第6波のピークはいつ?

新型コロナCOVID-19の第6波のピークがいつ来るのか?という予想がなされていて、最近は増加傾向がやや減弱していることから2月初旬という予想が多いようです。1月3日から2月2日までの感染者数をプロットしてみました。データはNHKによります。東京都の感染者数の5倍と全国のそれとがよく一致しています。

確かに、1月中旬までの指数関数的増加はやや陰りがみえて、この1週間の増加の程度は減弱しているように見えます。1月3日から2月2日までの感染者数を指数関数にあてはめると、全国では16万人くらいになりますが、現実には約10万人でした。つまりこの週末の減少が大きくその前の感染者数からの指数関数による予測から外れて増加の程度が減少しているようです。しかし、2月2日現在、2月2日現在ピークに達したとは言えません。TVニュース等ではピークに達することをピーク・アウトという言葉が使われていますが、これは和製英語で英語では reach the peak でしょうね。

以下はいずれもネットの記事でオリジナルにはあたっていません。
政策研究大学院大学、土谷隆教授は2月上旬と2022/02/01 に予測。
愛知県立大学 看護学部 清水宣明教授は2022年2月1日の予想で今週(今日、2月3日を含む週)と予測。
尾身茂氏ら有志は2022年1月29の予想で2月上旬。
誰だかわからないがFNN(フジテレビジョン系)は2022年2月2日の予想で2月1日から9日のあたり。
山際再生相は2022年2月2日の予想でそろそろピークである。

いずれも、第5波のとき同様、なぜ減少に転ずるかの根拠があるとは思えず、だいたいこんんなもんだろという丼勘定のように思えます。皆さんの希望的予想と変わらないと思います。

年代別感染者数を見ると最近は十代が増えてきています。要するにワクチン未接種者が多いからでしょうね。60歳以上の割合は減っていますが、割合が減っているだけで絶対数は増えているわけで、ジジイである当方は逃げ回ることを続けるのが得策なわけです。

インフルエンザの場合は、子供が学校から家庭に持ってくるというパターンが多いと思っているので、同居する学校に通う子供がいる、子供・学生相手の商売しているから必ず予防接種をするというのが当方の方針でした。今度の新型コロナウイルスの場合は逆ですが、変異があった結果、子供も容易に感染するようになってきたようなので、これからはインフルエンザ同様に子供・学生が家庭に持ち込むというパターンになるのかもしれませんね。

お、今日、2月3日、東京都は新規陽性者は20,679人だ。昨日水曜日は21,576人で、これまで木曜日は水曜日より増えていたから、ひょっとすると昨日2日がピークだったのかもしれない。明日金曜日が減少していたら確実だな。