「雑感」カテゴリーアーカイブ

竜巻/雷

一昨日は岩槻に始まって野田を通り抜けて茨城側へ竜巻が通り抜けた。
昨日も、群馬のどっかで竜巻があった。昼頃、利根川の芽吹橋をドライブしていたが、このときも暗雲が立ちこめて、いまにも竜巻が生じるかのような雰囲気だった。
今朝の岩槻あたりでは、朝から雨と雷。朝6時で本来なら9月始めなので暗いはずがないのに、雲が厚くライトを点灯して車を運転する必要があった。夏とはいえ、朝から雷はあまりないよな。たいてい夕方、夕立とともに雷が鳴るというのが、これまでの経験だな。関東では雷は夏の風物詩だが日本海では冬だ。雪とともに落ちる。
雷が良く落ちた年は豊作という言い伝えがある。その理由は、雷で空気中の窒素分子がイオンになり雨で落ちて来て、栄養になるからだというもっともらしい説がある。酸素もイオン化して一酸化窒素になり水に溶けて硝酸になるというわけだ。ま、植物にとって、窒素化合物は不足なりがちな物質だからな。しかし、今頃、雷が落ちても、現在の稲は早期に収穫する品種が多いので、事実、関東の稲はすでに穂がついているので、この説が正しいとしても効果があるかどうかわからん。
どうやら、この投稿を書いている時点で神奈川の海老名当たりが大雨、あと1時間後に都内に雷がやってくるようだ。町田では1時間に62 mmの雨だって。

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気象庁の9時30分の雷予想だ。もうちょっと先まで予想してくれないかな。

AMループアンテナとブースター

ベランダではAMラジオが聞こえる電波強度だが、鉄筋の建物の室内では聞こえない。ベランダのループアンテナを同軸ケーブル(5C-FB)で室内に引き込むと減衰して聞こえない。したがってアンテナブースターを作成する必要がある。同軸ケーブルの長さは10m位だ。
ブースターの電源供給と信号伝搬を同軸ケーブル1本で行う。ラジオとしてカーラジオを選択したので、カーラジオの電源とブースターの電源を作成することにした。カーラジオなので、電源を供給していないと選局の設定メモリーがふっとんじゃう。バッテリー無しでもいいわけだが、停電とかコンセントから引っこ抜くとそのたびに設定する必要がでてくる。
ラジカセを使えばいいが、ラジカセには AMアンテナ入力がない。ラジカセの周りにループを作ってこれに接続すればいいのだが、見栄えが悪い。ラジカセのバーアンテナに線を巻く手もある。
コンポ・ステレオだったら付属のAM用ループアンテナにブースターの出力をループにして重ねればいい。あるいは、アンテナ接続端子にそのまま入力しちゃってもいいかも。その場合でもブースターには電源が必要だ。コンポの電源を調べ改造する必要がある。
AMアンテナブースターがほぼ完成しした。高周波回路なんか作ったことがないのでパラメータはいい加減だ、
回路図である。

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100 x 70 x 30 mm のアルミ箱内におさめた。左の黄色のケーブルはループアンテナの二次コイル、オレンジケーブルは一次コイルで下の白い四角のポリバリコンにつながっている。ポリバリコンは本来は1連の2端子の物を使うべきだが、手元になかったので2連の物を用いている。これでもかまわない。ちょっと同調範囲が狭くなるくらいだ。同調範囲は気にしなくていい。ラジオの方の感度がいいからな。気休め程度でバリコンでなく 50 pF 程度の固定コンデンサでかまわない。

