猪突猛進女史

小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」というブログを主宰されている木星こと上田眞実氏は自称ジャーナリストなんだけど、情報というかデータをまともに読めないで、なんでジャーナリストなんだろ。
2016年06月08日 「STAP細胞をヒト由来試料を使って研究する」事を承認した理研の会議記録 という記事では、若山氏とお嬢様の名前で倫理審査委員会に申請された公開書類を見つけて鬼の首をとってきたように騒いでいる。
研究倫理委員会が開催されたのは2012年4月27日(金)でこれは2014 年 6 月 10 日 CDB 自己点検の検証についての報告書(3p)にもある通りである。したがってヒトの細胞を使うことを企画していたのは周知のことなのに、何をいまさらというわけだ。
ヒトの細胞を使うという申請でこれがSTAPと結び付くかどうかは倫理委員会の議事録にないが、お嬢様が理研のGD(グループディレクター)や竹市センター長の前でプレゼンしたということだから、申請の研究目的はヒトの細胞を使ったSTAP現象を証明することにあったんだろう。議事録は、申請書の不備とか疑問点の質疑だけが記録されているわけで、申請書の中身が妥当なら計画の詳細は議事録に残らない。また、研究計画の申請だから、申請書にあることを全て実施したかどうかも、これだけではわからない。このあとヒトの細胞の培養のための薬品等を購入したようだが、この申請時期はまだまだマウスのSTAP現象についての実験が主で、ヒトの細胞を実際に使うところまで至らなかったと想像できる。その後だって大騒ぎになったんだからヒトの細胞を使った実験なんかできなかっただろう。「若山さんとオボちゃんがヒト血液細胞で幹細胞研究していた事の議事録も発見された。」なんて大嘘を平気でツイートしている。
20160609mokusei
ヒトの細胞培養のための準備をしただけで、ヘルシンキ宣言違反だとか言ってもしょうがないだろ。どこがスクープなんだかわからん。先も見えずにただひたすら猪突猛進はこの女史のお得意とするところだな。

「猪突猛進女史」への5件のフィードバック

  1. 広島大学難波紘二名誉教授のブログで、若山氏はヒトES細胞でキメラマウスを作成しただなんてトンデモ説を大真面目に主張しているのがいます。(笑
    あのブログは匿名者はUnknownと表示されるので、誰だかは判らないのだけど、学力の程度から推察するに、もしかしたら木星(上田眞美)さんかしら?((笑

  2. 「違反」という言葉は、法令や規則に反している事を述べる際に遣うべきですね。
    (通称)カルタヘナ法違反というならまだ理解できるが、「宣言」に「違反」とは。
    彼らが主張している内容から触法行為が疑われるような研究が行われていたとはとても推論できませんけどね。
    「じゃあなりすと」を名乗っているくせに、言葉を大切にしない人ですこと。

  3. 女史のブログを見ましたが、読むのに疲れるページです。ながめるだけでした。ジュピターという名前に酔っているのでしょうか。
    「あの日」の図書館予約順番が、64から20になりました。O嬢の言い分を拝聴するのは、8月末でしょう。

  4. 上田眞美氏はあれで、ジャーナリストとして理研の記者会見を現場取材しているんですよね。何をか言わんやです。
    ジュピターの名前は2chでは
    ジュピター⇒ジュピ樽(その体型から)⇒樽
    と変遷して、樽が定着しています(笑

  5. 何だか異常に往生際が悪いのが流行ってるみたいでウンザリです。お嬢さんとその擁護者たちの往生際の悪さも酷いものだし、舛添都知事の往生際の悪さもとても醜く気持ちが悪いです。STAP騒動では、理研もSTAP細胞に未練タラタラで、不正の調査よりも検証実験を優先して、日本の科学界の信用を失墜させ、挙げ句の果てにはCDB解体や世界のトップ研究者の死という重大な結果を招いてしまいました。早稲田大学も研究不正を糊塗しようとして、調査委員会が博士号の取り消しには該当しないなどとおかしな報告を出して、大きな反発を食らって2年近くかかってやっと取り消しが決定した有り様です。どれだけ日本の博士号の信頼を落としたことでしょう。
    そして、東京オリンピック関連では、新国立競技場やエンブレムの問題、IOC委員への贈賄疑惑と問題が噴出しているのに、組織委員会委員長はまるで蛙の面になんとかで、一向に責任を取ろうとしません。もう世界中に恥を曝すのは止めて欲しいものです。いつからこんな恥知らずの国になったんでしょう?
    でも、日本の科学界の信用は、管理者さんのような教育者や在米ポスドクさんのような誠実な研究者の方々がきっと回復させてくださると希望を持っています。きっと大半方々は、私が知らないだけで、科学界はお二人のような人たちなのだと感じさせていただきました。私には何もできることはないけど、長い目をもち、応援したいです。

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