Mailman 普通配送メールを個人別にカスタマイズ

Mailman は受信者個別にメールを送付することができる。
/usr/local/mailman/Mailman のmm_cfg.py の一番下に以下の太字部分を書き加える。

# Put YOUR site-specific settings below this line.
MTA = ‘Postfix’
#Enale personalization.
OWNERS_CAN_ENABLE_PERSONALIZATION = Yes
VERP_PERSONALIZED_DELIVERIES = Yes

これで、ユーザに個別配送ができるようになる。
普通配送オプションに
20130808mailman
という欄が出現し、例えばヘッダーに各ユーザの名前を入れたりすることができる。pesonalizeの詳細を見ればその方法が書いてある。
普通配送オプション → 普通配送メールを個人別にカスタマイズしますか?   はい を選択し
普通配送会員へのメールに付けるヘッダ に %(user_name)s様 と入力すると、
20130809mailman-1
となり、宛先=To:がメーリングリストのアドレスに、本文の始めにユーザの名前=登録メールアドレスが自動的に入力される。
普通配送オプション → 普通配送メールを個人別にカスタマイズしますか?   完全個人別配送 を選択し
普通配送会員へのメールに付けるヘッダ に %(user_name)s様 と入力すると、
20130809mailman-22
となり宛先=To: が個別の登録メールアドレスに、Cc: にメーリングリストのアドレスが書き込まれ、本文の始めにユーザの名前=登録メールアドレスが自動的に入力される。
普通配送オプション → 普通配送メールを個人別にカスタマイズしますか?   いいえ を選択すると
20130809mailman-3
普通のメーリングリストとして配信される。このときヘッダーに変数のある文字列 %(user_name)s様 があるとエラー表示になる。そのまま強引に使うと、本文の始めに%(user_name)s様そのままが入力されてしまう。
 
この個別配送の方法は、Mailman のあるサーバが個別にメールを処理するので、サーバに負担がかかる。たった4つのアドレスしかないメーリングリストでも、個別配送にすると、一瞬、受け取りが遅くなるから、登録者が多数のときは配信が遅延するだろう。
docomo には個別のメールになるから、だれかが受信拒否していてもdocomoで勝手に迷惑メールとして排除しない可能性がある。やってないからわからないけど。
このdocomo問題に困っているのだ。50名程度の学生の携帯メール宛のメーリングリストがあって、25アドレスからUser unknown のメールがもどってきた。そのうち、6名は、個別にメールを送ってもUser unknown となる。つまりメールアドレスを変更したのだ。残る19名はすべてdocomoユーザであって、これらに個別にメールを送ると届くようで、メーリスで送ってUser unknown となったメールも受け取れているのだ。
このUser unkown のエラーが毎回くるわけではない。これが何故かわからない。ときどき来るのだ。
19名全員が受け取れたかどうかわからない。6名からメーリスからのメールも受け取ったとの返事があった。残り13名は返事がない。学生に返事を求めても返事が帰ってこないというのは、管理者にはこれら学生50名の学生に何の権限もないからだ。こいつらはもう生理学の単位を習得したからだ。アカハラの対象にならない学生というわけだ。こういう奴らにもサービスするのがいやになっちゃう。
一部はPCからのメールを受信拒否している可能性がある。しかし、このようなエラーが帰ってくるとMailman の方は送付できなかったとカウントするので、何回かメーリスからメールを送るとエラーが蓄積してMailmanは自動的に[ B ] マークがついて送信しなくなってしまうのだ。いちいち監視できない。
携帯・スマホは勝手に自由にメールアドレスを変更できるのが厄介の元で、学生はメールアドレスの変更を絶対といっていいほど届け出ない。ガラケーからiPhone に変更する学生が結構いる。docomo だったのがezwebとかi.softbankとかに変わっているからな。機種を変えても変更届けはない。
携帯・スマホが、もはや遊びの道具ではなく、重要な連絡手段になっているという認識は学生にない。
スマホにはメールの種類がいっぱいあってLine も加わってなんだかわからん。softbank.ne.jp とi.softbank.jp があるしezwebでは利用者が使い分けるらしい。学生には携帯で大学が配布しているメアドのメールを読めるように設定させる方がいいのかもしれない。そして受信したら必ず音がでる、画面に表示されるとかに設定させるのがいいのかもしれない。スマホには複数モデル(あるいはOS)と複数の電話会社があるからすべての種類の設定方法をこっちが知らないといけない。そんなのいやだ。
具体的な設定方法を教えないと学生はやらないし…..