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左側が、ループアンテナの支持棒の固定部分で、右側にFコネクタが見える。写真の上下に飛び出している4本のネジで支持板に固定する。支持板はベランダの柵に固定する。
ループは直径20 cm で一次コイルが22回巻き、二次コイルは太いエナメル線で2巻回き。太いエナメル線を使ったのはループの形状をこれで作るためだ。ポリエチレンチューブの中に納め、さらにビニールテープで巻き、塗料を塗った。ポリエチレンは紫外線があたるとぼろぼろになっちゃう。形状は太いエナメル線で保たれるのだから、あとは何でも良い。アンテナのリード線を支柱(パイプ)の中を通してブースターまで持って行く。
支柱は水道用のフレキシブル・パイプだ。
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上図は、支柱の各部品で部品の写真の縮小率はそれぞれ異なる。左端の本来は配管末端を止めるプラグでこの四角い部分をフライス盤で削ってアンテナループを固定する溝を掘った。フレキシブルチューブ(定尺フレキ)は途中をカットした写真。その次はフレキ用ニップルでこれをアルミ箱に穴をあけて、右端の袋ナットで箱に固定した。袋ナットはその名前の通り、袋になっていて、アルミ箱にこのままでは締め付けられない。袋部分となっている内側部分を旋盤で削りとって、単なるナットにした。ホームセンターでこのニップルのねじピッチに合うナットを見つけられなかったからだ。ニップル側のフレキのナットを緩めれば、アンテナの角度が自由に決められる。フレキを曲げればループ面が垂直以外にもできる。
ループアンテナの面は普通垂直で、向きはラジオ局のアンテナ方向だ。ベランダ柵に固定する前にブースターの箱を手にもって一番良い角度を調べる。ノイズだらけになってしまう角度から90度回転した向きだ。前後はない。電波の状況によっては垂直でない場合もある。どっかに反射したりしているときだ。ノイズの発生源が近くにあるなら、そのノイズが最も小さくなるようにすればいい。SN比の問題だからな。
下の写真が固定したアンテナだ。支持版(アルミアングル)をベランダの柵に挟み込むように固定した。支持板に空けた穴に、アルミケースに取り付けたねじを差し込み固定した。

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同軸ケーブルのコネクタ部分はテープで巻き、さらにパテで覆い、パテの上にさらにテープを巻いた。青い部分だ。パテには埃が付き真っ黒になっちゃうから上にテープを巻いたのだ。ブースターのケースはバスコークで密閉して水が入らないようにした。ただし、完全密閉はケース内の温度が、年間を通して零下から50度位変化するのでしていない。ケースの底の部分に穴をあけ、ここに先端を切った注射針を挿入する。ケース内側に注射針のルアーが、先を鈍にした針先端が外へ出るようにバスコークで固定した、ルアー内にキムワイプ(繊維の長い硬いティッシュペーパー)ぎゅうぎゅう詰め込んでおいた。エア・フィルタのつもりだ。ケース内の圧は外気圧と同じになるので温度変化による内圧変動はなくなる。問題は内部での結露だな。何年くらい持つだろうか。
バリコンの同調範囲は;500 kHz〜1500 kHz の範囲で発振させると、

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図の左端が 500 kHz、右端が 1500 kHz である。いずれも下のトレースは発振器の出力である。発振器をコイルに接続し、ループアンテナでピックアップした、ループアンテナの二次コイル(L2)の電圧が上のトレースである。左はバリコンを左一杯に回したときでピークは 690 kHz、右はバリコンを右一杯に回したときでピークは 1150 kHz であった。従って690 kHz~1150 kHz である。
こんなもんでしょ。
1000 kHz で発振させて各部位の電圧を測定してみた。下図はいずれも下のトレース (1 mV/div)がループアンテナの二次コイルに発生した電圧で、発振器の出力と、発振器に接続したコイルとループアンテナの距離を調節して p-p 2 mV になるようにして測定した。
下左が回路図のQ2のコレクタの電圧で50 mV/div なので約50倍に増幅されていた。発振気味で線が太い。しかしこの高頻度の発振は、下右のQ3のコレクタの電圧で見ればわかるように減衰してしまう。下右は同じく 50 mV/div での記録である。時間軸はいずれも 1 μs/div である。

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下図は、上のトレースが最終的な出力で、上下のトレースとも 1 mV/div の記録である。

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2倍くらいにしか増幅されていないじゃん?と思わないでほしい。ラジオのアンテナのインピーダンスが低いのでQ3 はインピーダンスを合わせるために設けているのだ。これでいいのだ。この図は実際にカーラジオのアンテナに接続した状態なのだ。
もし50倍になっているQ2 のコレクタをそのまま出力にすると、アンテナ入力のインピーダンスが低すぎて50倍にはならない。
カーラジオでなく、コンポとか携帯のラジオだったら、このブースターの出力を数回のループにして、そのループの中に携帯ラジオを置くとか、コンポの場合AMループアンテナがあるからそのアンテナにループを重ねるように置けばいいのだ。ただし15V程度の電源が別途必要になる。
カーラジオ用の電源と、このループアンテナの電源回路だ。

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電源はパソコン用の中古AC アダプタ 15 v を流用した。スイッチングレギュレータなのでどうしても電源には発振のノイズが混入する。コイルでπフィルタを作ったが、気休めかもしれない。LM723 を使って充電器とした。バッテリーは12 Vの鉛蓄電池で、最終充電電圧は13.68 V にするのがいいらしいが、無負荷での電池への出力電圧はVR2 を調節しても最大12.60 V にしかならななかった。 バッテリーが4Ah なので最大充電電流は、バッテリーの代わりに50Ω位の抵抗を負荷とし、R15の5Ωの電圧降下を測定して、VR1を調節して、400 mA とした。トリクル充電になるはず。鉛蓄電池は 100% 充電で12.60 Vのようだから、100% 充電にはならないかもしれないが、かまわない。バッテリーは停電が数分とかだったらこんな大きな物はいらない。8V位あればラジオのメモリーは保持されているようだ。
AC 100 V 部分のスイッチは不要だが、つけておいた、これをきっちゃうとバッテリーがあがっちゃう。だから、あえて赤色LEDはかませる抵抗を5kΩ と大きめにして暗く点灯している状態にした。これが輝いていると節電気分に反するからな。カーラジオのACCとは車にとってアクセサリーの意味で、でこれに電圧が加わるとラジオが使えるようになる。こっちの方のLEDは青とした。直列にかませる抵抗をこちらも 1 kΩ としたが、こっちのほうが効率がいいので、かなり明るく点灯する。カーラジとの+Bはバッテリーに常時接続する必要がある。バッテリーがないと、カーラジオのメモリーが吹っ飛んじゃって選曲を再設定する必要がでてくる。
最初、ACCをONにしたとき、ラジオの電源(+B)をバッテリーから取るようにしたら、バッテリーがへたっているとき電圧を維持できないことがわかったので、ONにしたときラジオの+B電源はバッテリーの+Bではなく、電源アダプタから供給するようにした。最大充電電流を  400 mA としたから負荷がバッテリーとラジオだと供給電流が足りないようだ。バッテリーが電流を食うとラジオに供給できなくなっちゃうのだ。ACCがOFFのときはバッテリーから供給することになる。なおかつバッテリーには充電していることになる。測定したらACCがOFFのときラジオの+Bにバッテリーから流れる電流が6mAもある。贅沢だな。
 
これで、室内でカーラジオを聞くことができるわけだ。NHK第一 594 kHz から茨城放送 1450 kHz (土浦)まで聞く事ができる。ニッポン放送 1242 kHz がきびしい。これは放送局のアンテナが木更津にあるからか。方向が真南に近い。TBS は戸田に文化放送は川口にあるようで、自宅からはどちらも南西にある。NHKは久喜市にあってほぼ真西で方向が違うが出力が大きいし、波長が長いので問題ないのだろう。
しかし、毎朝朝9時になると、どこか近所でなんかの大型の機械の電源を入れるようで、こいつがノイズをだす。これは防ぎ用がない。もっとブースターのゲインをあげても対して効果がないのでは?ブースターのゲインをもっとあげてみるか。アンテナの向きで調節するしかないのではと思っている。
壁にTV/FMアンテナ端子がある。単純に、回路図のようにコンデンサを介してブースター出力に接続すると問題がでてくる。FMのほうは分配器を間に入れる必要がある。そうしないとインピーダンスが合わなくなりAMが聞こえない、FMも聞こえないということになる。だから、回路図のように単純にコンデンサで接続するのは電源の直流が流れないようにしているだけで、このままではまずいが、分配器/混合器のコイルやコンデンサの値が、いまのところわからないのでこのままだ。
問題がもう一つでてきた。壁の共聴アンテナのアースとこのラジオのアースを接続するとノイズが増えるのだ。これはあきらめた。増えるノイズがたいしたことがないからだ。]]>

