早稲田大学は、大学側の教育に不備があったので、内容は博士論文に値しないものであるが、1年間猶予をあげるから、再教育を受けて、訂正論文を提出したら、認めるよということだった。その1年が過ぎた。でやっぱし、取り消しになったようだ。今日中に早稲田大学が発表するらしい。 そりゃそうだよな。
IntroductionがNIHのページのコピペで、これは著作権を放棄した文書だから勝手にコピペしても構わない。だから博士論文で問題視することではない。(小保方博士の不正報道を追及する有志の会 2015年10月26日 )
●コピペ問題は大問題?
管理人「そもそも序論であり、本論とも関係ない個所なので、そんなに大騒ぎするほどの問題か? という気がしますね。」
なんていう、とぼけた意見があったりする。博士論文を書いたことがないから、著作権だけが問題だと判断したんだろ。
始めて論文を書くとき、一番苦労するのが Introduction (序)なのだ。経験すればわかるが、自分の実験・調査などの結果がどのような意義があるのかを示す部分なわけで、学生の時はそれがよくわからないのね。勉強しつつ、あるテーマの実験・調査を行うわけで、そのテーマは指導者が指示したものになるからだ。指導者はそのテーマがどんな意義があるかわかっているから大学院学生に指示するわけだが、大学院学生は、その意義が判断できない。その分野での勉強ができていないからな。勉強とは論文を読むことね。
だから、博士論文を書くときは、実験や調査結果を得つつ、あとから理解した実験や調査をする意義を introductionに書くことになるわけで、本来の順番とは異るわけだ。学生だからしょうがない。意義がわからないうちは博士号なんかもらえないわけだ。だから論文のIntroduction が丸々NIHのWebページのコピーだったら、あとの結果などは読む意味がないのね。
早稲田の教育・審査がでたらめであったことは別にしても、introductionのコピペだけでも博士号を取り消されて当然ですね。
あいまいだけど、早稲田大学 総長 鎌田薫 氏の昨年(2014年)10月7日の会見 では
(小保方晴子氏の学位論文について、学位を取り消すことと致しました。)しかしながら、誤って提出された学位論文に対して博士学位が授与されたことについては、先進理工学研究科における論文指導、論文審査過程に重大な不備、欠陥があったものと認められるため、一定の猶予期間、まあ概ね1年間を考えておりますけれども、この猶予期間を設けて、再度の博士論文の指導、研究倫理の再教育を行い、論文を訂正させ、これが適切に履行された場合は、学位を維持できるものと致しました。
というわけでそろそろ1年になる。この発言は、そのまま解釈すると、猶予期間とあるから、学位取り消し決定の10月7日から1年間、学位取り消しを執行しないで猶予するという意味だろ。とすると、この1年間に再教育をうけ、論文を訂正するまで実施しなければいけない、ということだ。現時点であと1週間しかないので、現在すでに再教育が実施されていないといけない。再教育が1週間ということはないだろう。早稲田で再教育を受けているという情報はあるのかな。極秘でやっているんだろうか?
1年間の再教育はいつから始めてもいいと強引に解釈できないわけではない発言でもある。政治家はよく、前の発言を訂正する。総長だって政治家だから、いつまでたっても博士論文は取り消しにならない可能性がある。
ハーバードで特許申請を取り下げていないのは「ハーバードがSTAPの特許を取ることを本気で考えている」からで「小保方さんはハーバードの支援で改良実験に取り組んでいると考えるのが普通だ。 」というありえそうもない意見もある。渡米しているんだろうか?そんなニュースはないね。渡米先のバカンティ研究室の主宰は休暇でいないんだろ?
佐野研二郎の東京オリンピックのエンブレム事件だ。オリジナルで模倣ではないという説明に、佐野研二郎の原案と、審査委員会が改訂要求して作成した最終案を提示した。オリジナルの図案は最悪。原案を審査委員会が変更したら佐野研二郎作とはいえないのでは?
