ジジイの頭

ジジイ(ババアもそうかもしれないけど、ジジイのほうが顕著だ)の頭では、新規の情報は繰り返し入れないとすぐ飛んでいってなくなってしまう。
年1回の実習では、その度に改善点が何らかの形ででてくる。実習準備段階から、提出されたレポートの評価に渡ってである。で、当然ながら、来年の実習はここを改善しようと、ほかの実習担当教員と話すわけだ。ほかの実習担当教員とは管理人よりはるかに若いことになる。 次の年になって、その反省を踏まえた実習をすべきなのだが、前回の反省・改善点はジジイの頭にまったくなく、もっと前の前前前回くらいの反省点なんかが思い浮かび、若い実習担当教員にそれは昔で、去年はこうでしたと怒られるのだ。なさけないですな。

こんなことを書き始めた理由は、子宮頸がんワクチン論争 はっきり示された専門家の総意 小児科学会が投じた決着への一石 村中璃子 という記事を読んだからだ。この記事によると

日本小児科学会の前会長横田氏は、当初は小児に対するワクチン摂取に対して積極的な小児科医だったのだが、定年退職の頃から、子宮頸がんワクチンは思春期の少女たちに副反応を引き起こすという立場に変わった。横田氏の小児学会での反子宮頸がんワクチンの講演は、タイトルからして情緒的で、証拠を基準とした現代の医学のあり方で動いている医師を説得するにいたらなかった。

そうな。
ジジイは、新しいことを吸収消化できず、これまでの経験から偏って抽出された事象から抽象的・情緒的な表現でしか意見表明できず、証拠を示すことがないので、若い現役を説得できない。いい加減に引退すべき、あるいはそれでもいいような分野で働くしかない なんて思うわけです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です