「論文捏造」カテゴリーアーカイブ

血が逆流するほどの憤激

tea*r*akt2 さんのブログ 理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問  の小保方氏が憤激した論文投稿料の返還請求―石川氏の告発不受理を受けて、NHKのリーク報道と同時に打たれた「追加工作」の一環では? の記事では、『婦人公論』月9日号の筆頭著者の日記を転載していました。

■他方、論文の投稿料返還請求の発表に対しては、激烈な反応を示しています。
「3月20日(金)
理研が私に論文の投稿料60万円を返還請求することを発表したと連絡を受けた。内臓が突き上げられるかのような悔しさ。血を逆流させるほどの「信じられない」という思い。抗えない感情の渦は、似た感覚を持った時の記憶を連鎖的に呼び覚まし、苦しみの濁流に変わる。「研究の状況を常識的に考えたら、理研が小保方さんにお金の返還を求めることは絶対にありえない」と私に説明をした理研の事務方の幹部がいた。騒動中、大将と名乗っていたのに、いつの間にか本陣を去ってしまった人。思い出すことを避けていた人の顔が頭に浮かび、自の奥で赤い光が弾けた。頭の中も、目に映るものも、すべてが赤い。沸騰した濁流で体が破裂しそう。それでも、心の痛みら感じる体の芯は氷を詰め込まれたように冷え切っている。 」
瞬間的に、人間としての感情が戻った感じです。 血が逆流するほどの憤激をしたということは、小保方氏のSTAP細胞への確信を裏付けるものでしょう。

勿論、婦人公論なんか管理人は買うわけがないから、この記載がホントかどうかわからないけど、tea*r*akt2 さんがすぐにわかる嘘・間違えを書くわけがないだろうとしてこの記事を書いております。
筆頭著者が憤激したということについて、tea*r*akt2さんは「STAP細胞への確信を裏付ける」と解釈していますが、そうではなく、「筆頭著者はなんら不正は行っていないと相変わらず思っている」と解釈すべきことでしょうな。桂委員会の調査では2件の不正を本人は認めているのにもかかわらず、だ。
婦人公論の記事は現在(2017年4月)、2015年3月の日記を(多分、一部改変して)公開しているので、本当に2年前のことを記載しているかどうかはわからないが、現在になっても当時の”憤激”を公開しているということは、当時も現在にいたっても、不正行為を行ったという自覚がなかった・ないのだろうな。
投稿の経費の60万円で済んだのはラッキーで研究費全学返還要求されたっておかしくないところだ。理研は、実験自体は行われたとして、研究費の返還を請求せず、不正な論文を投稿したことについて請求したようだ。理研としては、さっさと始末したいので研究費全額返還請求などして裁判沙汰などにはしたくないのでしょうね。STAP細胞はある、不正はしていない、憤激した、とするのなら、たとえ60万円でも裁判にすればいいのにね。
tea*r*akt2さんは、文章はまともに書けるようだが、そもそも擁護という立場からしか物事を見られないので、「理研のシナリオライターの指揮」とか「各種の情報公開請求などで、「不都合な真実」を裏付ける材料が、今に至るもどんどん出てきています。」、「(理研側には)無理を重ねてSTAP細胞を潰そうとしたということは、その存在によほどの危機感があった」などと、想像・妄想がたくましいようですな。
理研のシナリオライターとは誰なんでしょうね。
不正であったという判定に反する”不都合な事実”とは何でしょ?
擁護の方々が情報公開制度とかを利用したり、発表された図の隅をつっついたりして、桂委員会の発表と食い違うと主張したりしているけれど、そもそもの撤回された論文のデータはどれがホントか、実験を行ったご本人にすら記憶がない・記録もないのでわからないわけで、想像たくましく議論する意味がないと思われますね。
「STAP細胞を潰そうとした」ということはなく、そもそもが怪しいデータであり、ご本人を含め複数の研究者が再現できないことから、自ら潰れちゃったのではないでしょうか。

ES細胞の混入なのであれば、STAP細胞はないわけですから、桂調査委と検証実験報告で一件落着となったはずです。
しかしそれでも、その後も無理筋の攻撃を繰り返したということは、STAP細胞はやはりできていて、それに危機感を募らせているのだろう、というのが、経過をずっとフォローしている人間からみた素直な印象です。

