モル濃度その2

さて、モル濃度という記事で学生さんがモル濃度の溶液の調整ができないと書いたのが5月だったのだ。
前期の実習が終わり、実習総括というわけで、t−検定とか、モル濃度の溶液の作成とか、RR間隔から心拍数を求めるとかの復習講義を行ったわけだ。勿論、これらが試験に出るぞという’脅し’付きなのだ。
前回の5月は

だったのが、今度の7月の試験では

となった。分類が異るが、「計算だけはできた」というのは前の100 ml に溶かすとか93.154 mlの水に溶かすとかいう回答に相当する。正解が29%から71%になった。予想より素晴らしい。が、きっと後期末まで維持できないだろう。後期の試験に予告なしに同じ問題を出すと、正解は半分くらいになってしまうだろう。全くできなかった学生は今後とも期待できないだろう。