ストレージが満タン Mac ESET編

画像や動画ファイルが沢山あるわけでもないのに、内蔵HDD あるいは SSD が一杯で保存等ができなくなることがある。システムの容量が肥大化しているためだ。
原因はいくつかあるようだが、いずれも保存する必要がない、あるいは表に出る必要のない、陰で作られるファイルが巨大化したことによることが多いようだ。
どのフアイルがデブになったかを調べる方法は
sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
というコマンドをターミナルから入力すればいい。ルートユーザでないと実行できない。5GB以上のフォルダを表示してくれる。5レベルまで下がって教えてくれる。
今回は;

hoge-Mac:~ hogehoge$sudo du -g -x -d 5 / | awk ‘$1 >= 5{print}’
Password:
204 /Library/Application Support/ESET/esets/logs
205 /Library/Application Support/ESET/esets
205 /Library/Application Support/ESET
206 /Library/Application Support
208 /Library
du: /private/var/db/ConfigurationProfiles/Store: Operation not permitted

du: /private/var/folders/zz/zyxvpxvq6csfxvn_n00000y800007k/0/com.apple.nsurlsessiond: Operation not permitted
7 /System/Library
7 /System
6 /Users/hogehoge
6 /Users
7 /Applications
229 /
hoge-Mac:~ hogehoge$

(注:この灰色の四角内の du -g -x -d 5 / | awk ‘$1 >= 5{print}’ をコピー・ペーストすると半角の ‘ が全角の ’ になっちゃうのでそのままでは使えない。上の本文にあるsudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'をコピペすること)
と返ってきた。
208 /Library は Library というディレクトリは 208 GB 使っているよ という意味だ。デブデブだ。その前の4行では、5つまで下って知らせていることになる。 204 /Library/Application Support/ESET/esets/logs の意味は logs というディレクトリが 204 GB ということで、だから Library の 208 GB のうち 204 GB が logs だよということだ。最後の 229 / は全部で229GB 使っているという意味だ。
つまりセキュリティソフトのESETのログ・ファイルが204 GBにもなっているのが、デブの原因なわけだ。こんなに肥大しているのは何かのエラーだ。ログ・ファイルだから、多分捨てて構わない。昔襲われた記録なんていらないだろ。一応、他に保存しておいてから捨てた。多分ESETが起動すれば自動的にlogsというディレクトリが作られると思うが、一応、空の logs フォルダを作っておいた。このフォルダにユーザ情報もあったらしく、再度ESETが動く時にシリアル番号とかを聞いてきた。もう少し logs フォルダの中を探って、ホントにいらないファイルを調べて捨てればいいと思うが、捨てて解決したから、いいとした。ライセンスID等は控えてあるからね。
単純にこのlogsは捨てることができない(使用中だとか管理者のパスワードが要求されるとか)けど、他の場所に管理者権限でコピーして、捨てるとかして再起動を繰り返したら捨てることができた。
TimeMachine にもこのデブのlogs がコピーされてあるはずなので、面倒だからTimeMachineのHDDは初期化して、再度、バックアップを取ることにする。そんな昔の状況に戻すことはもはやあるまい。
ESETのログファイルは メニューにある ESET のアイコンから ESET security Pro を開く を選び 設定 パーソナルファイアウォール パーソナルファイアウォール 設定 で左上の すべて表示する ボタンをクリックすると ツール にログファイル があるからこれをクリックする。古いログファイルを自動的に削除する にチェックが入っていて ログレコードの保存期間はデフォルトで90日となっている。これで十分でしょ。90日分が 200 GB にもなるわけがないので、何故こんなにデブになってしまったのかはわからない。
OSの Mojave が最新だから、 ESET も最新バージョンにアップデートしておいて、しばらく様子を見るしか無い。
[ 追記 ] 2019.1.31
Google で 「Mac ESET ログファイル 肥大」で検索をかけたら、この記事が4番目にヒットした。昨日の記事が。だぜ。かなりレアな現象かも。
Mac のESETログファイルを取り出すにはアプリが必要らしい。
Mac用ログ取得手順からアプリをダウンロードして抽出する必要がある。再現するようだったら、これでログファイルを取り出し、Canon に送りつけることになるだろう。

root user を有効にする Mac Mojave 編

ルートユーザを有効または無効にする。Mojave編
Apple メニューの左上の 黒りんご  >「システム環境設定」の順に選択し、「ユーザとグループ」をクリック。

左下の鍵のアイコン をクリックして、管理者であるユーザの名前とパスワードを入力し、ロックを解除 ボタンをクリックします。

「ログインオプション」をクリックし、ネットワークアカウントサーバ:の 接続 ボタンをクリックします。

「ディレクトリユーティリティを開く」をクリックします。

「ディレクトリユーティリティ」ウインドウの 左下の鍵のアイコン をクリックして、管理者であるユーザの名前とパスワードを入力します。

ディレクトリユーティリティのメニューバーから、以下のように選択します。
「編集」>「ルートユーザを有効にする」を選択します。(無効にする場合は「編集」>「ルートユーザを無効にする」の順に選択する)

ルートユーザ用に使うパスワードを入力します。確認欄に同じパスワード(文字列)を入力します。

OK をクリックして、順次ウインドウを閉じます。
ルートユーザとしてシェルにログインできることを確認します。
/アプリケーション ユーティリティ からターミナルを起動します。
パソコンの名前:〜ユーザ名 $  の後に su と入力し、リターン(エンター)キーを押すと Password: と入力を要求されるので

先程設定したルートユーザのパスワードを入力します。入力した文字は表示されません。sh-3.2#  と出力されてきます。ルートユーザとしてログインできたことになります。この後に色々なコマンドを入力すればいいわけです。
ルートユーザのパスワードを間違えると su: Sorry と出力されます。再度 $ の後に su と入力してトライしてください。
ルートユーザから抜けて一般ユーザとしてターミナルを使う場合 は  sh-3.2#  の後に exit と入力します。一般ユーザでのターミナルの利用を止める場合は  $  の後に logout と入力します。[プロセスが完了しました]と表示されますので ターミナルを終了します。