mがこけた原因がRAMカードの接触不良と書いたが、それだけではなさそうだ。現在のm は全く同じモデルだが別のPower Mac G5である。こいつに元mike本体からメモリーカードを抜いて2GBで運用している。元m本体は1GBで、こいつのメモリーカードの接点を接点復活剤であらってから刺して立ち上げてある。この元m がフリーズした。ファンががんがん回っている。温度コントロールがちゃんと動作しているからか。
こいつは、何回も起動ーフリーズを繰り返した経歴があるわけなので、SMU (System Management Unit)をリセットしてみることにした。iMac のSMUリセットのページを見つけた。
- Turn off the computer by choosing Shut Down from the Apple menu, or by holding the power button until the computer turns off. ともかくシャットダウンしろ
- Unplug all cables from the computer, including the power cord. 電源ケーブルを抜け
- Wait 10 seconds. 15秒以上まて
- Plug in the power cord while simultaneously pressing and holding the power button on the back of the computer. 電源スイッチボタンを押しながら電源ケーブルをさせ(電源スイッチの上の白いLEDが点灯する)
- Let go of the power button. 電源ボタンをおしている指を離せ(LEDが消灯する)
- Press the power button once more to start up your iMac. 通常通り電源ボタンを押して起動しろ
- 日付が変わったのでシステム環境設定の日付と時刻から時計をあわせよ
7は1−6を実施した結果だ。SMU リセットで日付もリセットされちゃうんだろうか?こっちはPRAMリセットではないのか?G5はPRAMなんかあったっけ?それともG5では上記1−6の操作はPRAMリセットなのかしらん?G5はボードにSMUリセットスイッチがあるモデルがあるらしい。こいつは?こいつはPMUでなくSMUに変わったモデルなのかしらん?とか疑問がでてきたが、調べることなしにこのまま動かしておいてみる。
NAS に vista から接続できない ことは解決したが、解決すると理由/原因はネットで調べてわかる。つまり原因が分かると、キーワードもわかるので対処できるのだ。症状から原因と解決策を探すのはあらかじめある程度知らないとむずかしい。医者と同じだな。医者を作るというのは知識を詰め込むという面がかなりの部分を占める。考える能力とか調査能力を鍛えるというのが現在の医学教育で強調されているけど、やっぱし、症状からキーワードがでてこないと、つまり知識がないと速やかな問題解決にならない。問題解決能力なんて鍛えることができるんだろうか?ま、物事を整理する能力くらいかな、鍛えられるのは。
よさそうな解説記事はここにある。ネットの記事はそのうちなくなっちゃうから以下はその要旨で転載する。
要するに、「暗号化のレベルをvistaは上げたんだけどNASの方は上がったレベルに対応していないのでNASに接続する vista の方でレベルを下げないといけない」ということなのだ。
以下は引用です。
家庭向けのNASは低価格な半面、OSにWindowsを採用しているものは皆無といってよい。OSのライセンス料が必要であれば、低価格でNAS を販売するのは難しいからだ。このため、多くのNASは無料で利用できるLinuxと、ファイルサーバ機能を提供するサーバアプリケーションのSamba を組み合わせている。SambaはUNIX系OSで動作するアプリケーションで、Windowsネットワークのフォルダ/プリンタ共有機能を提供するもの だ。SambaのライセンスはGPLで、基本的に無償で自由に使える。
ここで1つ問題となるのが、VistaとSambaの接続性だ。NASがSambaの最新版であるバージョン3系を利用している場合は、 Vistaで接続できる。しかし、古いバージョン2系を利用している場合は、デフォルトでは接続できない。これは、Vistaで使われるパスワードの送信 方法が、古いバージョンのSambaでサポートされていないためだ。
Windowsには、ネットワーク経由のパスワード認証に複数の方式が用意されている。プレーンテキストを利用する方法、LM認証、NTLM認 証、NTLMv2認証を用いる方法などだ。NASがバージョン2系のSambaを採用している場合、NTLMv2の認証には対応できない。Vistaのデ フォルト設定は、NTLMv2を使うように構成されているため、認証が正しく行えず、NASに接続できないというわけだ。
