ローストビーフ

正月の宴会に供されるローストビーフを作った。1.8 kg、塩コショウしてタコ糸で縛ります。斜め上から撮影している。

200度に予熱して200度で65分。途中でトップが焦げすぎないようにアルミ箔で覆いました。中心部の最終的な温度や62.5度。オーブン内にある焼き上がり。

右下からアルミ箔で導線を覆った熱電対温度計のプローブが刺さっているのが見える。

温度計についてはhttps://nbsigh2.com/?p=11891、https://nbsigh2.com/?p=568
過去の例:https://nbsigh2.com/?p=9072、https://nbsigh2.com/?p=18055

Baked Cheese Cake New York style

正月に親戚が集まって宴会なので、久しぶりにチーズケーキを。Baked Cheese Cake New York styleというわけです。
昔と違ってレシピはネットにいくらでも転がっているわけで、ほとんど同じですね。15 cm を2つ作りますから、以下の量は2つ分としてください。

クラッカー130 g をフードプロセッサーで粉々にします、ポリ袋にいれて麺棒でひっぱたくというのでもいいです。細かくなればいいので

スーパーで売っていた直径15 cm の紙の型

クッキングシートを底と側面の内側に貼ります、折っても曲がりにくいし、のりでもくっつかないので、側面のはホッチキスで止めます。食べるときクッキングシートから取り出すのでホッチキスで止めても問題ないです。

バター80 g を電子レンジで温めて溶かして、粉砕したクラッカーと混ぜ、紙型に入れます。ラップの上から手で押し付けます。

クリームチーズ400 g、カッテージチーズ200 g、卵黄4ケ、砂糖100 g、薄力粉50 g、生クリーム200 ml、レモン汁大さじ1,ブランデー少々、バニラエッセンス少々を混ぜる順番など無視して混ぜます、薄力粉だけは”玉”になるので篩って少し入れてはかき混ぜるとしてください。滑らかに均一になるまでかきまぜます。

卵4ケ分の白身をメレンゲにして加えます。メレンゲを加えた後はお約束でざっくり混ぜるだけです。

裏ごしするというレシピもあって、そうすると表面が平らにきれいになりますが、省略。クラッカーを敷いた紙型に流し込みます。持ち上げて底を平らなテーブルの上の落として、中に大きな空洞がないようにします。

天パンに水を張り、金網で浮かせた上に置いて180度で60分、30分くらい経過したらオーブンの扉を開いて表面に焼色がついていたらアルミ箔をのせて、表面が焦げないようにします。竹串をさして液体がついてこなかったらOK。もっとも焼けてなくてもチーズだから気にすることはないです。

冷蔵庫に保存すると膨れていたのが凹んじゃうけど問題ないです。

何故、2つも作ったかというと、それなりの人数が集まる予定だからです。何年か前に同じような人数のパーティのときにも2つ作ったのですが、若いおねーちゃん二人に切り分けでサービスするのをお願いしたら、1ケだけ切り分け、もう一つは2つに切り分けて、このおねーちゃん二人が山分けにして持って返っちゃったのです。どうもケーキが小さいのでおかしいなと、酔払いつつ思ったのですが、皆が帰るときに判明したという次第でした。今回はそのようなことがないように見張るつもりです。

数の子

我が家では松前漬けは正月の一品ではないが、作ってみることにした。北海道、青森、秋田から北陸での地方食だが現在は全国的になっている。松前藩起源ということで江戸時代から明治にかけての北前船が関係するかと思いきや、現在の形で普及したのは昭和初めのようで直接関係はないようだ。ただ昆布とスルメの組み合わせの下地が北陸までいきわたっていたことが食する地方が限定していたようである。松前漬けが江戸時代からの食べ物というわけではなく、昭和の初めに「松前」とネーミングしたのが受けたのが理由のようだ。当方は子どもの頃から正月に食べているわけではないので、特に郷愁を感じるというわけではないのだが今年は作ってみようとしたのだ。理由の一つはスルメと昆布を細く切ったのがスーパーであったから、あとは数の子があればいいわけで、手間がかからないと思ったのだ。

そんでこの松前漬けキットと塩数の子を購入した。

ラップを取り除くと、なんと

というわけで、ラップの透明部分ではないところには数の子がない。最近ではこういう”上げ底パッケージ”は、お土産用のお菓子の箱以外にはなくなってきたと思うのだが、相変わらずあるのだ。

松前漬けは1週間弱かかるから、今日あたりからはじめるのだ。
人参の千切りは入れないのがオーソドックスらしい。
つけ汁は、ネットのレシピをみると、酒のアルコールを飛ばすためか、醤油、酒、みりんを混ぜたあと煮切るのが多い。しかし必須ではなく火を通さないのもある。そもそもが保存食なので煮切らないほうが保存できるから伝統的だと考えられるらしいが、現在は冷蔵庫もあるから子供が食べることもあるときは煮切るのが普通らしい。
唐辛子を入れるのもあるが、これはきんぴらごぼうに見た目似ているからか?
砂糖を加えるのが多いが、酢を入れるのもある。
いりごまとゆず皮をトッピングするのもある。