左が佐野研二郎の原案、中央が組織委員会が考えた訂正案、右が最終案(ここから引用 )。原案はあまりにも稚拙と思うのは管理者だけか。TOKYO の T から作ったエンブレムという主張が原案ではわからん。三角、四角、円だけだぜ。
審査委員会が、選考にあたって参考にした活用例は人様の写真をコラージュ して作ったのが判明して、
佐野研二郎が信用できないのがあきらかになってしまった。コピペ、模倣はないと、取り下げになってしまった後に言い訳しているが、審査委員会に提出した資料にコピペがあったわけで、本来のエンブレム案がコピペではないとどうして主張できるんだろ。
とんだ藪蛇だったわけだ。三木弁護士が公開した小保方ノートそっくりだ。佐野研二郎の作品には数々のコピペがあると指摘されている。管理者もその指摘の中には妥当なものがあると思うが、過去のコピペは直接今回のエンブレムとは関係がない。エンブレムはどっかのホテルのロゴに似ているというけど、似ているだけの可能性が高い。しかし、活用例は無断使用だからな。これは決定的だよな。
で、取り下げの組織委員会の記者会見で、審査委員会委員長の永井一正による「オリジナルだと認識でき、専門家の間では分かり合えるが、一般国民には分かりにくい 」という説明はひどい。上から目線の典型だ。なんという傲慢なやつらなんだろ。こういうやつらがに日本のデザイン業界を仕切っていると思うと日本のデザイン界はお先真っ暗だ。
この審査委員会のメンバーは、お手盛りで、いろいろな賞の選考委員会で互いに選考員と受賞者を分担している。こういう委員会が、「専門家の俺たちにはわかるが、ド素人の国民にはわからない」と言うのだからひどい。こいつらは全部 首 だ。あきらかに出来レースだから審査委員会が改訂したんだよね。なにかと似ているからという時点で、候補から落選だよな。
教授選で、候補者が研究発表したんだけど、競争相手より内容がまずいので、再度、ここを訂正して発表しなさいなんて教授選考委員会がやるわけないだろ?
本人がなんと言おうと、サントリーのトートバッグやTAMABIのポスター がそのままのコピペ、あるい部分的なコピペ、コラージュと判明してしまったのでもはやおしまいですな。
本丸(エンブレム)だけは「模倣や盗作は断じてしていないことを、誓って申し上げ」ているけど、外堀(トートバッグやTAMABIのポスター)、内堀(活用例)は模倣でした(本人は不手際 )なんていうことが信じられない。ま、本丸まで、だれかのデザインがヒントでしたといえないのでしょうね。
ま、佐野研二郎が模倣、コピペのコラージュで生きてこられたのは、選考委員会メンバーのような奴らがお手盛りで互いに褒め称えることで成り立つ業界だからなんだな。コピペで生きていけるんだから、小保方氏もこっちの業界だったら生きていけるかもね。
ネットやマスコミの批判が耐えられないから辞退するというのだから、ひどい辞退の理由だ。コピペ・コラージュを不手際なんてごまかす。小保方の「STAP細胞はあります」「だから論文は撤回しない」のほうが本人が信じているのでまだましかもね。
[ 追記 ] 2015.9.4
どうやら、原案を修正したのは組織委員会と佐野研二郎 だったようだ。組織委員会といってもごく一部の担当部署とでだ。審査委員会は変更したのを発表の1週間前に提示され、了承したということらしい。審査委員会は1名が反対だったらしい。いずれにしろ、ひどいよね。原案からこれだけ変わったんだから佐野研二郎+組織委員会作とすべきだよな。
業界が異なると、同じ操作が異なった名称になるようだ。事務所のコメントページの文書は絵を貼り付けていたのでコピーしてOCRで文字列にした。オリジナルの文書の改行はデタラメで、詰めるために改行は変えてあるけど文字列は同じなはず。誰かとちがってKClがKC1 にはなってないはず。
MR_DESIGN HP
今回の事態について
今回取り下げた8 点のトートバックのデザインについてはMR_DESIGN のアートディレクターである私、佐野研二郎の管理のもと、制作業務をサポートする複数のデザイナーと共同で制作いたしました。そして、誠に遺憾ではありますが、その制作過程において、アートディレクターとしての管理不行き届きによる問題があったと判断したため、今回の取下げという措置をお願いした次第です。
