こういうスタンプが最初に使われたのは小学校では?管理者のようなジジイの小学校時代にはなかったと思うが、成績が悪くてこういうスタンプはもらえたことがなかっただけかもしれない。
前にも書いたが学生さんのレポートを評価するわけだが、点数をそのままレポートに赤字で書き、返却すると、学生は計算して、学期末に調整する。実習の筆記試験を実施するわけだが、そもそも実習は参加し提出されたレポートで評価するのが主なわけなので、レポートの点数がわかっていると、学期末の筆記試験を手抜きする。だから
というスタンプを購入してレポートの表紙に押して返却している。前とはスタンプを変えた。どのスタンプが評価が高いのかは公開しているが、どのスタンプが何点であるかは教えない。毎回少しずつ異なり、「たいへんよくできました」はレポート課題により100〜70点にしている。計算してもらいたくないからだ。医療系の大学では、資格試験である国試があるので、受験資格さえ得られて国試に合格すればいいのであって、在学中の成績など関係ないように思うのだが、一応、就職先は成績証明を要求するからか、学生さんは点数を非常に気にする。合否すれすれの学生だったらわかるが、明らかに、「すごくいい」という評価のレポートをもらうのが多い学生さんでも点数を気にする。
ネットでスタンプを探すと上のスタンプのようなものばかりで、決して明確に悪い評価のスタンプは市販されてない。自分で作成するしかない。仮に成績が悪くともエンカレッジするような表現にするのが小学校からの一般的な評価の伝達方法だ[ 下記追記 ]。
減点法の点数をもろに書いた結果0点なんてのも有り得るのだが、のび太ならいざ知らず、小学校から0点なんて評価を受けたことのない子どもは、大学生になって0点なんて言われたらパニックになってしまうのだ。甘やかされているからね。だから管理人のジジイはスタンプで、最悪の評価なんだよと暗に知らせつつレポートを返却することにしている。
減点法で、ミスを指摘し減点するけど、考察に根拠のある独自の考えによる推測とかがあると減点をカバーし、なおかつ満点より高い点になってもかまわないとしている。期末試験とは異なり、幾つものレポートの評価の平均点が最終評価になるのだから、数個のレポートが100点満点で120点となっても平均点が100点になることはない。学生にも伝えてある。
「手を抜くな!」とか「コピペするな!」とかいうスタンプは市販にはないから自分で作るしかない。
[ 追記 ] 2017/08.24
けなすことは避けて必ず褒める ということで思い出したことがある。
高校の国語(古文だったか漢文だったか忘れた)の教員が、学期最後の授業で、すでにその学期の試験も終了し成績評価も終わった時点での授業で、管理人を名指しし、起立させて、「君の今学期の評価はA(5だったかも)にしたが、おまけだ。来学期はもっと頑張らないと、もうAはつけないから、しっかり勉強しなさい。」と言ったのだ。「へ?なんだそれ。皆の前で言うことか?」というのがその時の感想ね。期末試験は、ま、それなりに勉強する必要があるわけで、やったわけで、その評価は返却された解答用紙にある点数でわかるわけで、その結果、AかBかはしょうがないわけだ。もっと頑張れと言われたって、どのように何を頑張ればいいのかがわからないから、全く意味のない宣告だったのだ。事実、以降、国語の成績がよかったわけではない。教員の方としては檄を与えたのかもしれないけど、受け取る管理人が鈍いから意味がなかったのだ。褒めるのも、けなすのも、状況と相手の性格とかを考えないと意味がないんだよね。
現在、教える側になって、学生個人個人の正確とかを考えて、アドバイスとか檄とかをするのはできないので、上記の管理人の高校時代の例のようなことはせず、クラス全員の前で、誰とは指名せず、レポートの書き方の良い例・悪い例を説明するのだ。頭の中には、xx君のレポートを描きつつね。褒めるときは個人名を揚げるけどね。