最低の醤油、みりん、日本酒の他はどうするか、まだ決めてない。とりあえず数の子の塩抜きを始めた。

鯛の押し寿司

鯛1尾800gくらいが980円で売っていたので押し寿司にした。

三枚におろして
皮は取らずにトーチで炙って

そぎ切りして昆布の上に並べ、さらに上から昆布を被せて挟むっようにしてラップして冷蔵庫で2時間

押し寿司の木枠に、鯛、すし飯、大葉、すし飯の順に詰めてできあがり。美味しかったです。

スポット溶接機

スポット溶接機

リチウム電池にリード線をつけるために、電池にタブを溶接する必要がでてきた。何故リチウム電池は他の電池とちがって、コイル状のバネのついた電池ケースを使わないのか理由はわからない(*)が、とにかく電池はタブで直列/並列にそしてリード線に繋がっているのだ。だから電池交換が必要になったとき、電池パック丸ごと交換するしかない。しかし1本だけ交換したいとき、あるいは組み合わせた電池パックを作るためには電池にタブを溶接しなければならない。というわけでスポット溶接機を探したわけだ。ネットで見れば本格的な業務用ではないのが数千円で売っている。
*:追記:リチウム電池はアルカリ乾電池等に比べ高い電流密度を供給できるので、コイルスプリングの電池ケースのような接触が不安定になるような接続方法では接触不良のところで発熱して発火する可能性があるから回路内での配線抵抗を低く、安定に保つためタブを溶接しこのタブにリード線を配線するのが好ましいから。特に電動工具ではスプリングによる接触は不安定なので使われない。

安いのでいいと思って手を出したが、結局、電池を含めると数千円になってしまった。一番高価なのはバッテリーなので中古でそこそこ使えそうな自動車のバッテリーがあったら、お勧めするところですな。

作成したスポット溶接機の回路。極めて単純である。

・リレー 856円(アマゾン SOCOCO 自動車用リレー DC12V 電流80A
・デジタル電圧計 899円/5=180円(アマゾン サムコス 5個セット 2線式 LEDデジタル電圧計
・鉛蓄電池 12V9Ah 3,209円(アマゾン LONG 12V9Ah 高性能 シールドバッテリー WP1236W WP1236W
・スポット溶接機 キット 1,759円(アマゾン Oidnvay 12Vスポット溶接機 PCB回路基板溶接装置
・プラスチックケース ダイソー 110円
・ロッカースイッチ、ダイオード、スペーサー、ネジ類、ポスト端子(在庫があった)

幾つかあるスポット溶接機のYoutube動画の1つ[DIY] 格安スポット溶接機を検証 12V9Ahの小型バッテリーで溶接できるのか?!を見ると電池は12V9Ahのバイク用(?)でできるようなので、これを選んだが、リチウム電池へのニッケルタブ溶接は可能だが力不足である。といって普通車用のでかい電池にすればいいが、これでは重くて取り扱いづらい。

写真にあるようにこの基盤を収めたケースを電池の上に両面テープで接着して乗せておく。電池と離しておくと使い勝手が悪いからである。つまり電池を接続したままにするので、スイッチが必要になる。大電流が流れる可能性があるので普通のロッカースイッチとかトグルスイッチは使えない。かといって大電流を流せる大きなスイッチは高価でバカでかい。オートバイ用の多分セルモータのための12Vのリレーだと大きな電流を流せるからこれを普通の弱電用のロッカースイッチで制御すればいいのでこれを採用した。このリレーで溶接のための電流を制御するわけではないから80 Aで十分でしょ。コイルにはお約束のスイッチを切ったときに発生する電流を逃がすためのダイオードをつける。これも電源整流用の多分1 Aを流せるヤツだ。小信号用のダイオードではまずいと思う。

デジタル電圧計はアマゾンで格安のがあったから購入した。中華製で驚くほど安い。@180円だからね。デジタル電圧計は一昔はそれだけでえらく高価だったからね。電圧計を駆動するための電圧がそのまま表示される。調整用のトリマーがついているが、テストしたら無調整で電池電圧を知るためくらいの用途だったら問題ない。駆動電圧と測定電圧を別にすることもできる。300Kオームの抵抗外して横にずらして接続すると、3つ並んでいる端子の空いている端子が測定電圧入力になる。今回は供給電圧(電池電圧)をそのまま表示するわけなので赤、黒の2線を電池電圧が出るころに繋げばいい。そのままだと点灯しないセグメントが見えるのでスモークのアクリル板があったのでそれを上に接着した。

ダイソーで手に入れた36x118x65mmの横開きディスプレイケースというのに、パーツ全部を入れて蓋ができたので、これに詰め込んだのだがキチキチであった。

電池の端子はむき出しにならないようにしたので、充電のときの端子が必要である。この端子はリレーとは関係なく直接電池の端子(Chargeと表記)と接続してある。ここに定電圧装置とか充電器を接続して充電すればいい。ひどく放電してなければ14 Vくらいで充電をすれば当初500 mAくらい電流が流れるがすぐに100 mA以下になり、充電器をはずしてスイッチを入れれば12 V以上の電池電圧が見えるだろう。充電中、PowerスイッチをONにして電池電圧を見ることができるが、通常は充電器の出力電圧に等しいだろう。充電器との接続を取り除いたら電池電圧を表示することになる。

