フランクフルトソーセージを作る

ミートグラインダー(挽肉器)を買ったわけだ。

この挽肉器にはフランクフルトソーセージを作るための筒が付属している。

そこでソーセージ作成をtryしてみた。
ウインナーソーセージとフランクフルトソーセージは国内ではソーセージの日本農林規格というのがあって、ウインナーは羊の腸、フランクフルトは豚の腸なのだ、この挽肉器に付属のパイプは約20 mmの径でフランクフルト用なのだ。
そこで塩漬け豚の腸も手に入れた。3mもある。ネットでケーシングで検索すればいくらでも出てくる1,000円前後だ。

ネットでソーセージの作り方のページはいくらでもある、牛、豚なんでもいいが、合いびきか豚の場合が多い。最初なんで、豚肩ロースにした。ネットのページでは脂をあえて加えたりしていて、赤身だけより脂肪があったほうが良いらしい、肩ロースだと脂がついている。500 gを肉屋から買ってきた。

皆さんは挽肉を購入して腸につめるわけだが、この挽肉器は挽肉を作りつつ腸詰めにするわけなので、挽肉を作ってそこに香料を混ぜるということにすると2度引きになる。粗挽きソーセージを作りたいので挽くのは一度だけにすることにした。またネットでは氷水を加えたり、香料と挽肉を冷たい環境で練るようなことが書いてある。この挽肉器と付属のパイプをつかうのだとそんなことはできないので無視した。

肩ロースを2,3cm角に切った。

塩コショウと香料を混ぜるわけだが、挽肉ではないので、この角切にした肉をポリ袋に入れ

塩(1%がいいらしいので5g)胡椒、ナツメグ、コリアンダーを入れて袋の中で混ぜ合わせるというか、肉切れの表面にくっつけて、これを挽くことにした。

塩漬け豚腸は1時間くらい前に水に戻しておく。

丁寧にほぐす。3mもあるが絡まることはないでしょ。
これを挽肉器のチューブに取り付ける。

これが面倒だ。腸が薄いから切れないかと心配になるが、慣れると簡単である。パイプの径より腸の径のほうが大きいから均一にパイプの周りに取り付けられない。均一になるように偏ったとこころを戻して再度パイプを突っ込むなどとしていたがそんなことは必要がない。薄くパイプに被ったところをパイプの円周方向に動かすと均一に巻き付くからそのまま長軸方向に引っ張ればいい。コツがつかめたら簡単である。

3mすべてを通したら、肉を挽肉器に入れて押し出す。

最初の部分は腸に詰めず取り出す。挽肉器に必ず肉が挽かれないで残ってしまうわけなので、この挽いた肉を最後に押し込んで、挽肉器に残った肉も挽いた肉にするのだ。

腸の端っこに肉を詰めない状態で引き出し肉がこぼれないように結ぶ。

そのあとはどんどんハンドルを回転させると肉がでてきて腸がどんどん伸びていく。手で筒を握るように補助してどんどん長くしていけばいい。慣れたらここで太さが均一になるように手で握って太さを調節するのだろうが、最初なんでよくわからない。ともかく肉がでてこなくなるまでハンドルを回せばいい。この肉詰めの写真はいそがしかったので撮りそこねた。

最後は、挽肉器とパイプに残った肉の処理である。

これを指と菜箸でどんどん押し込む。この過程はうまくいかないのでできてくるソーセージの太さは細くなってしまう。パイプの内径と同じ木の丸棒を手に入れる必要があるな。フランクフルト用に外形20 mm、ウインナ用はこの挽肉器に取り付けられないから絞り袋と共に購入する必要があって、別途手に入れたウインナ用のパイプには外形10 mmの丸棒があるといい。

なんとか詰めたが、豚腸は大幅に余った。

こいつはパイプから外して再度塩漬けだ。冷蔵しておけば半年くらい大丈夫なようだ。

出来上がった腸詰めである。

直径20 mm、長さ800 mm というところですな。見ればわかるが太さが均一でない。挽肉器から順調に押し出されているときは太くなりがちで、最後の方は押し出す圧力が低くなるので細くなってしまった。手で修正は可能だが、ある程度だけにして、ひねって短くする。まず中央をひねって半分にする、残りは、今回は3等分、合計6本にした。

こいつを70~80 度で20分炊いた。
ネットでみると沸騰させず低温で炊くこととあるので温度計を突っ込んで沸騰させないようにした。浮いている腸詰めがあるが空気が入っているのだろう。どこだかわからないから落し蓋をして茹でた。


20分経過したら冷水にとり、あとは冷蔵庫で保存。

今回は燻製もどきにした。

表面だけが燻製で雰囲気だけだな。

完成
フライパンで弱火で焼き


マヨネーズ、ケチャップ、カレー粉、生クリームのソースを添えました。

アマゾンでのこの挽肉器の評価を見ると、クレームは吸盤式の固定方法であるが、当家の人造大理石キッチンでは吸着力は十分で問題なかった。吸盤式なんだから相手次第なわけでここにクレームをつけるのはおかしい。取説がないが、どうやって挽肉ができるのかを考えたら必要はない。耐久性は必須部品ではないプラスチック部品が一つだけなので問題ないと思われる。刃の切れ味がわるくなることくらいか。