地震が発生したときから−その2

15日(火)
大学院学生を集め、主に6階以上の傾いた棚を修復。ゴミ処理を行うために危険となる棚をとりあえず元に戻す。教授室の開学時に設置されたオフィスのスチールの棚が大量に傾いていた。傾いて天井の飾り板に食い込んでなかなかもとに戻せない。槌でたたいて戻す。講師室の棚も転倒、移動がはげしい。実験室の転倒した棚ももとに戻す。ガラスの破片、書類が床にちらかっているがこれらは無視。自分たちでやってもらうしかない。とりあえずは余震でさらに転倒したりしないように、あるいは不安定な大きな棚は床に下ろす等を行う。
16時 医学部門災害対策会議。被害の修復の程度の報告を各フロア責任者から受け、今後の方針を決定。通路の安全確保のため大学院ボランティアを集め、廊下に出された廃棄物を建物外に出すこととする。研究室やオフィスを解錠したままと昨日指示したが、これをやめ通常の施錠でいいことを確認。
16時30分 大学院の運営委員会。この委員会で承認がないと学生が修了できないので開催。
19時30分頃 節電、節水、のお願いと、研究室、オフィスの施錠は通常とおりでいいとメールで全員に連絡。整理の研究室内にちらかった書類の整理と破棄。
16日(水)
10時から昼食をはさんで17時半まで。大学院学生を指揮して3Fから5Fまでの廃棄物品を処理。3Fが一番多かった。
13時30分医学部門会議兼医学部門災害対策会議。現状の報告と対策を議論。
1Fと2F、4Fの廃棄物品はわずかであった。被害の大きさがフロアによって違うことがわかるが、3Fの廃棄物品が多いのはなぜか?
17日(木)
10時から昼食をはさんで17時半まで、大学院学生を指揮して6Fから8Fまでの廃棄物品を処理。ここが一番ひどく各フロア約2時間を要した。8Fの片付けが終了したあと、ボランティア大学院学生に解散を命じた直後、開かずのドアの部屋を発見。中はめちゃめちゃ。棚がほとんど転倒。部屋の関係者をみつけ、処理の手伝いをするがどうかと聞いたところ、複数の科が利用しているので、どれが不用物品か判断できないので、処理できないとのこと。そこで大学院学生に本当に解散とつげたところ、この部屋の写真を携帯で一斉に撮影開始。
回収業者がきて、18時ころ、机、棚などを回収していった。副研究科長と飲食。おしまい。
18日(金)
16時から臨時医学部門会議(医学部門災害対策会議)。大きな案件はなくなったとして医学部門災害対策会議は解散。

地震被害とその回復

実験室の混乱状況とその回復の一端を。The confusion situation of a laboratory and a part of the recovery.

とある、研究室です。固定していない棚は転倒です。机にあった物品は床へ散乱。One of the examples. The shelves not fixed firmly  fell down. The article on the desk were scattered on the floor.

固定の甘い中央実験台の棚が転倒。A shelf located the center of an experimental desk and not fixed firmly  on that desk fell down.

倒れた棚の向こう側で、転倒しなかった棚もあります。There was a shelf that did not fall fortunately. However, the article scatters on the floor.

6人がかりで、えいやっと、もとに戻した本来の姿です。これが倒れちゃったんですね。薬品とおくために横にパイプがあります。このパイプがあるとないとでは大違いです。棚が転倒しなければ、棚にあるパイプによってガラス瓶などは棚から落ちません。At six days after the earthquake, this shelf was lifted as the former . This was an original appearance.

棚もしっかり実験台に固定、天井との間に、転倒防止の突っ張り棒があったら転倒しなかったでしょう。棚の机への固定が、納入業者がいい加減にやったもので、金具が小さく、すべてぶっとんでいました。おおきな金具でしっかり固定するのが必要です。この棚のように頭でっかちのもよくないです。