はいそうですね。一件落着になったのです。その後、無理筋でわめいているのが、いわゆる擁護派で、この「わめき」を放置しておくのはまずいんじゃないのと「結論ありき」のブログが立ち上がったわけですね。今では自沈しちゃった某女史が、自らの科学的リテラシーの欠如を認識することなしに科学的根拠のないいい加減な記事を書いたもんで、そりゃ、なんでもまずいんじゃないの?と、頑張っていただいているわけですね。当ブログ管理人は、当初、この「結論ありきブログ」管理人の方が研究者のようだったので、研究に集中したほうがいいよと言ったものの、今になってみれば、結果として、唯一の科学的なコメントが読める場となったわけで、やめたほうがいいよなんてコメントしたことを恥じております。「結論ありき」のブログ管理人さん、ごめんなさい。
「STAP細胞はやはりできていて、それに危機感を募らせている」方って、どこにいるんでしょ?

大学教員よ、団結して文科省へ!

一研究者・教育者の意見 2017年03月24日 全国の大学教員よ、団結せよを読みました。
ブログで論文ではないのだから何を書いても構わない。現にこのブログだって支離滅裂な書きなぐりだ。 それでも、公になっている文書だから批判される。いいでしょ。しかし「BPO勧告に対する批判を批判する」というタイトルの記事で、BPO勧告を批判していない当ブログを批判したり、その批判を批判するの批判記事で、理研の古い規則では不十分だったのだと書いたら、名古屋大学とか筑波大学の例を持ち出してわけのわからんことを言うんだよね。
今度の記事の序の部分はいいでしょ。ブログ主殿の感想だから、だれも文句はないでしょ。しかし、natureasia.com の「2017年3月23日 日本の科学研究はこの10年間で失速していて、科学界のエリートとしての地位が脅かされていることが、Nature Index 2017日本版から明らかに」を引用して「中国からの論文増加によって日本の科学的な地位がおびやかされつつある」というのはもう少し詳しく引用すべきでしょう。Natureの記事では「中国の急速な成長の影響により、米国などの科学先進国が占める割合は相対的に低下していますが、日本からの論文発表は、絶対数も減少しています。」とあります。中国からの論文が増えたので相対的割合が減少したということは、人口の多い中国が経済的に発展し研究予算が増え、その出力が増えるのは当然の成り行きでしょう。問題は日本からの論文の絶対数が減少したこと、あるいは他の国の増加率に比べ日本は低いとかにあるわけで、これは中国からの直接の影響ではないでしょう。このブログ記事の趣旨から考えると中国の影響云々ではなく日本の科学界の活動が低下しているとして引用すべきではないです。こういう筋違いの引用はかのブログ主が嫌うところでは?
アルキメデスの風呂での思いつき、湯川博士の夢のメモはいいですが、何故ここで筆頭著者を引用するんですかね?そもそも筆頭著者のホントかどうかわからない風呂での妄想がこんな事件をひきおこしたんだから。アルキメデスや湯川博士と並列に扱うのは….ま、筆頭著者を「愛でている」からでしょうね。
40代。国立大学工学系の教授。の記事。拙ブログ管理者も山形氏のツイッターから知って読みました。そしてかのブログ主がこの記事に同意しているのと同様、拙ブログの管理人も同意します。これまでの大学院制度に加えて学位プログラムを作ったり、教授の業務が増えることはあれ、減ることがないのは文科省の天下りを受けるのと同様、文科省というスポンサーをおもねるからでしょ。役人は政治家に忖度し、大学トップは文科省に忖度するのですかね。トップに立つと組織制度をトップダウンでいじるんだよね。下々は意義が見いだせず仕事が増えるだけ。AO入試なんて、admissions office 入試なんだから教員とは関係なく大学当局が実施すればいいのに教員がやるんだぜ。
ブログ主の意見に反対なわけではないですが、ブログ主の解決策が、「全国の大学教員よ立ち上がれ、そして団結して、文科省の解体」ですか。
あら在米ポスドク(ロッソ)さんにも提案がないと怒られている。拙ブログの管理人はこのブログを「総論ではカッコつけて正論を書くことがあるのだが….」と評していたよね。具体的な案を提案すればいいのに。団結して文科省に殴り込みに行くのか?
科学政策の何がこの10年間の失速を招いたのかの解析とその対策を掲げていただけたら、筆頭著者の事件を書かなくても人様に読んでもらえる良いブログになるのではないかと愚考いたしますよ。
もっとも当方にはそんな気概もないから料理の記事しかなく、いいちゃもん/揚げ足取りしかないといわれてもしょうがない。