今回のトートパックの企画では、まずは私の方で、ピーチやトラペルという方向性で夏を連想させる複数のコンセプトを打ちたてました。次にそのコンセプトに従って各デザイナーにデザインや素材を作成してもらい、私の指示に基づいてラフデザインを含めて、約60 個のデザインをレイアウトする作業を行ってもらいました。その一連の過程においてスタッフの者から特に報告がなかったこともあり、私としては渡されたデザインが第三者のデザインをトレース していたものとは想像すらしていませんでした。しかし、その後ご指摘を受け、社内で改めて事実関係を調査した結果、デザインのー部に関して第三者のデザインをトレースしていたことが判明いたしました。
第三者のデザインを利用した点については、現在、著作権法に精通した弁護士の法的見解を確認しているところですが、そもそも法的問題以前に、第三者のもの思われるデザインをトレースし、そのまま使用すると いうこと自体が、デザイナーとして決してあってはならないことです。また使用に関して許諾の得られた第三者のデザインであったとしても、トレースして使用するということは、私のデザイナーとしてのポリシーに反するものです。
何ら言い訳にはなりませんが、今回の事態は、社内での連絡体制が上手く機能しておらず、私自身のプロとしての甘さ、そしてスタッフ教育が不十分だったことに起因するものと認識しております。当然のことながら、代表である私自身としても然るぺき責任は痛感 しており、このような結果を招いてしまったことを厳しく受け止めております。今後は、著作権法に精通した弁護士等の専門家を交えてスタッフに対する教育を充実さぜると共に、再発防止策として、制作過程におげるチェック項目を書面化する などして、同様のトラブル発生の防止に努めて参りたいと考えております。
また過去の作品につきましでも、問題があるというインターネット上のご指摘がございますが、その制作過程において、法的・道徳的に何ら問題となる点は確認されておらず、また権利を主張される方から問い合わせを受けたという事実もございません。お取引先の方々、そして権利等を主張される方からご連絡等があった場合には、引き続き誠実に対応させていただくつもりです。
なお、東京オリンピック・パラリンピックのエンプレムについて、模倣は一切ないと断言していたことに関しましては先日の会見のとおり何も変わりはございません。東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムはMR_DESIGNで応募したものではなく、私が個人で応募したものです。今回の案件とは制作過程を含めて全く異なるものであり、デザインを共同で制作してくれたスタッフもおりません。
今まで携わった仕事はすぺて、デザイナーとして全力を尽くして取り組んでまいりました。このような形で、応募されたお客さま、クライアントさま、そして関係者の皆さまには多大なご迷感とご心配をおかげしたことを、大変申し訳なく思っております。今回頂滅したご批判を忘れることなく、デザイナーとしての今後の仕事、そして作品を通じて、皆様のご期待に全力をあげ応えていく所存です。
2015 年8 月14 日佐野研二郎
やっぱし。部下がやったことだという言い訳だ。
どうやらデザイン業界では、パゲットを回転させて一部を切り貼り付けた、BEACHという板の看板をそのまま貼り付けたのを、コピペではなく、トレースというらしい。トレースとは、例えばトレーシングペーパーのような半透明な紙を、元になる絵の上に置いて、輪郭を主に、中の模様もなぞることと思っていたが違うようだ。もっとも輪郭をなぞるのに現在ではシャウカステン(Schaukasten)なんか使わないでPhotoshopでやるだろうな。
「チェック項目を書面化」というのは、このデザインはコピペではありませんとかいうことを部下に書類に書かせるということなんだろうな。
デザイン事務所で作成した作品も、個人で作成したのも、同じ個人名というのがおかしいんだよね。MR_DESIGNという事務所を持っているんだから個人名でなく発表すればいいのに。多分この、佐野研二郎というボスが事務所の若手デザイナーに圧力をかけて、「X日までにバッグのデザインを一人あたりY個作れ」とか命じた結果なんだろうね。で、若手デザイナーは自分の独創的な絵を作っても佐野研二郎作となっちゃうんだったら、やるせないよね。スピンアウトするのは当然だよね。
