普通、「セキュリティと利便性はトレードオフ」と言われる。セキュリティを確保するためにユーザはパスワードを毎月変更しなければいけない、同じパスワードを使いまわしていけない… などとすると、ユーザは文句たらたらになるのが普通だ。
そこで、セキュリティがしっかり確保されないと、個人も、所属組織も、破られた時の被害が甚大なものから、ま、そこそこ確保できていればいいと、守る対象のセキュリティのレベルを定めておくという方針もあるけど、ユーザにとっては同じで、パスワードがたくさんあっては使えないのだ。
こっちの場合は、セキュリテイとトレードオフなのは、景観なんだそうだ。
このキャンパスを作った時、きれいな参道を作ったわけだ。ところが、学生が無届で車で通学してくるので、駐車場の管理ができないなどの問題がでてきて、写真の用にゲートを作成したのだ。このゲートは、利用する教職員にとって、利便性が悪いが許容できることだと思う。誰かが文句を言っているのを聞いたことがない(もっとも、皆、文句いわないからな)。
折角、綺麗な参道というか表門への通路を作成したので、このようなゲートでは見てくれが悪いということになり、このゲートは来年度から撤去されることになった。
部外者を排除するのにものすごく有効だというわけではないけど、それなりに抑制効果があると思うのだが。学外者による盗難がないわけではないのだが、このゲートを取り除くと防犯上さらにルーズになるんじゃないの?
「雑感」カテゴリーアーカイブ
桜
雪だ
今日はこっちの大学の勤務日で、前日の天気予報が「雪だ!雪だ!」というので、朝起きたとき心配だったのだが、雨だった。だから出勤には何の問題もなかった。
ところが、あっちの大学は雪で、休講になってしまったようだ。別の用件のメールで夕方になってわかったのだ。教員には休講だという連絡がないのね。学生にはメールで連絡があったらしい。教職員はWebページに掲載されているのを見るしかないのか。
つーことは、あっちの大学の近辺は明日の朝は道路がこちこちに凍っているんかな。まじーな。でも行かないといけないし。
朝一をやめたほうがいいのかも。
戒名
お布施の目安早見表というページがあって、お通夜、葬儀・告別式にお寺の僧侶を呼んだ場合に、供養をしてもらった御礼としてお布施を渡すのだが、その額は東京近郊のお布施:およそ20万円~35万円、 大阪近郊のお布施:およそ20万円前後らしい。
その他にも戒名を作ってもらうのにも料金がかかる。全国相場は小さなお葬式のページによると、30万円から100万円らしい。これを戒名授与サービス「てらくる」では2万円から20万円、お坊さん.jpでは2万円から15万円とディスカウントしている。
ネットで戒名を授けるサービスなんて、そもそも、経費がかからないんだから、安くて当然だ。菩提寺で戒名をつけてもらうのがなぜこんなにも高いのかを考えてみる。
日本の年間死亡者数は、平成 26 年(2014) 人口動態統計によると 平成26年の推計死亡数 1269000人(127万人)だ。一方、全国の寺院の数は、総務省統計局の26-22 宗教 A 宗教団体数,教師数及び信者数によると75,922 (7万6千)寺だ。死亡者全員がお寺に世話になるわけではない。信者数でみると約半分がBuddhismとなっている。つまり年間死者60万人が7万6千のお寺に世話になるということだ。お寺一軒で年間8名だ。お寺を維持する経費からいって1案件につき葬儀のお布施で20万円、戒名で50万円だとしても年間560万円しか収入がない。つーわけで、田舎の小さなお寺では、所縁があろうとなかろうと、葬儀を受け持たないとやっていけないのだ。お盆のとき、20軒以上の檀家をまわって、御経をあげるたびに5万円くらいもらわないとやっていけないのだ。自分の菩提寺を維持しなければならないとしたら、家族がなくなったら、お寺に100万円程度をお寺にわたすことになるのはしょうがないのだ。生命保険にはいっておきましょうね。葬儀にかかる経費は、葬儀屋に支払うだけではないのだ。
戒名には基本的な規則があるので、適当に作れる。ちなみに 戒名無料作成サービスというページがあって、安倍晋三 と入力すると 巨幸院鎗莉鋼力居士 なんていうデタラメができてくる。単純な規則に、怪しげな文字をランダムに割り当てるとこうなる。怪しげな文字でないものをランダムにわりあてたらまともになるのでは?
