「料理」カテゴリーアーカイブ

本日のランチ


ローストビーフ・サンドイッチです。正方形の切り口の食パンに、マーガリンを塗って、ルッコラを散らし、ローストビーフを乗せ、ソース(バルサミコ酢、赤ワイン、はちみつ、醤油、おろしニンニク、バター、少々の小麦を煮詰めた)をかけたのが写真です。ルッコラをさらに散らし、もう一枚の食パンをのせ、半分にカットしました。

今日のランチ

本日のランチは自家製スモークサーモン・サンドイッチでございます。クリームチーズをパンにぬって、トマト・スライスに自家製スモーク・サーモンをのせ、あらびき胡椒を振りました。
オープンサンドでもよかったかもね。

定例女子会

6月に入り、女子会がしばらく開催されていないのはけしからんという女王様(複数)の仰せで開催することになりました。計画したのはいいのですが、その女王様の一人は急用で参加できなくなり、宴たけなわのときの電話だけの参加となってしまいました。しかしもう一人の女王様もいるわけで、管理人の負担は何も変わらないのであります。女子4名+管理人というメンバーでした。
5月27日に新天皇がトランプ大統領を迎えて宮中晩さん会が催されました。新聞によるとメニューは
⦿人参などの入ったコンソメスープ
⦿ヒラメのムニエル
⦿牛ステーキ
⦿トマトやレタスの入ったサラダ
⦿アイスクリーム(富士山型)
⦿果物(メロンなど)
ということのようでした。そこで(なにが そこで か、わかりませんが)これを模してみました。
前菜は新聞のメニューになかったのですが、ちと寂しいので作ってみました。:ホウボウのあらから取っただしにゼライスを加え、小エビ、枝豆、ホウボウの身のフレークと木の芽の煮こごり、きゅうりもみと豚舌の燻製スライスのすし酢和え、自家製スモーク・サーモン(あらみじん切り)とクリームチーズ(ほたて貝柱と玉ねぎのあらみじん切りを混ぜる)を重ね、ケッパーをのせレモン汁をかけました。

ヒラメのムニエル:ヒラメに塩コショウして小麦粉を振り、オリーブ油とバターで焼きました。アスパラガスとミニトマトを添えました。写真は食べかけですんません。

コンソメスープ:本格的なコンソメスープは大変なので、人参、じゃがいも、玉ねぎを5 mm角にきり、同じ位の大きさに切ったベーコンをフライパンで炒って油をキッチンペーパーで吸い取ったものを、市販のコンソメスープの素と水で炊きました。

ステーキ:赤身の牛ももを塩コショウして焼きました。ソースとして別小鍋で醤油、みりん、おろし生姜、はちみつ、バターを煮詰めて用意しました。冷凍じゃがいものフレンチフライを沿えました。

サラダ:レタス、赤・黄ピーマン、ミニトマト、かいわれ大根の芽、クルトン、粉チーズに胡椒とレモン汁とオリーブ油

アイスクリームとメロン:富士山型のアイスクリームは柔らかくして型をつくり再度冷やすということになりそうなので、止めて、抹茶アイスにメロンの角切りを添えました。
管理人の分のアイスが、写真を取るまでに溶けてきちゃったのは、管理人が獅子奮迅で働いていた証拠です。

皆様ご満足で閉会となりました。女王様が一人欠けたのにもかかわらず、残されたのは管理人の疲労だけという、いつもの女子会なのでした。

3月の女子会

ちと間隔があきましたけど、恒例女子会です。今回は何故かシェフを除く1名の男子が紛れ込んでいました。
前菜

鶏つくね、アボカドとマグロ、わさびマヨネーズ添え、自家製スモークサーモンとカマンベールとゆがいたそら豆
刺し身盛り合わせ

キンメ 炙りキンメ、ハマチ、ホッキ貝
牛肉のカルパッチョ

見えてないけど うどスライス の上にスライスした牛肉赤身(トウガラシ)とミントを散らしました。どうしても牛肉をあぶれというので、スライスした牛肉を炙ったものもあります。レモンジュース、オリーブ油、黒胡椒をかけます。
サラダ

たいていサラダは残っちゃうので少量しか作りませんでした。シーザーサラダ。レタス、トマト、黄色ピーマン、クルトン、粉チーズ、胡椒、レモンジュース、オリーブ油
黒酢豚