過去にも一切盗作はありません と記者会見でいっちゃったんで、嘘ついたと判断され、あっちは一人で考案しましたと言っても、信用されないだろうね。
責任を痛感した というが、これはスタッフ教育に対する責任というつもりなんだろうね。個人名で発表しているんだから、この業界の通例なのかもしれないけど、発表者個人が盗作の責任を負うべきだよな。大学教授職をさっさと辞任したら、あとから懲戒免職相当と、O氏と同じ処分になるかもね。
大学院学生の行った研究論文を、指導教員単独著者名で発表することはあり得ないけど(ときどきあって、訴訟になっている ね)、なんらかの事情で単著で発表し、その論文のデータが他論文のコピペだったとき、それは大学院学生に手伝ってもらったデータで、チェック不十分でした。研究倫理教育が不十分でした、なんていったら懲戒免職だよな。
つまり、佐野研二郎は盗作を認めたんだ。ひどいなー。こうなったら、記者会見して盗作を認めろよな。これでこの人のデザイナーとしての評価はなくなってしまったのだ。当然だけど。デザインてオリジナリティが命だもんね。多摩美術大学教授らしいけど、まさか大学でデザインの盗用を認めるわけがないから、懲戒免職だよな。学生に示しがつかないだろうが。サイエンスでは捏造・改竄・盗用は懲戒免職が当然だ。芸術では、そもそもが捏造=この場合創造で、改竄なんてありえないから捏造・改竄のペナルティはないだろうけど、盗用ではアウトだよね。
しかし、
ニュース記事 によると「佐野氏側は「何れも身近にあるアイデアや素材をモチーフにしたものではありますが、現在、専門家を交えて、事実関係などの調査・検討を開始しております」だって。事実関係てなんだよ。「部下が作成したデザインを、盗用とは知らずそのまま採用しました。」なんていうんじゃないだろうな。佐野研二郎の名前で出ているんだぜ。
前の記事 で述べたように、今日は、ある場所にいるだけで、なんの作業があるわけではない。暇なのだ。以下は他のブログ等の記事にあり、このブログは後追いでオリジナリティはない。暇つぶしだったのだ。
オリンピックのロゴが似ている・盗用だという問題をネットでサーフィンしたら、別の盗用が指摘されている。誰が最初に言い出したのかは、もうわからない。
問題のデザイナーは、2015年夏、サントリーの夏は昼からトート というキャンペーンのトート・バッグのデザインをやっている。佐野研二郎デザインだ。このバッグのN0.20 は
でバッグの裏の海水浴場は右だよというデザインをスクリーンキャプチャして、Google画像検索すると類似の画像一覧の最初にでてくる。Seconf Life Marketplace というサイトで売っているデザイン と同一だ。Tamara Button s氏の作品だ。
とある極右翼のページ にも指摘があるが、このページを含めいくつかの記事で、複数の他のデザインもコピペか、と言っているが言いがかりなのもあるな。
「あきる野市避難者支援サービス「グリーンハートカード」 2011」 と 「佐野研二郎デザイン グリーンダカラ 2012」は単にハートが緑色というだけだ。いいがかりだな。スイカのデザインは盗用とは言いがたい。類似だけといってもいいのでは。こういうアイデアがだれもが思いつく。パゲットはコピペかも。
しかし海水浴場は右だよという図案はコピペと言われてもしょうがない。板の細かいデザインも同じだからな。矢印と文字列だけでは盗用にならないけど、木目とか、ペンキのハゲ具合、2枚の板の境目、白い文字のかすれ具合、ほとんど同じだもんね。
オリンピックのエンブレムは、単なる類似のようにも思えるけど、この矢印のデザインは明らかに盗用で、こういう前科があると疑われてもしょうがない。しかし画像検索もすごいね。ま、誰かが検索してページを紹介したから Googleではトップに出てくるんだろうけど。
暇だからあそんでみた。
Photoshopで、サントリーのページにあったバッグの絵にTamara Button氏の広告の絵の背景を切り抜き、明るさとコントラストを調節し、サイズを目視で合わせ貼り付けた。GIFアニメ/動く画像 というサイトでGIF動画にしたのだ。
