってから、運転がおとなしくなった。燃費のメータがあるからだ。おなじかな?

スマホからのCGIアクセス

解剖学と生理学の国試問題を毎週、学生の携帯に送付し、正解と解説のページを作っているのだ。
約1年経過したので学生の反応を見るためアンケートのページを作成したのだ。
URLが長過ぎる
http://example.com/hoge/cgi-bin/anketo/anketo.cgi
なのだが、こんなに長いと学生はスマホから入力しない。
example.com に相当する部分は管理者のサーバではもっと長いのだが、これは短くできない。しかしそれ以下はaliasで短くできる。
そこで
http://example.com/anketo
でもいいようにしたわけだ。
Alias /anketo /Users/hoge/Sites/cgi-bin/anketo/anketo.cgi
の1行を/private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.confに書き加えたわけだ。
これでパソコンのブラウザからは問題ないのだが、スマホからだとこのCGIプログラムで別ページを表示するようなときうまくいかない。
パソコンのブラウザだとhttp://example.com/anketo/anketo.cgiにアクセスするようになり問題ない。スマホだと
http://example.com/anketo.cgi にアクセスすることになってしまい、そんなページがないと表示されてしまう。なぜだ?
ともかくもう1行aliasを書き加えてなんとか逃げた。
Alias /anketo.cgi /Users/hoge/Sites/cgi-bin/anketo/anketo.cgi
だ。ま。最初のaliasをこれにすればいいんだけどね。

OSX10.8サーバ その26 CGIのパス

Mの更新(Mountain Lion OSX10.8サーバ) その26ーCGIのパス

#!/usr/local/bin/perlでパスを通す

フリーのCGIプログラムのperlの指定はしばしば #!/usr/local/bin/perl となっている。

このサーバのperlは #!/usr/bin/perl だ。 そこでシンボリックリンクでどっちでもかまわないようにした。

/usr/bin に
-rwxr-xr-x 1 root wheel 62992 Aug 15 15:26 perl
-rwxr-xr-x 1 root wheel 35584 Aug 15 15:33 perl5.10
-rwxr-xr-x 1 root wheel 35888 Aug 15 15:26 perl5.12
があるので /usr/local で sh-3.2# mkdir bin としてbinというdiectory を作り /usr/local/bin で
sh-3.2# ln -s /usr/bin/perl /usr/local/bin
sh-3.2# ln -s /usr/bin/perl5.10 /usr/local/bin
sh-3.2# ln -s /usr/bin/perl5.12 /usr/local/bin
と3つのシンボリックリンクを作成した。

/usr/local/bin に
lrwxr-xr-x 1 root wheel 13 Jan 28 11:08 perl -> /usr/bin/perl
lrwxr-xr-x 1 root wheel 17 Jan 28 11:09 perl5.10 -> /usr/bin/perl5.10
lrwxr-xr-x 1 root wheel 17 Jan 28 11:09 perl5.12 -> /usr/bin/perl5.12
の3つのシンボリックリンクがあることを確認した。

#!/usr/local/bin/perl とCGIプログラムの最初の行にperlのパスを書いても通ることも確認した。

羹に懲りて膾を吹く

CDATA[あつものにこりてなますをふく と読む。PCで入力したらこのような漢字になった。辞書なしには書けない漢字だ。学生の質問で、国試の模試の問題にあった「蹲踞」という漢字も読めなかった。廊下で暗くて、ゴシックの小さな文字でつぶれてよく見えなかったこともある。年寄りは難しい漢字を知っているというのが年寄りの唯一の利点であるが、管理者には欠けている。
先週の月曜日は天気予報では雪ではなかった。しかし雪がつもって火曜日は9時間半かかって岩槻にきた。このときは雪という天気予報ではなかった。。気象庁も懲りたのか、昨日の月曜日の天気予報では夜から雪になるかもといっていたのでちと早めに筑波を出た。雨の跡はあったが雨も雪も振っていない。1時間半しかかからなかった。先週は普段の6倍かかったということだな。