基盤キットにはなんの説明書も付属していない。電解コンデンサとブザーをハンダ付けする必要がある。両方とも極性があるから基盤の表示に従う。ブザーはラベルが貼ってあって、このラベルに+のマークがついていたが、ラベルの貼り付け位置がブザー本体にあるマークと逆で、ブザー本体にあるマークに従う。コンデンサもブザーもリード線の長い方がプラスである。

基盤にはLEDと押しボタンスイッチ用の端子が用意されている。つまり透明ではない箱に収めたとき、箱の外にLEDと押しボタンスイッチを設置することができるのだろう。実施していないからわからない。

動作させるのは説明がないからYoutubeとかで見て調べた。電源を入れると緑のLEDが点灯する。この状態でレベル1で押しボタンスイッチを1回1.5秒押すと、ブザーが2回鳴りLEDが2回点滅する。これがレベル2だ。同様にさらにスイッチを押すと3回ブザーが鳴り3回LEDが点滅する。これがレベル3である。これを続けるとレベル5まで設定できる。これは通電する時間の長さを変えるということで、通電時間が長ければより溶接の温度が上がるということで、強力に溶かして接着されるということである。
溶接のため通電するとこのレベルに一致したブザーの音とLEDの点滅がある。通電時間は測定したら
レベル1:5.13 ms
レベル2:7.24 ms
レベル3:9.27 ms
レベル4:12.1 ms
レベル5;15.1 ms
であった。

押しボタンスイッチを3秒間長押しすると電源が切れる。本機の場合、Power としたロッカースイッチでリレーをOFFにしても同じことになる。
プローブ(溶接棒)が2本とも金属にコンタクとしたらその間ずっと電流が流れるわけではない。コンタクトした瞬間から一定時間電流が流れるということで、ノイズがあるとすぐトリガーされ音とLEDが光ってゲートが設定時間開いて電流が流れる状態になるが、このとき溶接棒が何も触れてないと電流は流れないから問題はない。溶接棒を溶接金属に触れたままにすると0.5 秒後に再びゲートが開いて電流が流れる。一発では溶接が不十分なら接続したままにして繰り返せばいい。その度に溶接棒を離して同じ場所に接触しても同じことだ。

何回か使ってみてわかったが、この9Ahのバッテリーでは容量不足なので、しっかり充電してから使わないと溶接できない。

0.12オームのセメント抵抗に流してみたが抵抗両端に10 Vの電圧が発生したから8- mAの電流が流れたことになる。実際はもっと抵抗が少ないのでもっと電流が流れるのだろう。

実際にキットに付属していたニッケルストリップ(タブ)を18650リチウム電池に溶接してみたが、レベル5の最強でも1回では溶接できず、5〜6回くらい通電させてようやく溶接できた。というわけでこのままではちと力不足である。Youtube では問題ないようだが、間にリレーをはさんだからだろうか?それしか理由がない。

要するに短時間、大きな電流を流して金属を溶かして溶着するということなので、接着する部分だけに電流が流れるようにすることが肝要なのだ。2枚の金属板の接着の場合、木の上で実施すると木が焦げる。電気抵抗の低い熱伝導率の低いタイルとか珪藻土の板(コースター)の上とかで2枚を接続するとか、溶接棒の先端で挟んであてることができたらその方がより効率よく溶着できる。

溶接できる金属は決まっている。電流を流して金属の抵抗で発熱して溶かして接続(溶接)するわけだがら、抵抗が高く、熱が逃げないつまり熱伝導率が小さい金属が好ましい。電気抵抗が小さいとより電流が流れるが発熱しない、熱伝導率が大きいと発熱した熱が逃げるから溶けない、ということで調べると金属の電気抵抗と熱伝導率は
金属名     電気抵抗率 [Ω・m]  熱伝導率W/m K
銅        1.69 ×10^−8    386
アルミ      2.65 ×10^−8    204
ニッケル     6.99 ×10^−8     90
鉄        1.00 ×10^−7    67
ステンレス(18-8) 7.40 ×10^−7     16
ということで、銅やアルミは電気抵抗が低く熱伝導率が大きいからこのような小さな溶接機では溶接できない。だから本機のプローブ(溶接棒)は銅である。ニッケルに比べ鉄やステンレス方が安価でいいように思うが、どうやら酸化しやすいとか耐食性が悪い、硬さや脆さが悪いのでリチウム電池にはニッケルの方がいいということらしい。鉄やステンレスについては、このような小さな溶接機でも、対象金属が大きくなければ薄いニッケルタブのように溶接できると思う。

溶接棒は強く押すと接触面積が大きくなり電気抵抗が小さくなって温度が上がらない、押す力が小さいと接触しそこなったところからスパッタ(火花)がでて溶接が不十分になる。電流量がより大きく、通電時間がより長くなれば温度が上昇して溶接できるが、過ぎると穴が空いたり割れ目ができたりして逆に強度が低下する。何回かやって試してみるしかない。溶接棒の間にスリットをつけたタブにすると、タブだけに流れる電流が減り、下の電池との接触部分に流れる電流が増えてより効率よく溶接できる。

ニッケルタブ同士はレベル5でも溶接できない。数回以上繰り返す必要があった。18650リチウム電池へのタブ溶接でもレベル5では一発では溶接できず、素早く何回も繰り返す必要があった。