画像をクリックして拡大してくれ。どうやらこのままではgif 動画として表示しないようだ。どうかな?わかるかな。このアイデアもだれかのパクリだけど、作成してみたかったのだ。
元理研のO氏の博士論文の序文はコピーだったわけだが、彼女の場合、どうやらコピー元のNIHは著作権を放棄しているらしいが、こちらの場合は売り物だ。
一研究者・教育者 というブログを前にも紹介した ことがあるが、ここのコメント欄の議論が結構面白い。人気があるようだ。ブログ自体の更新は月数回なのだが、それそれの記事に100から1,000以上のコメントがある。当然、ブログの記事から離れた議論になるのがおもしろい。このブログの管理人は、どっかの細胞生物学分野の教授らしく、ときおり研究費配分の話題とか、ポスドク等若手研究者のポストについてなどの話題があるが、それはそれで、まともなのだがそうなるとコメントが少なくなる。それより、やはりSTAP細胞事件についての記事になるとコメントが多くなる。感情的に小保方擁護に傾いていて、科学者としての意見とに齟齬があるもんで、そこを突っこんでしまってアク禁になった 人もいるけどね。
早稲田大学が明らかにすべき事 2015年06月27日のコメント欄 ではこのブログのコメンテーターのなかで異色な存在のJ.ワトソンという人の発言が面白いのだ。
STAP論文の一つの電気泳動の図であるレーンを小保方氏は別の電気泳動の結果から切り取って貼り付けた件だ(Obokata et al., Nature 505:641-647(2014) Figure 1i の電気泳動像レーン 3 )。データの改竄(*)と断定したコメントに対して、データの改変は、結論にもたらす影響を考えて、「改竄」ではなく「不適切」なデータの変更(1021. J・ワトソン 2015年08月06日 11:57)だとJ・ワトソンは主張している。この改変(改竄)は論文の結論に重要な影響を与えたわけではないから、不適切な改変だというわけだ。小保方擁護派だから、少しでもその罪を軽くしたいわけだ。そのあげく、J・ワトソン自身が第一著者である論文の電気泳動の図は、複数の電気泳動の結果から一番きれいなレーンを切り取って再構築したと言ってしまったのだ。
(*:石井委員会の結論も改ざんに当たる研究不正 と判断している)
984. J・ワトソン 2015年08月05日 10:38
電気泳動の写真をメインのデータとする論文を一編書いております。それをあらためて見返してみました。すると、lane間に白線など入っておらず、しかし、微妙なlane間のコントラストから、よく見れば切り貼りしたことが明瞭にわかります。 それも当然で、複数回行われた泳動実験から一番綺麗で出来のいい写真をもってきて貼り付けているからです。ー略ー私のその論文は一応IF10以上のジャーナルになんの問題もなくアクセプトされました。現時点で被引用回数170位です。査読者とは何回かやり取りいたしましたが、この電気泳動写真における私の行ったデータ加工については、なんのクレームもついておりません。
と発言しちゃったもんで;
1020. ROMの一人 2015年08月06日 11:11
ワトソン様の論文の電気泳動の図が、複数の泳動結果から、都合の良いレーンを切り出し、間に線を入れる等の操作も説明もなしに、あたかも同じゲルで泳動させたような図だったら、改竄と判断します。
1039. 在米ポスドク 2015年08月06日 16:28
>> 984. J・ワトソンさん
衝撃的な告白ですね。該当するfigureを主たる責任を持って作製されたのであれば、今からでも遅くないので、元の指導教官に連絡を取って論文誌に訂正を申し入れられることをおすすめします。
1051. Zephyrus 2015年08月06日 19:59
(たとえれば、制限速度100km/hの高速道路を時速150km/hで走った時に警察に捕まらなかった経験があるからといって、時速150km/hで走るのはスピード違反ではないと言ってる変な人が紛れ込んでるような)
なんて、揶揄されています。ピエロ的存在(本人はもちろんピエロとは思っていない)になってしまって、それでもしつこくコメントするのでおもしろいのだ。J.ワトソンがいなくなったらこのブログの人気も低下するにちがいない。