肩ロースの塊 700 g をネギの青い部分としょうがスライスとともに圧力鍋で20分。片栗粉と卵白を混ぜドロドロにしたのを塗りたくり、中華鍋で油をかけながら表面をカラッと揚げる。別鍋で黒酢、砂糖、紹興酒に片栗粉を混ぜて加熱してソースとして揚げた肉の塊にまとわせる。塊のまま提供するほうが迫力がある。スライスして召し上がっていただく。
ちらし寿司

干ししいたけ、かんぴょうを水にもどしてから、戻し汁とともに醤油、砂糖、だしの素で水分がなくなるまで炊く。それぞれスライあるいは 1 cm程度に切る、皮をむいたれんこんをスライスし酢水にとり、酢を入れたお湯で湯がき、水、酢、砂糖、塩のつけ汁に浸す。適当に1/4くらいに切っておく。しぃたけ、かんぴょう、れんこんをすし飯に混ぜ、錦糸卵、ゆがいた小エビ、桜でんぶ、昆布締めタイ刺し身、いくら、のり、湯がいた絹さやをトッピングする。
お吸い物

刺し身に盛り付けたキンメを回収して出しを取る。溶き卵をお湯に注いですぐに巻きすにとり、カニカマを中心に巻く。これを切ったものと、湯がいた菜の花、黄色いきもぎたけをお椀に入れ、だしに醤油を加えて熱くしたものを注ぐ。
いちごとネーブルのデザートとコーヒーでごさいます。
ビール、赤ワイン、お茶、飲み放題。
というわけで、わいわい飲み食いして、シェフだけがくたびれ果てるといういつものパターンでしたよ。
余ったちらし寿司は女王様の一人が、肉の塊は男子がそれぞれお持ち帰りでした。

新年会

さて昨日2日は恒例になりつつある親戚が拙宅に集まる新年会でした。今年は11名でした。定員8名のリビング・ダイニングに、ま、なんとか収まりました。
刺身盛り合わせ:マグロ、サーモン、炙りタイ、タイ、ホッキ貝、ブリ。2皿用意しました。

ヒラメ薄造り 2皿用意しました。1皿は5枚おろしの1枚分。

ふぐ刺し身 4皿。さる親戚から提供されました。

この小さな1皿3,000円位。4枚、差し入れだ。ヒラメの薄造りは1皿1,000円相当だからふぐが高価なのがよく分かる。豪華なお年賀ですな。
ローストビーフ 2皿。

昨日作ったもの。塊の2/3位をスライスして提供したのだが、全部食べられてしまった。さらに食べるかと聞いたら、答えがない。どうやら残りを狙っているらしい。解散時、余った塊は当然のように勝手に冷蔵庫を開けて持って返ったやつがいる。早いもの勝ちだったようだ。勿論、明日以降でも食べることができるのだが管理人の手元には残らない。とほほ。
煮物

昨日作った普通の煮物。里芋、人参、戻した干ししいたけ、たけのこ、こんにゃく、鳥腿肉、絹さや。醤油とみりんとだしで全部まとめて炊けばいい。砂糖をちと入れたのだが、入れないほうがいいな。
市販のおせち(匠本舗 珠天箱) 早期割引で17,500円