力不足なので、電池を大きいものに変更すればいいのだが、たまたま、どでかいコンデンサ150,000μF つまり0.15 F 50 Vというのがジャンクであったので、充電用端子に接続した。これでタブ同士だとレベル5で一発でくっつく。スーパーコンデンサとかウルトラコンデンサというのがあるからこういうのも使えるかもしれない。

コンデンサは利用が終わった時点でフルにチャージされているわけで、放置して誤って放電すると大電流が流れるので危険なので充電されていることを示す青色LEDを(2 KΩの抵抗を直列に)端子につけた。取り外して放置するとほとんど放電されたら消灯するから電荷が残っているかどうかの指標になる。

かつて熱電対だがちとやばい溶接方法を書いたが、この溶接機を使ってできたら、こっちのほうが良いだろう。もっともかつての熱電対の溶接はほとんど金がかからない方法で貧乏人には良かったわけですけどね。

追記
ネットでみるとチープなスポット溶接機がたくさんアップされている。
電源が;
 本機のように12Vバッテリー。
 スーパーコンデンサとかウルトラコンデンサという極めて容量の大きなコンデンサ、あるいは容量の大きな
 コンデンサをたくさん並列にしたもの。
ON-OFFは
 本機のようにMOSFETを並べて制御
 リレーを使う
 手動あるいはフットスイッチ
通電時間の制御は
 本機のように専用回路
 マニュアルで手動あるいはフットスイッチ
 リレーをタイマーで制御
 タイマーICでmono-stable-mulutivibrator
などの組み合わせだ。

大電流を機械的スイッチで制御するのは接点が焼き付いたりして好ましくない。
MOSFETは複数を並列に並べると、特性が完全に一致するわけがないので、特定の1つだけに過大電流が流れてたりするとぶっ飛んじゃう。

ES細胞は酸浴細胞に出会うとキメラ能を失う

 学とみ子は「ESと酸浴細胞など接触させたら、当然キメラ能は低下します」「短いタイミングでキメラ能は低下します」というように、ES細胞は分化した細胞と短時間でも接触するとキメラ能を失うと主張しているわけです。

 確かにES細胞の多能性(=キメラ能)の維持には注意が必要で、培養しているとすぐに分化を始めてしまうようです。マウスの場合はLIF(leukemia inhibitory factor)が分化を抑制するというのが常識として知られており、STAP実験でもLIFが使われていたようです。

 一方で、学とみ子は「小保方氏が作ったSTAP細胞は、キメラ、幹細胞を作れる能力は無かった」とも言っています。つまり、若山氏が作成したキメラや幹細胞は混入したES細胞由来であったという桂調査委員会の結論を認め、STAP細胞(酸浴された細胞)はキメラ、幹細胞になれないとしているのです。

 さらに学とみ子の従来からの説は「しっかり、桂報告書に事故コンタミを示してある」あるいは「学とみ子はなんどもES事故コンタミ説の論拠を過去で示している」と言うように「ES細胞が事故で混入してキメラができた」というものです。とするとES細胞は酸浴された細胞と接触したらキメラ能を失うという考えと矛盾します。

 キメラ能が変化するとしたら、意図的に混ぜても事故で混ざっても同じとは思わないのでしょうか?

>学とみ子
事故にしろ意図的にしろES細胞は酸浴細胞と接触するとキメラ能を失うのなら、「小保方氏が作ったSTAP細胞は、キメラ、幹細胞を作れる能力は無かった」のにどうしてキメラができたのでしょうか?返事を待ってます。

英文科学論文の記述は文法通り読んではいけない

STAP論文ArticleのMETHODSにあるキメラ作成のためのSTAP細胞塊についての英文について、学とみ子と当方等で解釈が異なるというのが前記事のコメントで続いています。前記事のコメント数が100件に近づいたので新しい記事にしました。

学とみ子は、論文英語は文法通り理解してはいけない、論文全体を理解してこれに矛盾しないように解釈しないといけないと主張するのです。文法通り読んで理解して論文を読むというのが普通で、論文内に文法通りの解釈をすると矛盾することがあったら(普通はないです)、そのような論文は棄却すべき(あるいは文法通りに解釈できないから)なんですが、学とみ子は、矛盾していたら、その一方を文法通り解釈してはいけないと言うのです。

学とみ子は、科学論文の英文は文法通りに解釈するのではなく「文章の解釈においては、実験結果の全体像を基に判断することが最優先されます。」という学とみ子AIの回答結果を正しいとしています。もっともこの回答は学とみ子が言わせたものですから、学とみ子の主張です。

most day-7 clusters that were large and contained more than a few dozen small cells were positive for Oct4.」というのが問題の英文です。

mostがday-7にかかるのかclustersにかかるのかという問題です。学とみ子の解釈は、本文(METHODS以外の部分)の記述に従うとキメラ作成のための培養期間は7日間と限定されていない、day-6もday-8もあるから、ほとんどの場合は7日間培養day-7であると解釈すべき、つまりmost はday-7にかかるというのです。本文のどの記述が該当するのかと聞いても答えはありません。

