筆頭著者の年譜を作ってみた。下のようなエクセルの表だ。
20160210Chronological_Table_Obokata (2016年2月10日版)
20160211Chronological_Table_Obokata-1 (2016年2月11日版)
20160228Chronological_Table_Obokata-2[wpdm_file id=5] (2016年2月28日版)
[ 追記 ] 2016.7.2 Download Manager を導入したのですぐ落とせるでしょう。
-2 では細胞株一覧を理研の報告書の表をコピーして別シートにしました。
一研究者・教育者の意見にコメントしている869. 在米ポスドク 2016年02月08日 12:00さんが作成した時系列に加筆しただけだ。オリジナリティはない。青字赤字が加筆したところだけど、ネットをうろうろで、十分チェックしていないよ。
さよなら、じっけんしつ 脱・動物実験ブロ も参照させてもらいました。動物実験を管理者は否定していませんけどね。
ソースを併記してあるけど、ソースを含めて自己責任で。
適宜
「Education」カテゴリーアーカイブ
もう二度と生理学実習なんかやるもんかー3年目
5万部ー読まれた鼻毛が5万本….ではない
初刷り5万部で10%の印税の約束で、定価(税抜き)千四百円だから700万円というのが、コンビニで立ち読みした週刊誌の記事だ。で、15?20?万部に増刷とも書いてあって現にアマゾンのベストセラーになっている。
読んでもないのに批判するなというのが擁護派のご意見なので、この図のトップにちゃんと購入したことを示しておきます。ただし、まともに読んでないのは先の記事でかきました。いやになっちゃったからですね。指摘された不正-ES細胞を混ぜたとか、本人が認めている細胞増殖曲線やメチル化についての捏造-への反論・説明がないからですな。そこを探して斜め読みしたんですけど、なにもない。ES細胞のテラトーマなんかご本人が作成したんでしょうが。渡米中に誰かが作ったて書いてある。もう、読んでもしょうがないから、友人に貸しちゃった。もう手元にない。若山氏への責任転嫁しか書いてないもんね。
これで研究者人生は終わっちゃったんだけど、その対価が少なくとも700万円、ひょとしたら4倍の2800万円、31歳で退職金2000万円以上は上出来だよな。今後、研究者として誰も雇用してくれないから、役に立ちそうにない博士論文の修正より、小説書いた方がいいという選択は結果として正解だったんだ。研究以外の場所で70歳まで働くとして、まだ40年は働けるわけで、別の仕事は理研の給与よりはるかに低いだろうけどこのままおとなしく、周囲に迷惑をかけずに生きていけばいいんじゃないの。ボランティア人生なんか優雅かもね。
買うなという意見もあったけど…
読みもしないのに、推測するなという批判があったけど、そして買うなという意見もあったけどAmazonで発注したのが、昨日届いたので読んでしまったのだ。「あの日」小保方晴子著。
第1章 研究者の夢 でもう、つまづいちゃって、最後まで読むのがいやになるところだったよ。(7ページ)。
中学校での成績は、全国模試での成績を見ても首都圏での最難関の国立大学付属高校等への合格は確実だと思われていた。ところが周囲の人々の期待を裏切り、たまたま滑り止めに受けた高校以外に合格できず、強い挫折を経験した。 略 滑り止めの高校に入ったおかげで、評定平均点だけは高い数値を維持できていたため、指定校の推薦入試を希望していた。
あー、高校の同級生怒り狂うよな。「あんたらと違い私の頭は、お茶大付属高なみにいいのよ」といっているんだからな。でそのあと、
将来の進路を考えている頃、いつも頭をよぎったのは、小児リュウマチを患った親友との思い出だった。医師の道も考えたが…略…広く人類に貢献できるような研究をすることを夢に描き応用化学科への進学を希望していた。
で「早稲田の応用化学でAO入試があるのを知って応募し、合格した。入学したらラクロスに打ち込んだ」とかいてある。
嘘でしょ。早稲田の応用化学にAO入試があるから、応募したのであって、広く人類に貢献できるような研究が目的だったわけではないでしょ。AO入試に応募する学生は、もっぱら受験勉強をしたくない奴らというのが、経験からの結論ですな。違う学生がいないというわけじゃないけどね。安易な道を、誤りであっても選択する性格だからな。だれでも安易な道を選ぶけど、それを崇高な理由に正当化する人はあまりいないもんね。
