実習で握力を測定する。いわゆる握力計ではなく、電圧出力のある握力計を使う。目的は握力の値だけではなく、合図があってからどのくらいの潜時で力が出現し最大値になるのはいつかとかを測定させるのだ。つまり握力の値が目的ではなく、機器を使って測定することを学ばせるのが目的だ。だから市販のデジタル握力計とかを使うのではない。下図のような図をレポートに貼り付けて提出させるのだ。さらにクラス全員のデータを集め男女で差があるか、他のクラスと差があるかを検討(検定)させるのだ。
ストレンゲージが仕込んである力を入れる器具は十分角が丸くて(下写真の右のグレイの金属の箱)、力いっぱい握っても手が痛くなるとは思えないのだが、
学生からは痛いというクレームがでるのだ。だから軍手を準備したのだ。手のひらが柔いのだ。ひょっとして雑巾なんか絞ったことがないのではと思うくらいだ。
問題は、最近の若者の潔癖性だ。軍手はいくつ用意したらいいのだろうか?近頃の学生さんは他人の使った軍手を使うのに抵抗があるのだろうか?
手術用手袋は、使い捨てだから、他のヒトが使ったのを再使用というのはありえないだろ。軍手も使い捨てか?
とりあえず、各自、利き手の握力しか測定しないので、班(3〜5名で構成)に軍手の片手だけ1ケを配布してみる。
あの娘が使った後だからいいけど、あの野郎の後は使いたくないなんてのは、新しい軍手の提供を拒否していいよね。
[poll id=
"2"
]
[ 追記 ] 2017.5.7
アンケートご協力ありがとうございます。締め切りました。
実習を実施しました。他人の使った後の軍手は使いたくないという学生が160名中、一人確認しました。もっといたかもしれませんが、そのような学生は軍手を使わず、素手で握力計を握ったのでしょう。握力計を除菌しろというクレームはありませんでしたね。全員に聞きまわるほと暇ではなかったので正確な人数はわかりません。このアンケートのようなことを学生に実施したら、藪蛇で、次回から軍手を人数分用意するはめになるかもしれません。担当の助教は軍手を洗濯するのもいやだから捨てるといっています。管理人だったら、聞かれたら洗濯済みだといって、洗濯することなしに再度提供するかもね。じじいだから、なんとなく使い捨てに抵抗があるんですな。