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こっちとあっちの比較その2

台風15号が関東直撃の様子。
こっちでは10時3分にメーリングリストで午後の授業は一斉休講にせよとの連絡
あっちでは昼休みの12時30分頃、館内放送で午後は一斉休講の連絡。
あっちが遅い。2時限目と昼休みを挟んだ3時限目は実習なのだ。だから実習が半分で中止。2時限が始まる前に決定してほしかった。
振替の日時を決めて再度実習を行わねばならない。
外は、雨風がはげしくなってきた。問題は駐車場まで、傘がないことだ。
こっちでは実験室に学生などが置いて行った/捨てて行ったコンビニ傘が何本か常にあるのだが、あっちにはそんなのがない。傘をもってこなかった。あーあ、どうしよう。びしょぬれになるな。あっちはこういう余裕がないんだよね。

夏休みその3

夏休みなのに、原稿を書いて休みをつぶしてしまった。出版社からせっつかれていたのをようやく終えたのだ。まとまって時間がないと書けない。1章書くのに半日はかかる。いいかげんな文章でもだ。なさけない。
というわけで、時間ができたので つたや に行って3DDVDがないか探してみた。どこにもない。店員にきいたら2種類しかなかった。トロンとかいうので、これはすべて貸し出し中。もう1本はアニメ。エロDVDでもいいやと思ったがそれもない。というわけであきらめた。(追記:夜、飲みにいこうと、こっちの大学の管理者の雇用の責任者とその奥様と指導している大学院学生と、管理者の元というか現部下と飲み屋で集合ということになった。自宅から歩いて飲み屋に行く途中、xx書店というのがあって中古のDVD、CD、コミック本を売っている店があるので寄ってみた。ほしいDVDがあるわけがないと思ったが時間があったので寄ってみることにしたのだ。当然3DDVDなんかなかった。あるのはエロDVD、エロ漫画ばかり。客はいかにもオタクという雰囲気の若者ばかりだった。こんな店に出入りしたのが見つかったらやばいなという感じである)
先日の我が家での納涼会で3DのバイオハザードIVを皆で見たが(といっても眼鏡が3つしかないから交代だったけど)だれも感激しない。
そこで、大学に来て、あっちの大学の卒研のための装置作り。あっちの大学は実験室がない。研究室とはオフィスのことだ。実験設備も工作室もない。それでも5名の卒研生を引き受けないといけない。何名引き受けるか?などという問い合わせはなかった。突然、卒研に決まりましたと学生がきたわけだ。割り振りの担当者が、一応学生の希望を聞いて配分するのだが、学生が管理者を指名するわけがない。現在3年次の学生だから、管理者が教えたことのない学生だ。振り分けられた学生だって、管理者のことを知らないんだから、なにを研究することになるのかわからないわけだ。
実験設備がないから、実習装置を使うしかないことになる。実習装置は当然のことながら実習に特化しているので、研究に使うためには工夫がいる。というわけで、実習装置を使い、なおかつ何かおもしろそうなテーマを決める必要がある。予算は卒研生1名につき2万円、合計10万円。要するに、アイデアだけだ。実験動物は使えない。設備がないし動物を購入する金もない。学生同士が実験者、被験者となるしかないのだ。
アイデアと、どのようなインターフェースがあればいいかはすぐ頭に浮かぶが、インターフェースを注文できるわけがない。特注したら、あるいは既製品でも数十万円かかるだろう。
というわけで、こっちの大学にもポジションがあることを利用して、工作室で、工作室が夏休みになる前の先週、工作を行い、週末と月、火に原稿を書いて、今日は工作するためにこっちの大学にいるわけだ。あっちの大学で注文した部品をもってくればよかった。こっちにある部品だけで組み立てている。なにを? なに、反応時間を測定する機器だ。9つのランダムに点灯するスイッチがあって、点灯してから押すまでの時間を測定するのだ。
VBAを使ってマウスボタンの代わりのスイッチを作成し、マウスのUSBインターフェースを使ってパソコンで測定する方法がある。1 msec単位で測定できそうだ。が、プログラミングなんかもう20年以上やってない。VBAを勉強しないといけない。
30年くらい前、日本光電からATAC450 という機械を購入した。BASICでプログラムできる当時としては最先端の機器だ。これで実験データの解析、表示させたわけだ。この機器を作って作成したプログラムはインベーダーゲームだった。キーボードの左右の矢印でインベーダーを撃ち落とす大砲の位置を決め、スペースキーをたたくと砲弾が出るのだ。インベーダーは画面の上からランダムに現れ、下に降りてくるというものだ。ものすごく遅くて(当然だなBASICだからな)、なおかつ、プログラム領域をすべて食いつぶしてしまったのだ。それでもBASICの勉強にはなった。もちろん、まともな生理学の解析ソフトも作ったのだ。FFTだってできたのだ。
それからプログラミングなんかやってない。10年くらい前に購入したプログラムで解析する装置は、ちょっとプログラムを作って、あとは学生にやらせたのでほとんどやってないのに等しい。なのでVBAでプログラムができるかどうかわからないので、とりあえずは既存のユニバーサル・カウンタで測定することにする。そのための装置を作成しているのだ。
趣味がないというのも、なさけない。後何年かで定年(もうすでに、こっちの大学では定年だが)になって、職場がなくなったらどうするんだろ?皆は飲食店を開けというが、経営の才覚は多分ない。やったことがないからな。どっかに修行にいかないとできない。体力だってないしな。飲食店は場所できまるから、儲からなくても損をしないような店を作るためにでも資金がいる。退職金をつぎ込む勇気はないよ。銀行だって貸してくれないさ。

