OSXサーバのメールの最大容量

あるメールサーバを管理しているわけだが、このメールサーバはほとんど使っていないというか、使うのは限定されていた。メーリングリストでの連絡だけだったので、今でいうとLINEとかできる一斉連絡が主な役目で、大きな添付ファイルなどの送受はあまりしていなかったのだ。

ところが、メーリスが動いたり動かなかったりするというクレームが来たので調べたら、添付ファイルが9.7M位のがうまくいかないということだった。

普通のメールサーバはデフォルトの1通のメールの容量は 10 MBである。どうやらそれに引っかかったようである。しかし、おかしい。このサーバを作ったとき、そのようなデフォルトの値は理解していて、もっと容量を大きくしたはずである。

postfix をつかっているので /etc/postfix.main.cf をみたら
message_size_limit = 209715200
となっている。つまり200 MB までOKに設定してある。
で、おかしいと思い、真面目にこのファイルをよんだら、

# (APPLE) Credentials for using URLAUTH with IMAP servers.
imap_submit_cred_file = /Library/Server/Mail/Config/postfix/submit.cred

などと書いてある。Macでよくあるのが、Mac(Apple)ではこっちのファイルにもパラメータがあるよというやつだ。そんで、この記述をみて
/Library/Server/Mail/Config/postfix
というdirectoryになにかあるはずと、ここに言ったら、たしかにここにもmain.cfがあった。(というのは前からわかっていて自分で書いている。忘れているのだ。歳だからな)

こっちのmain.cf をみたら
message_size_limit = 10485760
となっていた。つまりここで10 MB の制限がかかっていたのだ。
これを
message_size_limit = 104857600
と100 MBに変更した。
これでいいはず。昔はでかいファイルを送るのが、たとえ使っているメールサーバの容量を増やしても相手がだめだったりして面倒だったが、今は free のファイルサーバがあるから、100MBのメールを送るやつなんていないだろう。
これでいいはず。

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Appleによれば
sudo serveradmin settings mail:postfix:message_size_limit = number
number は MB 単位の値に 1048576 を掛ける。
20 MB にする場合の計算は、20 x 1048576 = 20971520 とする
mail:postfix:message_size_limit = 20971520
と返ってきて
/Library/Server/Mail/Config/postfix/main.cf には
message_size_limit = 20971520
となる。
この状態でメーラーで20MB近い添付ファイルを送付しようとすると、限度の24MBに近いがいいのか?と言ってくる。

無制限にするためには
sudo serveradmin settings mail:postfix:message_size_limit_enabled = no
とする。
mail:postfix:message_size_limit_enabled = no と返ってきて
/Library/Server/Mail/Config/postfix/main.cf には
message_size_limit = 0
となるが、メーラーで20MB近い添付ファイルを送付しようとすると、先程同様、限度の24MBに近いがいいのか?と言ってくる。

24 MB を超える 26.4 MB の添付ファイルをつけて送付しようとすると、今度は限度の34.5 MBに近いがいいのか?と言ってくる。で送付できる。どうなってんだろ?

message_size_limit = 0
のままにしておく。

上記のコマンドで設定した場合は、postfixを再起動する必要はないようだ。

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