カエルの数事件

カエルの数が一致しない。
昨日の生理学実習は2クラス、各8班で実施した。1班にカエル1匹を供給した。つまり昨日用意したのは16匹である。神経筋標本は片足だけがあればいい。だから2班で1匹でもいいのだが、手術は最初からやってほしいので1班1匹を用意したのだ。
無事、実習は終了したのだが、夜、警備員が見回りに来てパニックになったらしい。夜中の暗い実習室に1匹のカエルがいて、飛び跳ねていたのだ。解剖の実習室を兼ねていて、全身の骨の模型がいくつもある実習室だったからかもしれない。しかし模型だぜ。
さて、どうしてこんなことになったのだろうか。昨日、朝、業者がカエルを納品したのだ。そのときは16匹であることを確認している。
学生は、カエルを飼育というか、キープしている箱からカエルを1匹ずつ取り出す。カエルはヌルヌルしている。当然、慣れていないので手から逃げ出すわけだ。それを学生が追い回して、ギャギャー大騒ぎになるわけだ。
どうやら、前半のクラスのある班の学生は逃げだしたカエルを捕まえるのをあきらめたらしい。他の班のカエル半分をもらって標本を作成し、実習を済ませたらしい。次のクラスは、箱の中に8匹いるからなんの問題もない。ただし、次のクラスの実習中、実習室のどっかに1匹のカエルがうずくまっていたわけだ。
なんてことだ。逃がしたままの学生は誰だ?と聞いても名乗り出ないだろうな。

20131011Bufo

こいつが学生の餌食にならなかった幸運な、警備員を脅かしたカエルだ。と言っても外来生物なので、無罪放免にすることはできない。
先週も同じように1日に2クラスの実習だった。同じように16匹納品してもらった。前半のクラスは逃げ出したカエルを放置して、別のカエルを飼育箱からとりだして使ったようだ。次のクラスが始まるとき8匹箱の中にいるはずだが、箱の外の水道の流しに3匹いたからな。どうやら前半のクラスの学生も逃げたカエルを放置していたようだ。箱の中にはまだカエルがいたからな。沢山いるからいいだろと思ったのだろう。
なんてことだ。逃がしたら放置して別のカエルを使うとは。数が限られているのは一目瞭然だろうが。
パニックになった警備員というのも、なんか情けないな。もっとヤバい奴が教室に潜んでいたらどうするんだろ?

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