広告の写真は立派だけど、やはり高い。当然、塩味がきつめ、食べきれないので品数を少なくして自分で作った方が当然安上がりになるけどね。結局半分以上余って、参加者に持って返ってもらった。管理者は食べきれないからね。
赤い悪魔豚肉編 (写真撮りそこねた)10人前程度。
豚肩ロース・ブロック 800 g 3×3 cm くらいに切る、玉ねぎ2ケ スライスにする、にんにく4片 スライスにする、マッシュルーム 2パック位 スライスにする、赤唐辛子 ホールのまま 11本、水煮トマト缶詰 2ケ、エールビール330 ml 2本、オリーブ油、バター 60 g、塩、胡椒、ローリエの葉 3枚、パセリ みじん切り
(1)豚肉をオリーブ油とバター30 g で表面のみフライパンで炒め、鍋に移す。
(2)にんにくと玉ねぎを同じフライパンにオリーブ油を加えて炒め、透明になったら鍋に移す。
(3)トマト水煮のシノア(ステンレスの網でいい)で種があるからこれを除く意味で濾して鍋に入れる。
(4)エールビール(ベルギー産でなくてもいい)2本(330 ml)を残ったトマトをシノアから洗うようにして鍋に入れる。
(5)ローリエの葉を入れ、グツグツ煮る。
(6)食べる直前にスライスマッシュルームと赤唐辛子ホールをオリーブ油とバター 30 gで炒め、鍋に加える。最初からマッシュルームを煮ると小さくなっちゃうからだ。合計30分も弱火で煮ればいいでしょ。
(5)提供するときパセリのみじん切りを散らす。赤唐辛子をホールのママ提供する。食べたい方は食べればいいけど、結局誰も食べなかったようだ。辛いぞという虚仮威(こけおど)しで実は唐辛子を噛まない限り辛くない。とろみをつけたかったら、豚肉に小麦粉をまぶしてから炒めればいい。
お代わりがでてきて人気だった。
なます(大根と人参の千切りだけど、大根の方を太くする。塩をしたとき縮み方が大きいから、同じ太さだと出来上がりが人参ばかりに見えちゃう。塩して、塩をざっと洗い、酢と砂糖液を加える)と数の子(前日から塩数の子の塩を抜いて、醤油を加えただしに漬け、鰹節を散らす)。 写真はない。
チーズケーキ 写真に取りそこねた。人数からいって1ケでは足りないので2ケ作ったわけだ。しかし2名の女性に切ってサーブしてもらったのだが、こいつ等は1ケを人数分に切り分け(必然的に極端に小さな物になった)残りの1つはこの二人が二等分して持ち帰った。なんてこった。お土産にした分の写真。

紙型でクッキングシートを挟んで紙型にチーズケーキが触れないようにしたのは正解だった。クッキングシートは簡単に取り除けチーズケーキの側面はきれいにできた。
豪勢な新年会でした。それぞれ、満足していただけたようです。洗い物を手伝っていだたき少し楽でしたが、つかれますな。もう、来年の約束をさせられたよ。

正月の準備

元旦になってから正月の準備てのもおかしいけど、2日に親戚がぞろぞろ来るので元旦に準備するしかないのだ。
1.4 kg のヒラメ 薄造りの予定 まな板が48 cmだから大きさがわかるでしょ。5枚におろすわけで1枚めを取り出したところ。


1.2 kg のローストビーフ 例によって肉の中心部にセンサー(熱電対)が先端にある針を刺して、200℃ 50分位にセットして肉の温度が、今回は43℃になったらオーブンから取り出した。肉の温度はその後上昇して60℃位になる。中はピンク色になっているはず。
Old fashioned baked cheese cake どういうわけか来客は女性が多い。リクエストなんだけど 16 cm 1ケだと足りないから2ケ焼くことになる。
クリームチーズ 200 g、サワークリーム 100 g、生クリーム 150 ml、グラニュー糖 60 g、卵2ケ、薄力粉 大さじ3,レモン汁 少々、レモンの皮をおろしたもの 少々、バニラエッセンス 少々 これが1ケ分。
フードプロセッサに順番は関係なくぶちこんで、見た目なめらかになったらおしまい。レシピを見ると混ぜる順番とか温度とかいろいろあるけど、面倒だから機械で混ぜちゃうのだ。
上記の量は1ケ分で、面倒だから2ケ分つまり倍量をフードプロセッサにいれたわけだ。オーバーフローだwww。
クラッカーを厚手のビニール袋にいれて、たたいて粉々にし、溶けたバター 30g を流し入れて、しっとりさせたら、型のそこにいれ、ラップを介して手で型底に平らに押し付ける。これに流し込み、170℃ で 45分。天板には水を張っておいて焼く。

型は金属製など2ケもないから、紙製のスーパーで売っているやつだ。これの内側にクッキング・シートを敷いた・、貼り付けたけど必要ないかも。紙型を壊して食べることになる。チーズケーキの側面がきれいになるかどうかの問題だけだからどうでもいい。40分焼いたら、アルミ箔をトップを置いて、てっぺんがこげないようにした。

