年末ジャンボ宝くじ

当たるわけがない宝くじ、しかし「買わないと絶対当たらない」というのが消費者心理で、買っちゃいましたよ。今日が最終日です。公式ページによると70ユニット(1ユニット100万枚だから7千万枚)完売の場合、売り上げが2100億円で、10万円以上が当たるくじは56,980枚。確率は0.000814、すなわち0.08%。1万円以上でも、当たりが756,980枚、0.01081の確率、すなわち1%だ。
科学者は、実験結果で、AとB のグループが違うか違うと言えないかを検定で調べ、5%の確率で同じグループではないと出たら論文で堂々と「差が出たぞ」とか書く事ができる。これが1%だったら間違いなく、異なるあるいは差があるとか言って、喜ぶところである。本当は「差がなかった」と誤る確率が100回やって1回しかないということだ。だから科学者たるもの0.08%という数値は当たらないと判断すべき値なのだ。宝くじを購入する科学者に対しては、自らの意思でお金をどぶに捨てていると判断すべきだ。
だから、どぶに捨ててきたのだ。だからといって、宝くじをどぶに捨てない。大晦日を待つのだ。
1等にあたって前後賞もあたると3億円になる。これをY某准教授に話したら、「3億円あたったら1千万円よこせ」だって。いやだと拒否したら、けち と言われた。

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