Western blotting画像の捏造

Western blottingの結果は、論文に掲載するためには不必要な部分はカットする。原図は昔は銀写真であったが、最近はスキャナで取り込むのがあたりまえ、つまりデジタル情報なわけだ。だからPhotoshopで加工することになる。
で、魔が差すと都合のいいように改ざん出来ちゃうのだ。印刷物とかpdfになると、もう切り貼りの跡はよほどしつこく見ないとわからない。peer reviewer だって捏造されていないかどうかはチェックしないし、できない。peer reviewer は論文の論理とかに注意が行くので、よもや画像が捏造されているとは思わない。
これは、捏造が問題となった論文のpdf をダウンロードしてある図の一部の画像を画面キャプチャして調べてみたものだ。

この図を見て、同じバンドがどこかにあるなどは、すぐには分からないだろう。しかし、2階調化して見ると

どうだろ?赤丸の中の四角い突起が似ているとすぐ気がつく。よくみるとこの2つのバンドは他の部分もほとんど同じだ。

トーンカーブでトーンを変化させ、さらに調べると

原図の下の列の左から2番目、はその左右のバンドとの境目が不自然だ。他のバンドの境目に縦に走る線がないのにここだけはある。一番上の列の左から2つ目を切り取るとき、その左のバンドの一部も含んでしまったようだ。

電気泳動のバンドなんか、似通ったものができるのだから、こういうことをやっちゃうんだろうな。

こっちは、また別の人物の捏造

右半分を切り取り上下反転し、ちょっと左右を引き延ばし並べてみると同一データというのがわかる。

Western blotting のデータなんか、使えないものを含めていっぱいあるだろうが、なにも同一のものから切り貼りすることはないだろうに。

事務のネットワークトラブル

奇妙なネットワークトラブルだった。
3Fラウンジの事務系ネットに接続されているPCから事務の共用の2Fにあるファイルサーバ(NAS)にアクセスできないというトラブルだ。なんとかしてくれと基盤室に訴えがあった。本来、基盤室のテリトリーではないので拒否してもいい。しかし、事務職員にはネットワークのスキルがないから問題を抽出できない。基盤室の職員は拒否するけど、ま、退職前のサービスだ。
ファイルサーバのある2Fの事務室では問題ない。3Fからだけのようだ。インターネット接続は問題がないというわけで、NetBIOS とかのWindows のパケットが流れていないことになる。
インターネットに接続できるのに3Fから2Fのマシンに、あるいはその逆にpingが通らない。こんなことってあるか?2Fあるいは3FにあるPC同士ではpingが通る。
2F、3Fとも学情が設置したそれぞれのフロアのスイッチに接続されており、VLANで動作しており、理論的にはフラットなネットワークだ。
やっかいなことに、事務のPCはすべて固定のglobal ip address で運用しており、空いているip address の情報がない。そこで、事務が使っているPCで調査するしかない。そうすると事務の仕事が妨げられてうまく行かない。そこで、休んでいる事務員のパソコンからip address、ドメイン、ID、パスワードを拝借して調べた。
どうも不安定である。ほんの一瞬、3Fから2Fにping が通ったことがあった。2Fでデフォルトゲートウエイにping をとばしたら応答がない。3Fでは通る。なんだかわからん。Win のドメインの設定とかがおかしいのではない。
DOS Prompt で arp -a なんてやっても、それぞれ同じフロアのマシンしか見えない。
PCのrouting tabelのキャッシュをクリア(route -f)したら、ファイルサーバの名前が現れたが、中のフォルダにはアクセスできない。なんじやこれ?Routing tabelのキャッシュをクリアするとデフォルトゲートウエイ情報も消えちゃうということを発見した(vista だからほかのはわからん)。
どう考えてもスイッチの上流でおかしなことが生じているに違いない。という結論が出るまでに時間がかかった。会議があったりするのでこのトラブルに専念できるわけではないのだ。2日がかりだった。本来なら情報推進室へ連絡して対処してもらうところだが、情報推進室の事務員がネットに詳しいわけではないので、結局、学情へ投げられるのだから、管理者が直接学情に連絡した。状況説明が事務員にはできないからな。状況説明の結果、学情管理のコアスイッチがおかしいのではないかとなったが、確認のため学情の職員が来て調査。スイッチの上流がおかしいという我らと同じ結論がでた。最近、幹線のコアスイッチが不安定で、交換したのだが、依然として不安定である。
コアスイッチのリセットはそんなに簡単にできない–全面停止になる−ので、次回予定しているリセットの次期まで待つしかないとのことだ。27日になる。でもとりあえずできることをやってもらった。事務の系統はどこかが1Gを2本つかって2Gにしているらしく、これを止めて1本にした。これで直った。スピードが遅くなることになりそうだが、もともと事務のPCは、触ってみてわかったが、3年以上も前ので遅いからだれも気がつかない。
という訳で、一件解決。水戸黄門様になった気分で、事務に今後は、私がいなくなるので、問題は基盤室になげないようにと申し渡した。へへへ。
と、おもいきや、今度は3Fのオフィス棟でネットにつながらないと教員からの苦情。トラブルは重なるもんだ。こっちは、基盤室のテリトリーだからな。そこで基盤室職員が調べ、例によって、ルータの接続ミスとすぐ判断され、ルータを同定し、接続した当人にお説教。責任教員にもおしかりのメールを送付した。年間数件あるな。わからないのにネットに繋ぐなって。

