Mの更新(Mountain Lion OSX10.8サーバ) その2
現在のmはPowerMacG5、つまりinelではないのだ。OS10.4なのだ。更新したかったが、新しいMacを誰も購入してくれない。というのが続いて古いままだった。MacMini で立ち上げれば10万円くらいでなんとかなるが、その予算もない。どうするかなぁ..どっかで予算を確保しないと。
ある日、突如として、Macを購入していいということになった。これも日頃の管理者の努力が実ったのだ。管理者がすでにこっちの大学ではpart time professor だというのに30万円を超える予算をいただいたのだ。
そこで、
機種名: Mac Pro
機種 ID: MacPro5,1
プロセッサ名: Quad-Core Intel Xeon
プロセッサ速度: 2.8 GHz
メモリ: 8 GB
OS:10.7 Lion
を、購入したのだ。これが半年前、つまり年度末の話だ。新年度(24年度)になってからはまとまった時間がとれず、なかなか手につかないのでそのままのOSX10.7 Lionでパソコンとして使っていたわけだ。半年すぎて、夏休みにセットアップすることをもくろんだわけだ。
OS10.4Serverからの移行は移行ソフトが仮にあってもうまくいかないにきまっているから、新規に作るしかない。さらにOSは10.8 Mountain Lion になってしまったのだ。10.5~10.7 のサーバは作ったことがないからどんな風に変わっていったのかわからない。
Mountain Lion Server はMountain Lion からネット経由でインストールするしかない。そこで,Mountain Lion をApp Store から購入する。1,700円。ネット経由でインストールするから起動DVDがない。これはちとやばい。1度購入すると、何回もネットからインストールできるわけだが、起動するメディアが手元にないというのは心細い。何回もHDを消去、再度インストールということになるからだ。
1度作り上げると、このようなことは行わないが、たいてい、どっかで間違える。間違えた原因はあとからわかるのであって、間違えたとき、どこからやり直したらいいのかわからないことが多い。だから各ステップで保存しておくとか、回復できるようにしておかないと辛いことになる。
同じことを考えているユーザは山ほどいて、Lion の起動DVDを作る方法は、ネットにいくらでも転がっている。Mountain Lion 起動DVDも同じように作れる。
1)Mountain Lionの購入
Lion で起動しているMac からApp Store でMountain Lion を購入する。ダウンロードが始まり、成功すると自動的にインストールするか?というプロンプトが出てくる。ここで終了する。先に進むとインストーラがなくなっちゃうからだ。インストーラをダウンロードするのに時間がかかるから、ここでトイレに行くとかビールを注ぐためにMacの前から動いていい。自動的にインストールまで進まないからだ。
2)起動ディスクの作製
アプリケーションフォルダ内にOS X Mountain Lion インストール.app がダウンロードされている。ここからインストールDVDあるいはUSBメモリー(USB Thum drive)を作る。
直接DVDに焼く方法とLion Disk Maker(http://blog.gete.net/lion-diskmaker-us/)を使う方法がある。前者の方がおすすめだ。
2−1)DVDにディスクユーティリティを使って焼く
アプリケーションフォルダ内に「OS X Mountain Lion インストール.app」というのがあるので、これを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選ぶ。
開いたフォルダの Contents/SharedSupport に入って行くと「InstallESD.dmg」というファイルがある。これが起動ディスクに焼くファイルだ。しかしここの場所にあるとディスクを焼く際に選択できないので、この dmg ファイルをデスクトップにコピーする。
コピーが終わったら「ディスクユーティリティ」を開き、メニューから「ディスクを作成」で、いまコピーした dmg ファイルを選択し、「ディスクを作成」ボタンを押す。
ディスクドライブに空の DVD-R DL を入れたら「ディスクを作成」ボタンを押す。
DVD-R (4.7GB)では入らない。Double Layer のDVD-R DL ( 8.5GB)が必要だ。
2−2)Lion Disk Makerを使う。
USBメモリーまたはDVDを指定して起動ディスクを作製できる。ただし、作成中のプロンプトが出来上がっても終了しない。DVDが焼けるとトレイが自動的に出てくるので、出来上がったのがわかるがUSBメモリーのとき、いつ完成したのかわからない。両方とも問題なくできるのだが。バグなのでいずれ解消されるだろう。解消されたらこちらの方が楽だ。
というわけでMountain Lion の起動DVDができたわけだ。ここまでするのに、ネットを見ながらとかやっていたので6時間。先がながい。この起動DVDあるいはUSBメモリから初期状態に戻すのにはネットワーク接続が必要ないらしい。まだやってないのでわからない。ネットに接続した状態での初期化は成功した。
3)Mountain Lion にする。
アプリケーションフォルダ内にOS X Mountain Lion インストール.appをダブルクリックしてアップデートしても、問題ないが、これまでLionをパソコンとして使っていたので、Office とかサーバーでは使わないソフトがインストールされたままだ。クリーン・インストールにしたい。
作製した起動DVDから起動し、ユーティリティ選択画面になるからディスクユーティリティを使ってHDの内容を消してインストールする。ここでは問題ない。
インストールしたいHDを消去したらMountain Lion Server をユーティリティ選択画面から再インストールを選びインストールする。
4)Mountain Lion Server にする
Mountain Lionができあがったら、App Store からMountain Lion Serverを購入し、インストールする。このサーバの起動DVDを作る方法を探したが、ない。まだMountain Lionが出たばっかで、サーバに関しても情報がネットに少ない。購入するとダウンロードが始まり、Mountain Lion同様アプリケーションフォルダ内にインストーラができるのだが、この中にインストーラとなるイメージファイル(.dmg)がないのだ。だから、サーバを再度クリーンインストールするためにはMountain Lionに初期化し、再度App Store からダウンロードするしかない。そのうち誰かが起動DVDの作りかたを教えてくれるだろう。
ここまでやって1日目はおしまい。