あぢあぢあぢ

夏休みが開けて出勤したら、オフィスの室温が38度!!
ま、国内最高の41度には及ばないけど、暑くて仕事にならない。
なんせ、オフィスには冷蔵庫とパソコン2台の電源が入りっぱなしで、閉め切っているし隣の部屋なども誰もこないから、建物全体が暑いままだからな。

今年の夏休み

今年の夏休みは暑くて大変だった。暑さはまだ続くらしい。今週一杯は続くらしい。
で、今年の夏休み、8月10日(土)〜8月18日(日)までにやったことは;
8月10日はOpen Campus に割り当てられたので出勤。
それからは、「管理者のような じじい は暑いから外に出るな、熱中症で病院に運ばれた人の50%以上は じじい と ばばあ だ。家にひっこんでクーラをつけて、沈殿していろ」 というニュースばかりで、単純な管理者はこれに従ってしまったのだ。もっとも、何の予定もなかったからな。
8月17日朝7時頃、このサーバの設置してある建物が耐震の改築工事があるので停電となるから、サーバとUPSをシャットダウンしに行った、ほかのサーバもだ。
8月18日(日)午後6時過ぎに、停電が回復するので、サーバ群を再起動しに行った。
というわけで、することのない小心者は悪事に走るところだが、悪事はしなかった と思う。
連続TVドラマのCSI、Hawaii-five-O 、Person of Interest、とか高校野球、プロ野球、世界陸上なんかを見ながら、ゴロゴロして、ときどきこのサーバにWebmail をインストールしたりしていた。沈殿したままというわけだ。
太ったかもしれない。体重計には乗らないことにする。
掃除機を使ったら集埃袋が満タンで、排気ガスが変な匂いになっていた。集埃袋の中でなにかが発酵していたに違いない。交換した。多分、1年ぶりだ。
夏休み最終日に机の足に右足小指をぶっつけで内出血。まだ痛い。骨折はないだろうな。
あー、非生産的な夏休みだった。ま、じじいは消費活動だけだからな。

唾液アミラーゼのでんぷん分解実習

前の記事で書いてあるが、唾液アミラーゼがデンプンを分解する実習をやった。4クラスである。中学や高校みたいだ、学生もデンプンとヨウ素で濃い青色に発色する実験をやっている。小学校でもジャガイモを使ってやっているらしい。
唾液+デンプン、加熱処理した唾液+デンプン、塩酸を加えた唾液+デンプン、水とデンプン の4種類でヨウ素液を加えたらどのような色になるか?という実習だ。
どうなると予想できる?と聞くと「デンプンとヨウ素で青くなるという実験はやった」という答えが返ってくるが、予想はできない。なんでだ?
唾液処理したデンプンは発色しない、加熱処理、塩酸処理すると活性がなくなるというのが当然の予想だが、やってみると、これが意外な結果になる。1班4〜5名で、唾液のサンプルは各班2名から採取させた。
唾液+デンプンが発色しないはずなのだが、班によってばらばらだ。2名(2本)ともに発色しないという班は10班中2班くらいしかない。対照(水+デンプン)に比べ色が薄いからほんとど同じ色まで、いろいろ出てくる。
唾液アミラーゼ活性は個人差が大きいせいなんだろうか?案外むずかしい。

ハローキティ

講義には学生に配布する資料を入れるカバンが必要で、黒地のカバンの表面には小さいキティちゃんのロゴが描いてある。こっちの大学で使っていたときは某病理教授にからかわれたが、あっちの大学では誰も気が付いていないようだ。

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というロゴ入りのタオルが販売されるらしい。博多祇園山笠では赤フンは女の子でもほとんどなくて、白か黒が普通らしい。

キティちゃんは欧米でも人気があるが、このロゴは欧米では受け入れられるだろうか?大相撲のフランス巡業で、当時の大統領夫人がふんどし姿の力士との面会を拒否したという話があるからな。

