「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」というデタラメをぶちまけている上田のサイトの「2016年08月16日 ワシントン大学がSTAP細胞論文を引用_癌細胞を酸性浴で多能性確認」という記事の”みにくさ”は「「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会」の「2016年08月16日」の記事にある通りなので、ここであらためて追加することはない。この記事にある論文の4名の著者は学部内の所属部門は異なるものの、すべて米国ミズーリ州セントルイスにあるセントルイス・ワシントン大学医学部所属(Washington University in St. Louis School of Medicine, St. Louis, Missouri, 63110, USA)である。
この上田の記事に何故か植物発生・遺伝学の鳥居敬子氏のツイッター記事が貼り付けられている。ツイートの内容は例の2014年5月に弁護士が公開した小保方実験ノートについてで、絵日記・小学校の夏休みの宿題−朝顔観察日記−みたいだ・それよりひどいと多くの研究者が呆れ返ったやつだ。
なぜこのツイートがコピペされているのか全く意味不明である。鳥居氏は米国のワシントン大学所属だがセントルイスではなくシアトルにあるほう(University of Washington, Seattle, WA 98195)だ。こっちにも医学部はあるが、鳥居氏は生物学(Department of Biology)だ。米国にはワシントン大学が7つもあり、それぞれに直接の関係はないと思うのだが。
管理人が名前だけは知っているのはセントルイスとシアトルの2つだが、単に研究上の友人がいるとか、直接指導していたわけではないけどよく知っている学生がポスドクになっているからとかいうことだけだ。
何故、貼り付けたんだろ?小保方の絵日記は記事と関係ないだろ。日本語にしたときの「ワシントン大学」しか共通項はない。英語では共通項にならない。ジャーナリストなんだからな。一次資料を調べて物を書けよな。
上田のページのコピーだ。[wpdm_file id=8]
擁護派の皆さん。そろそろこの木星こと上田氏とは縁を切ったほうが小保方擁護の目的に沿うのでは?
[ 追記 ] 2016.8.20 全く意味不明である
このブログを読んだ狸さんが解説してくれている。その通りなのだが、「ワシントン大学ていっぱいあるよ」と示すだけで、直裁的にえげつなく書くことはせず、あえて意味不明と書いたわけだ。すぐ意味はわかると思ったからだ。狸さんの解説がえげつないというわけではないよ。狸さんのような表現はこのブログではしないということだけだ。
さらに[ 追記 ] 2016.8.20
どうやら擁護派の白鳥清水とかいう輩が「ワシントン大学」と単純に訳すと複数の大学の区別がつかなくなっちゃうということを知らずに木星こと上田にSTAP論文が引用されていると御注進したことが発端のようだ。上田がワシントン大学をキーワードにして小保方批判の鳥居氏を、狸さんの解説にあるような意図で、磔にしたらしい。指摘されて上田はちょっぴり変更したが、そもそも鳥居氏のツィートをコピペする意味はないから、削除すればいいのに掲載したままだ。だからなんだかわからん記事になってしまったままだ。また白鳥とは木星のブログでは制限というハンドルでコメントしているらしい。上田が無知なのだから正しく情報を伝えるべきなのだが、白鳥の方も英文論文は自動翻訳に頼るくらいだから情報を正しく伝えることができないのだろう。ま、擁護派の連中にはこんな程度のが多いんだよね。
撤回された論文の引用については議論がある。一研究者・教育者のブログで遠藤氏の論文について議論されていたけど、撤回された論文の内容をpositiveな意味で引用するのは間違いだろう。撤回されたのだから、どのデータが正しいかわからないわけで、また立てた仮説も検証できたわけではないから意味がない・妄想だからだ。今回の問題となった論文が撤回されたNature論文を引用した部分を見ると「Stress based in vitro OCT-4 expression has been reported previously for stem cells14,21」で、21が撤回されたNature論文だ。体細胞を酢に晒すとOct-4が発現するという結果は、撤回されていて本当かどうかわからないから引用するに相応しくない。この論文のテーマが酸性環境で腫瘍の周囲の繊維芽細胞にOct-4が発現したということなので引用したいだろうけど前例としてふさわしい論文ではない。Received: