結論に飛びつく

Jumping to Conclusions: When People Decide Based on Insufficient Information
「結論に飛びつく:人々が不十分な情報をもとに決定するとき」
Itamar Shatz氏のブログEffectiviology の記事です。序は:

不十分な情報に基づいて、人々が時期尚早に結論にジャンプする現象はしばしばある。多くの代替説明があったとしても、彼らが話している間彼らに微笑んでいないという理由だけで、彼らは怒っていると結論することがある。

です。
この記事の途中をはしょりますが、このような早とちりの結論をくださない方法は;

1)ゆっくりしなさい。当初の直感が真実であるとするのではなく、状況を考え直しなさい。
2)有効な結論に達する情報と、そのような情報をどうやったら得られるか考えなさい。
3)当初の仮説を立てる前にできるだけ多くの情報を集めなさい。
4)競合するそれらしい仮説を複数考え出しなさい。
5)あまりにも早く単一の仮説に心を寄せるのはやめなさい。
6)あなたの行った理由付けを正当化することを積極的に試み、理由付けの可能性のある欠陥を探しなさい。
7)あなたの推論のもとになった観察を再度考察しなさい。
8)あなたの挙げた根拠を再考し、それらの根拠がゆるぎないことを確認しなさい。
9)結論を出したのが早すぎたのではないかと再度考えなさい。
10)あなたの選択した仮説が、利用可能な証拠に基づいた最も意味のあるものであるか再度考えなさい。
11)あなた、あるいは知人が同じような状況で結論に飛びついたことがあったのではないかと考えなさい。

である。学とみ子には「パートナーさんや、学とみ子には、その場で瞬時に感じ取れる真実があります。」などというバカにされるようなことを言うこと無しに、読んでほしい記事ですな。記者会見の印象操作にまんまとだまされたことを自覚するためにも是非読んでみてください。
日本語の要約は
人はなぜ「非論理的な結論に飛びついてしまう」のか?
にあります。
認知能力が高い人や分析的思考を行う人は陰謀論や超常現象を信じにくい」という記事もありますな。理研内部のSTAP派や胚の遺伝子異常感知能力など妄想で作り上げて陰謀やオカルトを唱えるのは認知能力に欠陥があるんでしょうね。