mちゃんの更新

11月29日に書いたようにmとtの更新を実施した。PowerMacG4 400MHzだったのをPowerMacG5デュアル2GHz 2GBRAM に変更する。
手順:TamaとMike は全く同じ構成で、tはproxyサーバの機能しかないので、HDもほとんど使っていない。HDをコピーする時間が短いだけなのでmの更新記録だけを書く。手順は全く同じだ。
1)RAM の追加とHDの交換。
手に入れたMacは1GBのRAMで180GBのHD1台なのでRAMの追加とHDの換装を行う。
横のパネルを開け、透明アクリルのカバーを取り除き、ファンを収容している灰色の箱を手前に引き抜くと2つメモリーバンク、それぞれ4つのスロットが見える。

RAMは空いているスロットに挿すだけ。500MBが2つのメモリーバンクにそれぞれ1枚挿入されていた(上図 1 緑のスロット)ので、購入した500MB2枚を、それぞれ、その隣のスロット(上図 2 赤のスロット)に挿した。スロットの左右にあるメモリーカードの止めがきっちりメモリーカードにはまり込むようにする。ちと固いがちゃんと入る。同じ仕様のメモリを2枚1組で使うこととなっている。ファンと透明アクリル板を元に戻す。
HDはSATAなのでいままでのATA(パラレル)は使えない。後部上方にあるHDを右のストッパーを回して、ケーブルをはずして引き抜く。500GBを2台(合計4台購入)取り付ける。Macは例によって普通のWin機のようなねじ止めでない方法でHDを固定している。HDのスロットの脇に黒いねじが4本刺さっている。これと取り付けてあったHDに付けられている同じねじを新しいHDにとりつけ、スライドさせるようにしてスロットにいれる。2本のケーブルをHDに取り付ける。右にストッパーがあるからこれを元に戻す。
本体がでかいだけあって、メモリの増設、HDの交換は簡単にできるようになっている。
2) HDのイニシャライズ
MacOSXサーバインストールDVDから起動し(起動時に C のキーを押したまま)、ユーティリティからディスクユーティリティでイニシャライズする。MacOS拡張ジャーナリングを選択する。1台につき1分もかからない。HDの名称はいままでのG4と同じMike とBackup にする。次の操作で同じ名前のHDがG4Macの画面にでてくるがアイコンで区別ができるから問題ない。
ついでに追加メモリを認識していることを確かめる。メニューのこのMacについて で2GBと表示されていればいい。
3)コピー
新しいG5をターゲットモードで起動する。T のキーを押しながら起動すればいい。モニタにはFirewireのでかいアイコンが表示される。Fiewireケーブルでmikeと接続する。mikeのモニタに2つの新たなMikeとBackupという外付けHDが見える。Silverkeeperを起動しG4の旧MをSourceに、G5の新MikeをDesignation に選んでコピーを開始する。Mikeの場合17GBくらいあって、コピーが終了するのに4時間以上(多分5時間くらい)かかった。もっぱらG4のATA HDが遅いからだろう。終了を待たずに宴会へ。翌朝までには終わるだろ。
4)起動の確認と追加ファイルのコピーに要する時間の測定。
宴会の翌朝、胃がむかむかするのをこらえて、実施した。
当然、コピーが終了していたので、新Mikeを再起動し、起動できることを確認する。
再度ターゲットモードで起動し、もう一度SilverKeeperでコピーする。今度は変更のあったファイルだけだから短いはずだ。変更のあったファイルは400MBくらいで20分で終了した。9時5分から9時25分だ。
Mikeを入れ変えるためにはネットから切断する必要がある。新旧のMikeは全く同じIP Addressである必要があるからだ。コピーしている間に来たメールはコピーされない可能性が高い。だからコピーしている間はネットを切断しておかないとメールが行方不明になってしまう。ネットが切れてるときにMikeに送られたメールはMikeが見当たらないので送り手のSMTPサーバは時間を置いて再度送信する。一度受け取ってしまうと古いHDに残されていることになり、これを回収するのは面倒だ。だからコピーしているときはメールを受け取れないようにネットから切り離すことが必要だ。したがってコピーの時間は短い方がいい。そこで2段階でコピーする。1回目はネットを切断しないでほとんどのファイルをコピーする。これは大量だから時間がかかる。2回目はネットを切断して1回目のコピーの最中とネットを切断する直前までのメールなど変更のあったファイルをコピーするのだ。こちらは差分だけのコピーなので時間が短くて済む。20分くらいと判明したので、ネットから切り離している時間は30分ですむと予想した。
5)ネットから切り離して差分のコピー
再度新Mをターゲットモードで起動してFirewireで接続し準備する。
Mikeをネットから切り離す。10時03分。
SilverKeeperで差分のコピー開始。げ、先ほどと違って差分は1.2GBもあり今度は25分もかかった 。30分の停止だからユーザに知らせることなくやったので、あまり交換に時間がかかるとユーザからクレームがくる。30分だったら、ユーザが少ないし、皆、宴会の翌朝で寝ているからばれないだろうと踏んだのはやばかったかも。800MBもなんで増えたんだろうか?
2回目のコピー終了が10時28分。
6)器機の入れ替え
旧Mをシャットダウン。新Mikeもシャットダウン。棚から旧Mを下ろして、新Mを設置、ケーブル類を接続。新Mの起動。10時33分。
おお!!なんとか30分の切断で済んだ。
7)クライアント機からメールの送受信を確認。ページが見えることも確認。
Blogの表示スピードが段違い。 メーリングリストも26名の登録者への配信がこれまでMikeで10秒くらい費やされたがこれが4秒位になった。めでたし、めでたし。
あ、AppleRemoteDesktop(ARD)でMを認識できない。何故だ?Mikeのシステム環境設定からARDの設定を確認したが、見た目問題ない。一度変更して元にもどした。これでARDサーバ機から見えるようになった。なんか完全にコピーできなかったんだろうか?
この場合、ARDサーバ機は461室のMacで、ARDクライアントはMである。
8)バックアップを設定
新M、新T のSilverKeeperの設定を確認するとともに、それぞれBackupにコピーしておく。まるごとコピーなのにこれまでより早い。20分くらいか。ちゃんと測定しなかった。これで毎日午前4時頃のミラーリングは5分もかからないのでは。
というわけで、なんとか無事に更新が終わったようだ。ほかにトラブルが出るかしらん?
今度の場合、G4からG5へは単純にコピーしたHDでそのままのシステムで動いたからよかったけどインテルMacへの移行はこうはいかないだろう。OSを10.5にアップデートしてからやるのだろうか。ま次は3年後だろうな。

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