身近な統計

週末、こっちの大学は電源の定期検査で、このサーバのメインテナンスもできず時間を持て余した。調べてみたいことがあったので、ネットワーフィンしていて、面白いというか身につまされる統計を調べているブログにぶちあたった。データエッセイというブログだ。教育学を専攻して、あちこちに非常勤講師として働いている方らしい。
当然、教育に関係した統計を、いろんな公開資料から計算している。
大学偏差値と退学率なんてのが興味を引く。あっちの大学で、学科会議でいつも問題になるのは、退学学生が多いことである。実習先でしごかれて(しごかれているのはほんのわずかだと思うが)めげじゃって、もう卒業できない、卒業しても、目的の職業に就けないといって退学する学生の多いことだ。
大学の偏差値と関連があると指摘している。偏差値40未満は15%の学生が退学、40以上50未満は10%、50以上60未満は5%、60以上は3.5%だそうだ。実態を反映した数値だと思う。
もう一つ、これは管理者の年代のことだ。国立大学定年退職者の48.6%が私立大学に採用されているそうな。2009年度の数字だ。国立大学の教員の定年は、大学によって違うが、60〜65歳だ。団塊の世代というのは1947年生まれがピークなので、つまり現在の66歳だから、そのほとんどすべてが退職していている。2009年のとき、かれらは62歳だ。東大を始めとした国立大学でもトップレベルの大学は60〜63歳が定年だ。トップレベルの大学教員は私立大学や研究所への再就職率が高いだろう。この3月退職の65歳の教員は、すでに、トップ大学の1947年生まれに再就職先を占められていて再就職の競争率が高くなるのでは?。半分も再就職(非常勤ではなく)できないのではないか?

学園祭

あっちの大学の学園祭はhogehoge祭という。
初日は台風27号のため、雨でさんざんだったけど、2日目は盛況だったと思う。思うというのは土曜日しか参加しなかったからだ。
一通り、見て回ったけど、展示はいまいちだな。K学部の学生の展示でいちゃもんつけたりしてしまった。大人げない。学生に聞くと、水分の補給のメカニズムが分かってなかったので、教えてあげたりしちゃった。ただだ。
屋台を開催している学生に、色々聞いた。経費と予想売り上げは?何も見通しを立てていない。先輩から、経験を聞いてやればいいのに。ま、赤字になろうと、やってみるのが学園際だからな。もっとスマートにできるような学生じゃないからな。
大学の学園祭へのサポートは、教職員や来校者(父兄、卒業生)へ食券を配布し、受け取った学生が食券の分、現金をもらうとうことのようだ。
学園祭の前日と翌日は、それぞれ準備と後片付けで授業は実施されない。授業実施のない日は、学生が使えるパソコンが置いてある教室は閉鎖となる。学生からレポートを書く時間がないとクレームがきた。自宅にパソコンがないのかしらん。そんなことないだろ。総務省の24年度版の統計によると、インターネット普及率は79.1%。インターネットを使う端末は自宅パソコンが62.6%。単純に計算すると、50%の日本人は自宅でインターネットをパソコンを使って利用しているということになる。世帯主年齢別パソコン普及率(1012年)を見ると、学生の両親の年代である30〜59歳で83.4%だ。
自宅にパソコンがあって、家族が共通に使うというのはいいにしろ、最も利用頻度が高そうな大学生のf自宅にパソコンがないというのは嘘だ。やっぱり、皆とつるんでないと、レポートを書く事ができないのだ。
ま、クレームはクレームで、学園祭当日でない平日に大学でパソコンが使えないというのは、おかしいので、担当部署と交渉し、急遽、Open するようにした。学生にメーリスで連絡した。連絡したのが、学園祭前日の午前10時だったので、この日はOpenしたものの、利用者は少なかったようだ。翌日の月曜日(本日)はどうなるだろ?管理者は研究日で、こっちの大学に出勤しているのでわからない。同級生と打ち合わせないと、大学に出てこないから少ないかもね。
管理者の子供には、高校生のときからパソコンが将来必須になるということがわかっていたので、1台買い与えた。十数年年近く前のことになるな。当時、自分のパソコンを持っているという高校生はほとんどいなかっただろう。自宅にインターネット環境があるなんてのも、ほんの少しだったからな。大学や就職で有利になったと信じている。Macだったのでお絵描きもできたのだ。漫画ばっか描いていたようだけど。イラレやPhotoshopを使いこなしていて、大学生のときは、こっちが使い方を聞くようになった。年賀状を作らせたりした。研究会のポスター原稿を作らせたこともあったな。
今は、大学生だったら、自分の使えるノートを持っているというのが普通だと思うけど。学生が使うのはもっぱら携帯だけどね。まだ、携帯では文書作成は現実的でない。将来だって、画面が小さい限り、文書作成は画面の大きなパソコンになるに違いない。自宅のパソコンを、あるのだから、使えばいいのに。