お寺に世話にならないけど、仏壇があって位牌に戒名を書いておいておくだけだったら3万円の戒名代でいいでしょ。
吾輩は猫である
一研究者・教育者の意見というブログがあって、ブログ主はどこかの大学の研究室を主催する教授クラスの方のようで、例えば研究費の配分などで良い意見を吐くことがある。このブログを立ち上げたのはSTAP細胞事件がきっかけで、小保方擁護派でも批判派でもないと自称しつつ、擁護に傾き、上から目線の意見を出すのだ。管理者は小保方さんの最初の記者会見で魅了されてしまったジジイ群の一人と思っている。このブログのコメント欄に、在米ポスドクと称する方がしばしば訪れて、管理者からみると、適切な意見を述べている人の一人だ。というか、コメント欄に投稿している中で、最もまともな意見を述べている方と思っている。
この方が、なんと、この書きなぐりブログを見つけてコメントしてくれた。管理者の計算ミスを指摘してくれたのだ。そのあとのコメントに「コロンバスと云う名は日本語で何と云いますかと聞かれて三日三晩かかって答を工夫する」クシャミ先生を思い出すとあったのだ。なんか、博識の方ですな。吾輩は猫であるを最後に読んだのはいつかな?こんなフレイズがあったことなんか覚えていないな。
アバタの偏屈な胃が弱いノイローゼか。アバタはない。時代がちがうから天然痘に感染したことはない。偏屈…あるかも。胃潰瘍の経験があるから胃が弱いも当たっている。ノイローゼ…最近はこの言葉をつかわないけど、ま、これは違うようだ。のーてんき だからね。
ドア ノブ 暗証番号 キーボックス その2
ドアノブに暗証番号で開くキーボックスをぶら下げたことは以前書いた。その最後に、誰かが真似しやがったと書いた。
この真似た奴がドジで、要するにドアノブを他の建物のものと交換したわけだが、交換先に選んだドアは両開きの部屋のものだったのだ。だから廊下に2つ、室内に2つのドアノブがあるところだったのだ。管理人は、トイレの一つしかないドアのノブと交換したのだ。交換は2つのドアノブなのだ。だから交換先の4つのどれか2つが交換されるわけで、廊下から見て左右のノブの形が違う、室内外で違うとなると、ばれやすい。この部屋は通常両開きのドアの片側しか開けない。したがって片側は使わないので、ドアノブを交換せず、穴が空いたまま放置したのだ。あほか….