夏休みその2

こっちの夏休み制度がわからんと昨日書いた.
その後、聞き回ったらこっちはもっと良い条件なのがわかった。なんと11日(木)から17日(水)まで一週間、事務も含めた一斉休業なのだ。2日間どころではない。しかも、授業、会議のない日は研究日として使っていいらしい。出勤簿に「研」のハンコをおせばいいらしい。文系の大学だからな。授業は9月半ばまでもちろん無いし、会議の設定もなるべく少なくしている。というわけで、11日から17日まで連続休みで、18日(木)、19日(金)、20日(土)は研究日とすることにした。こっちは週休2日ではなく、土曜日は研究日なのだ。22日は特命教授として筑波大学に出勤せねばならない。23日から26日はベトナムに行けだと。週1日1時間という給与しかないのに人使いがめちゃめちゃ荒い。なんてこった。
ま、休みだから何をするというわけではないのが、悲しいけどね。

夏休み

夏やすう~み~♪♫
と言いたいところだけど、学生だけだ、夏休みは。筑波大学では15,16日が夏休み、事務もすべて休み。そのあと3日は有給休暇を使わない夏休みがとれる。結局、筑波にいたとき、この3日間の休みは取ったことがなかった。有給休暇もとったことはほとんどない。
こっちは、筑波大学のような夏休みはない(あることがわかった)。もっとも筑波大学の夏休み制度は、経費節減が目的で、労働待遇を良くするためのものではない。休みにしちゃえば電気代が浮くからな。人件費は、夏休みにしてもしなくても、一部日給の非常勤の給与が浮くだけで、微々たるもんで、変化がない。売上なんてないから、休みを増やしても、生産力の低下は目につかない。
いっぽう、こっちは、そんな制度がない(あることがわかった)。お盆休みなんてないようだ。すくなくとも事務からなにから機能停止するという大学全体の夏休みという案内はきてない(案内があったらしい)。まだ見習いで有給休暇は10日しかない。
昨日、前期・後期制でようやく試験週間が終わって、学生は夏休み。が、筑波大医学のようなケアコロキウムに相当する科目が1日と、Open Campusが今週はまだある。
学生が夏休みだと、困るのは学生食堂が営業しないことだ。今日は学食にいって、閉まっているのでしまったということになってしまった。そんな案内なかったぞ。学食以外この大学近辺には食いもの屋がない。病院が付属しているわけではないので売店はあるが、インスタントラーメンしかない。こまった。これから6週間、手作り弁当か。コンビニ弁当すぐ飽きるしな。どうしようか。大学をさぼればいいんだよね。会議もないし。研究もできないし。