Vistaの認証方法を変更するには、レジストリを変更してセキュリティレベルを低くする必要がある。手順は、「スタートメニュー」のクイック検 索に「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動。次に「HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEM CurrentControlSetControlLsa」キーを開く。DWORD値の「LmCompatibilityLevel」をダブルク リックし、データの値を「2」もしくは「1」にする。設定変更後はレジストリエディタを閉じる。
DWORD値による設定の違いは下表の通りだ。この値を小さくするほど、セキュリティレベルの低い認証方法が用いられ、外部からパスワードを解読 される可能性が大きくなる。とくにLM認証は、短い文字数のパスワードでは簡単に解読されてしまうので注意してほしい。そのため、まずは「2」に設定し、 これで接続できなかったら「1」にする、というように段階的にセキュリティレベルを下げていく。
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値 |
意味 |
管理ツールでの設定 |
0 |
送信にLM/NTLMを利用し、NTLMv2セッションセキュリティは利用しない。受信はLM/NTLM/NTLMv2を許可する |
LMとNTLM応答を送信する |
1 |
送信にLM/NTLMを利用し、サーバが対応している場合はNTLMv2セッションセキュリティを利用。受信はLM/NTLM/NTLMv2を許可する |
LMとNTLMを送信する – ネゴシエーションの場合、NTLMv2セッションセキュリティを使う |
2 |
送信にNTLMを利用し、サーバが対応している場合はNTLMv2セッションセキュリティを利用。受信はLM/NTLM/NTLMv2を許可する |
NTLM応答のみ送信する |
3 |
送信にNTLMv2を利用し、サーバが対応している場合はNTLMv2セッションセキュリティを利用。受信はLM/NTLM/NTLMv2を許可する |
NTLMv2応答のみ送信する |
4 |
送信にNTLMv2を利用し、サーバが対応している場合はNTLMv2セッションセキュリティを利用。受信はNTLM/NTLMv2を許可する |
NTLMv2応答のみ送信(LMを拒否する) |
5 |
送信にNTLMv2を利用し、サーバが対応している場合はNTLMv2セッションセキュリティを利用。受信はNTLMv2のみ許可する |
NTLMv2応答のみ送信(LMとNTLMを拒否する) |
値「3」がデフォルト。管理ツールでの設定は、Vista Ultimate/Business/Enterpriseのみ対応
Vista Ultimate/Business/Enterpriseの場合、コントロールパネルの管理ツールから設定を変更するだけで同様のことが行える。コント ロールパネルの「システムとメンテナンス」をクリックし、「管理ツール」を開く。「ローカルセキュリティポリシー」を起動し、左ペインの「ローカルポリ シー」から「セキュリティオプション」を選択。右ペインで「ネットワークセキュリティ:LAN Manager認証レベル」をダブルクリックし、「ローカルセキュリティの設定」タブで、「NTLM応答のみ送信する」(前述したDWORD値2の設定と 同様)もしくは「LMとNTLMを送信する – ネゴシエーションの場合、NTLMv2セッションセキュリティを使う」(1の設定と同様)に設定する。
m がこけた その1−3 の原因がほぼ確定しました。
結論からいうとメモリカードの接触不良です。
m は512MB のカードが4枚、計2MB で運用している。このうちのどれかのカードのソケットとの接触不良だ。どのカードかは同定できそうなのがわかったけど確認していない。
詳細はApple のページにある。電源スイッチの上の白いLEDが電源投入時に点滅をくりかえしたから、まさにRAMを正常に認識していなかったのだ。何回点滅したのか覚えていない。
ともかく、メモリカードの接点を接点復活剤で洗って刺し直して問題がなさそうである。
接点は金メッキしてあるから経年変化で酸化して接触不良ということはないのに、何故か接触不良になったのだ。4年たって不調になったら接触不良を疑うことがいいようですな。医学類へ払い下げた同じMacG5でも、ビデオカードの接触不良だったからね。
It's alright, I say It's OK. Listen to what I say.