六尺褌の背中側はねじるように織り込むのでこの絵のようなリボンにはならないはず。「お尻を出すとは」と文句を言う奴が必ず出てくるが、リボンだから許されるかも。

歩行者専用信号

歩行者専用信号が、歩行者いない、ボタンを押さないのに赤になる。しょうがないから信号の手前で車を止めるが、当然ながら誰も道路を横断しない。いつも通る道なので、なんでだ?とかなり前から思っていた。

この図のBが問題の歩行者専用信号でAは普通の信号だ。AとBの間はわずか20 mと短い。図の右上から車で来たとき、歩行者専用であるBの信号が赤なのに歩行者が誰もいないということに気がついたわけだ。
わかったのは信号BはAと連動しているということだ。Aが赤になると2、3秒後にBも赤になる。したがって時間間隔で決まっているAの信号の変化とBの歩行者信号とは同期しているのだ。
左下から来る時はAの信号が青のときBも青なのでなんの違和感もなく通りすぎることができる。右上からくるとAが赤だとBは歩行者がいなくても赤になるのだ。だから変だなと思うことになる。わずか20 mしか離れていないので左下から来たときAが青でBが赤というのはスムーズな車の流れにならない。だからAとBを同期させるというのは理にかなっている。
だったら信号Bを押しボタン信号(歩行者専用)と言うなよな。
右下の細い道から信号Bに入る車に対する信号はない。仮に信号Bも普通の信号にして信号Aと同期させると、右下から来る車に対する信号も設置しないといけないことになるのだろう。四つ角で一方の道路だけ信号があって他方がないという交差点はみたことがないからな。あるのかな?
道が細いことからわかるように、右下からB交差点へ入る車は少ない。そのための信号を設けるより、一方の道路だけの信号を設けたほうが経費は少なくて済む。歩行者専用信号は1本の道路だけを制御する信号にすることができる。だから歩行者専用信号とするのがいいという、埼玉県警の苦肉の策なんだろうか。
歩行者はわずか20 mしかはなれていないので信号Aを利用すればいいじゃんとも思うのだが。そうすれば信号Bを作らなくてすむのでもっと経費が少なくて済む。
実は図の右に一部見えているエリアは旧岩槻市役所、岩槻区役所(合併してさいたま市になったので)なのだ。現在の岩槻区役所は岩槻駅前の雑居ビルに移転している。業務が少なくなったので狭いところに移転したのだろう。つまり信号Bは役所の圧力で設けられた信号なんだろう。役所にくる住民に必要だからといって作らせたのではないだろうか。図の左上から役所に来る歩行者にとっては信号Aだけでいいが、図の右上から県道2号を渡ってくる歩行者にとって20 m x 2 の長さが負担になることになるからな。つまり県道2号はそこそこ交通量があるので、役所専用の歩行者用の信号がないとまずいということになったのではないだろうか。
歩行者が信号Bのボタンを押すと信号Aも変化するのだろうな、きっと。そうでないとおかしなことになる。信号Bは歩行者からみると歩行者専用で信号Aは歩行者とは関係ないということになるが、実は歩行者がいると変化する信号なのだ。きっと。