前半の講義が終わった

あぢあぢ。台風が来て雨が降ったり止んだりですが、皆様のご機嫌はいかかでしょうか?などと考えたくもない暑い日が続きますな。
やっと、前期の講義と実習が終わった。筑波大学はもう夏休みだろうけど、こっちはまだだ。来週、中間試験があって、これで前期(春学期という)が終わる。
今日は3コマを行って、これで前期の講義は終了だ。汗だくだく。ビールが恋しい。3限目は昼休み直後なので、学生はばたばた倒れて行く。こっちも、暑いのでやりたくないよ。
この暑さ、この夏を乗り切れるだろうかなんて思うのは歳のせいだな。空調がないとねられないよ。まだ、18日のWomen’s World Cup の朝の早起きの影響が残っているんかな?講義終了のくたくたの現在の心境は、さっさと帰ってシャワー浴びてビールだな。

H君の近況

長年、学生として筑波大学生理に滞在していた学生滞在年数最長記録保持者、H君がついに筑波をはなれて3ヶ月になろうかというころですが、H君を知る皆様、お元気ですか?
縁あって、管理者はH君と毎週会うことになってます。そうです。H君をご存知の方はお分かりだと思うのですが、H君はパーマネントのポジションを得た上、さらに管理者の勤める大学に非常勤講師として週1回来るのです。
そこで、H君を知る方に、H君の近況—相変わらずの行動の一端をお知らせしておきましょう。
パーマネントのポジションを得た大学では、H君が生理学の部下のいない責任者なのです。生理学ではほとんどの大学がウシガエルの神経筋標本の実習を行います。ウシガエルは外来生物の指定を受けているので、いいかげんなところで飼育してはいけないのです。もうすでに、国内にひろまっちゃっているのに、「いまさらなんだ」ということなんですが、規則は規則しょうがないわけです。H君も苦労して申請してウシガエルを手にいれました。教室の水槽で短期間ですが飼育することになりました。最初の晩は、問題がなかったのですが、2日目の晩、やっちゃいました。水槽に流す水がオーバーフローして床が水浸し。
明け方3時までかかって、水をすくいだし、なんとか階下の住人が、朝来ておったまげないくらいにしました。ま、ここまでは、よくある話でH君がやっても、ふーん、やっぱりということくらいでしょ。
朝3時まで、処理に終われましたが、当日は、管理者の大学の非常勤講師です。朝8時まで寝て、10時の列車に乗って、現れました。見た目なんともないので、誰も同情も何もしてくれません。
というわけで、学生に対して、「今日はつらいんだよ、同情して」と、どんな状況かを講義中に説明したわけですね。
学生は、なにも聴いていないという状況をまだ理解していないんですよね。H君にあこがれている女子学生以外は。
学生は「明け方3時まで後始末していた」なんて聞いていません。ウシガエルを教室で飼育するなんて状況はイメージも湧かないし、そもそも興味がないからです。学生が聞いたのは、「朝8時におきて10時の電車に乗った」ということだけですね。自分と比較できる点はここだけです。
管理者の勤務する大学は、地方の私大で、学生はかなり遠くから通っています。交通の便がいいわけではないし、医学類学生とちがってご両親が金持ちというわけではなく車があるわけではないし、9時から1限目があるので、朝6時起きなんてのは、めずらしくないのです。8時まで寝ていられるのは学生にとって天国にも等しいでしょう。
というわけで、学生の反応は、失笑というか、バカにするだけでした。H君の目論見は悲しくも崩れて粉々になってしまったのです。
やたら、実習レポートの課題が多いことも学生に不評なところですけどね。
追記
実習の考察部分だけメールで送付することとした。あまりにも教科書などの記載をそのままコピーした者が多く、どこまでが引用なのかはっきりしないことと、友人先輩のレポートのコピーを検出するためだ。締め切りは翌週の実習日としたのだが、メールがきたのは、一番早い学生で前日午後6時。当日午前3時、4時なんてのはざらだ。どう考えてもメールを出してから寝ているんだろうな。午前6時頃のは家を出るときメールを送信したんだろう。一番遅いのは当日午前9時41分??なんだ。生理学の講義中の時間だ!!
というわけで、午前2時〜4時まで寝ずにレポートを書いて、9時の講義に出席するために午前7時とかに家を出る学生が結構な数いるということは、H君のように午前3時まで働いて8時まで寝ていたなんてのは、学生にとってなんでもないことで、失笑に値することは明らかだ。