見た目問題なさそ。冷えると凹むだろう。冷蔵庫にいれておいて明日食べるのだ。

11月の女子会

恒例女子会11月は昨日の10日(土)に開催されました。今回はいつもの2名の女王様と2名の遠方から来ていただいた方と近隣の1名の機織り女史の合計6名でした。
前菜は、左から戻り鰹の鰹節まぶし炙り、焼き鳥、カマンベールの自家製スモークサーモン巻イクラ乗せ でございます。
カツオは前日に醤油と味醂に漬けておいたものです。サクの表面に鰹節をまぶしフライパンで表面だけを焼きます。鰹節がうまい具合にまとわりつきます。スライスし、大葉の千切りと生姜の千切りを添えます。
焼き鳥は鶏腿肉と長ネギを串にさし、フライパンで焼き色を付け、醤油味醂で蒸し焼きにします。残ったタレに片栗粉を加えてとろみを付けると、たれをかけても隣に流れていかないのでいいでしょう。
カマンベールをスモークサーモンで巻けるくらいの大きさに切り、スモークサーモンで巻いて、イクラをトッピングします。超ミニ親子丼ですな。スモークサーモンは柿とスモークサーモンの記事の通りに、ノルウエー産のサーモンを使って作りました。チリ産より油が乗っていてぱさつくことはなく美味しくできました。
お造りは、ブリ、タイ、マグロ、甘エビと料理とは言えませんがご容赦を。

メインのお肉は、牛タンの赤ワイン煮カンボゾーラソースでございます。牛タンの塊を赤ワインで圧力鍋で炊きます。その後、鍋を変え、すりおろし玉ねぎ、すりおろしにんにく、水煮トマト、市販のデミグラスソースで炊きます。ゴルゴンゾーラと白ワインと生クリームと蜂蜜でゴルゴンゾーラソースを作るつもりでしたが、スーパーで売っていたブルーチーズはドイツ製のカンボゾーラでした。カンボゾーラはブルーチーズにカマンベールのような白カビで表面を覆っていました。知らないので、これを購入したのですが、外側が固くこれを白ワインで溶かすのが大変で、来客の女王様の一人がすり鉢で格闘したのですが、ある程度であきらめ、硬い表面はすてました。
野菜として煮物(牛肉、こんにゃく、人参、たけのこ、里芋、いんげん)をいただきました。女王様の持ち込みです。いんげんを湯がくのだけをシェフが行いました。女王様曰く、人参は面取りまでしたというご自慢の作であります。美味しかったです。
魚料理は、アイナメとイトヨリの煮付けでございます。普通にしょうがスライスと醤油と味醂と日本酒で炊きました。6名がてんで勝手にむしっていただきました。
イカスミスパゲッテイ、雲丹、イカ乗せが〆でございます。別の女王様がどっかの雑誌に掲載されていた写真をLINEで送りつけ、これを作れとおっしゃったわけです。女王様ですからしょうがないです。イカスミスパゲッティをAmazonから手に入れ、その雑誌の写真は雲丹とイカがトッピンされていますが、スパゲッティが浸っているソースの情報がありません。そこで卵の黄身と生クリームでつくりました。冷製スパゲッティです。イカ墨が入っているからと行ってスパゲッティそのものの味が違うかといわれてもわかりませんんでした。

デザートは女王様ご持参のなんとかという品種の皮ごと食べられるぶどうとコーヒーでごさいました。
例によって、シェフの頭の上を、何やら会話が飛び交っていましたが、酔っぱらいシェフには、その言葉がシェフを褒めているのかけなしているのかわからないという状況のもとに、無事、終了しました。シェフが口を挟む余地など、到底ありえません。ひたすら小さくなって飲むだけです。
前回のお持ち帰りに使ったタッパーウェアが返却されたのですが、すぐさま、牛タンと煮物の容器となりお持ち帰りになりました。

柿とスモークサーモン

CDATA[蕎麦を打つ・燻製を作るというのは料理ができる・趣味と思っている男性が必ずトライすることではないだろうか。
蕎麦だって、燻製だって、それぞれプロが作成した美味しいものがある。購入すれば、味自体は安定して、美味しいものが得られる。これがフランス料理のなんとかソースなんとか添えだと、誰も手を出さない。素人ができるわけがないというわけだが、蕎麦、燻製は、ひょっとして自分でも作れるのではないかという幻想の元にトライする男がいっぱいいるわけだ。なぜか女性は少ない。コストパファフォーマンスしか考えないからだろうか?
その例にもれない拙ブロク管理人なので、燻製にトライしてみた。温燻製は燻煙を作るための加熱が、対象の食物に加わってもいいから、それほど特別な装置は必要がない。中華鍋にアルミ箔を敷き、桜などの木片(チップ)を燃えないように加熱し、餅焼き用の網の上にのせ、蓋をするだけでできる。プロセスチーズの燻製なんかこれでいい。容易にそこそこの燻製チーズができる。
スモークサーモンは違う。冷燻とかいって、温度を上げてはいけないのだ。サーモンはあくまで冷たく加熱されていてはいけないのだ。でもこれを作りたい。
というわけで、おもちゃだと思えるハンディスモーカー FUMO を手に入れた。Amazonで見ると原理的におなじようなお手軽燻製器が種々ある。一番安いので。prime で送料なし、翌日配送がいいね。
本格的に作るには、ソミュール液を作り一晩浸して、塩出し、乾燥、燻煙…なんて手間暇と時間がかかるようだけど、この玩具のような物でイージーに作ることにした。
サーモンはノルウエー産は高い。チリ産のほうが安い。価格通りノルウエー産のほうが美味しい。今回は、最初なのでチリ産を。