ん十年ぶりのクラス会

管理者が学部を卒業したのは ん十年前。学部卒業して就職した者、修士を終えて就職した者、博士課程までいって就職した者にわけられるが、いずれにしろ、学部を卒業してからクラス会なるものを開催したことは1回もなかった。
この3月末で、ほとんどの者が定年退職したと思えるので、Kを焚き付けて土曜日にクラス会を開催したのだ。当時のクラスは20名で、住所が判明したのが18名。といっても土曜日現在では16名だったが、クラス会で2名の住所を知っているというやつがいた。Nだ。あほか。何回もKが重なってもいいからわかっている住所を知らせろと行ったのに。暇なくせに手紙でも書けよな。
そんで出席予定は12名、当日欠席の連絡のあったものが1名で11名が集まった。16名に連絡して11名参加なのでかなりの率だと思う。長崎や和歌山からこの会のために上京したのもいるくらいだからな。
I:当日欠席になったやつだ。禿げて、親父そっくりになったはず。世の中で一番の有名人だな。
K:幹事。かなり容貌が変容してはじめわからなかった。禿げた。こんなに背が低かったっけ?
T:おばさんになったなー(管理者もじじいだけど)。最後のほうになって、管理者と学部のときに人気があったTの指導教官のKについての話で盛り上がった。
F:上におなじ。席が離れていて話す機会がなかった。次回だな。
T:むかしのまま。独身を通したからか。
H:着付けの先生とかをやっているということで和服で登場。雰囲気は昔のまま。
N:デブの状態は同じだが昔から一回り大きくなっていた。禿げていると信じていたが白髪だが毛があった。
S:飲み過ぎでトラブルになったのだが、いまさら禁酒してもこれ以上変化しないというわけで、相変わらず酒ばっか飲んでいる。でぶっちゃって机の中におさまらない。一番わがままなのはかわらない。
T:和歌山からわざわざでてきた。百姓になっているようだ。相変わらず、筋のわからん話を延々とする。それなりに時系列に話しているのだが、ポイントとなところがないので、誰も聞いていない。よく先生家業ができたもんだな。農業で国からの支援金が7000円しかない、これじゃ日本の農業はなくなるとわめいた。なにいっていやがる、こっちには国から1円も支援金がない。お前が使っているのは俺が払った税金だ。
Y:長崎からわざわざ出てきてくれた。相変わらず無口だ。
T:Iと一緒とかで、TVの民放の訳の分かったような説明をするコメンテータをときどきやっているのが自慢だ。家庭の医学とかいう番組に出演依頼がくるらしい。
管理者:端から見るとそのままらしい。なんせ学級委員長だったからな。会をKとともに仕切った。
というわけで、ん十年前と、行動はほとんど変わってないというか、昔のbehaviorを思い出してそのままでてくるのだ。成長した印がないのがクラス会なのだ。

羹に懲りて膾を吹く

CDATA[あつものにこりてなますをふく と読む。PCで入力したらこのような漢字になった。辞書なしには書けない漢字だ。学生の質問で、国試の模試の問題にあった「蹲踞」という漢字も読めなかった。廊下で暗くて、ゴシックの小さな文字でつぶれてよく見えなかったこともある。年寄りは難しい漢字を知っているというのが年寄りの唯一の利点であるが、管理者には欠けている。
先週の月曜日は天気予報では雪ではなかった。しかし雪がつもって火曜日は9時間半かかって岩槻にきた。このときは雪という天気予報ではなかった。。気象庁も懲りたのか、昨日の月曜日の天気予報では夜から雪になるかもといっていたのでちと早めに筑波を出た。雨の跡はあったが雨も雪も振っていない。1時間半しかかからなかった。先週は普段の6倍かかったということだな。

