管理者が不在だったので、メンバーが対応してくれました。ひどい無線APのおかげで原因調査が大変だったようです。
5Fの実験室側のセグメントで医学のDHCPサーバ以外にもう1台のDHCPサーバが立ち上がっていたのです。ここまでは、これまでも良く有るトラブルで、基盤室の職員が原因を見つけ出し、このサーバのある部屋を同定し、この部屋へのネットを遮断しました。部屋の住人が不在なので、翌日、住人からの連絡を待つだけということで、トラブルは解消しました。何回もこのような事例はこれまで経験したので、室内に設置したルータの下流側のポートに誤って医学のネットからの配線を接続したに違いないという推定でした。
しかし、今回はちと違っていました。利用者が接続していたのは Planexの11n/g/b対応 高速300Mbps対応 Wi-Fiシンプルアクセスポイント MZK-SA300N2 という代物でした。こいつの振る舞いがひどい。
起動したとき上流にDHCPサーバがあるとサーバから取得したip address を自分自身の上流のポートに割り当てるが、ないときは自分自身がDHCPサーバとなりLANポートにip address を配り始めるという仕様なのです。
一昨日の竜巻による停電から回復したとき、この機器が自動的に起動したわけですが、そのとき、医学のDHCPサーバがまだ起動できていなかったわけです。したがってこいつは自身をDHCPサーバにしたわけですな。そこで医学の該当セグメントに2台のDHCPサーバが存在することになっちゃって、このセグメント内の利用者は運しだいで正しいip address を取得できたり、できなかったりということになっちゃって、インターネットに接続できるパソコンとできないパソコンが混在することになってしまったわけです。
ひどい代物だ。LANポートが2つもある。つまり無線側だけでなく有線側にもDHCPサーバとなるわけだ。
マニュアルを読んで原因を発見したA先生、ご苦労さまでした。大変だったでしょうね。管理者がいたら管理者がやることになって、これを解決するのに数時間かかっただろうな。