10月26日から11月1日にかけてのkの不調の理由:
DNS(Domain Name Ssystem)サービス*1がどうやら過負荷だったようだ。何故、過負荷だったかの理由はわからない。
のDNSサービスは医学外部からの問い合わせ、医学内からの問い合わせに応答する。さらにサーバ自体の内部でメール等を処理するための問い合わせにも答える。これまで過負荷で落ちた事がなかったから何故このときだけ過負荷になったのかはわからない。医学外部からDoS攻撃*2があったのかもしれないが、証拠もないのでわからない。Yahoo とか官庁のサーバが攻撃を受け、ダウンしたた事はあるけど、kのような中規模サーバにこのような攻撃をするとしたら、管理者に個人的な恨みのある学内者か...
というわけで現在はDNSサービスを別のサーバとで分散処理して賄っている。これで将来とも問題ないかどうかはわからない。
*1 DNS:ネットワーク機器の通信はIPアドレスを使って送信者、受信者を決めて行われる。しかしながら、IPアドレスは数字の羅列であり、ネットワーク環境が異なれば変わってしまうし、ユーザは覚えきれない。そこでこれに代るDomain Name System が考案され、現在はこれがどのようなネットワークでも使われている。このサービスはkというサーバのドメン名を123.123.123.123 というIPアドレスに変換し通信を可能にするものである。逆にIPアドレスからドメイン名を教えることも行う。このシステムあるいはサービスが止まるとネットワーク通信ができなくなる。
*2DoS攻撃(Denial of Service Attack)サーバの本来の業務に過負荷を与えてサーバの機能障害を生じさせるような攻撃。大量のサービスの要求を同時に行うためには多くのパソコンが必要である。そうでないとサービスをする側は、特定の機器からの要求を受けないように防御できるからである。そのため、攻撃者は、セキュリティの甘いサーバや多数の個人のパソコンにウイルスソフトをインストールさせ(踏み台にする)、特定のサーバに日時を決めて一斉にアクセスさせる。ウイルスに感染した個人のパソコンは送信量が少ししかないので、ユーザは気がつかない。サーバ側からみると、さまざまなパソコンあるいはサーバがアクセスしてきたように見え、その要求は正当なものと区別がつかないから処理せざるを得なく、サーバの資源(メモリ)を食いつぶしてサーバがダウンしてしまう。