贅沢なおっさんの続き

MacBook Air を2台所有し、1台をバックアップに使っているという贅沢なおっさんの続きだ。
あっちの大学に勤務している日にこの贅沢なおっさんから電話がかかってきた。本来のMacBook Airではなく、バックアップの方のMacBook Airで作業しているのではないか。という疑問だ。
本来のMacBook Air—-Thunderbolt/Power二股ケーブル—-Thunderbolt Display—-Thunderbolt ケーブル—-バックアップ用MacBook Air という接続だ。バックアップ用MacBook Air はターゲットモードで起動しておきCarbonCopyClonerで本来機のクローンを毎日定時に作成する。これにTimeMachine 用外付けHD、SuperDrive、プリンタがUSBケーブルで Thunderbolt Displayの背面のポートに接続する。という構成だ。プリンタがUSB接続なのはプリンタを共有したくないのだ。
孫が生まれ、その写真が送られてきた。あまりにもかわいいので、孫の写真をデスクトップの壁紙にしたわけだ。壁紙の設定は普通システム環境設定から行う。このおっさんはそんなことはあまりしない。Mountain Lion では、送られて来た写真を右クリックすると壁紙にするというメニューが出てくるのだ。だからクリックしちゃったのだ。
あるとき、本来の本来のMacBook Air を Thunderbolt Display からはずし、単体で起動したらデスクトップの壁紙が元のもので、孫の写真になってない。バックアップ機を立ち上げると元のデスクトップだ。へ?ではこれま作業していたのはバックアップ機だったのでは?と、混乱してしまったわけだ。
電話を受けた時、バックアップ機で動いていると言われたので、そんなはずはない、バックアップ機はターゲットモードになっているので、本来のMacBook Air が動いているかぎり、また再起動しない限り、起動ディスクにはならないはず… とは思ったもの、現物がないので、土曜日に行くからということにした。
土曜日、行ったら、贅沢なおっさんの言う通り、本来機単独で起動すると、 Thunderbolt Display-Clamshell モードで設定した壁紙にならない。 Thunderbolt Display接続で本来機の蓋を閉じないと、本来機も Thunderbolt Displayも壁紙は元のものである。この状態で本来機の蓋を閉じClamshellにすると、設定した孫の写真の壁紙になる。
この動作は本来の動作なんだろ。2つの画面のそれぞれの壁紙を設定したことになるのからだ。蓋をあけたときは自動的にミラーモードであり、Clamshellモードはミラーモードでも、2台のモニターを使っているモードでもないのだ。混乱するわけだ。Clamshellモードではビデオ出力は本体への出力をやめ、外付けディスプレイ専用になるのだ。解像度がちがうからな。壁紙については2台のモニターを使っていることになるんだろ。
さらに混乱したのは Thunderbolt Display背面に接続したUSB機器を認識できないことである。本来機に接続すると認識できる。
しかし Thunderbolt Displayに接続した外付けHDは、最初は認識していなかったが再起動でできるようになった。Canonのプリンタは認識できない、また管理者が最初に設定したときは Thunderboltケーブルが短いものであったのだが、これを配置の関係から長いものに変更してあった。この長い Thunderboltケーブルにも問題があるのかもしれない。組み合わせでうまくいかない可能性もある。
MacBook Air 単体でもCanonのプリンタを認識できないことが分かった。プリンタドライバを更新したりしたが、結局これは意味がなく、プリンタをUSB接続したまま、プリンタの方を再起動すると、MacBook Air でも Thunderbolt DisplayのUSBポートでも、認識できるようになった。
長い(2 m) Thunderboltケーブルがだめなのかは、きちんと検討していない。短いほうに変更したらうまくいったからだ。
テスト環境が自分の物ではないからな。
2台のMacBook Airは重ねて置くと加熱してファンがうるさい。そこで、ホームセンターでまな板が2枚入るスタンドを購入して持って行ってあげた。これでいいはず。これでディスプレイの近くにMacBook Airを2台置けるので Thunderboltケーブルも短いので済む。
PowerPointでコピペができないという問題は、OSを10.8に上げたためで、Office 2011をアップデートして解決した。
なんだかんだで2時間弱かかって、すべて解決した。系統的に調べて原因を追及していないから、参考にならないだろうな。
なんせ、こんな贅沢な使い方をしているユーザなんてめったにいないから、ネットでの情報が得られない。