拒絶理由通知書を見るために

拒絶理由通知書は、サーバが攻撃された(Apache Struts 2の脆弱性をつかれた)らしく、回復したのだが、土日休日はだめよと表示され、昨日の休日は見えなかった。
特許庁のトップページの右コラムにある「特許情報プラットフォーム((J-Plat(J-PlatPat)」をクリックして、上の「特許・実用新案」のプルダウンの6.審査書類情報照会 から種別:[特許出願番号] を選択し、番号:2015-509109 を入力して「照会」ボタンをクリックする。参照可能書類リストがでてきて、その「11. 2017/03/07 :拒絶理由通知書 」をクリックすると拒絶理由通知書が出て来る。目的の拒絶理由通知書のURLを直接入力しても届かない。上記のように辿らないと届かない。どうやら平日しかアクセスできないようだ。
いきなり文書を表示させるのに便利なのはここで、これはEUの特許庁のオフィスにアクセスするのだが、結局、日本の特許庁のページを開くことになるようで、これも日本のほうが平日しか公開しないので平日しか見えないようだ。
擁護の方々、特にttea*r*akt2さんなどは文系と称して、このような公式文書に対してこれまでいろいろ議論しているのに、あまりにも当たりまえの結論なので何のコメントもでてこないのかしらん?特許申請があったことに対して「特に毎日新聞の須田記者は、『捏造の科学者』と断じて受賞したわけですから、フォローして当然ですし、」との発言がブーメランで返ってきているじゃん。

確実なものだけに絞る

一研究者・教育者の意見の 2017年03月07日 BPO勧告に対する批判を批判するという記事のコメント

72. ブログ管理人 2017年03月12日 17:57
桂委員会報告書では、不審な画像について小保方氏からデータが提出されなかったものは不正とは認定しませんでした。

複数の問題がある場合、確実なものだけに絞るということは適切だと思われます。

違いますね。
研究論文に関する調査報告書(いわゆる桂委員会の報告書)の29ページ;

なお、規程は、本調査委員会設置後に改正されたが(平成
26 年 11 月 25 日施行)、附則(平成 26 年 10 月 30 日規程第 74 号) に基づき、不正行為の定義については改正前の規定に因った。

からで、不正の疑いは10件になりますが、まだ改正前の事件だったので調査できた4件を不正にしたわけです。6件は筆頭著者がデータを示さなかったので、それ以上の調査ができず、古い規定ではデータを提示しないことをもって不正とできなかっただけで、決して調査を絞ったからではないですし、不正ではなかったとしたわけでもないですな。新しい規定を適用するとこれら6件も不正です。
片瀬氏の warbler’s diary 理研外部調査委員会報告の内容整理2−STAP論文の不正認定も参照してください。
桂委員会が不正が4件と少なくしたことを「確実なものだけに絞る」とねじまげて解釈するのは「問題を小さく見せようという意図がある」のでは?