当方等はclustersにかかる、つまり「ほとんどの細胞塊」と解釈するのが正しいと主張し、この記述が本文のいかなる記述とも矛盾がないとしています。またキメラ作成の場合、培養期間が7日間が最適であることを示す実験を除いて、day-6もday-8もあるとは本文に書いてないとしています。

「一般的には、most は、クラスターにかかるという読み方が普通であり、AIはそう言います。」と言いますがここ(STAP論文では)ちがうと言うのです。
「しかし、most が day-7 にかかると理解すると、STAP論文に書かれた内容が反映できません。」 ← 「STAP論文に書かれた内容」が何なのかわからないので意味不明です。
「そこを、AIに教えると、その場合は、most が day-7 にかかる読み方もできる」 ← 偏見、嘘を添えるとこれに沿って回答されるのですから、「そこ」が何なのか学とみ子が提示しないと意味のない文章になります。
「day-7 の酸浴細胞ほとんどが、一部小細胞が光って大きく凝集している状態になってるとの解釈ではありません。だから、mostはクラスターにかかる語句でない」 ← 「酸浴細胞ほとんどが、大きく凝集している状態になってる」とは学とみ子を含めだれも解釈していませんので無意味な文章です。「だから」の前の文が意味不明です。
「小さな細胞が光り、その小細胞を含む細胞集団が凝集するからクラスターも光ります。しかし、 day-7細胞が、ほとんどがそうした細胞状態になるとは、STAP論文には書かれていない。」 ← 「day-7細胞のほとんどが光る細胞状態になる」とは当方は発言していません。お門違いの反論です。細胞が集団となったのが凝集塊ですから「細胞集団が凝集する」は重言です。
「こうしたことをAIに、教えると、AIは、most が day-7 にかかるとの理解もあると、AIは解答します。」 ← 繰り返しますが「こうしたこと」とは何なのか、質問に何と添えたのかを開示していないので意味のない文章です。
「ため息さんは、「ほどんどの大きなday-7細胞塊はOct4陽性である」と翻訳するとしています。」 ← 「day-7の大きな細胞塊のほとんどがOct4陽性である」と言っています。「ほどんどの大きなday-7細胞塊」とすると「ほとんど」がどこにかかるのか曖昧になります。当方らの発言を正確に引用してください(oTakeさん:「7日目のクラスターのほとんどがOct4陽性」、ため息:「day 7の細胞塊のほとんど(多く、大部分)はOct4陽性」)。
「論文では、day-7に、光る小細胞を含む大型凝集形状の細胞集団がでてくるから、それを実験者が選んだと書かれています。」 ← 問題のMETHODSに書いてあるのは「大きな細胞集団のほとんどがOct4陽性でこれをキメラ作成に使った」ということで、学とみ子もこのように解釈しているのですか?
「day-7細胞がそうした状態のみでないことは、STAP論文から読み取ることなんです。」 ← そうです。小さい細胞塊も、光らない細胞塊もあると、METHODSのこの記載から読み取れますが、most がday-7にかかることを肯定しているわけではありません。
「ため息さんは、書いても無いことを、勝手に設定してしまいます。」 ← 当方の発言のどこが「書いても無いこと」なんでしょうか?言ってもらおうじゃないですか。嘘を書くな。
「以下のため息文章も、論文に書かれていない事を書いています。大きな細胞塊でも光らないものが少数あるとは論文には書いていません。」 ← 「大きな細胞塊のほとんどがOct4陽性(光る)」と書いてあるのですから「光らないものが少数ある」ということです。日本語わからないの?
「ため息さんには理解できていません。ため息さんは、光る細胞は小さいということがわかっていません。」 ← STAP細胞は小さい、STAP細胞はOct4ーGFPを発現しているというのが論文の主旨ですから、光る細胞は小さいということなんでしょうね。論文の主張は理解できてます。しかしこの光は死に行く細胞の無秩序な蛍光だったわけですね。
「小さな細胞塊なんての話は何も出てきません。」 ← 大きな細胞塊があるのですから小さな細胞塊もあったとするのが当然です。均一な大きさなら大きな/小さな細胞塊などといいません。METHODSには「clusteres that were large」と大きな細胞塊とあるから、小さな細胞塊もあったのです。
「most を、day-7 clustersにかかると解釈すると、小さな光る小細胞を含む大きな凝集塊が出現するの意味ですが、この解釈では、day-7 clustersは、most clustersが、この状態になるという意味になってしまい、STAP論文と合致しない(学とみ子論)となります。」 ← METHODSの記述と合致しない文章は論文のどこにあるのかを明示しないので、学とみ子の一方的な主張とでしか言えません。mostがday-7とclusters のどちらにかかるかという議論なのですから「most を、day-7 clustersにかかると書くとなにがなんだかわからなくなります。小さな光る小細胞を含む大きな凝集塊が出現するのは彼らの観察結果で論文に記載されていることです。
「論文にあるのは、光る小細胞を含む大きな細胞塊の存在だけです。」 ← 違います。論文で使ったのは大きな細胞塊で、「光細胞塊の存在だけ」を書いているのではありません。論文を正しく理解して正しい日本語で表現しなさい。
「ため息解釈の「小さな細胞からなる大きな凝集塊」も、行き過ぎ解釈です。」 ← 細胞塊に大きな細胞がある/ないは論文には記載されてませんが、大きな細胞はSTAP細胞ではないのですから細胞塊には含まれてないと著者等はしたいのでは?実際には大きな細胞=ES細胞があったんですけどね。
