彼の方が記事を書くと、ツッコミ所満載なので、あっという間に当方のコメント欄が100件を超えちゃいます。コメント数に制限はないのですが、コメント欄が折りたたまれると引用が面倒なので、新たな記事を立ち上げることになります。今回も、解説もどき記事(魚拓)を彼の方が書いたので、これを受けて、というか前回からの連続でコメント欄を作るために記事を立ち上げました。
皆様、どうぞご自由にコメントを投稿ください。
タイトルに合う記事内容は以下で、とりあえずコメント欄を作るために立ち上げます。
During mouse development, a single, totipotent cell divides repeatedly to give rise to a few billion cells, which differentiate into a few hundred different cell types.
この部分を単純にグーグル訳にかけると以下です。
「マウスの発育中、単一の全能性細胞が繰り返し分裂して数十億個の細胞を生じ、それが数百の異なる細胞型に分化します。」
(単一の全能性細胞は受精卵です。これがわからない人がいました。)
(「 」は当方が加筆)
参っちゃうね。こんな簡単な英文をGoogle翻訳で訳さないとわからないのか?それとも初心者用に解説してあげているとでも言うのですかね。
解説してあげていると、高所から当方等を見下して(”これがわからない人”とは当方のことでしょう)書くのなら、Google翻訳ではdevelopmentを「発育中」と訳していますが、ここでは胚発生の論文なので「発生」とすべきとか、下々の方々へは解説すべきでしょう。しかし、この翻訳で満足している方には、「発育」でいいのでしょうね。理研のCDB(Center for Developmental Biology)の、この騒ぎの前の日本語名称は「発生・再生科学総合研究センター」であったようにdevelopment を発育などと称していません。CDBは幼稚園じゃないからね。
科学的表現が私たちにはわかりにくいのです。
何いっているんでしょ。学とみ子だけですよ、わかりにくいと思っているのは。amongやconserveを正しく訳せなかった人にはわかりにくいのでしょうね。
Cell phenotypesは、体のいろいろな細胞を指しますが、ここを理解するのがなかなか難しいらしいです。
とにかく、大学の先生の頭でも、ここが直に入っていけないようでしたね。
この「大学の先生」とは当方のことのようです。当方のような下々に解説をしたいのなら、正確に行ってほしいものです。「a few hundred different cell types」は「Cell phenotypes」ではないですね。丹羽氏のIntroductionはこの後
Cell phenotypes are defined by particular combinationsof genes expressed in a cell type-dependent manner.
とありますように、Phenotype=表現型は細胞の種類を指す言葉ではなく、遺伝子の発現の結果の細胞のタイプというような意味で使うのならいいのですが、単純に
Cell phenotypesは、体のいろいろな細胞を指します
などと言うべきではありません。
このようにCell phenotypes を“細胞の表現型”と訳さず、体の中のいろいろな種類の細胞と置き換えると、だれでも理解できます。
などとデタラメ解説はすべきではないですね。下々でも細胞の種類と表現型の種類とは異なった意味なので単純に結びつけるのは誤りです。
丹羽総説は、普通の人でも想像できる言葉に置き換えると、特別に難しいものではありません。
そんなことはありません。専門雑誌に掲載された専門論文ですから、非専門家が学とみ子のように専門用語を勝手に自己流に置き換えて理解すると誤解します。
丹羽氏は総説でdifferent cell typesとcell phenotypes と使い分けているので同一視すべきではありません。
専門家ではない方は専門家に聞くべきですね。Introductionの一部がBox 1,2 であると解釈するようなインチキ自称科学を論ずる者の意見は聞かない方がいいですね。
追記 この記事の前半を読んだ学とみ子は
この(本記事の)タイトルはひどすぎる。ため息さんの資質を問われるという意味で、
ひどすぎません。Google翻訳は便利なので使うことを否定などしません。道具ですから便利な道具は効率を上げるために使うべきです。当方も使います。しかし、学とみ子が引用した丹羽氏総説のIntroduction冒頭の文は、いくらなんでもGoogle翻訳を利用しないとわからない英文ではないでしょう。
当方がこのようなタイトルで記事を書いた意味が理解できないのなら、それでいいですけどね。当方の資質を問う方がいたらコメントください。