さて、学とみ子は悪態のみからなる追記を書いたということで、学とみ子は当等の指摘に対抗できなくなったということが判明したわけですね。したがって、この話は学とみ子が訂正するまで生きているのですが、とりあえずこの辺で終わりということになるのでしょうかね
そこで、学とみ子が何故こんな誤訳に至ったのかの解析を試みてみましょ。すでにoTakeさんがコメントされているところと重なる部分があります。
学とみ子には英語の読解力がない、日本語に不自由、そして何よりも論理的な思考能力がないというのが定評になっているわけです。このことが今回の英文の誤った意訳、解説、説明、なんでもいいですけど、事件なわけです。今回のというのではなく、発生したのは5年前なんですが、その時から誤りを訂正することがない、誤りだと思っていないのが大きな問題であるわけです。
問題の丹羽氏総説にある英文は、学とみ子がつけた文字の色をそのままにして示すと、
Among the TFs of the TSC-specific network, the evolutionarily conserved functions of Sox2, Eomes and Cdx2 are found in neuroectoderm, mesoendoderm and definitive endoderm, respectively, but they cooperate together to define an evolutionarily new cell type, the trophoblast.
ということになります。
この英文の最初( 2020/09/28 )の学とみ子の解説は「TSに特異的な転写因子が、三胚葉分化に関係していくと書いてあります。紫字部分です。」でした。この記事は問題の英文の前の記述「In addition, the combined activity of multiple TFs on a super-enhancer to recruit the Mediator complex could make it relatively straightforward to achieve new synergistic functions among a novel combination of TFs. These events would enable a new combination of TFs in the network to be established, which in turn could lead to the specification of an evolutionarily novel cell type. 」を「それぞれの異なる転写因子が組合わさってヘテロダイマーとなることで、結合するDNA塩基数の選択性とaffinityが増し、確実にターゲット遺伝子発現に向けて働きます。」と解説した後の記述で、あっさりと書いてます。そもそもこの丹羽氏論文の紹介動機は「すでに丹羽総説の興味深い点について説明済みだが、以下の記載も、哺乳類が胎盤を獲得したことで、多彩な細胞種を獲得できたと書いてあるので、興味ある人は読んでほしい。」ということなんですが、この説明もデタラメです。丹羽氏は「哺乳類が胎盤を獲得したことで、多彩な細胞種を獲得できた」などと言っていません。こんなことを言うわけがないでしょう。
ヘテロダイマーという単語を使っているのも間違いです。ヘテロダイマーのダイマーとは日本語では二量体というように2つの分子の結合して1分子になったものです。同じ分子2個が結合したらホモダイマー、ちょと違う2分子が結合したのをヘテロダイマーというわけです。multiple TFsがsuper-enhancerに結合してthe Mediator complexとなるような場合はダイマーという言葉を使うのは間違いです。そもそも2個の分子の結合ではないのですからね。
こういうデタラメが書いてあるのですが、今回の問題は「TSに特異的な転写因子」としたことです。特異的な転写因子など丹羽氏は書いてないのです。
丹羽氏の文章には3つの既存の転写因子が協調して働くという説明なのですから、特異的な転写因子があるわけではないのです。さらにこの特異的転写因子が「三胚葉分化に関係していく」などとはこの英文から読み取れるわけがないのです。
そこで当方がこの学とみ子の説明を(2020年9月28日 21:42)にデタラメ、嘘を書くなと指摘したわけです。さらに学とみ子が赤字で示した英文は、この記述で主張している重要点ではなく、その前の「they cooperate together to define 」のほうが主張している点であるとも指摘しています。
この当方の指摘を読んだ学とみ子が、翌日の2020/09/29 に「TSに保存された転写因子Sox2, Eomes Cdx2 が、その後の内、中、外の3胚葉系の細胞分化、neuroectoderm, mesoendoderm、definitive endoderm に引き継がれていると書かれているのが、紫字部分です。読み方に間違えようが無い記載部分です。」と記載したのです。
この意訳というか解説あるいは説明というのか、記述が問題になり、5年経過しても学とみ子は自分の間違いを訂正することがないので問題になっているわけです。
この英文の誤訳の原因は
①among の意味
②conservedの意味
③are found の意味
④but の意味
を学とみ子が理解できてないことにあります。とくに but の意味です。5年前のコメントでも書いていますが、学とみ子には論理的な思考能力に欠陥があって、論理を繋ぐ単語の意味が理解できないのです。問題の記事でも<「上記文章はHoweverの前が大事です。」と書いているように、but とか however という単語の論理的な意味がわかってないのです。普通の方にとっては当然のことですが、but とか however という単語があったら、日本語でも「しかし」とか「しかしながら」とあったら、この単語の前にあることを否定してその後の記述を強調するということで、この単語の後の記述が主張の主な点なわけです。学とみ子にはこの記述の意味することが理解できないのです。
ですから、問題の文章で丹羽氏が主張したいのは④のbut以下の記述「but they cooperate together to define an evolutionarily new cell type, the trophoblast. 」なわけです。主張は学とみ子が赤字で強調した「evolutionarily new cell type, the trophoblast.」ではないのは明らかです。Trophoblast栄養膜、のちの胎盤となる組織が進化的に新しい組織(細胞)であるのは、丹羽氏が言わなくても常識ですから、これをこの転写因子の総説で改めて主張することではなく、「they cooperate together」が主張の主な点なわけです。
このことがわかって、they が何を示しているのかがわかれば、この英文を誤訳することはありえないのです。学とみ子はbut以下が重要であるという、中学生でもわかる論理が理解できてないのですね。
ではthey が何を指すかというと、その前に書いてある複数の物質とは3つの転写因子しかないから、すぐわかります。3つの転写因子が協調して進化的に新しいTrophoblast栄養膜をdefineしたということになるわけです。このdefineという動詞は「定義する」という意味ですが、そのまま定義するでは日本語として違和感があるので、oTakeさんが議論されているように、決定する、成立させるとか作り上げるとかにすればいいのです。これがこの英文の最も重要な主張なわけで、学とみ子は大事だと赤字で示しているところが重要なのではないのです。but を理解できないので間違えたのですね。
①のamongと②のconserve は近接した部位にあるので、この単語の日本語の意味から学とみ子は勝手に「なかに保存された」としちゃったのですね。つまり「TSに保存された転写因子」としたのです。conserveは保存の意味で間違いないのですが「the evolutionarily conserved functions」で「進化的に保存された(3つの転写因子の)機能」なんですから、転写因子が保存されたのではなく、進化的に保たれてきた転写因子の機能という意味なのです。しかし学とみ子は保存されたのだからどこかに保存されていることになるわけで、その場所はTSであると決めつけたわけです。
決めつける理由は「Among the TFs」を「TFs(転写因子)の中」これでは意味がわからないので、TS(栄養膜幹細胞)としちゃったのですね。どこかをこの英文の中で探すことができないので、進化的に新しい組織TSにしちゃったのです。among を 中に と日本語に書き換えたので 複数の候補から1つを選ぶというような使い方で「中から」という意味なんですが、場所の中に、内部にとしたんですな。日本語に置き換えたので間違え、なおかつTFsをTSにしちゃったのです。
とすると次に問題になるのはare found をどのように訳したらいいのかということです。TSの内部にある3つの転写因子が三胚葉にfound 見つかるでは、いくらなんでもおかしいので、ここを「引き継がれている」とすれば、内容はデタラメですが「3つの転写因子が引き継がれる」としても日本語の文法としては問題ないわけです。これで学とみ子自身は理解できたと納得しちゃたんですね。are found に「引き継がれる」という意味はありません。中学英語で「見つかる」「発見される」の意味ですから、この場合「存在するのが判明する」=「存在する」という意味になるのは明らかです。つまり進化的に保存された(古くからある)3つの転写因子は三胚葉にあるということで、are found で3つの転写因子の特徴を記載しているので、「進化的に昔からある3つの転写因子は三胚葉にある」と訳せばいいのです。
これらの指摘が5年前から現在のoTakeさんのコメントでも行われてきたのですが、学とみ子は指摘が理解できず、訂正することはないのです。
さらに恥を晒したことに、「例えば以下の学とみ子文章
「TSに保存された転写因子Sox2, Eomes Cdx2 が、その後の内、中、外の3胚葉系の細胞分化、neuroectoderm, mesoendoderm、definitive endoderm に引き継がれている」ここに、学とみ子説明に沿って、言葉を補えば、以下のようとなり、これは正解になります。「TSに保存された転写因子Sox2, Eomes Cdx2 が、胚発生後の内、中、外の3胚葉系の細胞分化、neuroectoderm, mesoendoderm、definitive endodermの転写因子に引き継がれている」一般人なら、最後の文節の「に」を「から」にするとわかりやすいが、「に」でも意味は通じます。ため息ブログに知識があれば、胎盤の後の三胚葉とは読みません。」と最近、書き加えたのです。つまり「3つの転写因子は三胚葉に引き継がれる」というのは今までと変わりがないのですが、これを「3つの転写因子は三胚葉から引き継がれる」とするとspan style=”color: #0000ff;”>「わかりやすいが、意味は通じる 」、つまり同じだというわけです。〜に と〜から では意味が全く逆になるのがわからないのですかね?日本語ですよ?