「そこに光る小細胞がかなりあるという意味になります。つまり、day-7 clustersは、こればっかりの細胞塊であることになります。しかし、この現象は、STAP論文には書かれていないでしょう?」 ← いろいろな大きさで光らない細胞塊もあったと「こればっかりの細胞塊」ではないと論文には書いてあります。
「most を、day-7 clustersにかかると解釈すると、day-7 clustersは、mostが、光る小細胞がかなりある細胞集団と意味になってしまい、STAP論文と合致しない」 ← 前にも書きましたがmostがday-7にかかるのかclustersにかかるのかが問題なんですから、このように「day-7 clustersにかかる」といわれると、ナンジャラホイとなって意味不明になります。正しい日本語の表現ができるよう勉強し直しなさい。「STAP論文と合致しない」とはなんですか?「METHODS以外の記載と合致しない」の意味なら、そのうような METHODSの記述と一致しないという文章はどこにあるのですか?学とみ子だけが合致しないとしているのでは?
「だから、文法的にやや外れるものの、most はday-7にかかるという解釈が出てくる」 ← 前の文章が意味不明(most はday-7 clustersにかかる)なので「だから」といわれても論理が成立しません。
「学とみ子のAIもそれでよいと言ってます。」 ← 学とみ子の質問を公開してないのだから、学とみ子の偏見と妄想と嘘を添えた質問だからAIはそれに沿って「よい」といったとされてもしょうがないです。
「ため息さんが、そちらのAIへ、STAP論文の実験結果を正しく入力すれば、AIは、most はday-7にかかるという解釈が出てくると認めると思うよ。」 ← 実験結果(Fig.1とかExtended Fig.1等)には大きな細胞塊のほとんどがOct4陽性であったというMETHODSの記載と矛盾するようなことが書いてないから「most はday-7にかかる」というAIの回答は出力されないでしょう。当方は矛盾していないとしているから矛盾が添えてある質問はできません
「「STAP論文の元英文を変更することなく、日本語解釈をお願いします」とAIに頼んでから、AI回答を待つのが良いでしょう。」 ← はい、とっくに当方の意見を添えることなく英文の解釈を聞くということを実施していて、その回答は「most は clusters」にかかるという結論です。
「「この細胞塊の大きなもののほとんど(most)は程度には差があるが緑に光る」の文章では、大きくなると光るいう誤解につながります」 ← 当方の訳に「大きくなると光る」という意味は見出されません。語解されません。
「初期化細胞を含む細胞集団は、凝集が強くなるだけでなく、光る小細胞をかなり含みますから、光るクラスターとなります。」 ← 酸浴したから凝集するということはないのが丹羽氏のレポートで「Occasional formation of aggregates was also observed in the culture of non-treated cells, suggesting that low-pH treatment does not enhance the formation of cell aggregates.」と示されています。ですから初期化したあるいは光るようになったから凝集したのではありません。
「しかし、学とみ子はmostは、 day-7以外の可能性もあるのではないか?と考えています。」 ← ??「day-7以外」 だったらclusters でしょ?何が言いたいのでしょうかね。
「あいまいな英文になっていると思います。」 ← 学とみ子の想い通りでないからあいまいだと言っているだけで、学とみ子の想いがなければ、当たり前のわかりやすい英文なんです。想いを無理に押し付けるから間違いだと批判されるのです。
「学とみ子は、AIに、STAP論文の実験結果や図の結果を説明して、day-7以外の可能性を聞いてみたら、AIはいろいろ英文の候補をだしてきて、やりとりが長くなりました。」 ← 質問が悪いからです。質問に学とみ子の偏見と妄想と嘘が混ざっている上に非論理的な日本語だからでしょう。違うというのなら質問の全文を公開したらいいでしょ。
「学とみ子のAIも、Most day-7 clusters / that were large and contained more than a few dozen small cells / were positive for Oct4.と読むのが普通と言ってます。」 ← そりゃそうでしょ。学とみ子の偏見と妄想と嘘がなければこの通りなんですよ。「AIは、ユーザーの意向に沿うようにできています。」と自分で言っているのだから、客観的な質問にすればいいのさ。客観的な質問にすると思っている回答が出力されないので困っているんでしょ。実験で仮定通りの結果にならないのは仮定が間違いなのと同じに、期待した答えが出てこないのは質問が間違えだからですよ。
「小細胞をかなり含む大きなクラスターは光ると書いているだけで、それ以外のことは書いてありません。」 ← 違います。「大きなクラスターの多くは光る」と書いてあるのです。違いはわかるのでしょ?
「こちらのAIは、これ以外の読み方ができることを指摘してます。」 ← 偏見と妄想と嘘を添えたからです。
「こうした人格の人はいるのだから、相手にしている学とみ子が悪い。」 ← 違います。論理的に学とみ子の言い分が否定されているのに、理解できず、論理的な反論もできず、反省することができない学とみ子が悪いのです。