もう、それが真実かどうかは、当事者が何も語らないのでわからないのだが、ES細胞を使った捏造とすれば理解できるということになって、残りは早稲田大学が1年間ペンディングにした博士論文をどうするか・どうなるかだけしか話題がないように思える。O氏が理研に60万円余り返却したというニュースはちいさな囲み記事位にしかならなかった。
しかし一研究者・教育者の意見 というブログではまだやっている。このブログ主の考えもよくわからない。2015年06月27日 早稲田大学が明らかにすべき事 の記事では、O氏が研究者として未熟であったとの断定の元に「図1i の「改ざん」は不正というよりも、「未熟」な故に行った不適切行為と認定して方が的確であろう。適切な結果を隠して誤った結果を示すという「改ざん」は、少なくとも科学者(と言うより、すべての人)の常識としてはありえないはずだ。」と結論している。
例の電気泳動のレーンの切り貼りが不正か否かとかいう議論のことだ。貼り付ける前の実験結果は、その実験方法で得られた結果として正しい。この結果の上に、論文の主旨に都合がいいと思った図を別の実験から切り取り、貼り付けた。適切な結果なのに不適切な結果のほうを示したというのは、常識的にありえない。だから「未熟ゆえの不適切行為と言うべきだ」というわけだ。
O氏は未熟だったのだろう、十分理解していないから誤った改ざんを行ったのだ。実験結果の改ざんは、未熟かどうかとは関係ない。データの改変を行ってはいけないというのは、小学生レベルのことだ。改ざんするという行為が不正なのだ。ブログ主本人は擁護していないと言うが、O氏擁護のおっさん・じじいといっていいのではないかと思う。
「科学の本質は定量である」これはいいと思う。管理者もそう思う。証明には定量的なデータが必要だ。しかしO氏のやったことは科学ではないのだから、O氏の行為を定性的に表現するのに問題はない。ここは、ちょっと悪いこと、過失だろう、あっちは意図した捏造だろうと、定量的に判断してなにかいいことがあるのだろうか?
この一研究者・教育者の意見 のブログ主は、O氏に対するマスコミ等のバッシングを怒っているので、コメント者であるアノニマス氏が
259. アノニマス 2015年07月15日 01:27
258 愚民さん
これは、全く私の主観ですが、私は、愚民さんやブログ管理人さんの主張に、すごく女性蔑視を感じています。30歳にもなった社会的には充分大人の女性を、未熟さを強調して責任を周りの指導者に負わせるような主張をしたり、守るべき対象とする捉え方は、30歳の女性を一人前と見なしていないということだし、自分と対等の立場に置いて考えていないということだと思うからです。もし、この騒動を引き起こしたのが、30歳のむくつけき男性だったら、同じ主張をするのですかね。
さらに
273. アノニマス 2015年07月15日 13:27
愚民さんと一読者さんに質問です。
ブログ管理さんは、小保方氏は相応の責任を取るべきであるが、不当なバッシングが問題であると繰り返し主張しています。しかし、不当なバッシングが問題であるならば、他の関係者に対する不当なバッシングもまた問題視してしかるべきだと思います。ところが、笹井氏が亡くなったときに笹井氏に対するバッシングを批判したものの、その後の若山氏へのバッシングが高まったことを批判するどころか、証拠もなく若山氏を犯人と決めつけるコメント は、全く放置して、場を提供し続けたばかりでなく、バッシングの助長に荷担したと言えるでしょう。私が名誉毀損の違法なコメントだと声を上げたにも関わらず無視していたのですから。また遠藤高帆氏がSTAP論文の公開データを解析した論文を発表したときのブログ管理人さんのエントリーは、論文の内容を検討するのではなく、周辺事情や、遠藤氏自身を貶めて論文の信頼性が低いように印象つけるような主張でした。(コメントで事実誤認を指摘されていましたが。)まさにブログ管理人さん自身が不当なバッシングを行っていたのです。これはブログ管理人さんの不当なバッシングについての見事なダブルスタンダードを表していると私は思っていますが、愚民さんや一読者さんはどう考えているのでしょうか?
