社会は寛容??

科学においても、失敗はつきもの、勘違いはつきものであり、難しいこと、経験がない事については、社会は寛容なはずです。」2018/11/16(金) 午後 8:26 学とみ子氏のブログです。はい、そのとおりです。単純なミスや勘違いはね。捏造には寛容ではないです。以下の赤字は学とみ子氏の記事にある文を引用しています。
「小保方氏についても、図表の入れ替え、博論の流用などは、不正と認定されたものの、寛容的な科学的ミスでもあるのです。」
本当の単純・ケアレスミスだけだったらですね。博論の異なった実験結果を論文にするのは寛容されるミスではないです。グラフの捏造もメチル化の捏造も寛容するのは学とみ子氏だけです。誰も許していません。もちろんES細胞を混入させた実験結果を論文にするのは、誰も(きっと学とみ子さんも、と期待しますが)許していません。
「多くの素人たちが議論に参加した結果、新規性も、未知の部分についても、理解不十分なまま、ライバル研究者の思うがままに傷つけられてしまうのです。」
素人(の方かどうかはしりませんが)がネットで疑問点を取り上げたから、不正が素早く明らかになったのです。ネットでの指摘がなければ、多くの研究者が無駄な経費と時間を費やすというさらに不幸なことになっていたでしょう。
「STAP細胞に新規性が高かった結果、その成果について、疑問を感じたライバル科学者層が、世界的な協力のタグを組んで、STAPねつ造論の一大キャンペーンをはったのです。」
そのようなキャンペーンがあったという事実をお示しください。根拠のないデマをばらまかないでください。どっかの沈殿した自称ジャーナリストがメディア・スクラムと言っていましたが、スクラムを組んだ証拠があるのでしょうか?
「さらに、論文の問題点について、著者の中から論文否定者が出てしまったことです。」
騙されたと思い当たることがあるからでしょう。事実に正直なら当然ですね。
「TCRでは、丹羽氏が著者見解をはっきりさせるために、幹細胞におけるTCRの未検出を発表したわけですが、それがマイナスでした。」
科学的な事実を明らかにしてどんな不都合があるのでしょうか?科学者として隠すべきではないと判断してどこに問題があるのでしょうか?
「この発表を契機に、STAPキメラには、TCRが無いから、リプログラミングの証明ではないとの説が、まことしやかに流されたのです。」
TCRによる初期化の証明に失敗しただけです。「TCRがないから初期化はなかった」という藁人形を学とみ子氏が作り、一人で騒いでいるだけです。
「元T細胞がキメラ体細胞を形成できるのか?について、考察していませんでした。」
ここでもTCR再構成があるT細胞がキメラの体細胞になる可能性があることは議論されたのではないでしょうか。できることについての証明がiPS細胞であって、STAP細胞(もしあったらですが)に可能性があることは否定できないでしょう。学とみ子さんひとりが酸浴で初期化されたT細胞は増殖できないと、根拠なく提唱しているだけです。「TCRトランスジェニックマウス」なんて話はしていません。これなんですか?(追記:できるようですね、なおさらTCR遺伝子は正常発生(免疫系を除く)に不可欠ではないようですね。)
「STAP細胞とは全く実験の質が異なるため、比較にもなりません。」
は科学者として間違った考えです。STAP現象(もしあるとしたら)の詳細がわからないから、他の実験と様々な類似点、相違点を比較し、初期化についての理解を深めるのが科学でしょう。
「こうした違いを考察できない研究者層が、STAPねつ造論の根拠にTCRを持ち出しているのです。」
TCR再構成が確認できないから捏造だとは誰もいってません。ES細胞だったから捏造だったのです。
「酸浴による初期化については、まだ一部の細胞変化が証明されているだけです。」
ちがいます。酸浴による初期化は証明されていません。「細胞を酸に浸すと、いろんなことが起こるね」だけです。
「初期化の質についての本質的な議論をすべきと提唱する人もいません。」
あたりまえでしょ。まともな研究者は証明もされていない酸浴による初期化を、証明されたiPS細胞と比較検討するわけがありません。火星人と地球の人間との本質的な違いの議論をする方がいますか?
「こうした本質的な議論のできる方は、残念ながら、当ブログにはいらしてくれません。」
学とみ子さんとは議論ができないからですね。当方のような無駄を承知としている”おめでたい”人間がコメントしているだけです。