学とみ子のSTAP細胞その2

以前学とみ子のSTAP細胞というタイトルで記事を書きましたが、最近”学とみ子のSTAP細胞”の特性がさらに加わりましたので、記事内容を、その2として更新します。

2022/08/08 に学とみ子の意味するSTAP細胞は、キメラは作れないって、以前から言ってるじゃないの?さらに「STAP細胞は、複数の初期化蛋白を合成することができても、続く蛋白合成をスムーズに進ませることができない。遺伝子制御が行き詰まった細胞は、ES並の遺伝子状態にはなれない事は、容易に想像可能だ。」と言ったわけです。

今回( 2024/11/21 )、幹細胞を作れるSTAP細胞は存在しません。低レベルのキメラを作るSTAP細胞はあるかもしれませんが、幹細胞にはなれないでしょう。と発言したわけです。

STAP細胞の存在は科学的に否定されたので、学とみ子の提唱する”STAP細胞”は撤回された論文のSTAP細胞と異なっていて当然で、学とみ子がキメラに寄与することも幹細胞になることもできない酸浴(あるいはATP浴)された細胞を新たに定義するのは勝手です。しかし、すでにSTAP細胞という名称は、実態はないのですが定義されているので、別の名前にすべきです。”学とみ子のSTAP細胞”と呼んでいいかと思います。
>学とみ子
異議があるのならどうぞ。お待ちしております。

学とみ子が実験の裏付けもない細胞を”学とみ子のSTAP細胞”とするのは勝手ですが、そのようなキメラに寄与しない幹細胞にもならない細胞の研究は 「生命現象の根幹理解に繋がる知見を提供する」一端になるのでしょうか?
>学とみ子
“学とみ子のSTAP細胞”の解析は新しい知見を提供するだろうとするのなら、どのような知見になるのでしょうか?、あるいはこのような酸浴細胞を研究する意義とそのためにはどのような解析が必要なのかをお答えくださっても結構です。お答えを待っています。

話は変わって、「are found」についてです。学とみ子は丹羽氏総説にある一文「Among the TFs of the TSC-specific network, the evolutionarily conserved functions of Sox2, Eomes and Cdx2 are found in neuroectoderm, mesoendoderm and definitive endoderm,respectively, but they cooperate together to define an evolutionarily new cell type, the trophoblast.」の「are found」を「ため息さんたちは、「引き継がれる (are found)」なる日本語表現を、TSから引き継がれると訳すから、おかしな解釈になるのです。」と言って”are found”を「引き継がれる」と訳すのはいいのだが「TS」から「三胚葉」に引き継がれるとするから間違いだと指摘したわけです。

しかしながら、学とみ子は「TSに保存された転写因子Sox2, Eomes Cdx2 が、その後の内、中、外の3胚葉系の細胞分化、neuroectoderm, mesoendoderm、definitive endoderm に引き継がれている」と訳したわけです。つまりこの訳では「TSに保存された転写因子」が「その後」、「三胚葉に引き継がれている」としか解釈できません。そうではない、文法的にも誤りのある文章ではなく、読む方が誤読しているとするのなら、「何が」「何から」「何に」引き継がれたのか、再度、解説していただけるよう伏してお願いするところです。この”are found”についての当方の意見は既にare found …に記載されていますのでこれを踏まえてお答えください。

当方は、学とみ子様からの質問に答えています。科学的議論には質疑応答が必須で、学とみ子様は科学的議論をしたいと日頃おっしゃっているわけです。学とみ子様にあっても解答していただけるようお願いします。

ES捏造画策者

学とみ子は「ES捏造画策者」という言葉を作って盛んに使っています。この単語の定義は、多分、「小保方氏がES細胞を使ってデータの捏造をしたという説をあちこちに広めた理研内部の研究者」だと思うのですが、どうでしょ?何回かこのようなことだろうとコメントしたのですが、学とみ子から訂正しろとの要求がこれまでなかったので、学とみ子の作成したこの「ES捏造画策者」の定義はこの通りだと判断します。そしてこの定義に合う方は一人ではなく複数いることになってます。

しかも「この(ES捏造画策者)グループには、ES捏造の困難性を知っている専門家人たちがいたのだから、この専門家たちは今は反省してくれているのでしょうか?」と言うのですから、どうやら一人、二人の話ではないようです。

そのような方(々)が理研、とくにCDBに居るという根拠を聞くわけですが、学とみ子は答えたことがありません。どなたのことを指しているのでしょうかね?

当方等がそのような方はいない、学とみ子の妄想だというわけですが、妄想であることを学とみ子は否定しません。ということは妄想であるという自覚があるのでしょうか?いや、妄想だとの指摘を無視しているだけなんでしょうね。

かつて学とみ子は「私は私で判断しています。研究者が実在する必要は無いです。私の判断ですから。」と「T細胞からできていないからねつ造だとかで騒いだ」という研究者がいると言ったことに対して説明しちゃったもので、今回は慎重に発言しないように無視しているのでしょうね。根拠がないから反論できないわけですからね。


蛇骨川の紅葉

ChatGPTが書いた実習レポート

ChatGPT等のAIを使って学生がレポートを書いてきた場合、不正行為とはいえそうにない。もし学生がChatGPTを正しく使ってレポートしてきたら、評価は高くなる。

