Li 証言

あらま、感想さんという方が若山研究室にいたLi さんという人とメールでインタビューしたことに成功し、証言を得たらしい。
問題のLi box が何故、小保方の冷凍庫にあったかという件だ。このインタビューによると、Li box は4つあり、3つが若山研究室に存在し、1つだけが小保方冷凍庫だという。Li 氏はいずれ若山研究室でこのサンプルを使った実験を行うつもりであったので、すべてが若山研究室が保存すべきものだったようだ。
つまりLi 氏は小保方が意味が無いのに使えると誤解して盗んだと主張している。これまで1箱だけということで議論がなされてきたのだが4つあったうちの1つということは意味が大きく異るのでは?DORAの残されたジャンク細胞説は成立しないようだ。
そして、このDORAのブログに木星こと上田(イラクサが別名だ)がコメントしていることとよく一致するな。

オヤビン、木星です。言われた通り、ブツを理研から引き出してきやしたぜ。リ氏の試料は若山氏が引越終わって「週末には冷凍庫の電気を消すから必要なものはそれまでに運び出すように」と言われて小保方さんが慌てて見に行ったら冷凍庫の自分の棚にリ氏のボックスがあり、残された(要らないもの)と判断したが、自分には捨てる権限がないので居候先の笹井研へ運び、自分の研究室が出来た時にそこへ残す訳にも行かず、そのまま運び込んだ、というのが真相のようです。
これは弁護士さんから直接聞きました。BJ社に記事を寄稿予定です。
それにしてもだらしない話ですね。こんな事で二年間も小保方さんは犯罪者扱いされた。継母に虐められ土牢に押し込められたお姫様みたいです。これに怒らずして正義を語るなかれ、ですね。
引っ越したら冷凍庫の電気落とすのだから残しものがウジャウジャある筈もなく、
FES1/2が残し忘れつうのももうダメですね。
2016/6/28(火) 午後 3:16 [ ira*u*a79 ]

つまり、もしこの木星の報告が本当なら、自分のサンプルではないので放置すればいいのに持ちだしたわけだ。DORAは放置されたサンプルが研究室の冷凍庫にいつまでも存続するのはよくあることで、いちいち前の持ち主に聞くことはないと言うが、そして、多分殆どの研究室では卒業生・転職者のサンプルなのでそうだろうけど、この場合は「引越し」なわけで、研究室のボスにお伺いをたてるのが当たり前だ。お伺いをたてず、4箱すべてを持ち出したのなら小保方の主張ー置き忘れを保管ーが裏付けられるかもしれないが、4つあるうちから1つの箱だけを持ちだしたのは何らかの意図があったにちがいない。多分、4箱残っていたのではなく、1箱ぬきだした後だったので3箱残っており、これらを研究室の誰かが山梨に持って行ったのではないだろうか。木星の報告の、小保方が保管したというのは正しいのだが、小保方が「好意的に捨ててはいけないかもしれないと保管した」というのはあたらないだろう。
このLi 氏のサンプルがSTAP捏造に使われた・使われなかったとは関係がないことだけどね。
[ 追記 ] 2016.8.1 勿論、4箱のうち3箱を山梨に持って行って1箱だけ誤って残されたという可能性はある。しかし、引っ越しのとき、まとめて4箱あったものを機械的に移動するのに1箱だけ残したたというのはありそうにない。4箱がバラバラに置かれていたら別だが、Li 氏の証言では中国への帰国時に確認したとのことだから、まとめておいてあったんだろうな。山梨への持ち運びは、若山氏自身が行ったのではなく、研究室の誰かだろう。その人はLi 氏のサンプルという認識はあったし必要と言われていたにちがいないが、その数については認識していなかったんだろう。
[ 追記 ] 2016.8.2
小保方擁護派の反応
DORAはこのKanso氏のLi氏とのメールを読んで、この証言の重大性を理解できていない。「MTAのリストにないのがおかしい」とかごちゃごちゃ言って、石川氏の提訴の不当さを挙げているが、そもそも「MAT」はいい加減なのを本人が認識しているはず。問題は4ケのうち1ケを小保方が持っているということなのだ。これが理解できていない。
一方、tea*r*akt2はこの問題を理解しているのだが、小保方を擁護するために、このような証言がでてきたことに困惑しているのが読み取れる。最後の「(もしかすると、それはLiさんにとっては不本意な事実関係になるのかもしれませんが・・・)」という記述に、なんとか小保方有利に働くような証言であってほしいということが、よく現れている。この人は事実をよく把握しているのだが、擁護するという立場から抜け出ることができず、常に結論を擁護の方にずらすのだ。
もはや論理的思考が不可能な木星の方は匿名という方が指摘しているのに対し、「37. 木星 2016年08月02日 00:51 忘れ物? じゃ、李さんが細胞盗まれて留学諦めたって。。。それ、成り立ちませんね。」と理解していないのでとぼけた反応で、匿名さんがさらに「39. 匿名 2016年08月02日 07:15 また、忘れ物ではないようですよ」と教えてあげているのに返事がない。別の擁護派のいつも何度でもさんは「42. いつも何度でも 2016年08月02日 08:48 唯でさえ慣れない日本語でしつこく色々聞かれたので、….精一杯の推測を話してその場から逃れたかった、かのよう。」と自説に不都合なことは理解しても、捻じ曲げて解釈している。
擁護派の意見はいつもこうなんだよね。都合の悪い事実や証言は、理解できない、理解しようとしない、理解しても捻じ曲げる、なんとか有利になるようにならないかと修飾するのだ。

