ジェフリー・H・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)ね。『百万ドルをとり返せ!』『大統領に知らせますか?』なんて軽妙で面白い小説でした。作家で政治家で偽証罪で有罪になって服役して、また作家として活躍したのは知っています。
学とみ子さんは彼の短編小説を引き合いに出して、「男性たちの女性いじめ」を問題にし、STAP事件も類似していると主張している。「嘘ばっかり」(新潮文庫)が本のタイトルで、短編集のようで、何というタイトルの短編なのか、学とみ子さんは引用していない。いつものことで検証できないから困る。
この何というかわからない短編小説のストーリーと学とみ子さんの「小保方いじめがあった」、あるいは「STAP 現象潰し」があったとの主張(この記事からはどっちかよくわからない、両方かも)との類似性は、どこにあるのだろうか。
「(学とみ子さんをけなす者が)ため息ブログに現れる」と、当方のブログに言及している(具体的にどの記事、コメントかわからない)し、当方は学ブログの名誉ある非承認コメンテータでコメントできないので、この記事をここに書いています。
小説は男子学生が女性教員をいじめる(当方はこの小説を読んでいないので、学とみ子さんの解釈に沿うと)話である。しかしながら、小保方氏を(学とみ子さん曰く)いじめている・批判しているのは男性だけではない。「捏造の科学者 STAP細胞事件」で小保方氏を批判しているのは女性の須田桃子氏であり、日経サイエンスで小保方批判を行っているのは詫摩雅子氏や古田彩氏という女性である。彼女らは小保方氏を批判する男性の傍にいるお飾りではなく、批判の先頭にいる方々である。したがって男性が女性をいじめているという、学とみ子さんのタイトルにある「男性たちの女性いじめに共通するメンタリティーをそこに見た」という図式にあてはまらない。学とみ子さんお得意の妄想に由来するタイトルですね。もっとも、学とみ子さんの記事はタイトルと本文が異なるのが当たり前だから、タイトルがこの記事の主旨ではないのだろう。また、この小説の結末が書いてないので、学とみ子さんが問題にしたいSTAP問題と対比できない。小説の結末とSTAP問題の(現在の)結末が同じでも、違っていてもいいから、引用するのなら書いて、たとえ、相手がフィクションであっても考察して欲しいところですな。
学とみ子さんによれば、この小説の男子学生は「知識がまだ薄く」「己の無知を知らない」者で「女性教官の知識量にかなうわけはない」のに「女性教官に襲い掛か」かるわけだ。これが「ES派で一般参加の人たちは、これらの学生たちと類似のメンタリティー構造」を持っているとする。つまり学とみ子とは違う無知な素人集団が「STAP擁護論を潰す」ことを目的に発言しているというわけだ。「“STAP論文をしっかり読めば、そこには、ES混入では決して説明できない事実がしっかり読み取れるはずだ!”」との(プロである)学とみ子の主張はこれら素人集団の「知的好奇心を逆なでしている」ために、学とみ子にはあらぬ批判が集まると言いたいらしい。
この素人集団は「細胞についての無知を指摘されても、何とも思わない人たち」であり、「科学を論じているように見せたい人たち」、「啓発活動をするSTAP擁護論者は、すべて潰しておきたい」し、「いかにも論じているような言葉づかいを駆使するのが得意」であり、「細胞論、科学論は間違いが多いのだが、学とみ子がそれを否定しても、否定した学とみ子まちがっているとして反論」するし、「チラッと書く細胞論などは、支離滅裂なのだが、学とみ子がそこを注意しても、そんなことは重要ではないと開き直る」方々であり、「印象操作をくりかえし、社会世論を形成させることが目的」なのだそうです。
すごいね。皆さんは単に学とみ子説が妄想だといっているだけなのにね。社会世論なんてSTAP現象は証明されなかったで既に終わっていて、これをひっくり返すことを一部の擁護だけが空想しているという現実が見えないのですね。
結局、この記事で言いたいのは『私の言い分の理解ができていないのだから、でたらめな解説を止めて!』ということらしい。何故、当方がこれがこの記事の結論とするのかは、単に、記事の最後にあるからだけである。どうしてこのような結論に至るのかは、前段に学とみ子さんの言い分に対する素人さんの誤った解説の例を挙げたりする説明がないからわからない。したがって、これが結論なら、ジェフリー・アーチャーの小説を引用した理由がわからないのだ。
最後に引用している”某氏”の発言はどこにあるのか、いつものように引用元が記載されていないので、参照できない。青字全部が某氏のコメントなんだろうか?
当方のこのブログ記事の結論は、頭の中にある妄想に沿った支離滅裂な主張をなんとかしてほしい、何か主張したいのなら、根拠となる事実を挙げて、学とみ子の主張を科学的に論理的に構成してから、小説の「女性教師」に該当する専門家(あるいは須田氏、詫間氏等)と議論できる説を構成してちょうだいということであります。
記事は起承転結を守って頂戴ね。小学校の作文で習ったでしょ。タイトルも本文に合わせてね。