としたもんだから、ブログ主のお怒りを買って、
283. ブログ管理人 2015年07月15日 21:51
「 アノニマス」さん
貴方は議論をするというより、思い込みで意見の合わない人を非難するばかりのように思います。私は基本的には自由な発言を認めますが、貴方の参加は議論の妨げになるように思いますので、アクセスを禁止させてもらいます。自分でブログを開いて主張してください、
となってしまった。このブログ主はO氏批判のコメントを受け付けていたのだが、どうやら「女性を保護する=女性蔑視の裏返し」と痛いところをつかれたようだ。アノニマス氏の意見の方が正しく、議論の妨げになっていないと思える。ま、個人のブログだから気に食わない意見は排除してかまわないけどね。だったらコメント欄なんか作らなければいいのにね。
他のブログでは、Nartureで使ったマウスの由来、ES細胞の由来、盗まれたのか、置き忘れなのかなどが議論されているけど、1つの論文(実際は2つの論文だったけど)に、一つでも捏造があったら、そして他のデータは捏造ではないと反証できなかったら、O氏のデータはどれも信頼できないということで議論すべきでしょ。O氏が説明しない信頼できるかどうかわからないデータで、ごちゃごちゃ議論してもはじまらないでしょ。桂委員会の結論は科学でない、コントロールがないとわめいてもしょうがないでしょ。科学論文じゃないんだからね。
10月7日が早稲田の締め切り。なんの締め切りかよくわからない。「期間内に論文が訂正され、博士号にふさわしいものになったと判断された場合」らしいが、これは再審査の結果が10月7日前に出ることということなんだろうな。O氏が早稲田に再申請する期限ではないだろうな。
STAP細胞捏造事件は、O が捏造した(公式な理研の調査では断定されていないけど)という誰もがが認める結論になって収束したと思いきや、まだ一部で議論が続いているのね(一研究者・教育者の意見 )。ブログの主はO 擁護派ではない批判派でもないといいつつ、O だけが悪いのではない、未熟だったのだ、周囲のシニア研究者、早稲田の教育が悪いと主張するのだから擁護といわれてもしょうがないだろうが。30歳の博士を捕まえて、たとえこれまでどんな教育を受けてきたかを知らなくても、「未熟だから許す」なんていえないよ。
STAPはあるといまだ主張を変えないワトソンとか、愚民とか英検2級というこれもO 擁護派がコメントしているブログだ。もう結論がでたらから降りると宣言したのにまだコメントしているO 批判の在米ポスドク、アノニマスもいるから、コメント欄はO 擁護一辺倒ではない。だから続いているのかもね。
O が筆頭の論文のデータは、もはやどれも信用出来ないのだから、このデータを元に議論してもしょうがない。胎盤が光ったからES細胞ではないとかいう議論も意味がない。正しい実験だったのかは、記録もないから実験をしたかもしれない本人ですら、もはやわからない。論文のデータを元にした議論はもうやめたらいいのにね。
マスコミや管理者のようなB級研究者の妬みによる小保方バッシングがけしからんという主張もある。O 本人の責任ではないかもしれないが、理研が大々的に打ち上げた、組織維持、研究費獲得のため大騒ぎな発表だったからしょうがないだろ。当時の理研執行部を批判するのは当然だが、そもそもの原因はO にあったんだから。S氏を含めた理研執行部のスケベ根性が詐欺に引っかかったのさ。
挙句の果てインチキだというクレームに対する記者会見は弁護士付きので科学的な会見ではなかったしね。iPS細胞でっちあげ森口某氏と違って、目がキョロキョロしないし、堂々とした会見だったのでだれも嘘を付いているとは思わなかったのね。本人が嘘だと思っていないからね。これは「研究者として未熟」ということとは違うことだ。
延々と酢漬けの細胞からキメラを作ろうとしたのだが、当然、失敗続きだったのだが、あるとき、意図してか誤ってかわからないがES細胞をW氏に渡した結果、キメラマウスができちゃったわけだ。キメラができたというのは、導入した細胞が全ての組織、臓器に分化した、つまり万能性の決定的な証拠なわけだ。他のテラトーマやDNAのメチル化パターン、細胞増殖カーブ、… は万能性を示すことをサポートする実験結果で、これらを捏造したわけだ。それが今回のSTAP捏造事件で、最初のキメラの再現性がなかったのに突っ走って、結論に合うデータを集めたのがいけないのさ。