重量の1割の塩と、ハーブ(乾燥したタイムとローズマリーとローレルの葉っぱをグラインダーで粉にして)を混ぜて表面にふりかけ、キッチンペーパー二枚で包んで冷蔵庫に一晩。

表面の塩を流水でざっと洗い流して、キッチンペーパで表面の水を取り除く。表面に水があると、燻煙の付き方がムラになる。
大きめの金属ボールに餅焼き用の円盤状の網を入れ、その上にこのサーモンと茹で蛸とソーセージを起き、ラップで覆う。この覆いは透明でないと中の様子がわからないから、アルミフォイルとか透明でない鍋蓋は使わない方がいい。マニュアル通りに、ファンを回すための電池(単三2ケ)を入れて、チューブの先端をボール容器に突っ込み、ラップで覆い、桜のチップをつまんでポット状の底が網の部分に入れる。マニュアルだとチャッカマンあるいは100円ライターの様なものでこのチップに火をつけるようになっているけど、なかなかうまくついてくれない。

だから、トーチを使った。最小の炎にして着火した。ポットやその周囲は亜鉛合金で、炎が当たっても短時間だったら問題ない。少しのチップに火がついたら、ファンの電源を入れる。ファンが空気を吸い込むのでチップが赤熱し、すぐさま煙がチューブの先から出てくる。

中身が見えないくらいに容器の中に煙が広まったら、ファンのスイッチを切る。ほんの10秒程度だ。あとは放置して、容器内の煙がなくなるのを待つ。色付きが少ないと思ったらさらに、2,3回、チップを加えて煙を出せばいい。チップは一回で燃え尽きる量しかポットに入らない。ボール内の温度は、外気温が15度位だったが、煙が入っても大して変化しない。冷燻は冬しかできわけだ。

3回燻煙したらこんな風になりました。
このスモークしたサーモンをスライスして、旬の柿があったので包んでみました。オードブルとするわけですな。スモークサーモンに塩味があるので、よくある生ハムとメロンの組み合わせのように、夕食に一杯というときにぴったしです。表面に残ったローズマリー等の香りもあって美味しくできました。

チリ産サーモンのせいなのか、市販のスモークサーモンは油があるのに、ちと油気が少なく、少々ぱさついている。塩漬けにするのはソミュール液にしたほうがぱさつかないのかはわからない。ソミュール液を使うと塩抜きの時間がかかる。
サーモンが小さいので、今回は柿はぶつ切りだったのだが、厚めのスライスにして包むほうがいい。
燻煙てのは、発がん物質をふりかけているような雰囲気ですな。タバコと違い、毎日食べるわけじゃないからかまわないのだ。
終わったあとの、ラップは捨てるが、ボールやこの燻煙器のチューブ、ポットの部分は、台所レンジ用の油汚れを落とす洗剤(マジックリンなど)をふりかけて水洗いすれば、茶色の燻煙が簡単に水洗いできる。毎回、洗うべきですな。電池側にはシロッコ・ファンがあるのだが、ここも洗剤をふりかけて洗っちゃう。ファンの軸から内部に洗剤や水が入らないようにすばやくやれば問題ないでしょ。
チップは1回でほとんど燃え尽きるが、完全に冷えてから残った燃えカスを捨てないとまずい。そのまま洗剤をふりかけ水洗いすればいい。外にもれる燻煙は少ないけど、家の中だったら換気扇の直下でないと家中が燻煙臭くなるだろう。庭とかベランダで行うべきですね。夕食時にベランダに出るとカレーの匂いとかするわけで、それならこの燻煙が少し位出ても問題ないでしょ。干している洗濯物の直下でやりたい人はやればいい。後が楽しみだろう。
というわけで、この3千円の燻煙器はそれなりに使えますな。耐久性はわからないけど。