特許庁のサーバが動いていない

特許庁の特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)が外部からの攻撃なのか9日(木)から止まっていて現在13日(月)昼まで動いていない。
「結論ありき」…ブログの「日本の特許庁は拒絶理由通知書を出しました 」の記事は2017年03月08日で、これが特許庁のページを除くSTAPの特許拒絶の最初の記事だと思う。このあと管理人が2017年03月09日12時過ぎにアクセスしたら接続できたが、その直後だめになったらしい。最初の9日(木)の案内は「J-PlatPatサービスに対する外部からの攻撃を検知したため」だったのが、10日(金)には「現在、J-PlatPatサービスをご利用できない状況」に変わった。週末を挟んで月曜日の今日もまだ回復していない。 アクセスが多くて処理しきれなくなったのだったら、もう回復していいはず。攻撃されて内容を改変されちゃったからこんなに時間がかかるのだろうか?でも掲載内容は、外部からアクセスできないどこかにバックアップがあるはず….
STAP HOPE PAGE も開設直後に止まって、三木弁護士は外部からの攻撃だとかいっていたけど、アクセスが過多になっただけだろ。
STAP細胞特許を拒絶したので、こんなことになったのだろうか?
アクセス出来ないから擁護グループからは、この拒絶に対してのコメントが全くないのだろうか、それとも都合の悪い情報は無視しているのだろうか?
いや擁護派も至極当然として拒絶を認めるしかないのでしょうね。
[ 追記 ] 2017.3.14
「結論ありき」ブログの日本の特許庁は拒絶理由通知書を出しましたのコメントの 18. Pazifik さんの情報通りですが「拒絶理由通知書」のURL はhttps://register.epo.org/documentView?number=JP.2015509109.A&documentId=Notification_of_Reasons_for_Refusal_06117095229_JPです。
esp@cenet https://worldwide.espacenet.com/?locale=jp_EP
「JP2015509109」で検索して  1.  GENERATING PLURIPOTENT CELLS DE NOVO をクリック。
をクリック。
EPO Global Dossierのページ
07.03.2017 Notification of Reasons for Refusal (ORIGINAL) をくリック で新しいウインドウに提示されます。

小保方憎し


片瀬久美子氏のツイッターで11日朝7時頃のスクショですから昨日の9時ころの投稿でしょう。
ツイッターなんで、具体的に何を対象とした発言かわかりませんが、後半は一般化したものですね。
一研究者・教育者の意見ブログの2017年03月07日「BPO勧告に対する批判を批判する」という記事のコメント欄から;

57. ブログ管理人 2017年03月10日 23:59
「54」さん
残念ながら詫摩氏の2つのBPO批判の論考は、論理的に破綻しています。「小保方憎し」となると論理性を失うようです。

拙フログ主は、以前にも書きましたが、「小保方憎し」という感情はなく、詫摩氏だってその発言を見ていても「小保方憎し」だとは思えません。「結論ありき」ブログの管理人グループの方々も「小保方憎し」ではないでしょう。どうやらこの管理人殿はご自身の意見とは異なる意見を持つ者を一括して取り扱うことになっちゃったようですな。
どうしてこんな困ったちゃんが大事件を引き起こすに至ったのか、こういう事例にどう対処すべきか、この困ったちゃんを擁護する方々の頭の中はどうなっているんだろ….などなど興味はありますが、憎いとはね。
「小保方惚れた」となると論理性を失うようです。

拒絶理由通知書

特許願2015-509109
11. 2017/03/07 :拒絶理由通知書 (特許庁がだめなときの、代替はここ

P.5
複数の研究グループによって、低pH曝露等による多能性細胞生成(STAP現象)についての再現実験が行われた結果(本願発明者の一人であるVacanti氏の研究室で行われたと認められるものも含む)、両Nature論文に記載されるようなSTAP現象を再現することはできなかった(参考文献9)
両Nature論文につき、用いられた全てのSTAP細胞関連材料はES細胞に由来するものであったことが判明(参考文献10)
理化学研究所の検証実験チームの報告においても、STAP現象の実際の科学的重要性を調査すべく両Nature論文や関連情報に示された方法に基づいて再現実験を行ったものの、両論文に記載されたようなSTAP現象は、再現不可能(not reproducible)であると結論付けた(参考文献11)
P.6
本願発明の属する技術分野において通常の知識を有する研究者、すなわち当業者でさえ、その再現のためには試行錯誤、複雑高度な実験等を要し、細胞を脱分化させて多能性細胞を生成するに至っていないのであるから、その点においても、発明の詳細な説明は、当業者が本願請求項1に係る発明を実施することができる程度に発明の詳細な説明が記載されていないと判断せざるを得ない

至極当然で、別に特許庁に言われなくてもSTAP細胞は無い(こういう表現だと某ブログ主が「あるとはいえない」にしろと怒るだろうけど)わけで、擁護の方々のこの特許庁の判断に対する素晴らしいコメントを期待しましょう。

P1.
この出願は、次の理由によって拒絶をすべきものです。これについて意見がありましたら、この通知書の発送の日から3か月以内に意見書を提出してください。

とのことで、まだ余裕があるよ。
Vacanti氏も宣誓供述書をぎりぎりになってだしたりして時間稼ぎをしているからね。
「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会2017年03月08日の日本の特許庁は拒絶理由通知書を出しましたのコメントから特許庁の該当ページたどり着きました。情報ありがとうございます。