志望先を決めるのに、病気の親友が動機で、医師というのは誰でもが納得するだろう。医学部に受かりそうもないとすると看護師とか薬学師だよね。普通は。でさらに、臨床検査技師、理学療法士…なんがが選ばれる進路先だよね。病気の親友から思い浮かぶ進路先が工学部系の応用化学てのは、この人だけだな。応用化学だって人類に貢献していないわけではないが、工学部だからな。人類に貢献する研究を行うのだったら理学部とか基礎科学分野だろうな。で入学し4年になるとき卒研の指導先を同級生が盛んに調査しているのに、そんなのやらない、卒研配属先が決まっても、ラクロスをやって疲れてセミナーに参加したなんてどこに研究志向があるんだよ。研究志向の学生さんは3年生とかで研究室に潜り込むんだよね。
このあと続く部分は、本人と関係者しかわからないことなので読む意味がない。著者のいうことが正しいかどうかは関係者の証言がなければわからんからな。読んで損した。
73ページに、例の草稿が博士論文になった件がちょっぴり書いてある。「審査会で指摘された箇所を修正し印刷して製本所に持って行った。下書きから提出したもの、仕上げたものまでなんどもプリントアウトしていて、最終バージョンでないものを間違えて製本所に持って行って事務に提出された」のだそうで、「提出された」ではなく「提出した」が正しい表現だろう。本人がやったんじゃないと言いたいのだろうか?ま、揚げ足取りかもしれないけど、不祥事は他人のせいとする行動背景がなんとなく見えているとするのは、穿ち過ぎか。
ま、それでも製本所に2部しかもっていかなかったわけだが、草稿が2部、そのときに印刷されてそろっているというのはあり得ない。あの国会図書館にあるのは、もはや取り消された「博士論文」だ。草稿だったら、自分自身が使うもので、人に見せるものではないから、印刷しても1部だけだろうが。そして、手元には赤字とかで加筆されているものだろうが。なんで草稿をまた2部も印刷するんだよ。修正論文なんかなかったんだよな。
このあとは、若山氏の豹変とかが書いてあって、私がいかに悲劇の主人公であるかが書いてあるだけだ。
178ページには;
テラトーマの図については、博士論文に使用した写真であることを記憶していないはずはないという理由だった。強い抑鬱状態と思考力・記憶力の低下という症状が具体的に書かれた診断書を提出していた上に、あんなに意識が朦朧とした状態で、しかも3年以上も前の博士論文執筆当時の出来事を聴取されたことを「記憶していなかったはずはない」と決めつけられ、不正判定の理由として採用されたことに悲しみを超えた絶望を覚えた。
へ?意識朦朧していたんじゃないぜ、博士論文の図を投稿論文に使ったのは。「悲しみを超えた絶望を覚えた」こういうフレーズを書くのがうまいんだよね。
理研が発表した「STAP現象の検証結果」で否定されているのに、再現実験でSTAP細胞ができたと主張しているよ。この主張がどうして理研の意見と異なるかの説明はないよ。
若山研では、図表を仮置きして論文を作るのが常態化していると書いてあるが、自分の博士論文が、よそ様の作成した写真を仮置き(本置き?)しているじゃん。若山研で仕事をする前だぜ。
ま、本人の主張だけが書いてあるのだから、反論したってしょうがないけどね。私小説を批判しても意味がない。
擁護派の分裂
試験も終わり、成績も報告し、再試問題もつくって、とりあえず一服ですな。再試問題は、二十行程度で記述させる問題を30問あらかじめ提示し、その中から5問出すということにしている。30回講義があるわけで、30問というのは通年の講義全部復習しないといけないわけだ。で二十行で記述させても10名程度の答案を公平に読むのは難しくない。完全に記述だと、てにおは 主語 述語 接続詞なんかがデタラメで、なにを記述しているのかわからなくなっちゃうんで、実は、穴埋め問題にするとかにするのだ。本試験より再試のほうが、問題作成が容易で難問になる。当然ですな。
というわけで、時間ができたので、ネットをウロチョロ。
で東スポ(平成28年1月29日)ですら「手記出版 暴走 素顔」なんていうヘッダーでトップページに掲載されている「ある日」(講談社)についてだ。
まだ読んでいないのだが、ネット情報によると、記載内容では、この本の著者は、捏造したのはW氏で自分ではないと捏造自体は認めているようだ。
小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会の2016年01月28日の記事のコメントで擁護派の発言は;
30. 南青山 2016年01月28日 11:18
25. あさん
>小保方もようやく捏造だと認めた訳か。捏造派完全勝利。擁護派かわいそう(笑)
その通り。それも若山氏の手によって、として。
20. J・ワトソン 2016年01月28日 10:29
でもなあ、STAP=ESは証明されていないと思いますけどね。どうなんだろう???