「TSに保存された転写因子Sox2, Eomes Cdx2 が、胚発生後の内、中、外の3胚葉系の細胞分化、neuroectoderm, mesoendoderm、definitive endodermの転写因子に(から)引き継がれている」
では当方等の指摘を全く理解できてないことになります。3つの転写因子はTSに保存されたものでもなく、引き継がれるものでもないのです。
学とみ子が誤訳した原因は、英文にある単語を日本語に置き換え、その日本語の並びを学とみ子の妄想ストーリーに沿った意味が通るかのように繋げ合わせたことにあります。意味が通るようにするためにはare found のような動詞部分を学とみ子のストーリーに合わせるように意味を変える必要があるのです。なにかSTAP事件の、キメラができたという事実(事実ではなかったのですが当時は事実と認識されていた)に合わせるように、細胞増殖実験結果もメチル化の調査の結果も作り上げたというのによく似ていますな。
それではどう訳すのか?といわれそうなので案を。
「栄養膜幹細胞特異的ネットワークに含まれる複数の転写因子の中でも、Sox2、Eomes、Cdx2 はそれぞれ外胚葉、中胚葉・内胚葉において進化的に保存された機能を持つが、これらが協調して働くことにより、進化的に新しい細胞型である栄養膜が決定される。」
ではどうでしょ?三胚葉は「neuroectoderm, mesoendoderm and definitive endoderm」なんですが、はしょっちゃいました。正確には神経外胚葉、中内胚葉、確定内胚葉とすべきですかね。
学とみ子が皆さんから指摘があっても絶対に訂正しない理由は、指摘している当方等が医師ではないことにあります。学とみ子は戦後ベビーブーム、つまり現在の団塊の世代のピークより数年遅れた年齢、それでも団塊の世代に属しています。この世代は人数がともかく多く、競争が子供の頃から厳しい世代です。当時はほぼ全員が貧しく、現在のように親が子供の教育にお金を注ぐような状況にはなかったのです。現在は親が教育に資金を投与するので、有名大学、つまり偏差値の高い大学に入るには金持ちの親がいるのが有利になっていますが、当時は塾も家庭教師もなかったのです。ですから国立大学医学部に入るのは子供の実力が現在より大きなウエイトを占めていました。その競争に打ち勝って国立大学医学部に入学したのですからそのプライドは非常に高く、医師ではない当方、plus99%さん、oTakeさん等を見下すわけです。国立大学医学部の方だからといって、このような姿勢の方々ということはないのですが、学とみ子は見下すのが人生の方針なわけです。臨床現場は商売なんですが、平気で患者さんを見下して、発熱を訴える患者さんでも薬を処方することなく、むげに追い出したりするのが平気なわけです。そういう態度ですから、医局としては臨床を任せるのに躊躇し県からの依頼に沿った行政職に追い出したのではないかと想像するのに無理はないです。行政職の医師がすべてこのような方とはいいません。医療行政に熱心な方が多くいるでしょう。しかし学とみ子の言動を見ているとそうには思えないのですね。医療行政についてのコメントがなど全くないですからね。行政職ですから定年があり、定年退官したあと医療現場で働こうとしたことからも、医療行政職は満足できる職種ではなかったのではないでしょうか。想像ですよ。でクリニックを開業したのですが失敗しちゃったのは、臨床は客商売という面があるのを理解できないからですね。
ともかく非医師を上から目線で見ているのは事実です。ですから当方等から誤りを指摘されるとこれを否定しないとプライドが許さないのです。本来、意見に発する方の職業身分は関係ないのですが、学とみ子にとっては許されないのです。plus99%さんは科学分の書籍、雑誌の編集をされている方と思われますが、要点をついた意見を述べられています。oTakeさんも澪標さんも医師ではないようですが、その博識には目を見張るものがあります。しかし、学とみ子は彼等からの指摘は、医師からのではないから許すことができないのです。また女性なのに男性社会にべったりなので、べったり得したことはないかと思うのですが、女性蔑視は甚だしいのです。女性であるアノ姐さんとか体内時計さんに対しては、学とみ子を批判するので何にも増して怒りの感情が先立つのです。
今回も、非医師である当方、plus99%さん、oTakeさんの意見は理解する前に拒否して、自分の誤りを正すことができないのです。可哀想な方なんですが、かっぱえびせんを提供するというところだけに存在価値があるようです。インフルエンサーになれないので、嘘、デタラメな発言をしても影響はたいしてないからね。