イノベーション棟内覧会

イノベーション棟の内覧会というわけで行ってきました。内装がかなり出来ていると思い、水準器なんて持っていったのですが無意味でした。まだ一つだけモデルルームと称して床が張ってあるだけでほとんどコンクリート打ちっぱなしの床があるだけ、壁もまだできていません。

廊下などの配線が見えるだけの状況でした。成端箱ができているのかなと思いつつ行ったのですが、まだ両端が処理されていないケーブルが束になってあるだけです。
部屋への配線はこんな状況です。ケーブルが通っている壁の穴はふさがれてしまうとのことです。防火壁になっているので。
廊下天井裏は、梯子があってその上にケーブルを乗せてはわしています。このほうが、廊下に潜り込んだとき、踏み外して化粧板を踏み抜くことがないのでいいですな。
黄色い太いケーブルは昔のyellow cable ではありませんぞ。アースラインですな。緑もそうです。クラスがちがうらしい。
階と階の間のケーブルを通すところはは、こんな風になっています。
ケーブルはこの梯子にそって上下の階を結びます。
馬鹿と煙は高いとろが好きなので屋上にもいきましたよ。

追い出し会その1

いよいよ退職となったら、卒業生の一人が宴会を開いてくれた。
某教授と主催者の先輩と一緒で寿司屋で騒いだ。ごちそうさま。会話の内容はさしさわりがあるので、ここでは述べない。
名誉のために某教授が光っているのは。情報発信のエネルギーが高い上に直上にライトがあったためである。管理者に後光がないのがさみしい。]]>

検索ソフトでトップに

授業で必要なので、「動脈圧受容器反射」でGoogle, Yahoo で検索したら、自分の書いた解説ページがトップに出てきた。これって、結構すごいことなのでは?2位以下に出てくる解説は、解説になってないからな。メカニズムを解説しているからだな。

ソフトの説明の翻訳

Win7 でXPでしか使えないソフトを使うために、Windows Vertual PC をインストールした。
インストール中の説明画面で;
「Windows XP Mode とは、Windows XP と Windows Virtual PC を組み合わせることで、従来多くの Windows XP 生産性アプリケーションの実行を可能にする環境です。」
と表示された。もともとの英語表現を自動翻訳みたいなもので翻訳したか、このソフトの意味をよく理解できていない翻訳専門の人間が訳したにちがいない。こういう説明はパソコン業界ではよくある。
「従来からある Windows XP でしか動作しない生産性のあるアプリケーションの動作を可能にする環境です。」
が正しい説明なんだろうな。

東京消防庁のループ

東京消防庁でこの1月5日午前10時半から約4時間半、119番が繋がりにくくなった。原因はサーバ周りにある(?)ルータのポートでループを作ったことらしい。
たぶんルータではなく、一般職員が利用できるハブなんだろうな。サーバ室には一般職員が近寄れず、出入りできるのは、ネットワーク知識がそこそこある人間だからこのようなミスは起こさないだろう。サーバ周りのルータ、スイッチのポートに何か繋ぐのはものすごく慎重にやるからね。そうでもないか。管理者はあんまり慎重でないな。
スイッチングハブも性能があがっているから、幾つかのハブを経由してもハブで生じたループによるブロードキャストの嵐はかなり上流まで影響するからね。
5日午前10時ころというのは、4日の仕事始めを終えて本格的に業務が開始されるときだから、そのとき誰かがなにも繋がっていないLANケーブルを見つけて親切にもハブに接続しちゃったんだろうね。大学でもこのような事件は必ず月曜日にあるからね。誰がやったかなんてわからないさ。ポートを塞ぐなんてことしても、鍵付き出ない限りだめだろうね、テープでふさいだって繋ごうとする人は取り除いちゃうからね。
原因をみつけるのに4時間半てのは、ネットの規模によるけど、そんなもんだろうね。ループが予想できていたら、サーバ室のほうで適当にケーブルを引っこ抜けばすぐ解決だけど、ネットの管理者はたいてい気がつかない。物理的な障害より、サーバの機能がおかしくなったと必ず思うからね。
大学と違って、一般市民の生活に、なおかつ非常時の生活に影響のある部署なんだから、庁舎内のネットの障害が影響するようなネットワークを作っちゃいけないんだろうね。
管理者にはお気の毒としか言えないな。処罰対象になるのかな?もしそうなら現場の技術担当者でなくネットの設計者が処罰されるべきだよね。
くわばら、くわばら。もうすぐ、こういうストレスからおさばらすることができると思うとうれしいね。