55 〜〜62 でもめてる。
あさん とはいわゆる小保方批判派(捏造派)で 南青山 というのが擁護派だ。擁護派でもJ.ワトソンは、ES細胞ではなくSTAP細胞があるという主張だ。擁護派が分裂した。面白くなりそ。
今週のアホ学生
3年前から、今週のアホ学生といって、毎回の講義の最初のスライドに、ドジった学生の学籍番号・氏名・顔写真を示している。どんなドジかというと;
90分講義の最後の10分は、その講義のポイントとなる点を中心にした小テストを実施している。10問4肢選択だ。マークシートだ。マークシートといってもA4普通紙で実施できるように、スキャナとソフトを購入して行っているのだ。当初は、マークシートでなかったので回答用紙を学籍番号順に並べるのがたいへんだったのだ。今は30分もあればスキャンして各問題の正解率を知ることができるようになっている。その講義のポイントを示すテストなわけで、配布資料、ノート、教科書を見て回答していいのだ。つまり、これらの問題を解ければ期末試験が大体できるという親切な計らいなのだ。満点続出と思いきや、満点は多くて数名なのが情けない。
このマークシートには当然ながら、氏名を記入し、学籍番号もマークするわけだ。毎回、この学籍番号を正しくマークしてくれない学生がでてくる。口頭で注意してもなかなか直らない。学籍番号をきちんとマークしてくれないと、マークシートにした意味がない。採点に時間がかかってしょうがない。国家試験あるいは模試などすべてマークシートなわけで、受験番号を間違えてマークすると採点してくれない。だから1年生のときからきちんとマークするように習慣付ける必要がある。
つまり、回答用紙に学籍番号をマークしていない、氏名が書いてないドジ学生を次回の講義で「今週のアホ学生」といって顔写真付きで晒すのだ。
アカハラ、パワハラと言われるかもしれないが、覚悟の上だ。
最初の1年目は前期の途中から”今週のアホ学生方式”にしたのが、最終の30回目の講義の小テストでもマークミスは絶滅できなかった。多いときは約100名の講義で10名近くがミスなのだ。18回中5回マークミスをしたというチャンピオンを名指しで最後の講義の冒頭でスライドで示した。大受けだった。
次の年度では29回目まではいたが、最終回の30回目には0になった。この年のチャンピオンは年間3回の学生だった。このチャンピオンの氏名を公開した。
本年度は、前期に数回繰り返したら、学籍番号、氏名にミスのある回答用紙はなくなった。効果絶大と思いきや、後期になってぽつぽつ出てくるようになった。大抵1、2名だ。最初の年に比べて長足の進歩だ。最大3回のチャンピオンができた。公開した。
でこの ”今週のアホ学生” 方式を学生がどう思っているかについてアンケートをとった。アカハラ・パワハラと訴えられたらかなわないからな。97名である。
さって、1/3の学生さんは止めてくれ、1/3はやっていい。半分の学生は必要性を認めているという結論だな。アカハラ・パワハラと訴えられる可能性は低いな。個別の学生をしつこく注意するわけではないし1回だけではないからな。自由記載のコメントには;
◉ アホ学生は続けて欲しい。アホ学生に自分がなってしまったのでマークミスなどをかなり気をつけるようになりました。
◉ 今週のアホ学生は緊張がたかまり、ミスしてはならないという意識が残った。ただし顔写真は止めて学籍番号氏名だけでいい。
◉ アホ学生は良いプレッシャーにもなり、かつ楽しめた。これからも止めることなく続けて欲しい。
◉ 今週のアホ学生という制度のおかげで、良い緊張感を持って講義を受けられた。
さて、来年度はどうしよう?前期は一切注意しないでどうなるか、秋学期は「アホ学生」制度を実施する、かな。
はめられた
2件の「はめられた」がでてきた。
1つは週刊文春がスクープしたとされる甘利明経済再生担当大臣への現金授与が政治資金収支報告書にない件だ。甘利氏の地元の市議は「わなにはめられたんじゃないか」と話す。 どうやら怪しげな企業が右翼とかと絡んで、都市再生機構(UR)の工事のトラブル仲裁を依頼したときに礼金のようだ。「はめられた」と主張するのはおかしい。政治家に依頼するほうだって、契約書を交わすわけじゃないんだから、依頼したことを記録するのが当然だろうし、いわんや右翼だったら、恐喝のいいネタだもんね。政治家なんて敵ばかりなんだから、菓子折りの箱に山吹き色のものが敷かれているのが当たり前だという認識がない方がおかしい。口利きの謝礼だったら、個人所得にするとか、政治資金収支報告書に書けばそれでいいだろうが。裏金としての現金が欲しかったにちがいない。しっかりもらったんだけど、その見返りをきちんと、依頼者が納得するようにできなかったのでは。あるいは脅迫されたのを拒否したのでは?
