USBコネクタの逆差し

ノートPCとデータ収集システムのPowerLabとの接続はUSBケーブルで行われる。ノートPCのほうがType-A,PowerLab側が Type-Bになっている。
こいつがType-Aで中にプラスチックの板がオス、メスともにあるから逆刺しはできない。
20150521USB-1
 
こっちがType-Bで
20150521USB-2
四角いが真四角ではなく2ヵ所の角が斜めに切ってあるので逆にはさせない形になっている。電源と信号のピン・アサイメントは
20150521USB-3
 
となっているから、Type-Bでは万が一、逆に刺すと+5V(pin 1 )がD+に繋がるから壊れることはない。動作しないだけだ。しかしType-Aは+5VがGNDに短絡するから、電源供給側のパソコンの方が壊れる可能性がある。多分ショートに対策は施されているはずだか。
実習で学生がアプリが働かないとクレームをつけてきた。大抵の場合はPoweLabの電源を先に入れてからアプリケーションを立ち上げないといけないのに、PoweLabの電源が入っていないから動かないということだ。アプリを再起動させると問題ないことになる。PoweLabのLED が点灯していないからすぐ分かる。
ところが、逆差しにするとPowerLabに電源が供給されなくてもLEDが点灯してしまうのだ。何年もPowerLabを使っているが初めて知った。D+にパソコンの方から5VがLEDに供給されるのでLEDが点灯するのだろう。しかし、他には電源が供給されないので、アプリケーションをQuit して再起動しても動かなのは当然だ。
気が付かなかった。「LEDが点灯している、アプリケーションを再起動しても動かない」これはやばい状況だ。「あれ?電源ケーブルが刺さってないじゃん。電源がないからおかしいんだ」とLEDが点灯することはおかしいけれど電源がないから動かないんだと教えた。しかし、学生に電源を供給させたが、状況は変わらない。かなりやばい状況だ。配線ができていて、起動の順番が誤っていないのにアプリケーションが動かないという状況はいままでなかった。考えられるのは UABケーブルの断線、PowerLabの故障、アプリがこわれた だ。ノートPC自体は動いているようにみえる。
学生の態度は、あきらかに不満たらたら、「こんな故障している機器を使わせるなよな」である。昨年度の実習での最後のアンケートでも、実習がうまくいかなかった原因に機器の不調をあげてクレームをつけてきたやつがいる。故障なんかじゃない。言われるとおり、実習書にある通り学生が実施していないだけだ。ペーストが多すぎたりしただけだ。
PowerLabを別のものに交換させた。そのときUSBケーブルを抜いて新しいPowerLabに学生が接続するとき様子がおかしい。「お前、そりゃ逆刺しだろ!!」
で解決。ケーブルは逆刺しされると、あとから見てもわからない。しかし、よく逆に刺さったなとおもったが、やってみるとキツイが刺さってしまう。
ノートPC(Type-Aメス)-(Type-Aオス)USBケーブル(Type-Bオス)ー(Type-Bメス)PwerLab  となっているのだが、このPowerLab側は強引にやると逆差しできてしまうのだ。他の機器の同じType-Bコネクタでも試してみたが、刺さらない。PowerLabのコネクタが甘いのか、それとも誰かが一度逆差ししたので刺さるように変形してしまったのか。
[ 追記 ] PowerLab によって逆刺しできるのとできないのがある。つまり、過去に誰か強引に逆差したため変形して逆に刺すことができるPoweLabができてしまったのだ。まいったね。逆差しできないPowerLabでも強引に刺すことができそうだ。まずいね。
ノートPCのType- AのコネクタはType-Bと違い、絶対逆差しできない。しかし、中のプラスチックの板が破損しているのがある。強引に突っ込もうとしているんだ。
DIN8Pのコネクタは、どういうわけかー米国仕様でインチ規格だからだろうけどーBNCコネクタに刺さってしまうのだ。何と何をどうやって接続するとかいう概念はないのだ。穴と棒があって、サイズが同じようだったらなんでもいいから突っ込んでしまうのだ。機器のパネルの文字なんか読まない・読めないのだ。
認識できるのは、きっと 丸 四角 三角 だけなんだろうな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です