仮定の話

(2019.2.9 加筆しました)
〜と仮定すると、仮の話…という語句で始まる議論は普通にあります。この場合、仮定するのは”現実にあり得ること”で荒唐無稽な仮定は議論の意味をなしません。Aだったら、αという結果になるだろうし、Bだったらαではなくβという結果になるだろうというような議論は実験を計画するのに必須の仮定なわけです。ありえない仮定・仮説を設けても、何の役にもたちません。太陽が西から昇るようになったら、時計の回転方向は現在のママでいいか?なんて議論は、遊びではいいけど、現実にはありえないので科学的な議論をする意味はありません。
ところが、「分化細胞が…」では、なにやら意味の無い仮定で議論している妄想女医がいます。
学とみ子曰く:「酸浴しない脾細胞を胚盤胞に入れても、キメラができたと仮定します。この仮定をすると、論文発表時の、若山氏、小保方氏らご自身の考えは間違っていたことがわかります。
何を言いたいのでしょうか?仮定がありえないですな。体細胞を胚盤胞に入れたらキメラができるという仮定はこれまでの発生学を全く無視しています。初期化を証明する実験なのに、この仮定だとキメラ作成は細胞の初期化の証明に使えないことになります。それは置いておいたとして、若山氏、小保方氏のどのような考えが間違っていたのがわかるのだろうか?意味不明ですね。

[ 追記 ] 2019.2.9
2019/2/8(金) 午後 8:43 学とみ子
2019/2/8(金) 午後 8:51 学とみ子
を見るとこのブログを読んだようです。そして「 なぜ、学とみ子がこの文章を書いたのかは理解できないようです。そして、コメンテイターのだれからも指摘がない。」のだそうです。理解できないのは読んでいる方が悪いとのことのようです。この学とみ子の記事から「ネガティーブコントロール実験を実施しなかった」ことだと誰が読み取るでしょうか?信じられない発言ですな。これがコミュニケーション能力があると自称する方の発言でしょうか。
若山氏がネガティブ・コントロール実験を行わなかったことが、実験の誤った解釈をもたらした可能性があり、したがって「 小保方捏造疑い一色で終わらせた理研判断に、一般社会から抗議が起きるのです。」という論理のようです。間違っていますね。不十分な実験結果で誤った結論になったのがSTAP事件ではないのです。主張に合わせたデータを作成し共著者をひいては同業者や一般人を騙したことが批判されているのです。

2019/2/5(火) 午後 4:36学とみ子:「仮の話ですが、小保方氏が [私は実験をしていないので、データは出せません]と言ってしまったら、桂報告書で、データ提出が無いとしてスルーした部分がぶっ飛びますね。」だそうで、何を考えているのでしょうかね。小保方が自分の実験ではないとしたら、誰が実施した実験なのか、桂委員会は当然追求し名前の上がった方から事情聴取しますよね。そのようなことがなかったわけで、こんな仮定を設けること自体意味がないわけで、何故こんなことを言い出すのでしょうか?桂委員会で小保方がraw data の提示、実験ノートの提示がないから(当時の理研の規則では)不問にしたことをどうしたいんでしょ?よくわからないですな。
前の記事の一部をこちらにもってきて改変しました。2019.2.7)