あっちの大学の学生食堂は貧弱だ。学生数が少ないこともある。2限が終わるのが12時10分。これより遅れていくともう食べるものがない。食券を購入するのだが、ほとんどのメニューは赤ランプ=売り切れになってしまって食べるものがない。
ということで、今日は12時10分前に学食に行った。この時点で、すでに売り切れのメニューがある。
メニューはプレートとスナックがある。どちらも基本的にはご飯、みそ汁、おかずが一皿である。これに副菜として冷や奴とか納豆、煮物等が追加できる。プレートあるいはスナックに副菜2つとのセットになると副菜を個別に買うよりサービスで安くなる。
本日はプレートに2種類、A、Bがあってそれぞれに副菜つきのセットがあった。このセットメニューがすでに売り切れなのだ。なんでだ?と文句を言ったら、セットものはA、B 合計で7セットしか用意していないと言う。なんてこった。学食だぜ。たった7つかよ。始めは何を言っているのかわからず7種類しか無いと言っているのかと思った。学食で7セットしか用意していないとは想定の範囲を大きくはずれているからな。
で、なんだかんだと言ったら、売り切れのはずのセットを出してくれた。
普通の学食は、ユーザが好きな物を選び、会計の所に言って計算してもらうというスタイルだ。あっちの大学は人件費を少しでも減らすために会計を置いていないのだ。食券だけだからこんな風になる。もっと工夫すればいいのに。
日別アーカイブ: 2013年9月27日
レポートの締め切り
実習のレポートは、学生同士のコピペを防ぐために、考察の部分のみメールの添付書類として送付させている。電子化されたテキストファイルがあれば、アプリケーションでコピペの判定ができるからだ。
紙媒体の提出の締め切りは次回(翌週)の実習日の前日21時である。21時というのは学生が自由に使えるパソコンが設置してあるパソコン室(メディア・センターとあっちではいっている)が閉じる時間だ。メール添付は同日の24時だ。メールを24時にしたのは自宅から送る学生もいるのではないかと思ったからだ。実は、これはあまり意味がない。学生は同級生と一緒になってしかレポートを書く事ができないのだ。自宅にパソコンがあっても意味がないのだ。つるまないと何事もできないのだ。だから同一締め切り時間としても同じなのだ。
中年Hも同じことを実施している。しかし、メールの締め切りは次回実習日の前々日なのだ。曰く「考察はでたらめなので、ともかく考察だけは先に書かせ、結果のグラフや表に単位等がぬけているから、紙媒体ではこれを前日までに確認してから提出させる」。
どて、そんなことは学生がするもんか。前々日のメールの締め切りに書き上げて印刷して提出するに決まっている。だから前日にメディア・プラザに該当学生はほとんどいない。前々日は沢山いるのだ。中年Hが学生だったらどうする?2段階の締め切りだったら最初の締め切りに終えてしまうにきまっているだろうが。
というわけで、締め切り日は同じ日にさせた。ひとつの理由は、秋学期は、これまで通りだと中年Hの学科のメールの締め切り日と管理者担当の学科の締め切り日が火曜日と同一になってしまうからだ。ほかの科目のレポートの締め切りもあるのでメディア・プラザがいっぱいになって学生があふれちゃうからだ。管理者担当学科の実習と中年H担当学科の実習はそれぞれ水、木曜日だからだ。管理者担当学科の締め切りが火曜日、中年H担当学科のメール締め切りも火曜日、メール締め切りの日に紙媒体レポートも書くに決まっているから火曜日はぶつかってしまうのだ。だから変更させた。中年H担当学科のメール、紙媒体の締め切りを水曜日とさせた。
中年Hはレポート評価の負担を減らす方法とか色々変なアイデアを出すのだが、ことごとく管理者に否定されてしまう。アイデアが陳腐だからな。
デモは難しい
ウエーバー・フェヒナーの法則という感覚生理学/心理学の法則がある。弁別閾は初期値に依存するという法則だ。弁別域とは量が変化したと感じる量の変化分の大きさ、初期値とは最初の量の大きさである。バケツに水を入れて保持しておき、少しずつ水を加えていき重くなったと感じるときの加えた水の重さは、最初にバケツに入っていた水が少ないと小さいが、最初の水の量が多いと大きな値になるということだ。
これを講義で実験するために、スクリーンで黒い四角をみせておき、次第に四角の明るさを変化させ、どの時点で明るくなったかを言わせた。次に白い四角を見せておき次第に明るくしていくのだ。パソコンのモニターではウエーバー・フェヒナーの法則に則った結果がでたのだ。
この図で0とある四角を1枚のスライドで表示しておき、1〜10の四角を各スライドで表示したのだ。10%の白(灰色)から16%の白まで順次みせていき、いつ明るくなったかを判定させるのだ。同じ明るさのもある。
もう一つは90%の明るさの白四角を見せておき、96%の明るさまで変化させたとき、いつ明るくなったかを判定させたのだ。
教室でプロジェクタで実施したら、黒いほうから明るくするのは問題なかったが、明るい方は、プロジェクタの白が90%白ですでに飽和したためか、教室全体が暗いからか、明るさの変化を検知できなかった。失敗だ。やっぱり現場で確認しないとだめだ。
学生さんが退屈しないように、工夫はしているのだが、なかなかデモは難しい。