「Li 証言」への10件のフィードバック

  1.  李博士は日本の警察に不信感を持たれたご様子ですが、李博士がおっしゃられている事実は状況証拠にはなるものの、犯罪の証明にはならないでしょうね。いずれにせよ、せっかく来日なされたのにこんな被害にあわせてしまうなんて、日本人として恥ずかしく思います。

  2. 情況証拠なのは間違いないですけど、「あの日」にあるような小保方の常にあえて曖昧にした言い分(管理者は嘘と思っています)と、LI 氏の証言を比較するとどっちが重いか、擁護派以外の人にはわかるでしょ。
    帰国してポジションがあったのは幸いでしたね。このまま、若山研究室にいたら研究が進まなかったでしょうね。

  3. 図書館に予約していた「あの日」の順番が来ました(半年待ち)。
    第一章研究者への夢 を読むだけで疲れました。結果を知ってから、理屈をつけているように受け取れた。いやな文章だ。
    例;応用科学に進学してから、ここへの進学理由をつけていると推察した。
    Li氏のことを心にとめて読みますが、ななめ読みになりそうだ。

  4. 2回も読む気はないのですが、家においてあります。
    友人の病気をきっかけに医療分野に進むかとおもいきや、ドロ処理の研究室への進学ですからね。正直に「医学部に行きたいけれど学力がなく、受験勉強もしたくない、でも大学に行きたいというので早稲田のAO入試を受けてみた」といえばいいのに。高校時代の成績は良かったなんて書くのなら、医学部は無理だとしても、裕福な家庭なので私立の薬学とか看護を希望すればこんなことにならなかったのでしょうね。STAPを正当化するためには高校時代の志望から一貫性がないといけないと思っているんでしょ。

  5. そうなんですよね。小保方氏が通学していた高校は、系列の大学に医学部があるし、小保方氏が言うほど成績が良かったのなら内部進学できたはずだし、看護短大(割りと最近4年制の看護学部になった。)もありましたから、早稲田大学応用科学科へ進学したというのが、なんとも整合性がないのですよね。
    それに、研究者を目指した動機が手記に書かれたとおりなら、STAP細胞発表会見で聞かれたとき、エジソンやキュリー夫人の伝記を読んでと答えていることがおかしいと思います。手記に書かれているような感動的な体験があれば、本を読んだ感動よりも、体験したことの方が強く記憶に残るものだし、聞かれた時とっさに思い浮かぶはのは、体験したエピソードだと思う訳です。だからどうしても、後から話を盛った感じが拭えません。