夜中、警備員が巡回してドアノブが無いのに気がついた。警備員は外注なので、大学内部の事情なんか関係ないから、忠実に上司に報告、上司から事務のエライさんのところに報告…. ということになってしまって、怒られたのだ。始末書まではいかなかったようだ。おかげで、管理者が関わったところも、現状復帰となってしまった。
ノブを交換した理由は、ノブがパイプを曲げたようになっているので、リングで引っ掛ける鍵箱をぶら下げると、柄のほうに抜けてしまうのだ。だから、なにか抜けないような方法が必要だったのだ。別の建物のドアは、パイプを曲げたものではなく、手で握る部分が太くなって、鍵箱をぶら下げても抜けないのだ。
パイプをL字形に曲げたものだから、鍵箱のU字形のぶら下げる部分は内径が大きいので通りぬけちゃう。なにかストッパーをつけないといけないのだが、パイプに傷を付けず、現状回復可能にしなければいけない。ホームセンターでパイプの外径とほとんど同じ穴の開いた平ワッシャを見つけた。ただの平ワッシャだと厚さがないのでパイプのL字部分を通り抜けてしまう。厚さがあればつっかえる。
そこで、2枚のワッシャをスペーサを噛ませてネジで止めし、厚さを作ってストッパーとしたのだ。
厚さが厚いほど、通り抜けにくいので、いいわけだが、そうするとこのストッパーとドアの間に隙間がなくなり鍵箱をぶら下げることができない。厚さをナットとスプリングワッシャを使って調節したのだ。抜けなくて、鍵箱のU字部分がドアとの間にはいる余地があるように調節したのだ。ちと面倒だった。微妙にパイプの太さ、曲げ具合が異なり、テストしたドアではOKだが、該当するドアの取っ手では上手くいかないとかになったのだ。
これで、完成。わかるかな。ドアノブがパイプをまげたもので、回転軸になる部分に、このワッシャで組み立てたストッパーがあって、ドアとの間に鍵箱がぶらさがっている。
現状復帰は、ドアノブを回転軸に停めてあるネジを緩めて、ノブをひきぬき、ストッパーを取り除けばいいのだ。ドアノブを留めてあるネジはこの鍵箱の取り付けU字フックの影になっていて、この鍵箱を取り除かないかぎり、このネジにアクセスできないのだ。ワッシャを組み立てた皿ネジの頭は内側になっているから、このワッシャを組み合わせたストッパーを外から分解できない。
真似した奴は、現状復帰したあと、ストッパーにガス管を止める金具(ホースバンド)
で代用していた。ネジの部分がストッパーになっているわけだ。これはドライバー本で取れちゃうからまずい。
カーソル(ポインタ)が行方不明
Macでマウスを左右に激しく振ると、カーソルが大きくなる。知ってた?
いつのバージョンからだろうか?
システム環境設定 → アクセシビリティ で以下にチェックする。デフォルトでチェックされているはず。
マウスを激しくシェイクすると、下のようなイメージでカーソルが大きくなる。
カーソルが行方不明になるときがあって、便利だ。
[ 追記 ] 2015.11.12 El Capitan からのようだ。
ちなみにWin7 の場合は、コントロールパネル → マウス ポインターオプション Ctrlキーを押すとポインターの位置を表示する(S) にチェックを入れ、適用ボタンをクリックする。
上図のように、コントロールキーを押して離すとカーソル(ポインタ)のあるところで同心円が表示される。デフォルトでは OffになっているからOn にしておいて問題はないだろう。
どっちがいいかというと、Macの方だな。カーソルがなくなっちゃうと、ついマウスを動かすでしょ?]]>
ドア ノブ 暗証番号 キーボックス
ドア ノブに暗証番号で開くキーボックスをぶら下げ、鍵を保管しておくというのは見たことがあるだろう。合鍵を作らず、暗証番号でコントロールするのだ。
鍵がディンプルとか複雑になっていて、鍵屋で合鍵ができない場合とかに使う。これを使いたいという教員がでてきた。オフィスを特定の学生だけに、国試対策の勉強のために開放したいからである。シリンダー錠の合鍵を作って学生に貸すわけにいかない。学生は返却しないで卒業しちゃったりするからだ。紛失するかもしれない。シリンダーを交換するのはカネがかかる。そこでこの鍵箱を購入したわけね。上の写真のような箱をドアノブにぶら下げるわけだ
取り付けは鍵の箱についているU字型の部分を箱を開けて開き、軸にからませて箱を閉じる。軸にそれなりの出っ張りとかがあると、箱を開けない限り取れなくなるという代物だ。しかし、問題の部屋のドアのノブは;
このようにパイプを曲げたようになっていて、この鍵の箱がするりと抜け取ることができちゃうのだ。問題の部屋の建物のドアは全てこのパイプ型なのだ。抜き取っちゃうと4桁の番号だから、30分もあれば、あらゆる組み合わせで試すことができちゃうのだ。そこで、管理者が相談を受けたわけだ。
隣の建物のドアはこの写真にあるように、回転軸にレバーがついているような形で、鍵の箱を取ることができない。そこで、隣の建物のトイレのドアノブと交換してあげたのだ。これで問題ない。ただ、建物の部品を交換しちゃったわけで、何の機能的障害はないし、トイレのドアだし、誰も気がつくわけがないからいいと思うところだが、建物管理部門の人に一応連絡しておいた。ま、こんなことにいちいち許可証なんか出したって意味が無いから、「わかったよ」でおしまい。
こういうことやるのは管理者だけだよな。
そしたら、翌日、ほかの2部屋が同じようにノブが変換され、鍵箱がぶら下がっているのだ。部屋主は自分でできるわけがない。誰が、真似してやったんだろ?
