学級閉鎖

COVID−19感染者数の第7波は急激な上昇で、学生さんの欠席も増えている。全部がコロナなのか、サボっているのかわからないけれど、前期が終わるころの現在、欠席者が多い。しかし先日実施した前期最後の講義は、コロナ感染・濃厚接触の連絡があった者だけが欠席でほとんどが出席したので、あと何回欠席できると計算してサボっている学生がいるのは事実だ。

しかし、感染者がいるのも事実で、遂にこの週末は学年閉鎖になった学年がでてきた。

この大学は学年が変わるたびにクラス替えというのがあるから複数のクラスがあっても友人はクラス内に限定しないから学級閉鎖ではなく学年閉鎖なのだ。クラス替えなんて小学校みたいだな。

学生には症状はないが感染しているというのがいるのはほぼ間違いないので、爺としては恐ろしいのでなるべく学生との接触を避けるようにしているわけだ。講義は学生と離れて行うからいいが、実習となるとそうはいかない。つい学生に接近して手を出すことになる。口頭で説明しても、道具等の名称を学生が理解していないし、学生からの質問も、例えば筋電図を記録するために皮膚に貼り付けるのり付き電極(ディスポーザブル電極)が失敗して不足したりすると、「先生、シールください」とか言ってくるわけで言葉が通じないからだ。

当方にとっては、幸いなことにクラスターの出た学年の講義や実習を担当していなかった。しかし、ほかの学年にも感染者がぽろぽろ出ているので、逃げ回るしかない。学生とのコミュニケーションはメールとかになる。

どこの大学でも出欠の記録、成績の入力、記録、課題(レポート)の提出等を行う学生管理システムを導入しているわけだ。学生との連絡もこのシステムを使う訳だ。学生とのやり取りが学生と教員のPC・スマホ以外のシステムに記録として残るのは、トラブルを防ぐのに有効だが、個々の学生とのやり取りになると面倒になる。普通のメールだったらCc、Bccは簡単になるから、学生との連絡のやり取りはクラス担任とかにも同時に知らせることが簡単だ。しかし、このような学生管理システムでは、連絡があったとの連絡は普通のメール連絡なのだが、内容はこのシステムに入らないとわからない。

質問とかが学生からあると、この学生管理システムは、yy科目にxxという学生から質問があったとの連絡しかこない。質問の内容はわからないわけだ。

システムにアクセスするのだが、当然のことながら、同じ科目名で複数のクラス、学科を教えていると、どの学科のどのクラスなのかわからないから探すことになる。科目番号など覚えているわけがない。質問する学生の学籍番号と氏名はメールにあるわけだが、この情報では学生簿を参照しないと、学科学年クラス がわからない。

たどりついて、学生に返事をすると、学生から返事が帰ってくるわけだが、これもこの学生管理主ステムで行うわけで間に複数のステップがあるので面倒くさいったらありゃしない。

レポートを電子ファイルで提出させると、現在のシステムでは最大2MBなので、学生が写真や絵を貼り付けたりするとあっというまにオーバーしてしまう。ファイルサイズを小さくすることなど学生が理解しているわけがないのだ。学生は困るので聞いてくるわけで個々に対応するしかない。

なんとかしてほしいわけだが、既存の市販システムを導入しているわけで、このプログラムの変更は金がかかってできないのだ。

今はどの大学でも学生管理システムを使って、事務作業を減らすことを目指しているわけだが、平の教員の側からみると、そのシステムの一部しか使わないということになるわけで、職場が変わるとシステムが違うので、おろおるするしかないのだ。結局、事務に行って操作方法を聞く羽目になる。事務はマニュアルを読んでくださいとうのだが、何でもできるシステムのマニュアルは読んでもわからないのが普通なのだ。

研究費、教育経費についてはまた別のシステムが当然あって、そのマニュアルを読んでもよくわからない。経費の支出の規則は大学ごとに違うから、市販のシステムのマニュアルには書いてないことがある。そっちの方を使うわけで、よくわからない。事務にマニュアルないのがというと、マニュアルを作れないようなので、先日、大学支給の研究費、科研費等の外部資金から学会年会費とか物品の購入手続きマニュアル、教育用経費で物品を購入する手続きマニュアルを作り事務にチェックしてくれと渡しておいた。マニュアルがないからね。出張の交通費と宿泊費の請求のマニュアルはまだ作ってない。規則がころころ変わったりするので、その度に事務に問い合わせに行くのだ。他の先生はどうしているんだろ?と不思議になるわけね。最初、必要な物品の購入をどうしたらいいか聞きに行ったら、ともかく自費で建て替えてくれと言われておったまげたのだ。数万円のレーザープリンタの導入に半年かかった。これはさすがになくなったけれどね。

と、ぐちぐち繰り言を書いているわけです。


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