体細胞に死ぬような刺激を与えたら…

分化した体細胞に死ぬような物理的化学的刺激を与えたら、かなりの細胞は死ぬわけだが、中にはOct4を含む多能性に関わる遺伝子が発現したと、STAP細胞事件でも、最近話題の韓国の特許申請でも主張していて、細胞を初期化し、ES細胞のようにすることができると主張しているわけだ。
しかし、このような刺激は、初期化に関係する遺伝子だけを活性化するだけでなく、ほかの遺伝子も活性化しているのではないだろうか。つまりインスリンもミオグロビンも発現していたりするのではないのだろうか。死ぬかもしれないような厳しい刺激は非特異的に様々な遺伝子を活性化しているのであってGFPを作る遺伝子をOct4遺伝子の前にくっつけたから緑になったのであって、インスリン遺伝子の前にくっつけても緑になるのでは?あるいはOct4の発現を調べたからタンパクレベルでも発現したよといっているだけで、例えばミオグロビンタンパクも出ているのでは?
初期化特異的な遺伝子の発現のみに作用したというデータはあるのだろうか?
こっちの方は専門でもないので調べる気もないから、だれか教えてくれ(安易だな)。撤回されたSTAP論文に初期化とは関係ないタンパクの電気泳動のバンドとかあったっけ?