  6. 研究者を目指した動機って、いきなり尋ねられても私は答えられないです。野口英世みたいなはっきりしたストーリーを持っている人って少ないのではないかと思います。だから、動機の整合性について責めるのはちと酷かなと思います。まあ、友人の病気について語るなら、「はじめは化学系に進んだけれどどうしても友人の事が忘れられずに再生医療を目指す事にした」とか、誰もが納得できるような言い方をすればもっとよかったのに、とは思います。小説家への道も険しそうですね。
    動機についてですが、私の場合、キュリー夫人の伝記に大きな影響を受けていると思います。寒い日に蒲団の上に椅子を載せて寝ていた話とか、今でも覚えています。大学生の時に実際に試して椅子を壊しそうになったのは遠い思い出です。エジソンについては、新聞の売り子をしていた列車内で化学実験をしていて黄リンの瓶が床に落ちて出火し、駅長さんに引っぱたかれて難聴になった、というストーリーが衝撃的でしたが、どうやら史実ではないようですね。

  7. 私も高校生のときはこんな商売をするとは全く思ってもみませんでしたね。気がついたらこの道に、です。遡って正当化するような志望を見つけ出す・創りだすことはできないですね。
    高校のときの夢とは違っていたと正直に言えば整合性を問われないで済んだのに、無理して作るから、アッチで言ったことと違うなんて言われるんですよ。

  8. 私はメーカーに勤めましたが、多々後悔はあります。
    「あの日」をななめ読みかと思っていましたが、管理人さんの作成された年表(在米ポスドクさんのを加筆)を参照しながら読んでいると、見返すところが多々出てきて面白い。年表に気づいた事を追加しながら読み進めています。
    例:半年のアメリカ留学はバカンティ氏の協力でさらに半年のびている。
    年表参照は、O嬢の物語を読むにはおすすめです。

  9. 私が気になっているのは、個々のエピソードがどうのというよりも、彼女の言葉と行動にあまりにもギャップがあり過ぎることにすごい違和感があることです。他にも、手記では口腔粘膜の自家移植の実験で、手術を終えたラットを両掌でくるんで「どうぞ生きてください。」と祈る天使のような優しい彼女の姿が描かれているのですが、一方では、無造作にビニール袋に入れらて冷凍庫に突っ込まれていた冷凍赤ちゃんマウスが10匹も研究室に残されていたわけで、一体どうなっているの???
    な訳です。

  10. お嬢さんが、冷凍庫の電源を切ると言われて最後に残された試料を自分の冷凍庫に保管したと言うのは間違いないかしら?というのは、週刊新潮2015年2月25日号の記事(なぜかdaily shinchoに2016年8月1日再度アップされています。)若若山先生へ黒いメールには、若山研の内情詳しい関係者の証言として、こう書かれています。
    若山研の引っ越しのとき、お嬢さんは全く引っ越し作業を手伝うことはなかったことが書かれています。
    以下 引用。
    「引っ越しの最中、研究用冷凍庫の整理作業も進められていました。冷凍庫には、割り当てられたスペースごとに各自の使う試料が保管されており、だんだんと不要不急のものが増えてくる。それらについて若山先生は“いついつ迄に必要なものは確保するように。それ以降は処分します”と告知していました。もちろん、問題のES細胞についても、山梨大へ運ぶよう事前に指示が出ていたのです」
     にもかかわらず、あらぬ場所に置かれ続けていたわけである。別の事情通も、
    「作業を手伝っていない小保方さんが、自分の所持品と間違えてうっかり試料を持ち出してしまった可能性は考えられません」
     としながら、以下のように指摘するのだ。
    「それでも、運び出した“形跡”は窺えるのです。冷凍庫整理の期限日までには、彼女自身の試料も回収されていたからです。日中は片づけをする姿が目撃されていないので、あるいは夜中にこっそり移していたのかもしれません」
    どうもお嬢さんの主張とは食い違っているのですが。もっとも運び出したところを目撃したわけではないので窃盗の証拠にはなりはしませんけど。

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