キメラができた=万能性がある、したがって、酢漬けの細胞を別の実験材料にすれば、さらに万能性を支持する結果がでるはず…と指示され、示唆され、いい加減な知識をもとに実験するのだが、思ったようなデータにならない。だから捏造するわけだ。こうあるべきだと電気泳動のレーンに細工しちゃったわけだ。前の博士論文の写真を当てはめちゃったんだ。
妄想と現実の区別がつかないのが統合失調症なんだけど正常の間には明瞭な線がないからね。
S氏はLive Cell Imaging の動画を解析できないのに、キメラがあったから、こうあるべきだとして、Live Cell Imaging の動画を証拠だと主張しちゃったのね。Establishした研究者というプライドがあるから、もう訂正することもできなくなっちゃったのでは。
ノーベル賞をとったような研究者が高齢になって何か訳のわからん主張をすることがあるけど、S氏は高齢者じゃないからな。ボケたと思われたらおしまいだし。
上記のサポートするデータもO が捏造したんだから、O を批判しないで何とする。シニアが見抜けなかったという批判や、理研の行動・態度にも批判されるところがあるけど、やっぱし、根源はO だよね。O への教育が悪かったというのも事実で、早稲田の指導教員や女子医の関係者は当然責められるべきだな。最悪な奴はO を利用したV だけどね。どっかで、データが出ないことから、ホントにキメラができたの?と、O の経歴を含めて再検討するチャンスがあったのにね。もしW氏がO の博士論文を見たら、こんな事件はなかったよね。ニラレバじゃなく、たら、れば だけどね。
仮説に沿った実験を行い、論文を書く、学会発表のスライドやポスター発表の図を作るとき、ここに、このようなデータ(図)が必要だとするのは当たり前だ。仮説を支持する証拠の図は発表時点で存在するのが当たり前だ。なければ発表できないからな。
そのため、論文の下書きの際に、発表済の論文の実験データを切り貼りして仮置きにするというのはありえない。NHKのクローズアップ現代で、東大の加藤の論文捏造の過程を放送 している。リンクはYoutubeだからそのうちなくなるかも。
このような、仮置きの図を誤ってそのままで投稿したと言い訳するのが多い。これはありえない。仮置きする図は、あったとしても手書きのメモだ。何故あえて時間をかけて昔の電気泳動の写真を綺麗に切り貼りする?そんな面倒なことはしていられない。だから、はっきりしている。過失ではなく、見栄えをよくするための改鼠、無いデータを創作する捏造だ。いいわけは嘘だ。
仮説を証明する図は、たいてい複数あるわけで、そのうちどれがいいかという議論はする。そのうちのどれか一つを仮置きすることはある。論文投稿準備の最後に、この図のここがきちゃないけど、他の例はある?こっちのほうが平均値よりちと反応が大きい・小さいけど誤解を招くようなゴミがないから論文の図に使おう とかはある。
証明しようとした実験から、証明する証拠が得られない図だったら、仮説が誤りであることを悟るわけだ。だから実際のデータを仮置きすることはあっても、想像の図を作成することはない。作成しても鉛筆書きとかだ。小保方の博士論文のように、他所様のサイトの図をコピペするなんてありえない。
管理者の分野では、電気泳動の写真はないが、同じ実験を異なった個体で10も20も実施する。その結果をすべて1枚の模造紙に貼り付ける、A3版に印刷してセロテープでつなげる、などして壁一面に貼るわけだ。もちろんいろいろな計測も行い、平均値を求めておくのだ。そして、その平均値から、もっとも典型的と思われる反応の図を選ぶわけだ。これは論文を書く前の実験データがかなり集まった時点での話だ。それ以前では、こんな結果になるのでは?という絵を議論でホワイトボードに書いたりすることはあっても、論文の絵にすることはありえない。
得られた結果が必ずしも同一でないことだってある。どっちが正しいのか議論するわけだ。どっちも事実なわけで、どっちも正しいのだが、なぜこうなっちゃたかを、この実験はxxという条件で行っなってしまったとか、実際に実験をした学生と議論するわけだ。
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