年の瀬

今年は管理者はネットの管理以外にxx長なんかを命じられて、さらに金に困っているわけじゃないのに単発ではない非常勤講師を2校でやったりして忙しい1年であった。
28日(火)から31日(金)までスケジュール表は空白だ。こんなことは滅多にない。うれしいはずなのだが、毎週月曜日、「先生この週末は何をしていましたか?」という問い合わせが11月から続くので、その仕事をしないといけない。もう3ヶ月もbehindな原稿があるのだ。とほほ…年賀状も書かないと….
それでは、皆様よいお年を!   読んでるひとがいるのかな?このブログ。なんのコメントも書き込まれていないし…

ネットが不安定

この2、3日、インターネット接続が不安定である。つながると50Mbit/s くらいの速度が出るが、つながらないときは、「webページにアクセスできません」などという結果になる。
古いノートを使って休止にならないように設定し、rajico に接続しているんだけど、音が時々途切れる。明らかに接続がうまくいっていないのだ。これはネットの状況をモニターするのに都合がいい。TBSを聞いている。
10年前もネットの接続が、当時は立ち上げた頃だったので、不安定で、そのときは東風という麻雀サイトにアクセスして、人の打っているのをモニターに使っていたことがあった。要するに常に新規の情報が常に流れているLive のようなサイトが必要だったのだ。しかも音が出ないといけない。画面を見続けていると仕事にならないからな。10年経っても同じことか。
物理的な配線に問題があるのではなく、中継機器のどっかが不調な証拠だ。過負荷になっているなどの処理がうまく行われていない。一昨日、学情セに問い合わせたら幹線の機器のトラブルらしい。
医学のユーザから何件も問い合わせがある。退職したら問い合わせ先の一つがなくなっちゃうわけだ。「しーらない」なんて言ったら無責任だと怒られるんだろうな。しかしこの2、3年後継者を探していたんだけどいないんだよね。xx先生かyy先生なんだけど、どっちもネットのことなんか詳しくないしね。詳しい必要はないとはいうものの、ある手度の知識がないと… 知識がなくても使えるようにしてきた管理者が悪いという結論になるかもな。

退職願いの審査

自分自身の退職願いの審査をするというのは変な気分だ。やりにくい。しかし、他の議題があって、これを説明しないといけないので欠席するわけにいかない。
よせばいいのに、xx教授は、管理者を引き合いにして、定年退職の延長制度の不備を一席ぶった。定年を延長して在籍する場合給与が7割となる制度はけしからんというわけだ。管理者もそう思う。給与は減っても、教育研究、学内管理業務はそのままだというのだ。これでは、いたいのならいなさい。ただし給与は減らすよということに等しい。それだったら、「大学はあなたを必要としているから給与はそのまま」という人と「いてもいいよ、でも給与は5割だよ」とに分けるのもいいかもしれない。ただし、定年を迎えた人に対して、10割、5割の認定を誰がするかが問題だ。給与を7割にする理由は人経費削減のためだ。10割5割と分けるのが難しいから一律7割にしたのだ。
日本の研究費は、自分自身を雇用できないのでだめだが、研究費をもっていたら、大学は給料を払わないが、外部資金をもっていて自分自身の給与と間接経費を払うのなら場所を貸すという制度があっていいと思う。
人生ゴムバンド説というのがあって、平均寿命80歳の時代の80歳の能力は平均寿命が50歳の時代の50歳に相当するというのだ。ゴムバンドに印を付けておき、寿命が長くなるということはひっぱったことになるというわけだ。昔の二十歳は立派な大人だったが、現在ではまだ子供というものだ。
個人差があるのは認めるが、明らかに定年の年でも仕事ができる人がいるからね。ま、管理者とちがって、そういう人は、だれかが引っ張ってあらたな職につかせて仕事させることになるんだろうな。

It's alright, I say It's OK. Listen to what I say.