「<教育学部入試>面接増 国立大の半数「人間力見極めたい」らしく、入試に面接を導入するのが増えてきたとの記事だ。
面接で、見極められるだろうか?
面接では、時間がないから・時間が決まっていて特定の受験生(集団面接の場合はグループ)の面接時間を短く・長くしてはいけない。聞くことは志望の理由とか高校でボランティアをやっていた?部活ではなにをやっていた?なんというワンパターンで、受験生が対策をすでに行っていることだ。公平な負荷でないといけないということで、受験生が予想する・練習してきた質問になってしまう。最初の受験生に思いつきで質問すると、その後の受験生にも同じ質問をしないといけない。
ま、そんなワンパターンの面接でも、受験生は高校・予備校で練習してきたはずと思うので、スムーズな返事がないと評価が下がる。できて当然の答えがないからな。態度、服装も評価対象になるだろう。
人間力なんて定義もわからない定量化もできそうにないことをどうやって評価するんだろ。
医学部は面接を昔から実施している。卒業したらサービス業になるからな。変人は困る。でも内海みたいなのを選別できなかった。1年生で、やっぱりやっていけないとか、声優を目指すとか、服飾関係に行くとかで退学するのが毎年必ずでてくるけど、面接時には立派な動機を喋るんだよね。医学部では一時、スポーツ医学を目指すというのが多かったけど最近はどうなんだろ。理学療法ではきまって自分がスポーツをやっていて捻挫とかで理学療法士に面倒みてもらった、おじいちゃんのリハビリをみているからとかが多い。全員が理学療法士になりたいと面接時に言うけどそのうちの何%かは嘘だ。見抜けない。両親が医学分野で働いているからと親に押し付けられてくるのがいて、途中で頓挫することが結構あるけど、親の職業を聞いちゃいけないことになっている。
明らかにbehaviorがおかしいので学力試験の成績とは関係なく落とすくらいしかできないんだよね。筆頭著者なんて、面接評価がすばらしく高かったにちがいない。早稲田のAO入試はすばらしいということに、一瞬だけなったけど、そのあとはボロクソだよね。面接時だけでなく、その後も長く観察していたはずなんだけど、だまされちゃったんだよね。面接ではじくのは難しいね。