STAP HOPE PAGE をもじってHopeless Pageというのを立ち上げた人がいて、例の理研の再検証実験で得られたとするが、理研ではこのような写真の存在は確認できないというTypical Result の写真を解析して、インチキじゃねーの言っている。
小保方氏ではタイトルが Typical Result なんだけど、普通、論文ではこのような図の場合 Typical results と複数にするんだよね。
ま、それは別として、このHopeless page の解析は、”Typical Result”をR、G、B のフィルタを通した後、3つのどれか2つの組み合わせで強度の相関をみたところ、Typical Result の右側の赤い写真の赤い部分ではどの組み合わせでも相関がある。しかし、問題の中央の緑の塊は、赤ー青では相関があるものの、緑ー赤、緑―青では相関がない、つまり緑は独立した存在だというわけだ。さらに、本ブログの管理者も行ったようにブラシで緑を描き、その緑と背景の黒との移行部を解析すると、Typical Resultの緑の塊と、ブラシで描いた緑の塊がよく似ている、というわけだ。
左がHopeless page のFig5 から、右が管理者の作成した図
誰もが考えるのは、Photoshopでブラシで描くと同じようなのができるよということだな。
結論は同じで、ブラシで描いたんじゃねえの?ということだ。
誰がみてもTypical Result は綺麗すぎて、怪しいなと思うわけだ。「あの日」とか他の報告でも、理研の再現実験では小保方氏は細胞を酢漬け培養にするだけで、顕微鏡写真は小保方氏が撮影したのではないような雰囲気になっている(注:ところで さんのコメント)。だからもし、こんな綺麗な写真が得られたら、他の撮影した方が騒ぐのではないかと思うわけね。あるいは、小保方氏本人が撮影したとしても、こんなに綺麗な写真を撮れたのなら大喜びでほかの人に見せるでしょうね。
これが捏造だとしたら、あんまりにもeasyな捏造で、もっと真剣に捏造している人に対して失礼だ なんてことになるな。
カメラのは見たことがありますが、顕微鏡のビデオ信号はみたことはないので推測です。
Fig1 Typical Result の左端の写真は、輝度信号Y=αR+βG+γBと推察します。ブラシで描いたと思われる部分には、G信号成分は少なそうだ。
Hopeless Pageとは皮肉な名付けだ。
丹羽先生が、再現実験の結果を論文にまとめて出されたようです。Nature系列のScientific Reports誌です。基本的に、既に知られている情報のみであり、再現はできなかったという結論になっています。
Sci Rep. 2016 Jun 13;6:28003. doi: 10.1038/srep28003.
Investigation of the cellular reprogramming phenomenon referred to as stimulus-triggered acquisition of pluripotency (STAP).
Niwa H1.
Figure 1Aに、ブログ主さんが以前指摘なさった、散布図を使わないグラフが載っていました。
いくつか、タイプミス(asとかthatの反復、ナカライ社の英語表記違い)が見られ、Scientific Reportsの編集部門は文面のチェックはしていないのか、と思いました。
当方は建築構造技術者で、生物・医学関係には全くの素人ですのでご容赦ください。
ところで理研の相沢氏が小保方氏の再現実験について論文を投稿しています。http://biorxiv.org/content/early/2015/10/07/028472
この中に
… she did not make any of the analyses herself,
other than observations by phase and fluorescence
microscopy;…
とあるので、少なくとも位相ー蛍光顕微鏡は使えたようです。この顕微鏡がカメラ付きならば小保方氏も撮影できたのではないでしょうか。
なおこの論文のDiscussionには、「私(相沢)は、小保方氏自身が、正常な生育環境中のどんな体組織でもコロニー化ができるSTAP細胞を再生することに失敗したと報じることを重要であると考える」
と、述べられています。
情報ありがとうございます。
ご指摘の論文は、理研のSTAP現象の検証結実験の報告で、小保方氏は退職してるから報告書を出すわけがなく、またなんらかの英文報告書が必要なわけで、相澤慎一実験総括責任者が投稿したということですね。
確かにIntroduction の最後のパラグラフに小保方氏は顕微鏡観察ができない環境ではなく、許されていたということですね。位相差にしろ蛍光顕微鏡にしろ、特に蛍光顕微鏡は蛍光が容易にfadeしちゃうので撮影装置無しということはありえないと思います。したがって、小保方氏が撮影できたと考えていいと思います。
しかし、この相澤氏の論文のFig.1 を見ると、5つのすべての例ではlOct4発現の指標である緑の蛍光を出す細胞塊は、死につつある細胞の出す赤い蛍光も発しています。もし、Hope Page のTypical Result がホンモノでなおかつtypicalなら、常識的に考えて、相澤氏の報告にないわけがありません。また非常に稀かもしれませんが、これほど明瞭な写真だったら、1万個の例で1個だけ、はっきりと緑の蛍光だけ発する細胞塊があったと報告してもかまわないと思いますが、そのような記述はありません。考えられるのは、1)ホンモノの画像であるが、相澤氏が非常に稀な例なので無視したが、小保方氏はtypicalと主張した、2)小保方氏が適当な写真を探しだしPhotoshop等で捏造した ですかね。
「Scientific Reportsの編集部門は文面のチェックはしていない」
そうですね。Abstract では丹羽氏単独の論文なのに We を使っているし…
Negativeな結果の論文は書く気もしないし、読み手はabstractから先を読むこともないし…
昔、Journal of Negative Results という雑誌があれば表面上業績が増える、と思いました。
この写真に関する情報公開請求者に対する理研からの文書回答では、不開示理由が「該当する文書が存在しないため」となっていますので、1)は考えにくく、2)の方が可能性が高いと思います。もうひとつの可能性として「小保方氏が理研に提出せずにコッソリと温存していた」ということはないでしょうか。
https://twitter.com/ds9odo1/status/734682989272010752
「理研にない写真だ」というのは「STAP細胞を語る会 小保方さん擁護派も批判派も」というフェイスブックの越智武義さんが理研に問い合わせて明らかになったことですね。https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1722339421355264&set=pcb.1184023884962865&type=3&theater
こっそり隠して温存はないかと思います。再検証実験を仕切った相澤慎一氏は小保方の引っ越しの際、すっぽんの水槽を担いだり(https://www.youtube.com/watch?v=gRqwtxl0z_U 6分ごろ)して、どちらかというと小保方に同情的ではあった、少なくともコミュニケーションはあったので、もし、小保方がこの写真のような標本を見つけたら相澤氏に大喜びで報告したのではないでしょうか?ま、小保方の行動は普通と違うからわからないですけどね。相澤氏が無視したとする可能性はないわけではないけど。
これだけ、叩かれているのだから、Webページで言いたいことを言うのはかまわないけど、もっと慎重に、ミススペルのない文章を書くとか、疑念がもたれないような図にするとか… ご本人は”真実”なんだから、あるべき姿を見せてどこが悪いということなんでしょうね。