こっちの大学の某本先生が、管理者があっちの大学で講義している資料が欲しいといってきた。
あっちの学生用に、講義のときに配布している資料をアップロードしている。講義資料は市販の教科書の絵からできているのがほとんどだ。教室で配布することは著作権上問題ない。しかし、これを一般公開してはいけない。そこで ID パスワードがないとアクセスできないようにしてある。これでも、本当はまずいのかもしれない。欠席した学生のために設けてあるのだ。
某本先生に資料を渡すのは面倒だから「ユーザ名とパスワードを教えてあげるから勝手にダウンロードしろ」と言ったわけだ。口頭で言っても間違えるにきまっているからメールでURLとユーザ名とパスワードだけを送ってやった。送ったときにはその場に某本先生もいたわけなので、ほかのことはなにも書いてない。件名に「資料」、本文に 「http://example.com/xxxx/index.html abcde uvwxyz 」とだけ書いたわけだ。これまでの経験ではこれだけで分からないことはなかった。
今回は、目の前に某本先生がいて、その某本先生へのメールを書いたわけだ。他のときは、「http://abcd.ac.jp/xyz/index.html にabcde uvwxuz」で入って と書くことでほとんど通用した。メールの件名や本文に、ユーザ名、ID。パスワード のような言葉があると。メールをこれらのキーワードで検索している奴がいて、ヒットするとメールを読んでパスワードを盗むやつがいるからだ。viagra という単語がメールにあると迷惑メールフォルダに自動的に移されるという迷惑メールフィルタと同じ事だ。だからメールには上記のようなキーワードは書かないことにしている。書く場合も「ぱ%ス**わ^ーとに点」とかにする。最近のviagra広告メールも「viagrow」とか書いてくるのと同じだ。
ところが、某本先生はページに入れないと、クレームをつけてきて、入れるまでに、往復のメールが16通にもなった。なんてこった。「abcde uvwxyz」がまぎらわしいというのが某本先生の結論だ。ユーザ名とパスワードの2つが必要なんだから2つの単語を書いたのに、まぎらわしいのだそうだ。なんてこった。