BPO勧告に対する批判を批判するを批判する

なにやら一研究者・教育者さんは、拙ブログを読んで頂いているようで、「BPO勧告に対する批判を批判する」(2017年03月07日)という記事で、管理人の「あくまでも被害者」(2017年2月11日)という記事に提示した表を引用して;

「問題あり」と「問題なし」に単純化して、「問題なし」という項目を多く見せているのは「小保方憎し」のためであろう

と批判されている。管理人は小保方氏を憎いと思ったことは一切ない。物理的、精神的な被害を受けていないので当然だ。嫉妬だってあるわけがない。年齢も研究分野も全く違う。この事件のあと、実験ノートの管理が厳しくなったという大学・研究所がでてきたようで(伝聞だからホントかどうか知らない)、研究がやり難くなったところがあるらしい。こういう被害も受けていない。コピペ検索ソフトを組織で導入する必要がでてきて、その経費捻出のために配分研究費が少なくなったというような被害も受けていない。
ご本人の性向に原因があるかもしれないが、早稲田でまともな教育を受けてない(受けようとしなかった?)点が可哀想だという同情はあっても「憎む」などという感情はない。
このような「「小保方憎し」のためだろう」という根拠のない推測をすることは、一研究者・教育者さんの最も忌み嫌うところではないだろうか。
「小保方を批判する者を忌み嫌う一研究者・教育者さんの妄想だろう」と、もし書いたら一研究者・教育者さんは怒るでしょ?
BPOの審査結果と小保方氏側とNHKの応答を一つの表にまとめるのが目的だったわけで、長たらしいBPOの文書を単純化するために、All or Nothing にしたわけだ。それでも核心的な項目については、問題ないは言い過ぎなので**という注をつけてある。「問題があるとはいえない」とすべきだろうけどそんなに長く書いたら単純化、表にする意味がない。◯☓△表記でもいいかもしれないが、擁護している方からみたら「問題があるとはいえないは」☓だろうし逆の立場の方々からみたら◯だろうからそのような表記もできない。◯☓でなくOK, NG とかでも同じだ。
なによりも拙ブログには、BPOの問題とした人権侵害についての審査結果に対する意見は書いてない。にも関わらず「BPO勧告に対する批判を批判する」というタイトルの記事に引用している。なにかイチャモンをつけたいがために書いたとしか思えない。
いいがかりと思うのは無能な管理人だけか。

大学での教員のお仕事

教員の大学での業務は教育(講義、実習、演習)と研究と管理の3つだ。大学は2ヶ月位の夏休み、2週間位の冬休み、1ヶ月位の春休みがあるから教員は暇だろなんて誤解されているのは、大学の先生は授業しかやってないと思われているるからだ。
しかし、その当の大学教授と思われる一研究者・教育者さんが、「若山氏が山梨大学から神戸の理研に出かけて検証実験に参加するのはスケジュール的にできないのでは」という516.えりさんのコメントに対し、

543. ブログ管理人 2017年03月02日 13:16
「516. えり」さん
山梨大学の授業時間割(https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2016/01/H28_seimei.pdf)を見ると、若山氏は「再現実験」が行われた10〜11月(後期)は月曜日に単独の講義と共同での実習程度しかありません。金曜日に「生命研究倫理学」の講義がありますが、他の方とのオムニバス授業なので、この期間は他の方にやっていただくことは可能です。授業の時間割は今年のものですが、例年あまり変更はないので、当時もおそらくこの時間割だったと思われます。
つまり、土曜日夜に山梨に戻って月曜日に講義や実習を行えば、火曜から土曜日までフルに実験することは可能だったようです。