センター試験

一昨日と昨日はセンター試験だった。久しぶりに監督委員として、動員された。前の大学では、入試関連業務に、正式な入試委員でなかったときでもかり出されていたので、センター試験監督にわりあてられることがなかったのだ。スタッフの数も多いから、割当られなくもなんとかなったのだ。
新規に赴任した大学ではスタッフの数が少ないし、割り当て先はまだやったことがない教員というわけで、順番となったわけだ。
大学の試験会場は目白だ。岩槻ではない。朝8時集合だ。ということは筑波から目白へ行くのに電車の接続がものすごくよくても1.5時間はかかる。朝6時のTXつくば駅に出てなんとか間に合うというところだ。自宅を出るのは5時半ころだろう。結構つらいものがある。岩槻に勤務している教員は結構遠い自宅から通勤している。より東京側に自宅がある場合はいいけど、逆の場合は新宿・目白に行くのが大変だ。ということで昨年の監督になった教員に聞いたら試験会場近くの池袋あたりのビジネスホテルを使ったそうだ。そうすれば楽だ。というわけで、入試担当の事務にホテル使っていい?いいとしたら清算はどうやるの?領収書だけでいい?と聞いたわけだ。OKとの返事なので、ホテルにするかなとおもっていたら、翌日、大学本部から、始発で間に合わない限り大学は宿泊費を持たないという連絡がきたのだ。確認したのがやぶ蛇だったようだ。岩槻の事務が本部にお伺いをたてた/確認したにちがいない。くそ。
というわけで、2日とも朝5時半に自宅をでた。初日は帰宅したのが夜9時だ。風呂に入って、晩酌、夕食でおしまい。新聞もTVもみないで寝た。考えてみると、朝6時前に家を出て帰宅するのが夜9時すぎなんていう会社員は結構いるだろうな。だからそんなにひどいものではないが、管理者が給料をもらう職について以来、通勤に15分以上かかることはなかったので、つらいのだ。
それはさておき、試験監督は試験中はルーチンの仕事が終わると、30分くらいなにもすることがない。試験問題は受験生の数より多く配布されるから、余った試験問題冊子をみることくらいしかないのだ。毎回、受験生からのクレームは試験監督が寝ているというのがある。事実眠いのだ。朝早いし、教室内はあったかいしね。
で理科総合A 第3問 問6 の解答の選択肢にひどいのがあった。
家庭で家電を電源に接続するのは、各家電器具は100Vの電源に並列に接続するのが当たり前だ。
その普通のというか正常の、複数の家電製品が電源に接続されている配線図と、なんと直列に接続してある配線図が提示され、それぞれの特徴の組み合わせを選べという問題だ。
特徴として、すべての電気器具に流れる(キ)電流は同じ、(ク)電圧は同じ、(ケ)電流と電圧が同じ、(コ)一つの電気器具のオン・オフがほかの電気器具に影響しない、(サ)各電気器具に流れる電流が互いに関係するので、節電に役に立つ という項目があげられている。並列接続の場合、この5つの特徴のうちのどれか二つが、直列接続の場合もこの5つの特徴からどれか二つが選ばれており、合計6つの選択肢から1つ選べというわけだ。
どう考えたって、直列接続されている回路図に正解があるわけがない。仮に、仮想の問題であっても、そんな非現実的な回路の中に正解があったら議論の対象にされちゃう。電池と豆電球だったらいいけどね。というわけで並列回路について答えるべきなのがすぐわかる。で電圧が同じーそうでなかったら家電は動かないだろうがーとわかったらすぐ選択肢が1つしかないのがわかる。



こんな問題があっていいのだろうか?(サ)の「節電に役に立つ」というのは物理の問題の選択肢ではなく経済問題の選択肢だ。作問するほうも苦労しているんだろうな。
管理者だったら(サ)は「どの電気器具も電流が流れても正常に動作しない」という特徴にするだろうな。
そうすれば、Dの並列接続については、ク、コが正しく、Eの直列接続については、キ、サが正しいということになる。選択肢の中にキ〜ケは2つ、サとコは3つあるのでいいだろう。
1) D:キ、サ
2) D:ク、コ
3) D:ケ、コ
4) E:キ、コ
5) E:ク、サ
6) E:ケ、サ
にするのだ。正解は2)となる。

ガラ線維

昨日は生理学実習の発表を実施した。各実習ではレポートを出させているのだから必要はないが、レポートには赤字を入れて採点して返却し、なおかつ、学生間で共通の誤りを正すべく、解説ページを公開している。
つまり、学生に、実習の解説を実施しているわけだが、学生はもう終わったことなので読んでいるかどうかわからない。レポートでの指摘が改善されたかどうかわからない。そこで、実習項目について目的・方法・結果・考察を発表させるわけだ。
先日は、この公開解説ページがこっちの大学の学生にまで知れ渡り問題になったのだが…
学生の一人がガラ線維と発言していた。さて、ガラ線維とはなんだろ?聞いた事も無いし、もちろん教えた事も無い。GIa線維のことだ 。I(ローマ数字の一)をアイでもなくエルと読んだ訳だ。Gはグループのことだ。「ジー・ワン線維」「グループ・ワン線維」とか読む。学生は「エル」と理解したので「ガラ」になってしまったのだ。GIb線維はなんと言うんだろうな?ギャブ線維とでもいうんだろうか?GII、GIII、GIV線維というのも説明したんだよね。いち・に・さん・よん と理解してくれなかったんだよね。
質問に「三半規管とはなんですか?」というのがあった。発表者には「そんな質問は授業でやったから知らない方がおかしい」と答えを拒否してもいいといってやった。
軸索で活動電位が両方向から来て衝突すると消失しちゃうのは何故?と聞いたら一人しか答えられなかった。
あれだけ、何回も注意したのにグラフの軸の数値が、例えば心拍数の軸の数値が100.00なんて記載されているのがあった。エクセルのデフォルトのままだ。軸の説明のないのもある。
よくまとめてあった報告もあったことはあったのだが….発表班の構成はくじ引きで、つまりランダムに決めたのだが、どうやらできの良い学生がたまたま集まった班があって、この班の発表は非常によかった、しかし、頭数がそろってもだめなのはだめなんだなぁ。
サイズの原理も誤解しているし….
結果をどのように説明するのかという観点がまだない。学生はあいかわらず答えを探しているんだよね。口を酸っぱくして、答えは教科書にない、教科書の記述を理解して結果を説明するのだと言ったんだけどね。
あれだけ説明・解説しても何も理解してくれていないと思うと、がっかりして、声もでないよ。

It's alright, I say It's OK. Listen to what I say.