普通、「セキュリティと利便性はトレードオフ」と言われる。セキュリティを確保するためにユーザはパスワードを毎月変更しなければいけない、同じパスワードを使いまわしていけない… などとすると、ユーザは文句たらたらになるのが普通だ。
そこで、セキュリティがしっかり確保されないと、個人も、所属組織も、破られた時の被害が甚大なものから、ま、そこそこ確保できていればいいと、守る対象のセキュリティのレベルを定めておくという方針もあるけど、ユーザにとっては同じで、パスワードがたくさんあっては使えないのだ。
こっちの場合は、セキュリテイとトレードオフなのは、景観なんだそうだ。
このキャンパスを作った時、きれいな参道を作ったわけだ。ところが、学生が無届で車で通学してくるので、駐車場の管理ができないなどの問題がでてきて、写真の用にゲートを作成したのだ。このゲートは、利用する教職員にとって、利便性が悪いが許容できることだと思う。誰かが文句を言っているのを聞いたことがない(もっとも、皆、文句いわないからな)。
折角、綺麗な参道というか表門への通路を作成したので、このようなゲートでは見てくれが悪いということになり、このゲートは来年度から撤去されることになった。
部外者を排除するのにものすごく有効だというわけではないけど、それなりに抑制効果があると思うのだが。学外者による盗難がないわけではないのだが、このゲートを取り除くと防犯上さらにルーズになるんじゃないの?