実は、自宅にもサーバがあって、こっちはMac OSX10.6 サーバなのだ。個人的サーバで、管理者と家族しか使っていない。自分が自由になるサーバというのを持つのはなにかと便利だ。メールアカウントなんか勝手にいくつでも作れるからな。
実は、こっちの大学の学長選挙のとき候補者のページが必要になり、大学のサーバに置くわけにいかず、この自宅サーバを使ったことがある。民間の無料レンタルサーバを使えばいいのだが、広告があったりする制限があり、また申し込んで使えるまでが面倒なので、管理者の自宅サーバを使っちゃったのだ。なんせ、朝一番で作れ、というわけだからな。で午後には立ち上がった。コンテンツさえ有ればすぐなのだ。なんせ管理者が完全に自由にできるサーバだもんな。たった2週間で閉じたサイトだ。
でユーザが、迷惑メールをなんとかしてほしいということになった。使っているのはWebメールのSquirrelmail なのだ。これはOSX10.6サーバ に始めからついていたものだったと思う。プラグインにSpamassassin がなかった。そこで、spamassassin-2.02-beta13mar03.tar.gz とやらをダウンロードし、解凍して、できた spamassassin フォルダを /usr/share/squirrelmail/plugins に置いた。権限やownerはわからないので他のプラグイン同様 root:wheel としておいた.
/usr/share/squirrelmail で
$ ./configure
とするとsquirrelmail の設定ができる。番号を選んでON-OFF するだけだ。すでに動かすための設定は済んでいるからplugin の設定だけだ。
ついでに、これまで使っていなかったフィルタのプラグインも使うことにした。
WebメールにアクセスしてSpammassassin の設定画面に行くと、「管理者に連絡して”SpamFilters_YourHop” 変数を設定しろ」と警告がでてくる。
/usr/share/squirrelmail/plugins/filters のsetup.php の一部を変更する。
70行目に
$SpamFilters_YourHop = ‘ ’;
というのがあるから
$SpamFilters_YourHop = ‘by example.com‘;
とサーバのドメインを加筆する。
これでおしまい。
このプラグインはspamメールのデータベースに載っているspamメールを排除するものだ。
Spam のデータベースはいくつもあって、その中から選んで使う。多分、最近の日本語の迷惑メールはこのデータベースにないのではないか。援助交際とかB-CASカードとかの迷惑メールだ。Viagura はこのデータベースにあるかもしれない。だからあまり役に立たない可能性がある。
特定のメアドから来る奴はフィルター・プラグインで排除できる。
Spam Filter Configuration とかいうのもあって、これはSpam Scoreを自分で設定して排除するものだ。Spam Score は5段階くらいから設定するのだが、以前やったときは、選別がうまくいかない。spamでないメールがspamに、その逆もあったりで、止めたことがある。10年くらい前のことだから現在はどうなのかわからない。
あとできがついたのだが、このSpamassassin をインストールしなくてもFiltersを使えばいいようだ。必要なかった。
http://example.com/webmail/src/configtest.php でみたら、このspamassasinプラグインはsetup.phpを読めないから動いていないというエラーがでてくる。filters をうごかしたらspamassasinもうごいている。なんだ?