もう一つはSATAP細胞論文筆頭著者の手記だ。まだ読んでないから、TVやネット情報だけど、こっちも、元上司にはめられたと書いてあるらしい(朝のTBS TVで言ってた)。んでどうやらこの手記の初めに「最後になりますが 、どんな状況にあっても 「私の先生 」でいてくれた 、相澤慎一先生 、笹井芳樹先生 、丹羽仁史先生に心よりの尊敬と感謝を捧げます 。」と書いてあるらしい。とすると、元上司とはW氏しかいない。W氏はどういう動機があって筆頭著者をはめる必要があるんだろうか?論文になる前に、国立大学の研究所所長(教授)に就任しているんだぜ。はっきりいって駅弁大学の農学部卒が生命科学分野の国立大学の教授・研究所所長というのは大出世だ。いまさら筆頭著者をはめて何の得がある??データの捏造を筆頭著者に示唆したとかいう奴がいるけど、データの捏造を、子飼いの弟子でもないポスドクに指示したら、自分の身があぶないじゃん。権力の及ぶ自分の研究室の大学院学生にだったら捏造の示唆はありえるけど、他所からきた金持ちポスドクに捏造しろなんていったら、大変だ。これまでの成果がパーじゃん。折角の教授のポストがぶっ飛ぶ。
こっちは、筆頭著者のいいがかりだな。自分の悪行を悪行とは思ってないので、世間から批判されたのは「自分に責任があるわけではない、他の人・上司にあるのだ。」と自分自身を守るために責任転嫁するしかないだろ。自殺をほのめかすような部分が手記にあるらしい(未確認)けど、自殺する玉じゃないな。責任を自分で取らない・他人に押し付けて、これまで生きてきたんだろうな。
[ 追記 ] 2016.1.30
読まないで推測だけで書いているという批判があったが、読んだ人の感想だって同じだ「 そして、さまざまな言い訳も、「結局他人のせい」にしている。」(琥珀色の戯言)。読んで、上記の推測が違ったら、ここに書くよ。
レポートの評価
27年度の講義や実習の予定はほぼ終わりで、定期試験が残るだけになった。最後のレポートもようやく今日になって評価した。評価の結果はレポートの表紙に;
のスタンプを押すわけだ。小学校並みだな。もうこういうスタンプで評価結果を学生に知らせるのを何年もやっているわけだが、学生からは文句がこない。ブタさんは何点なの?という質問だけだ。ゾウさんは10点満点であるのは決まっているのだが、ほかのスタンプの意味する点数は実習課題ごとに異なるのだが、いちいち教えない。
中年Hはレポートの評価を減点法でやるもんで、0点なんてのが出てきちゃうのだ。学生としては一所懸命に書いたのに0点となるので、ショックだし、やる気を失うのだ。0点と評価しても、最終的な結果には下駄を履かせているのだが、返却されたレポートの表紙に0点はないだろ。小学校の算数のドリルじゃあるまいし。0点とすることに教育効果はないだろう。算数だったら答えが一つしかないから、のび太みたいに0点があり得るが、レポートでは、だれかのコピペでない限り0点はつけない方がいいだろう。学生は0点だと次どうしたらいいかわからなくなっちゃうからだ。よいところを見つけて加点してあげないと。
さらに中年Hは講義の方の評価も、授業で実施する小テストと期末試験を7対3で評価すると宣言しちゃっているようだ。小テストが採点されて返却されるので、期末試験をいっくら頑張っても100点以上とらないと合格にならないとなってしまう学生がでてくる。期末試験前に再試験決定だ。これもまずいよね。こういう学生は試験勉強するわけがない。
レポートの書き方を知らないわけで、最初から完璧なレポートを要求することはできない。グラフや表の数値に単位がない のは最初のうちは減点点数を小さく、後の方になったら大きくするとかにすべきだよな。
雪だ
今日はこっちの大学の勤務日で、前日の天気予報が「雪だ!雪だ!」というので、朝起きたとき心配だったのだが、雨だった。だから出勤には何の問題もなかった。
ところが、あっちの大学は雪で、休講になってしまったようだ。別の用件のメールで夕方になってわかったのだ。教員には休講だという連絡がないのね。学生にはメールで連絡があったらしい。教職員はWebページに掲載されているのを見るしかないのか。
つーことは、あっちの大学の近辺は明日の朝は道路がこちこちに凍っているんかな。まじーな。でも行かないといけないし。
朝一をやめたほうがいいのかも。
God Hand
ゴッドハンドは本来は常人ではできないことをするような素晴らしいことができる人(手)のことだったんだろうけど、最近はアルゼンチンのサッカー選手のマラドーナ http://laughy.jp/1427515562818110124から
とか、旧石器の研究者の藤村新一 http://inoues.net/netuzou9.htmlから
とか、理研の川合理事曰く小保方だとか、なんかインチキを人知れず行う人を示しているようになってしまった。