統計処理方法とレポートの書き方を目的とした実際の実習の例です。測定結果は全学生が共有し、統計計算と、それが棒グラフで図示できていて、何らかの考察があったらよしとする実習です。実際のデータを使ってChatGPTに書かせてみました。
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Q: ある男女共学の大学の学生実習で1年生の2クラスで握力を測定しました。
1)男女で握力に差があるか
2)A,B2クラスの男同士、女同士で握力に差があるか
3)シャウト効果(声を出して力を出したときの効果)が男女で差があるか
を調べた。
下記は平均値±標準偏差で、有意差の有無の判定はStudentのT検定で3)は対応あり、1),2)は対応のない検定結果である。

1)男 47.8±11.6 kg n=62、女 32.6±7.3 kg n=31 p<0.001 有意差あり

2)男 Aクラス 48.9±12.3 kg n=30、Bクラス 46.7±10.8 kg n=32 p>0.05 有意差なし
女 Aクラス 32.5±7.8 kg n=17 Bクラス 32.8±7.0 kg n=14 p>0.05 有意差なし

3)男 発声なし 47.8±11.6 kg 発声あり 49.7±12.5 kg n=62 p<0.001(p=0.00013) 有意差あり
女 発声なし 32.6±7.3 kg 発声あり 33.6±7.6 kg n=31 p>0.05(p=0.078) 有意差なし

この測定結果を見て考察の例を作成してみてください。

ChatGPT:

この学生実習の握力測定結果について、以下のように考察を行います。

### 1. 男女間で握力に差があるか

測定結果において、男性(47.8±11.6 kg, n=62)と女性(32.6±7.3 kg, n=31)の握力の平均値に有意な差が見られました(p<0.001)。男性の握力が女性のそれを上回っており、これには生理学的な性差が関与していると考えられます。一般的に、男性は筋肉量が多く、筋力も強いため、握力が高い傾向にあります。この結果は、性別による身体的特徴の違いが握力に影響を与えることを示唆しています。

### 2. A、Bクラスの男女で握力に差があるか

男女別にAクラスとBクラス間で握力に差があるかを調べた結果、男性、女性共にAクラスとBクラスで有意差は見られませんでした(男: p>0.05, 女: p>0.05)。これは、クラス間で握力に差がないことを意味しており、クラスの分け方(Aクラス、Bクラス)が握力に影響を与えていないことを示しています。クラス分けは学業や出席状況などに基づいて行われることが多く、握力の個人差には大きな影響を与えないと考えられます。

### 3. シャウト効果(声を出して力を出したときの効果)

シャウト効果の有無を調べた結果、男性では発声ありの条件(49.7±12.5 kg)で発声なしの条件(47.8±11.6 kg)よりも有意に握力が強くなっていることが分かりました(p=0.00013)。これから、声を出すことで、何らかの心理的または生理的な変化が起こり、力を出しやすくなることが示唆されます。声を出すことが筋肉の緊張を高め、力を引き出す効果があるとする仮説が支持される結果です。

一方で、女性のシャウト効果は発声あり(33.6±7.6 kg)と発声なし(32.6±7.3 kg)の間で有意差が見られませんでした(p=0.078)。この結果は、声を出すことによる握力の増加が女性には統計的に明確に現れないことを示しています。性別による心理的または生理的な反応の違いが影響している可能性があります。例えば、女性の場合、発声が握力に対する心理的な影響を与える程度が男性よりも少ないのかもしれません。

### 結論

本実習の結果から、以下の点が明らかになりました。

1. **男女間で握力に有意差があり**、男性が女性よりも高い握力を持つことが確認されました。これは、生理学的な性差に基づく予測通りの結果です。
2. **クラス間での握力差は有意ではなく**、AクラスとBクラスで特に差は見られませんでした。クラス分けが握力に与える影響はないと考えられます。
3. **シャウト効果は男性でのみ有意に見られ**、女性には統計的に有意な差が現れませんでした。この結果から、声を出すことが男性においては力を引き出す効果がある一方で、女性にはその効果が薄い可能性があることが示唆されます。

今後は、シャウト効果が男女で異なる理由についてさらに深く掘り下げる研究が求められるでしょう。また、他の要因(精神的な状態や身体的な準備状態など)が握力に与える影響についても調査することが有意義です。
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統計計算が正しく、図も棒グラフに標準偏差が付属しているのができていて、考察がこのように文法的にも問題がなければ満点をつけるしかない。特に大学1年生にとってはこれまで考察を書いたことがないので、考察は一番苦労するところだが、このようにAIの出力をそのままペーストされたら、こんな文章が書けるんだと驚くことになる。たいていは学とみ子並の文法がでたらめ指示代名詞が何を指しているのかわからない、意味不明というのが多かったわけで、それがないだけでもすごいことになる。多分、誰か一人がこのようなレポートを作成し、学生間で共有されることになるだろう。

まだ、こういう例はないけれど、今後ありそうで、対策が考えつかない。

知り合いの子供が夏休みの自由研究を、実際に作業して、仕上げにAIを使って提出したら、高評価を受けて表彰ものになってしまったそうだ。そうなるだろうな。

いまや、科研費等の応募書類はAIを使うのが常識だ。応募書類の設定された枠内に収めるのに、たたき台を作成して何文字にまとめろなんてことをさせるのだ。研究の社会貢献など適当な単語を挙げておけば作ってくれる。

It's alright, I say It's OK. Listen to what I say.