電波時計の時刻合わせ

電波時計の同期

デジタルの世の中、時計が正確な時刻を示していないのは、示すことができるのだから不満になる。昔のゼンマイで振り子しか頼りにならない柱時計だと、家族の誰かが責任者になって、ネジを巻く、針をラジオとかTV、あるいは電話の117で合わせるということで、多少の時刻のズレは誰も問題にしなかったわけだ。
しかし、現在では電波であるいはGPSで、あるいはネットのNTPで正確な時刻を知ることができて、この情報を得て時計が自律的に正確な時刻を提示することが容易にできるわけだ。

GPSで時刻を合わせる腕時計はあるけど置き時計はないわけではないが少ない。SEIKO CLOCK スペースリンク GPS衛星電波なんてのがそうだが高い。2万円以上する。GPSは室内では圧倒的に不利だ。
電波時計はかなり前からあって、これもGPSほどではないが屋内では、特にマンションのような場合は不利だ。木造だと電波の周波数が低いからなんとかなるが、届かないことがよくある。時計の価格は安く、メカニズムに依存するというより、デザインに依存した価格になる。腕時計でも普通だ。

最近は、ようやくWiFiでNTPサーバ から時刻情報を得る置き時計が出てきた。MAG無線LAN置掛両用時計がそうだ。他にもあるはず。家庭内のWiFiが常識になりつつあるので今後増えるのでは?腕時計ではないでしょ?携帯・スマホは電波を使って、基地局に合わせているからNTPサーバ は主な時刻ソースではないでしょ。価格はそれほど高くなく数千円だから手が届くがまだ種類が少なく好みのデザインがないと購入するわけにいかない。

何年か前に、正確な時刻表示を知りたいから置き時計の電波時計を購入したわけだ。WiFiでNTPサーバ を使う時計などなかった。しかし、当家の室内では電波が届かず、時刻合わせをするためには室外に放置する必要がある。受信ボタンを押してもすぐ同期できるわけではなく、取説によれば十数分待たないといけないから放置するわけだ。頻繁にできない。

ネットの時刻情報を、イヤホンあるいはスピーカーに電波時計の電波(40KHzあるいは60KHz)に変換して音声ポートから出力するアプリがある。Time Station EmulatorとかJJYEmulatorである。イヤホンもスピーカーもこんな高頻度の音を出せないから、出力を最大にして、歪ませて、40KHzとかの高調波にして(音を実際に出すとその周波数の音は聞こえないが不快な音になる)イヤホンケーブルあるいはスピーカーのコーンの近くにおいて同期させるわけだ。これを1日中実施させるわけには行かないから、電波時計を室外に放置して時刻合わせするのと対して変わらないというか、手間が多くて実用的ではない。

置き時計の電波時計を電波の届かない室内で、常に時刻を同期させるためには、室外で拾った電波を増幅するという手があるが、そんなのはない。自作しようとしたのは10年前で挫折して進んでない。

あくまでも電波時計を使うのなら、ネットでNTPサーバから時刻を得てこれを40KHzあるいは60KHzの電波で送信する機器を手に入れるしかない。P18-NTPLRというのがある。Amazonで¥16,700だった。有線でネットワークに接続する。WiFi接続のはP18-NTPWRでAmazon で¥17,167。ともに到達距離は10mとなっている。無線AP(WiFi)から遠いとこの送信機までWiFi電波が届かない可能性がある。スマホやパソコンでは設定しようとする距離で接続できたが、有線のほうが、ポートが用意されていれば確実だ。

といわけで有線のP18-NTPLRを購入した。予想していたが10m離れたらもう電波時計は受信しない。電波時計によるからなんともいえないが、出力を最大の99に設定しても3mも届かない。2mがいいとこだった。送信機の電波の指向性と受信機の電波時計のアンテナの向きが関係するだろうけれど、時計を分解できないから時計のほうの指向性はわからない。送信機はマニュアルにあるからわかる。

というわけで、デジタルで時刻を表示するこの送信機と電波時計を近くに設置するというなんとも意味のないことになってしまった。電波時計は複数台あるわけで、1台の近くに送信機を置くからいいが、ほかの電波時計はいままでは室外だったのが、今度は室内のこの送信機近くに放置するということになった。2万円近い買い物でこれだけしか得られなかったから、他の方にはおすすめできない。

もうすこししたら、WiFi接続の置き時計の種類が増えて、気にいる時計が手に入るだろう。そのときは数千円ですむだろう。どうしても今使っている電波時計を使いたいというのなら、このような送信機を買うしかない。

室外にGPS受信機を置き、室内の電波送信機に電波で情報を飛ばすというのもある。GPS式電波時計用リピータであるが、室外機に電池が必要だし、2つの電波、それぞれの有効距離が室内でどうなるかわからないので、これを使うのは冒険である。Amazonで25,850円とちと高い。

アマゾンのP18-NTPLRの評価コメントを読むと;
①出力が99の最大にしないほうがいい場合がある
②本機のバーアンテナの指向性と、電波時計のアンテナの指向性を合わせるとうまくいくが、少しずれただけでうまく受信できない。
③5mはなれてOKもあるし1mではダメなどいう例がある。
ということで、合わせ込むことが必要なのだが、そもそも電波時計の反応が遅いから大変だ。

とりあえず受信できる近場において、この送信機が時刻を表示するので、じやまなので隠すということにした。
写真は並べておいてあるが、実際はTVの裏に隠してみえなくしてある。両方が見えると意味がないことをやっているようで虚しくなるからね。

チューニングを、やる気がでてきたらやってみる。とりあえずは出力は99のまま。

家中の時計が同期したという記事もあるけど、アマゾンの評価コメントを読むのと、今回の経験からホンマカイナと思うところです。

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