トイレットペーパー考

トイレットペーパー及びそのホルダー等の考察は沢山ある。何故かというとトイレ内では考える対象が限られているからだ。ほとんどのトイレの個室は座ると正面に壁あるいはドアがあり、左右どちらかにトイレットペーパがあるのみで、眼につく対象がトイレットペーパーしかないからだ、後ろ側には様々な者が設置されているが、それらは見えないからだ。必然的に、壁について考察するよりトイレットペーパーについて考察することになる。他にすることは本来の目的の一つだけで、これには大脳皮質の関与がほとんどないからな。
日本ではトイレットペーパーはシングルとダブルの2種類がある。3枚4枚というのはあるかもしれないが、寡聞にして見た事がない。関西はシングル、関東はダブルが多いらしい。米国でも議論は盛んなようで、紙の向き—切り端が上になるか下になるか—の議論があるようだ。日本ではこのような議論はない。トイレットペーパー・フォルダーに必ず蓋があって、この蓋のエッジを使って切り取るからだ。必然的にトイレットペーパーの向きは上向きになるからだ。そういえば、米国留学中の借りていたアパートのトイレットペーパーを置くところは芯を支える横の丸棒だけがあって、蓋がなかった。米国では蓋がないのが普通(だった?)なので、トイレットペーパーの向きが問題になる。連れ合いとトイレットペーパーの向きで喧嘩したこともある。たしか、そのアパートのトイレットペーパーを保持する部分の構造からいって、下向きにしたほうがロールが回転しやすかったのだ。管理者は日本流に上向きに置くべきだと主張して負けたのだ。どちら向きでも、米国人は利き手で紙を持ち、非利き手でロールを抑えて回転しないようにして、紙を引きちぎるのが正式な作法なのだ。
ひるがえって、日本では蓋があるのが普通なので、紙を切るためには、蓋のエッジを非利き手で抑えて、利き手でエッジを利用して切ることになる。エッジが鋸の歯のようになっている蓋も珍しくない。
もっとも、ミシン目が入っていれば、エッジを使わずひっぱればミシン目から切れる。ダブルの場合、1枚目と2枚目のミシン目は一致していないといけないわけだが、ときどき1枚目だけ切り取ってしまうと2枚のミシン目の位置と一致しなくなるので、一致するように再設定しないといけないのが厄介だ。一般に、ダブルのほうが高価でミシン目があるほうがより高価だ。したがって、公共のトイレでトイレットペーパーが準備されているところでは、シングル、ミシン目無しが普通だ。
シングル・ミシン目無しのトイレットペーパーを蓋のエッジで切るとき(他に方法があるとしたら米国風に引きちぎるしかない)、エッジをフルに使って切断してはいけない、紙の切断された部分が蓋の内側に隠れてしまい、次の紙を引き出すのに苦労するからだ。トイレットペーパーは薄いのでロールに巻かれてしまうと切断した部分を探しにくい。したがって紙を切断するのにちょっとしたテクニックが必要だ、2/3くらいエッジで切ったら、エッジを使わないで引っ張るように動作する。そうすると、残った紙の切り口は直線ではなく、端が三角になって残る。この三角部分を引っ張れば次の紙を取り出し易くなる。これがシングルが用意されているトイレットの正しい使いかたなのだ。次の人を思いやる正しいマナーなのだ。
しかし、このマナーはまだ普及していない。多くの場合、前者が使った後は、切り口が見えず、ロールを回転させて切り口を探さないといけない状況になったままだ。ホテルなどでは、切り口がわかり易いように三角に折ってある。ちゃんと掃除しましたよという表現でもある。三角に折って次の人に備えることは要求できないだろう。紙をちぎった後、行う動作はきまっており、さっさと個室から出て行くことが最優先事項だからだ。座ったままトイレットペーパーを折るような余裕のあるヒトを管理者は知らない。まずいないだろう。
片手の機能が何らかの理由で不自由だと、トイレットペーパーを切るのが難しくなる。腕を骨折して三角巾で首から吊っている状況ではトイレットペーパーの切断が、米国式だろうと日本のように蓋が有ろうと関係なく難しい。多分、市井の発明家と称する好き者はトイレットペーパー自動切断機なるトイレットペーパー・フォルダーを考案しているに違いない。初めに述べたようにトイレ内では暇だからだ。このような発明家の片手が一時にしろ不自由になった確率はかなり高い。だから考案されているに違いない。しかし普及しているとはきいたことがない。多分何らかの動力を必要とするに違いないし、高価なフォルダーになるに決まっているからだ。作成しても需要がほとんどないからだ。片手が不自由になることを予想してあらかじめトイレットペーパー・フォルダーを設置するような人はまずいないからな。最大の問題は何cmの長さに切断するかの設定が難しいからだ。トイレットペーパーを何cmで切断するかの統計はどっかにあるだろうが、個人差が激しいに違いない。家族の中でもばらばらだ。もっとも、昔は落とし紙といって一定の大きさの紙(新聞紙だったりしたこともある)が積んであったのだからかまわないかもしれないが。設定するのが簡単でないといけないことになるが、その仕組みを考案するのはかなり困難だ。ロールの回転数では決まらない、1回転で繰り出される紙の長さはロールの消費状況で変化するからな。考案自体は難しくないが、数百円で売っているフォルダーに対抗するような価格ではつくれないだろう。
ありゃ、もう2時だ。前半の生理学実習が予想より早く終わってしまったので、こんなことを書いて時間を無断に使ってしまった。何故、今年のこの実習(反応速度測定)はさっさと学生は終えてしまったのだろうか。今年は測定項目が昨年より1つ多いのに昨年よりはるかに早く終わってしまった。マニュアルと説明の要領が改善されたからだろうか。