なんてコメントするからおったまげた。どう考えてもこの一研究者・教育者さんは教授クラスで、このくらいになると、講義だけでなく大学管理業務をかなりやっているはず。やってないとしたら学部内で管理業務をこなせないと思われ、干されているのだろう。最低でも、毎週1、2回のなんかの会議があるはずで、もしその会議の議長のような地位にあったら、会議の準備、根回し等かなりの時間がかかる。一研究者・教育者さんにはこのような業務がないのかな?国立大学だったら、月1の教授会は金と人事が絡むから欠席できない。だから若山教授のスケジュールが講義だけで埋まっているわけではないはないことが推測できるはず…
講義だって、昔の文系の偉い先生は黄色く変色した大学ノートだけでできたけど、今どきそんな教授はいないだろう。それなりに準備や、学生に配布する資料の作成(コピーは秘書とかにやらせるかもしれないが原稿が必要だ)しなければならないから、カリキュラムの時間割の時間だけ縛られているわけではない。特に、若山氏は山梨大学に新任なわけで、講義の準備にはそれなりに時間がかかるはず。それともこの一研究者・教育者さんは変色した大学ノートだけで講義しているのかしらん?医学生物学系ではありえないね。さらに大学院学生がいるだろうから週1回は研究室(あるいは他のグループと合同での)でのプログレスレポートとか論文紹介とかのミーテングとかの時間があるはず。
というわけで、火曜日から土曜日までの週5日、フルに実験できる教授なんてありえないだろう。助教や講師ならいざしらず、ですね。大学の教授で週5日フルに研究できる環境にある方を知らないな。日本の大学のシステムでは教員が大学管理業務をかなりやらないといけないので、これを免除する教授ポスト=研究専従=なんていうポストがないわけではないけど、それでも週5日研究三昧の教授ポストなんてないとおもうけど。
と、この記事をアップする前に、再度、このブログに行ったら、ロッソこと在米ポスドクさん(567. ロッソ 2017年03月03日 04:27)が、山梨大学の当時のカリキュラムを見つけて、もっと講義があった、いいかげんな資料で推測するな と叱っているね。

サイコパス

STAP細胞を語る会 小保方さん擁護派も批判派もというFacebookでバベポ 五十六 さんが2月20日 22:08「冒頭文がそのまんまオボでワロタ」とサイコパスという本を紹介していましたので、手に入れてみました。
中野信子著「サイコパス」文春新書 第1刷 2016.11.20 文藝春秋 ISBN978-4-16-661094-5 ですね。
冒頭の「はじめに」の「脳科学が明らかにする「あなたの隣のサイコパス」」では

ありえないようなウソをつき、常人には考えられない不正を働いても、平然としている。 ー略ー 「自分は不当に非難されている被害者」「悲劇の渦中にあるヒロイン」であるかのように振る舞いさえする。 ー略ー 外見は魅力的で社交的。トークやプレゼンテーションも立て板に水で、抜群に面白い。だが、関わった人はみな騙され、不幸のどん底に突き落とされる。 ー略ー
見逃せないのは、この種の人間を擁護する人が少なくないことです。
彼/彼女は騙されてああなってしまったのだ」「決して悪い人ではない。むしろとても魅力的だ」といった好意的な反応が、テレビのコメンテーターから一般の方まで、少なからずでてくるのです。時には「信者」であるかのような崇敬を示す人までいます。そうした人たちは、きっと知らないのでしょう。彼/彼女らが、高い確率で「サイコパス」だということを。

とありました。「そのまんまオボでワロタ」という感想が出てくるのは、この本がSTAP細胞事件の発覚のあとに発刊されていることを見ると、筆頭著者を念頭に冒頭部分を書いたからかもしれません。
7ページにサイコパスの特徴が列挙されている

・外見や語りが過剰に魅力的で、ナルシスティックである。
・恐怖や不安、緊張を感じにくく、大舞台でも堂々として見える。
・多くの人が倫理的にためらいを感じたり危険に思ってやらなかったりすることも平然と行うため、挑戦的で勇気があるように見える。
・お世辞がうまい人ころがしで、有力者を味方につけていたり、崇拝者のような取り巻きがいたりする。
・常習的にウソをつき、話を盛る。自分をよく見せようと、主張をコロコロ変える。
・ビッグマウスだが飽きっぽく、物事を継続したり、最後までやり遂げることは苦手。
・つきあう人間がしばしば変わり、つきあいが無くなった相手のことを悪く言う。
・人当たりはよいが、他者に対する共感性そのものが低い。

あなたはどこまで該当する?
まだ、全部読んでないけど、Steve Jobsもサイコパスだったと判定しているから仮にそう判断されてもめげることはないよ。ほかの道があるよ、きっと。  あ、めげるようだったらサイコパスではないのか。