(続く)
がんもどき
慶応大医学部講師・近藤誠の
・がんは発見時に転移が潜む「本物」と、転移しない「がんもどき」に二分類される
・「本物」は手術でも抗がん剤でも治らない。「もどき」は治療が不要。よって、無症状なら治療はしなくてよい
はあんまりだ。池田清彦早大教授のような「がんは放置するのが一番いい」なんていう同調者もいるけどね。
なかには、放置して治癒した人もいるだろうけど、放置が良かったという証拠がない。普通は、癌の前駆体になるような細胞が誤ってできているのだが、免疫システムがこれを排除しているのだろう。その定量的な表現はできないだろうけどね。癌と診断される前に排除されちゃっているわけだ。中には癌と診断されて放置して治った人がいるかもしれないが、きわめて例外的だと判断するのが常識的だろう。
作詞家で直木賞作家のなかにし礼氏(76)が抗がん剤治療で完治したとのニュースがあった。これも稀有の例かもしれないが、抗癌剤で延命効果があるのは間違いない事実だ。
近藤誠はなかにし礼氏の結果となんというんだろうな?うっちゃっておいて、金の箸でこすって治ると信じて死んだ芸能人もいたよね。延命効果が期待できたのに、うっちゃって、早死するのがいいことなんだろうか?
抗癌剤治療でつらい目にあって、挙げ句の果てに、延命効果がなかったのをみたら、そりゃ放置して、苦痛なく好きなことをさせてあげたかったと思うよね。どうしても、自分の経験した1例が、大きな影響を与えるわけだ。その例が、他の人に当てはまるかどうかは、わからないのにだ。だから、定量的な結果が必要なわけで、近藤誠の主張にはそのような定量的な証拠がない。
ジジイがスポーツカーに乗ってどこが悪い!!
大学の駐車場は専任教員用がまとまっている。そもそも大学の規模が小さいから駐車場も小さく、番号で指定されているから、駐車してある車は誰のか、明示しなくたって判明してしまう。特にジジイである管理者のプリウスαは赤いので、他に赤いのがないから目立つ。なおかつ、朝一で駐車してあって、最後まで居ることが多いから、さらに目立つ。管理者がいつ大学に来ていつ帰るか丸見えだ。
昨日の記事のように、一時的に黒いスポーツカーの車で登校したわけだ。午前中は1限目から国試対策の講義だから、教員のだれとも会わない。講義のない教員は9時にはいないのだ。2限目が終わって、昼食時になって、学部長に廊下であったら、「みんなの話題になっているよ。スポーツカー買ったの?」。昼食を学食で終えてラウンジにきたら副学長(ちなみに彼の駐車場所は管理者の隣だ)が「悪ガキならぬチョイ悪ジジイになったの?」。午後に学科の教員会議があり、小さな学科なので全教員がきても十数名なのだが、最初の話題が、「なんでスポーツカー?」。
管理者は朝早く、掃除のおばちゃんも朝が早い。だから管理者の車は赤い車だというのが掃除のおばちゃん達にも知れ渡っている。今朝も、国試対策の補講の続きで、朝一番に登校したのだが、その時会った掃除のおばちゃんの一人が、「車変えたの?」。ほかの学科の先生と廊下で会ったら「すっごい。今度はスポーツカーなのね?」。
なんてこった。管理者は駐車場の両隣が誰の駐車場か、とあと2,3人の車しか知らないぞ。